ポンポン山 不動谷右俣から出灰BS南東尾根
2021.08.11 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
不動谷右俣の滝 足元が緩い斜面慎重に滝上まで一歩ずつ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021.08.11 (水) 晴れ 哲郎、道子
コース: ・出灰バス停~出灰不動尊~(不動谷)~谷分岐で右俣~(右俣を遡行)~標高500m谷分岐を右~谷を詰める~東海自然歩道から出灰バス停へ下る尾根道出合~(出灰バス停南東尾根)~・600m小ピーク~出灰集会所~出灰バス停
注意:
・ポンポン山不動谷は小さな谷ですが右俣・佐俣に滝があり滝上までは滝横を登っていきます。足元がシッカリしていないので注意してください。右俣には小さな滝が続きコース選定が必要になりますので初心者だけで出かけないようお願いします 【初心者危険コース】。 ■ 明日から1週間以上雨が降り続くと言う予想、明日出かけなければ当分山はお預け。昨年コロナ禍で出かけられなかったポンポン山不動谷へ出かける事にする。 JR高槻駅北バス停から二料行きのバスに乗る。今日も猛暑日の予報、谷遡行だけを楽しんで出灰12:52のバスで帰路に着く事にする。 平日だが数人の登山者と同乗するが出灰で降りる人はいなかった。スパッツは駅で着けていたので、すぐに出灰川に沿った道を「せせらぎの里」へと向かう。 道の入口には、いまだに進入禁止の看板と「ハイキング道は通れません」との案内板がある。目的地までは通れるので歩きはじめると早速工事の車が行きかう。道端に植えられたアジサイの色づいた装飾花が続く。
まだ朝早いので汗を拭きながら歩くようなことはなく、川沿いの木陰の中をゆっくりと歩いていく。途中で草に止まっている大きな蛾を見る。羽を開いて止まっているので蛾と分かるが、こんなに大きくて白っぽい蛾は初めて見るのでカメラに収める。帰って調べると「オオミズアオ」で、羽は白ではなく水色とあり1週間の命だそうです。
川沿いを20分歩いて「せせらぎの里」に着く。ここにあった施設は閉じられてひっそりしている。そこに「出灰不動尊」の大きな看板、ここが不動谷の入口である。ストックを準備し出灰川の橋を渡り川沿いに奥へと進入していく。この細い道には昔から照明が点いている。 不動谷にはたくさんの滝があり、この付近一帯は不動尊の修行場になっているので、迷惑な行為は謹んで下さい。 不動谷の橋を渡れば不動尊なのだが、目の前にあった建物は取り払われている。左に折れ不動谷に沿って歩き谷へと下っていくと最初の滝(修行場)に出合う。
修行場の滝は奥にあるが、この先左手の急斜面を登って滝上へ向かう。右下に滝を見ながら登っていくと炭焼き窯跡に出合い右下の谷へ降りていく。しばらくの間は静かに歩くことにするが、もともと二人きり黙々と歩いていく。
しばらく左岸の崖上を進み谷へ降りたところから谷中を進む。岩が増えたところで右手の送水管に沿って進んでいたが、ここは流れが変わって歩けないので左手の岩を越えていく。哲郎は花を見るとカメラに収めて行くので道子から遅れてしまう。 不動尊から15分余り歩くと二条の滝が見えてくる。不動谷右俣と佐俣の分岐点の滝である。左岸の踏み跡を登っていくと滝上に出て谷分岐に出合う。今日も右俣をとり進んで行く。
分岐の中央を渡り右俣を進んで行く。この先大きな滝までは岸壁や岩場が続くので注意が必要だ。5,6分進むと右俣で一番大きな滝が見えてくる。 滝下までくる。ここから滝上までは右(左岸)の斜面を巻いていくのだが、急斜面で足元はザレていて滑るので毎回歩きやすい所を探して登っていく。 そんな目の前に赤い大きなリボンを見る。自分の歩きたいところは自分で決めたいものだと、余りにも目立つリボンが鬱陶しい。斜面を巻いて滝上の岩場に乗ると一安心、滝上の谷で小休止する。
滝上から緩やかな植林地が続き流れも小さくなるが、小さな滝が続き面白い。歩くところも年々変わっていくのも楽しいものだ。驚いたことにあの赤いリボンが点々と続いている。こんな細い谷にリボンは不要、何のために着けているのか?マークは自分のために付けるものなので目立たないマークにし、他人のために派手なマークを付けないで欲しい。 植林地で奇妙な木を見る。幹から根?芽?のようなものがたくさん出ていて、この木は一体どうしたの?。 植林にもリボンのマークが巻いてあり「イケマセン!、植林は商品です!」。右岸の植林地の谷沿いを進んで行き、突き当たったところで左岸へ渡る。
しばらく植林地の端を歩くが歩きにくい時は谷の中を歩く。水量多ければ全面に流れを見る岩場の滝も水量が少ないので難なく越えることができる。岩場付近には草が茂り、野草観察する哲郎、道子は先に進んで行き見えなくなる。
もう不動谷の上流だが前方にV字の谷と小さな滝が見えてくる。哲郎がいう最後の難関である。滝横のザレた急斜面をちょっと歩くだけだが、足元が緩く下が岩場なので一歩ずつ慎重に歩くことになる。
最後の難関を過ぎホットする。この先にも数mの滝はいくつかあるが、右岸に迂回できるので助かる。炭焼き窯跡を越えると谷も穏やかになり、標高500mにある谷分岐に着く。10:40なので不動尊から100分、3年前のコースタイムと同じであった。
標高500mの谷分岐の中央にある支尾根を登って作業道に出合ったところを東に取れば東海自然歩道に出合うことができるが、今日は谷の源頭まで進んで見る。谷の支流はたくさん分岐しているので、一番楽な所は何処だ!と、過去に歩いたことのない支流を進んで見る。 標高500mの分岐から約250mの上流で、いつも左なので、今日は右へ進んで見る。これが間違いで進むにいつれ谷間に倒木を見る。
こうなると「予定通り下山できるか?」と心配で先を急いでしまう。やっと前方が明るくなり谷は終わるが、最後は急斜面、登れるところを探して登っていく。 登りきると支尾根に乘るが「ここは何処だろう?」。支尾根に細い作業道があるので一安心だが東海自然歩道ではなく場所が特定出来ない。この方向で支尾根に作業道があるのは出灰BS南東尾根と出灰不動尊に下る尾根だけである。 とりあえず右にとり西へ進んでみる。少し歩くと倒木を見るようになる「急いでいるのに!」と。倒木を避けながら進んで行くが先ほどから標高も方位も変わらない。「この尾根は出灰集会所への尾根や!」という道子だが、哲郎はなかなか思い出せない。2018年の台風以後この倒木が続く尾根を登ったことはあるが、下るのは初めてなので分かりずらかったようだ。
支尾根が北へ向き急に下り始める。そのうち溝状の道が現れその中を走るように下っていく。前方に家らしきものが現れ急斜面に出合う。ここを右にとり斜面を横切り細い支尾根を下っていく。 下に出灰集会所が見えてきて「やれやれ」植林地の中を下っていく。12:15なので予定より10分遅れている。これは支尾根の倒木のためだろうか。12:20出灰バス停に着き、出灰川に降り涼をとりながら後始末をし、5分前にバス停へ向かう。
■ 葉がタバコの葉に似ているのでイワタバコ。
■ ヤブカンゾウは八重咲なので区別できる。
■ 花は長い花柄の先の散形花序(多数の花が一点に集った形)に咲く。 今日は暑い暑いと思っていたが出灰の道路の温度表示は26℃であった。イワタバコやイケマは見頃を過ぎていたが、見ることができ不動谷も楽しんだし、今日は満足の一日であった。
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