天王山 (小倉神社~サントリー工場)
2021.12.29
一度見たかった名神高速のトンネル
2021.12.29 (水) くもり   哲郎、道子

コース:
・阪急西山天王山(12:10)~小倉神社~尾根のハイキング道出合(休憩所)~天王山山頂広場~天王山裏林道への分岐~林道~林道V字カーブ地点小道分岐~ハイキング道出合~T字路を右の尾根へ~尾根道出合を左~鉄塔出合~急斜面ジグザグ道~谷出合~谷沿いを下る~左手の尾根からのハイキング道と中ノ谷道出合(レスキューポイントC-1)~名神高速トンネル出合~椎尾神社~サントリー工場内の道~JR踏切~阪急大山崎駅(15:40)

注意:
・天王山裏の林道のV字カーブ地点から谷間の細い道を進むとハイキング道に出合います。T字路のハイキング道からサントリー方面へ下るには左へとり尾根から下って行くと谷分岐点の(レスキューポイントC-1)に降りることが出来ます。T字路から右の尾根をとり下っていくと最後は狭い細い谷を下ることになります。






 師走って忙しいのだろうが・・・、今日は天気が良いので「運動だ!」と天王山散策に出かける。登りは道の綺麗な小倉神社道、帰りは天王山裏の林道を下ることにする。

 天王山裏道から山崎方面へ下る道はサントリー工場の東と西と中を歩くコースがある。今日はまだ歩いていない(一度は歩きたかった哲郎)サントリー工場内の道を歩くことにする。途中には名神高速のむき出しのトンネルがあり、これも楽しみである。



 先ずは阪急西山天王山駅から小倉神社へ向かう。駅から小倉神社までは約1Kmで標高差40m登ることになる。団地の中を歩くので景色はコンクリートの塊だけで面白くはない。

 小倉神社の参道に着き、石畳の上を150m歩くと右手に神社の建物、前方に噴水広場を見る。ここに立派なトイレと自動販売機があり助かるが、でも何故かスポーツドリンクが少ない。

トイレ休憩もおわり登山口へ向かう神社の奥へ向かい橋を渡ると「天王山登山口」の標識を見る。右にとり谷沿いの道を歩きはじめる。

小倉神社の参道を歩いていく 橋を渡ると天王山登山口

 道が谷から離れる所で登山道が分岐する。左の橋を渡っていく道は急斜面の健脚コース、今日は右の整備された道を登っていく。と言ってもこの道もしばらく登りが続く。

 5分も登れば「森の学舎」という空間に着く、ここで飲水休憩。「久保川と天王山の森を守る会」のプロジェクト「生き物の命をつなぐ森づくり」は各方面から助成を受け頑張っているようである。休憩後再び登り始める。

分岐を右にとる 「久保川と天王山の森を守る会」
の最近の助成

 登山口から15分登れば勾配も緩やかになり雑木の中を心地よく歩くことが出来る。途中には階段状の登りがあるが気になるような登りではない。

 登山口から約30分で尾根のハイキング道に出合う。標高300m、ここにはベンチがあり毎回のようにここで休憩しているハイカーに出会う。

小倉神社道は整備され歩き良い 尾根のハイキング道に出合う

 左にとり山頂へ向かう、すぐの分岐は水無瀬の滝コースなので真っすぐ尾根を進む。山頂まで途中にある「水無瀬の滝」「サントリー工場」への下る分岐以外は、分岐からの道が細い道なので判断しやすい。

 今日は暖かいが出会うハイカーは少ない、皆さん師走なのだろう。

山頂への尾根道は整備され歩き良い

 登ってきた休憩所から25分で山頂の古城跡広場に着く。広場には大きな看板があり、広場には数個の柱石が残っている。広場奥に一段下がった広場もあり、そこで昼食とする。

 20分の昼食休憩も終わり、下の尾根道へ戻る。

山頂広場の大きな案内板 山頂広場には数個の柱石が残っている

 降り立った尾根道を北へと引き返す。暗い森を抜け150m戻った所に左右に細い道を見る。右の道は竹藪の中を下り円明教寺に降り立つ道、左は天王山裏の林道への道、左の細い道へ入る。

 前回歩いた時は草でハッキリしなかった細い道も、良く歩かれたのだろうハッキリしている。1、2分歩くと林道に出合い左の谷筋を下っていく。この林道も草が茂っていたが最近整備され幅広くなっている。

林道への道、左の細い道へ入る この林道も最近整備され幅広い

 林道を3分下っていくと右手に鉄塔を見る。そのすぐ先で林道はV字に折り返し登っていくが、その折り返し点から谷間を下っていく細い道を見る。今日はこの道を進んでみる。

 道はすぐにハイキング道に突き当たる、T字路である。困った事にこのハイキング道は右(西)の尾根と左(東)の尾根に階段があり、どちらへ進んでよいか分からない。

 以前Googleで見た写真では右(西)の尾根に登る道があったので、今日は右に進み階段を登ることにする。

林道の折り返し地点から細い道へ T字路の分岐から右の階段へ

 よく手入れされた階段なのでこの道はハイキング道と分かる。ちょっとした尾根だが登っていくと結構長く登ったように感じる。

 登り切った西の尾根で尾根道に出合う。目の前の分岐に標識が立っていて、右に下っていくのが「天王山山頂」へ、今登ってきた道が「椎尾神社」となっている。

 椎尾神社とはサントリー工場に接する神社で、今日の予定コースの終点である。と言うことは、先ほど林道から出合ったT字路のハイキング道を左(東)にとるのが椎尾神社へ下る道だったようだ。

尾根道出合にある標識 尾根にはベンチがある

 今日の予定はこの尾根の西にある中ノ谷を下って椎尾神社へ向かう予定なので、この尾根道を北へ下って中ノ谷源頭へ下ると良いのだが、「尾根道は南へも伸びている!」と道子、もし道が下の谷まで続いていると随分と早く下ることが出来る。

 標識には南への道は書いてない。地形図によると、心配なのはこの尾根の最後が歩けないような急斜面な事である。それでも二人は南へと歩いて様子を覗う事にする。「この先の鉄塔までは道があるだろう!」と哲郎。

 鉄塔までくると道は先へと続いているので、今日はこの道を下ることにする。道は細くなるが手入れされていて、道が階段状になっていたりベンチも見るので、ここもハイキング道として手入れされてきているのかも知れない。

鉄塔を過ぎても道が 道は手入れされている

 予想通り下るにつれ勾配はきつくなる。細い道はその斜面を巻きながらジグザグに下っていく。急斜面だが道は階段状に手入れされている。

 鉄塔から10分下ると小さな谷に降り立つと、何故か道は谷の左岸を登っていく。この道が何処へ繋がっているかは分からないが、最初のT字路からの東の尾根へ向かっているような気がする。

 折角谷に降り立ったので、「この谷を下っていこう!」と哲郎。谷の下の方を見るが道のようなものは見えないので、少し下って様子を覗うと、谷の右岸の岩の間に土嚢が埋めてあり歩けるように手入れしてあるのを見る。これを見て谷を下ることにする。

谷に降り立つと道は左岸を登っていく 谷の下流に道は見えないが

 小さな枯れ谷の右岸を下るのだが、ハイキング道にしては注意を要するところである。でも危険なところには土嚢で足場を確保しロープが張ってあるので難なく下ることが出来る。

谷に土嚢やチェーンを見る

 約10分下って行くと前方が明るくなり、どうやらこの谷口に着いたようである。そこには作業用の杭がたくさん積んであり、その先に対岸へ渡る橋を見る。

 橋の対岸に東の尾根から下ってくる道を見る。こちらも急斜面なので階段状にになっている。橋を渡ると、そこにレスキューポイント「C-1」の標識を見るので、この階段状の道はハイキングコースと分かる。

 渡った橋から振り返ると左手の谷からもここへ降りてくる道を見る。これが中ノ谷の道であろう。

橋を渡ると階段状の道と合流する 振り返ると中ノ谷左岸からの道も見る
このポイントで道は4分岐している

 ここから中ノ谷左岸の道を下っていく。道は谷上の高い所にあるので谷の様子はよくわからないが、谷のそばは歩けないようである。2、3分歩くと道は折り返すように谷横へ下っていく。

 谷横を歩きはじめると、前方の谷間に青緑色の物体が見えてくる。これが名神高速道のトンネルである。

 トンネルの真上を過ぎると道は谷横に下り、椎尾神社へと入っていく。神社の参道途中で水場を見つけ後始末をする。

道は谷上の高い所にある 谷横へ下っていく

トンネルは堰堤の
上にあるようにも見える
椎尾神社へ

 椎尾神社の参道を出ると目の前にサントリーウィスキー工場が見える。今日は工場内を抜ける道を歩く。守衛室の横を過ぎるとJRの踏切、JR山崎駅や阪急大山崎駅へは踏切を渡り左にとる。

 今日は短時間の散歩だったが、名神高速トンネルを見て、サントリー工場内の道を歩くことが出来、満足いく散策であった。

サントリー工場内を通る道へ





木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
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