桟敷ヶ岳 (薬師峠~祖父谷林道)
2021.12.15 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平日だが6名の登山者が静かな昼食 桟敷ヶ岳の山頂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021.12.15 (水) 晴れ 哲郎、道子
コース: ・岩屋橋バス停(9:15)~志明院登山口~薬師峠~・811(若茸山)~反射板~送電線鉄塔~桟敷ヶ岳~東尾根~関電巡視路~祖父谷林道~・447小梅谷林道口~岩屋橋バス停(13:40)
注意:
・桟敷ヶ岳東尾根からの関電巡視路は急な谷筋を下ります。冬枯れの時期は枯葉が積もっていますので注意してください。 今日は雨や雪が降らないようだと桟敷ヶ岳へ足慣らしに出かける。北大路駅前バス停から「もくもく号」で岩屋橋へ向かう。バス停には二人のお姉さんが立っていて登山者とすぐわかる。スマホで地形図を見ているが我々と同じ桟敷へ向かうようである。 どうやら桟敷から城丹国境尾根へ最後は周山へ向かうようで、下山ルートを検討中だった。茶呑峠からだと川沿いの林道で・・・と哲郎は一言、小てつさんだったら二言三言丁寧に教えるだろうが、もくもく号がやってきたので話しを止めバスに乗り込む。 女性二人で桟敷から周山まで歩くとは、よほど達者な彼女達である。日暮れが早いこの時期、道子は心配するが、夕暮れ迄には周山に着くだろう!と哲郎。 途中で団体さんが乗ってきて、最後の1名が乘れないので運転手はタクシーを配車する。団体さんは市ノ瀬で降りたので十三石山から氷室へ向かうようである。 9時15分に岩屋橋に着き、道子は臭いな~と言いつつトイレへ向かう。準備は済ましているので早速志明院へと歩きはじめる。
今日は寒いので上着をきているが、すぐに汗をかき脱ぐことになる。哲郎はメリノウール+半袖のTシャツでちょっと寒い、この時期服の調節が難しい。20分歩いて志明院に着き飲水休憩、彼女達は我々の前を歩いているので少し間をとる。 志明院入口手前にある登山口から登り始める。植林地を抜けると谷沿いを歩くことになるが、谷の様子は以前とあまり変わっていない。だがクリンソウの株は減っているようだ。ここを歩くのは4年ぶりである。
谷分岐で右をとり薬師峠へ向かう。秋には谷筋の雑木が綺麗な所であるが、冬枯れの中黙々と歩いていく。
バス停から55分で薬師峠に着く。寒いのですぐに右手の道をとり植林の中を歩きはじめる。周囲はすぐに雑木に変わり、ユックリ登っていく登山道は心地よい。 右手に西谷から志明院へ下る分岐に、折れた古い標識を見るが登山者にはありがたいものである。
植林地の中をユックリ登っていくと周囲は雑木に変わり斜面の横道に変わる。この付近も秋の雑木道は綺麗なところであるが、冬枯れの雑木が続く。 しばらく雑木の横道が続き、時々南の谷間を覗くと、緩やかに下る雑木の谷間、下っていきたいような足谷の源流である。登山道が北へ向きを変えると支尾根を登り始める。
道は若茸山の支尾根に沿った斜面の細い横道に変わり、ゆっくりと谷間を詰めていく。道は途中で「くの字」に曲がり次の支尾根へと巻いて登っていく。支尾根に乘ると若茸山下の斜面を巻いていくのだが、倒木が邪魔をしているので迂回することになる。 迂回してすぐ登山道へ戻らなかったので、とうとう若茸山へ登ることになる。若茸山から北へ下っていき登山道がクロスする鞍部へとユックリ下っていく。
若茸山を登って分時間がかかってしまうが、すぐに鞍部に着く。左手に大森方面へ下る林道を見る。今日は右手の登山道を止め、この林道から山頂へ向かう。林道を登っていくとすぐ右手に反射板を見る。この林道は反射板を作るためにここまで延長されたのだろう。
反射板を過ぎると緩やかな広い尾根に変わりアセビの群生を見る。ここからは広い尾根を北へ登り山頂へと向かう。ここは尾根が広い分迷いそうだが、ただ登っていけばよい。広いのでいくら歩いても山頂に近づいた気がしない。それでも久し振りの尾根、心地よく登っていく。
前方に鉄塔が見えてくる。送電線の鉄塔のある鞍部に降り立ち、東西の送電線の彼方の展望を楽しむ。天候悪くはっきりとは見えないが、遠くに山頂が白くなった比良山系を望む。
立ち止まると冷えてくるので山頂へ向かうことにする。ちょっともったいないが山頂へは鞍部へ下り登り返す事になる。しかし蛇谷の桑野橋ルートの山頂への鞍部程ではない。足元に白いものを見て冬だ!と感じてしまうが、今週はもっと積もるだろう。 山頂では先行の女性たちが休息中、我々も昼食をと思う頃東尾根から夫婦が登ってくる。夫婦は祖父谷林道の登山口まで車でやって来たのだろう。今日は平日にも関わらず6名の登山者、桟敷では賑わっていると言えるのだろう。山頂までバス停から約2時間、まずまずだとオニギリを食べる。
山頂にいてもすることもないので下山することにする。今日は特に予定はなく足慣らしなので岩屋橋バス停へ下ることにする。11時45分、お姉さん達に一声かけ山頂から東尾根を下り始める。帰りのバスは平日なので14:20発、バスには十分な時間である。
広い東尾根、下るにつれ尾根に雑木が増えてくる。心地よい雑木の中を下っていくと前方に鉄塔を見る。後は関電の巡視路が続くのでそこを下っていく。
鉄塔右手に下る道があるのでその踏み跡を下っていくと谷間を下ってくる関電巡視路に合流する。後はこの谷間を下るだけだが、冬枯れのこの時期落ち葉が多く急坂が続くので下りには余りお勧めできないコースである。 谷間に水が流れてきて岩がゴロゴロしてきて谷横は歩きにくくなる。岩場を下ったり谷横の斜面を下ったりだが、時間があるので注意しながら下っていくと、最後は植林地の中を下ることになる。前方に林道が見えてくるが、これは祖父谷林道ではなく、その少し上にできた新しい林道である。
林道手前までくると一面ネットが広がっている。前回は谷の中、ネットを潜て抜けたが今回はネットの一部を開け抜ける。丁度人が通れるほどの穴が開いていて、穴を塞いでいるロープをほどき通過する。後はロープで穴を塞ぐのだが、ゲートに比べ通りにくい。 祖父谷林道の登山口へはもう一度ネットを抜ける必要がある。前回の観察では登山口へ抜けるより林道を下って祖父谷林道に接した所からネットを抜ける方が楽だ!と、今回は狭い林道を南へと下っていく。 途中この林道をジグザグに進むと祖父谷林道入口に着いたので、ここでネットを抜けることにする。随分と楽に抜けることが出来、開いたネットをきつく結び直す。
12時40分、ここから岩屋橋までは約1時間、バスには十分間に合うのでゆっくりと下り始める。ゆっくりと言っても舗装道「足が痛くなるだろうな~」と言いつつ下っていく。 日の照ってきて山々の冬枯れの雑木を眺めながらテクテクと・・・他に見るべきものはない。
祖父谷林道を15分下ると小梅谷林道分岐、「やっと半分や!」「バス停までここからまだまだ遠いな~」と。途中の小さな谷筋で小休止、ストックや泥んこの靴を洗いながら後始末をする。 右手に足谷口を見るとあと1Km、中々着いてくれない。前方に赤い提灯が見えてくると岩屋橋、ヤレヤレと。13時40分、バスまで40分あり「どうしよう!早く歩き過ぎた!」と。もう歩く気がしないので、バス停でゆっくり過ごしバスを待つことにする。
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