ポンポン山周辺散策 野草観察
2021.07.22
ヌマトラノオ
2021.07.22 (木・祝) 晴れ   哲郎、道子

行き: JR高槻駅北 8:15 - 田能口(高槻市営バス)
帰り: フレンドマートバス停 13:56 - JR馬堀駅


コース:
・田能口バス停~バス停南200m林道口~菖蒲園跡~中畑口バス停~中畑バス停~中畑回転場バス停~万寿峠~林道森谷線~寒谷分岐~京都縦貫道出合~フレンドマートバス停



■ 2021.07.22 梅雨も上がり、哲郎の夏のライブも終わったので、そろそろ山へと言うことになるが、京都地方は連日36~37℃の猛暑日が続く。「遠出はきついな~」。

 コロナ+梅雨で長いブランクもあったので、ポンポン山へ・・・、山は暑かろうとポンポン山周辺を散策することになる。真夏に咲く花は少ないが、昨年見たヌマトラノオ、咲いているかな?

 とにかく歩きたかったのは、新調した哲郎の靴を慣らすためで何処でも良かったのだが。約5時間ゆっくりの散策だが、暑さだけが気になる。



 今日は高槻市北部の田能と言うところに南北約1700m、東西約700mの高槻CCがある。その両側には川が流れていて、その川の間の丘のようなところがすべてゴルフ場になっている。今日はそのゴルフ場の東にある川沿いの林道を歩いてみる。

 北のバス道まで南北に細長い谷間に民家はなく、昔高槻菖蒲園があったところである。そんなところなので何か咲いているかも知れないと期待する。

 田能口バス停で降り200m戻ったところが林道入口、早速進入するが細い道の右手には細長い水田、道の左端には小さな用水路があり、「整備されているので野草は少ないだろう!」と哲郎。とにかくどんどん進んでみる。


田能口バス停 バス停から200m戻った林道入口
右手に水田を見て「整備された道や!」と 花ならぬボールや!




オオイヌノフグリ

■ 「花期は2~5月、まだ咲いているの?」、イヌノフグリかなと思うほど小さな花だったが、花の色が青いのでオオイヌノフグリ。



オオカワジシャ

■ ここにもオオイヌノフグリが・・・いやいや、オオカワヂシャであった。



ハグロソウ

■ 「オハグロソウ」ではなく葉が黒っぽいからハグロソウ。



タケニグサ

■ 夏これに出合う林道に、野草は少ない。切ると有毒の黄色の乳液をだす、「くさい!」。竹を細工するとき竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなる。



ヒヨドリバナ

■ 葉が輪生しているとヨツバヒヨドリ、湿地に咲いているのがサワヒヨドリ、他にも色々あるが分からない時はヒヨドリバナ・・・。



ハンゲショウ

■ 半夏生の群生を見る。半夏生は過ぎているのに、いつまで葉は白いのだろうか?



ヘビイチゴ

■ 花の萼が長いのでヘビイチゴです。





 谷間にビニールハウスを見て、畑仕事をする人も見る。この付近が菖蒲園があった所なのだが、その入口の小屋にタクシー広告が書かれたベンチを見るので確信する。

 立派なクラブハウスや「里山農園」の看板を通り過ぎると駐車場、たくさんの車を見る。ここで出合った人によると、菖蒲園の後は関電が管理し、そのあとは貸農園になったと言うことである。ゴルフ場管理棟を過ぎるとやっとバス道に出合う。75分の林道散策、野草は期待はずれであった。

 道を東へ、中畑バス停へ向かう。10時30分だが早い昼食とする。前方を網を持った子供連れが歩いていく。すぐにやってきたバスからも網を持った子供連れが降りて小道をウロウロ、市内からやってきたのだろうが、バス便が少ない中畑地区、帰りのバスに乗り遅れないように!

 食後は野草を見ながら中畑回転場バス停へ向かう。ここから北へ林道を下ってJR馬堀駅へ向かうのだが、時間があるので外畑への峠を登ってすぐの谷川キノコ園に寄りお土産用の椎茸を買い、久し振りだとおかみさん、お喋りが続く。30分も長居して中畑回転場バス停から北の林道へ進んで行く。


菖蒲園入口跡? 里山農園
周囲に民家も何もない中畑回転場バス停 寒谷の馬堀分岐




ノギラン


ヌマトラノオ

■ オカトラノオに比べ、湿地に生え茎の先端に総状花序を直立し、葉は細く先端がとがる。



ヒメオトギリ


サワオトギリ


ヤマアジサイ

■ ヤマアジサイは花が終わっても綺麗。



ヤブデマリの結実

■ 赤い実が夏を感じさせる。



ネムノキ

■ 遠くから見ても、近づいても綺麗な花である。



アキノタムラソウ




 寒谷の分岐から谷沿いの細い道を下っていく。少々足元悪く、今日一番の山らしい歩きである。京都縦貫道が見えたところで横の流れで靴とストックを洗い収納する。分岐から35分下って高速下を抜けると眼下に亀岡の市街地が広がり、ここからアルプラザのビルを目指して歩いていく。

 京都縦貫道から30分歩いてアルプラザのスーパーに着く。バスを見ると13:55、少し時間があるので馬堀駅まで歩いても良いが、ここはスーパーに寄りトイレで着替え身体を冷やす。そろそろとバス停へ向かうが、次々にやって来るバスは皆回送、すぐそばに車庫があるからだった。


京都縦貫道を抜けると亀岡の市街地が広がる もう歩きは止め、バスに乗り馬堀駅へ向かう

 猛暑の中約5時間歩き、哲郎の靴の慣らしは完了したが野草観察は期待はずれだった。大量の汗を流しスッキリしたようだが、今日はビールが進みそうで・・・・。






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