京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大文字山(南禅寺裏道~火床~法然院)
2022.08.18

南禅寺裏にある行場の滝
いつもは細い白糸のように流れるが今日は名瀑のよう


日程:
・2022.8.18 (木) 曇り   哲郎・道子

コース:
・地下鉄蹴上駅(10:40)~南禅寺~疎水橋下~滝行場~南禅寺裏道~地蔵道取りつき~左の支尾根を登る(道無し)~地蔵道出合い~東山トレイル出合い~トレイル【42】~トレイル【44-2】~大文字山~大文字焼火床~南の流れ~静かな森から善喜山~法然院観察の森~法然院~GOSPELでケーキセット~浄土寺バス停(15:50)




 天候不順が続くこの頃、雨を避けていたらなかなか出かけられない。最近の天候不順は発雷確率が高いのがよろしくない。「今週は今日しかない!」と道子(明日は天気が良いがランチの予定の道子)、雨が降ってもすぐ対応できる大文字山へ足慣らしに出かける。

 南禅寺裏道から山頂へ向かってみる。地下鉄蹴上駅で降りる。少し戻ってインクライン下のトンネルを抜け南禅寺へ向かう。左右のお寺や豪邸の庭のモミジは薄っすらと色づきが見える。南禅寺境内に入ると右にとり疎水橋下を潜ってさらに奥へ進んで行く。

南禅寺へは蹴上駅傍のインクラインを潜る

南禅寺疎水橋を潜って奥へ進む

 お寺を過ぎると右下の谷は今まで見たこともないような音をたて流れている。「滝上の橋、渡れるやろか?」と心配する。お墓を過ぎ山の中へと階段を登っていき、登り着いたところから滝を見る。

 いつもは小さな滝水が流れているが、今日は名瀑というほど豪快に流れている。右手の階段付近にも流れているので滝上で谷水が溢れているのであろう。「谷が決壊していたら南禅寺裏道は歩けない!」と。

名瀑のように落ちていくので滝行は無理のようだ

滝上は決壊寸前、注意して渡る

 いつも静かに流れる細い谷も今日は勢いがいいので「この先直ぐ尾根の短い谷、この水は何処から?」と思ってしまう。その谷沿いを5~6分歩くと倒木が見えてきて地蔵道(大文字山登山道で途中に地蔵があるので哲郎が勝手に地蔵道と呼ぶ)の登山口に着く。

倒木を潜れば地蔵道登山口 谷を渡って地蔵道に取りつく

 すぐに小さな谷を渡るが、「今日は地蔵から右、左?」と考えているうちに左手の支尾根に薄い踏み跡を見る。道子も興味津々、今日はこの支尾根を登ることにする。

 登るとすぐに踏み跡は右手の斜面を水平に巻いていくので、踏み跡を止め支尾根の獣道のような所を辿って登ることにする。これが失敗で道に出合わず右に左にと急斜面の歩ける所を探しながらに登ることになる。

 周囲はシダに変わり支尾根に取りついてから25分でやっと緩やかな雑木の中を歩くようになる。そのうち尾根は広くなり「どっち?」という感じになるが、標高250mから支尾根は東へ登り始める。

左手の支尾根を登ってみる 急斜面を右に左にと

シダの急斜面の中を

やっと緩やかな雑木の中を歩く

支尾根は東へ登り始める

 後は問題なく進め支尾根の中央付近を登っていく。支尾根を40分登って、右手から登ってくる地蔵道の登山道に出合う。ここで小休止し出合った地蔵道を眺めていると、下から一人の男性が登ってくるが、この道を登ってくるので大文字山登山のベテランさんのようである。

 この合流ポイントから地蔵さんの分岐へ向かう道は、我々が登ってきた支尾根ではなく、ここから南の支尾根へ下っているようだ。だから足元には太い枝が横たえてあり真っすぐ進まないようにしてある。

 登山道を登っていくと、すぐの尾根下で左に斜面の横道に変わり、出合った分岐から3分で東山トレイル道に出合う。

右手から登ってくる地蔵道に出合う

すぐに斜面の横道に変わる 東山トレイル道に出合う

 50分の探索も終わりトレイル道を山頂へと登っていく。出合いから約150m進むとトレイル【42】に出合う。ここからも南禅寺裏へ下る登山道があるが、地蔵道の方が心地よいような気がする。

 トレイル【44-2】で山科からの道に出合い北へと進んで行く。トレイル道で今日は何故か誰に出会わない。今日も昼食は山頂手前の静かな雑木の森とする。

すぐにトレイル【42】に出合う 静かな雑木の森で昼食

 昼食後山頂へ向かうと、なんと休憩している人は先ほど地蔵道で出会った男性一人、そこへもう一人やってきて、今日山頂で出会った人は二人だけであった。

今日は静かな大文字山山頂

 遠望も余り効かないのですぐに火床へ向かう。山頂から20分下って火床に着く。火床を下っていくと、さすがここは人気処、数人の人に出会うが彼らは登山者?、皆さん火床を覗いて手を伸ばしている?

久し振りの木床から京都市街地を望む

 何か咲いているかなと、今日は大文字の中央から南の流れを下ってみる。ここでも数人の人に出会うが皆さん先日の大文字焼の残った炭を拾っているようだ。哲郎は知らなかったが消し炭のご利益がいろいろあるそうな!でも、もう大きな消し炭は残っていない。

南の流れを下る

 南の流れから四辻がある綺麗な森へ下り、今日は善喜山から法然院へ下ることにする。四つ辻を真っすぐ進むと善喜山(左は鹿ケ谷へ下る)、そこから急坂を下ると穏やかになった所にベンチがある。今日はベンチ手前の法然院の観察の森を下っていく。急坂だが雑木が少なく簡単に下ることが出来る。ここにきて小雨が降り出すがレインウェアを着るほどでもない。

四辻がある綺麗な森へ下り 観察の森を下る

 20分下ってお墓に出合い右の法然院参道に降り立つ。法然院を覗いてみると有名な砂絵も大雨で亀裂が入っている。「ここからどうする?」って、ここは市街地なので着替えをする場所を・・・・。久し振りだと「GOSPEL」へ寄ってみる。

 幸いにも営業中なので入店する。2階に上がるとたくさんの客で一杯。それも若い女性ばかり、でも先客が立ち去った席があり、お邪魔することにする。

久し振りだと「GOSPEL」へ

 相変わらず古いjazzが流れて心地よい。二人はケーキセット、いや哲郎はBeerがいいとケーキ+Beer。1時間ゆっくりし、熱気がとれたところで帰路に着く。





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