京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

魚谷山 二ノ瀬ユリからザラ谷を下る
2022.03.21

魚谷山から柳谷峠へ 冬枯れの雑木が心地よい


日程:
・2022.03.21 (月・祝) 晴れ   哲郎・道子

行き: 北大路駅前 8:40 - 岩屋橋(もくもく号)
帰り: 貴船口 15:54 - 国際会館駅(京都バス)


コース:
・岩屋橋バス停(9:15)~祖父谷林道~小梅谷林道~惣谷林道出合~魚谷峠~魚谷山~柳谷峠~細ヶ谷~今西錦司レリーフ~アズキ坂~谷から林道へ~林道途中から雑木の斜面~滝谷峠~二ノ瀬ユリ~標識No12~ザラ谷が倒木で埋まっているの右手の尾根へ~相生の杉に降り立つ(14:35)~貴船口バス停(15:50)

注意:
・二ノ瀬ユリの標識No12から貴船奥宮へ下るザラ谷コースは現在谷が倒木で埋まり通れません。





 久し振りだと魚谷山に出かける。北大路駅前バス停から「もくもく号」で岩屋橋へ向かうが、乗客は3人とちょっと寂しい。岩屋橋で降りると同乗した男性はすぐに志明院へ向かうので桟敷ヶ岳のようだ。

 二人はトイレを済まし祖父谷林道を歩きはじめる。静かな谷沿いの林道、もう雪は融けているが花は咲いていない。誰にも出会うことなく二人は黙々と林道を歩いていく。

終点岩屋橋で降りる 祖父谷林道を歩きはじめる

 5分も歩くと右手に古い建造物を見る。コンクリート用の土砂を流し込む装置?にも見えるが、それにしては取り出し口が多いし、これを見て「一体何だろう?」といつも考える哲郎。

 15分歩くと足谷口、今日はひっそりしているが暖かくなるとベニバナヤマシャク保護区を手入れする人、花観察にやってくる人で梅雨時分まで賑わうだろう。

これは一体何だろう?

 40分歩くと小梅谷林道分岐(地形図・447)いつもより10分早く着いたのは何も見るべきものが無かったからだろうか?右の橋を渡り林道を歩きはじめる。ここから少しずつ登り始める。

 この林道も、と言うよりこの時期は花が咲いていないので結果的にどこも早く歩く事になる。この林道の倒木は処理され難なく歩くことが出来る。

 林道口から15分も歩くと右手の谷に木製の堰堤が続く、珍しい光景である。

祖父谷を渡り小梅谷林道へ 木製の堰堤が続く

 谷間も狭く谷も細くなると勾配がきつくなるので途中で飲水休憩を入れる。入口から30分で林道分岐に出合う。左手の林道は斜面をまいていく。どこまで続いているかは歩いていないので分からないが、狼峠までは繋がっていないようだ。

 分岐から100m程進むと林道は左に谷上の斜面を巻いていく。惣谷林道出合は右手すぐのところにあるが、急斜面なので右に大きく迂回し登っていく。その道に斜面が崩れたところがあり、林道に土砂が盛り上がっているが、ここの斜面は崩れやすいのでいつものことである。

林道の土砂崩れは毎度の事 前方に惣谷林道を見る

 林道口から60分で惣谷林道に出合う。最後の迂回に時間が掛かったようだが、積雪時もここの積雪が深いので時間がかかる。惣谷林道出合の西が開けたところから北西に桟敷山を望む。

惣谷林道出合から北西に桟敷ヶ岳

 惣谷林道を5分歩けば魚谷峠、まだ冬枯れなのでひっそりしている。林道を真っすぐ進めば石仏峠へ、右へ下れば松尾谷から中津川を経て出合橋バス停へ続いている。魚谷山へは右手の斜面を登っていく。昔この峠は北山散策のメッカであった。

魚谷峠

 魚谷山登山口には、昔から北山のあちこちで見る古い標識を見るが、なにやら新しく見えるのでリプレイスされたのだろうか?。この標識は北山登山の古いルートでよく見かけるのだが、ここのは雑木に釘で止めてあり、いけません!

林道に古い標識を見る 山頂までは雑木の中を歩く

 15分雑木の中を歩いて魚谷山に着く。まだ11時すぎなので昼食はお預け、すぐに柳谷峠へと下っていく。東の支尾根を下り途中から谷間を北へ下っていく。冬枯れだが雑木が広がり心地よい。すぐの柳谷峠から東の細ヶ谷へと下っていく。

魚谷山の山頂広場

柳谷峠から細ヶ谷へ下る

 細ヶ谷は小さな谷だが、所々にちょっとした岩場があり、下りの場合は注意して進む事になる。谷の倒木も邪魔にならないようになり、細い谷間を楽しみながら下っていく。

細い谷を下っていく

細い谷間を楽しみながら下っていく

 柳谷峠から30分下って北山荘分岐に着く。今西錦司先生のレリーフはもうすぐである。足元には小さなクリンソウの株がちらほら目に付くが、大きな株が無いので皆大水で流されたのかも知れない。

北山荘分岐付近

クリンソウの株がちらほら 今西錦司先生レリーフ

 レリーフを過ぎるとすぐに直谷とアズキ坂の分岐に着く。いずれも倒木があるが直谷方面は1本の倒木をクリアーすれば通れそうに見えるがどうしよう。でもここは前回倒木で苦労したアズキ坂コースを歩くことにする。

 一旦谷に降り、それから斜面途中にある道まで登っていく。そこにはたくさんの倒木を見るが前回程苦労しなくても通り抜ける事が出来た。きっとたくさんの人がこのルートを歩いてくれたおかげだろう。

谷から斜面にある道へ登る 最後の倒木を抜ける

 最後の倒木を抜けると谷へ下っていく。でも昼食を忘れていた!と、倒木を抜けたところで昼食とする。足元には崩れた斜面の石が散らばっている。よく見ると茶色で無く・・・小豆色・・・「そうだったのか!」と、これでアズキ坂と呼ばれている理由が分かった。

倒木を抜けたところで昼食 小豆色の石、「そうだったのか!」と

 谷へ下り目の前に斜面を登っていく林道を見る。これを登って滝谷峠へ向かう。林道が右に折れる角から斜面を登っていくと広い谷間のような斜面に出る。

 心地よい雑木の斜面を南東に進むと斜面を巻いて歩くようになる。最後は谷間に出合うので谷間に降りすぐの斜面に滝谷峠への踏み跡を探す。踏み跡は薄くなり分かりにくくなっていた。最近ここを歩く人が少なくなったのだろう、その薄い踏み跡を辿って登っていくと、直谷からの登山コースに出合い滝谷峠に着く。

心地よい斜面から滝谷峠へ

滝谷峠への踏み跡は薄く分かりにくいが

 滝谷峠に着くと奥貴船橋へ下る道に倒木を見る。3年前と変わっていない。奥貴船橋は諦め二ノ瀬ユリで貴船へ向かうことにする。

 20分歩いて標識No.12に着く。ここは貴船の奥宮へ下るコースの下山口である。「今日は前回より20分早く到着しているので、このザラ谷コースを下ってみよう!」と哲郎。このコースは9年前に下って奥宮のトイレ裏に下った事を思い出す。

滝谷峠から二ノ瀬ユリへ 標識12を見る

 コースは急な植林地を下っていくのだが道ははっきりしている。下り始めてすぐに道子が滑ってコケる。このコースは急坂で昨日の雨でずるずると滑る。「これはアカン!」と、引き返せば良かったのだが、道を外して下ることにする。これがとんでもない失敗で、あとで苦労することになる。

 道を外して植林地の中をジグザグに下っていく。それでも滑るので植林地に密集して生えているシキミの枝を握りながら下ることになる。

足元がずるずると滑る シキミの枝を握りながら

 シキミが消えると植林地に石がゴロゴロしてきて、これまた歩きにくい。道の跡は薄くなるがそれを辿りながら大きくジグザグに下っていく。

 35分下ると足元に石組みを見る。「そうだ石の階段があった!」と思いだす。石組みが消えると道がはっきりしてきて細い枯れ谷に沿って下っていく。ここにきてやっと安心する。

「そうだ石の階段があった!」 やっと道がハッキリしてきて

 やっと奥宮に近づいたと思う頃、前方が明るくなる。一瞬喜んだがよく見ると斜面が崩壊して白っぽい地肌が見えていて、その下の谷間に大量の倒木を見る。

前方の谷間に大量の倒木を見る

 倒木の中、谷に近づいて確認する。この先の何処かで谷を渡って谷の左岸を下っていくのだが記憶は曖昧で、谷は倒木で埋まっているので、もうここから谷沿いを下れない。「この先どうしよう!」と。

 谷の中の送水管を見て、倒木発生後に送水管を修理されているようなので、これに沿って下ってみることにする。植林地の中、目に付いた送水管は太くて黒い送水管、これは谷の右岸の倒木の斜面に続いている。

 落ちたら危険な斜面、こんなところにと思うところに送水管は続いているが、それに沿って下っていく。もう何処を歩いているなんて関係なく送水管を辿る事にする。もうダメだというときは送水管に手を伸ばす事になる「スイマセン!」。

谷に送水管を見る ルートを探す道子

 15分下ったところで送水管は支尾根に乗る。どうやらここからはなんとか歩けそうだと支尾根を下っていく。左手に堰堤を見て「堰堤横を歩いた記憶が?」、でも倒木が心配なので近づかず、このまま支尾根を進む。

 今度は右手に堰堤を見て・・・、とにかく倒木を越えて支尾根を下っていく。貴船の道に近づいた時前方にネットを見る。「これでは降りられない」と思いながらネットに沿って下っていくと、ネットが途絶えて前方に朱色の柵と大杉とその後方に舗装道を見る。

 やっと舗装道に降り立ったところは「相生の杉」と呼ばれる大木の横であった。ここは地形図の・330ポイントで、下山予定の奥宮のトイレと谷を挟んだすぐそばであった。

朱色の柵と大杉の横に降り立つ この杉は「相生の杉」とある

 なんと二ノ瀬ユリから貴船奥宮まで80分掛かってしまった。でも無事に降りてこられたことに感謝しながら貴船の町をブラブラと下り始める。

 貴船バス停へ向かうと、崖崩れでバス停が300m先に移動されていた。「だったら貴船口まで歩こう!」と足を伸ばす。貴船口に着き、河原に降り後始末をする。靴やストックの泥を洗い落すがなかなかとれない、ザラ谷コースの斜面は粘土質だったようで、「どおりで良く滑った!」と。

 道子は着替えのため駅のトイレへ向かう。哲郎は河原で着替え駅へと向かう。その時丁度後ろからバスが来て、ちょっとバスを避けた瞬間哲郎はひっくり返る。アスファルトの端の段差が10cmもあり踏み外したようだ!。膝を擦りむいただけで済んだが完全な工事ミスである。

 「あ~、今日はついていない!」と道子の待つ貴船口駅の待合所へ向かい治療することになる。「丁度、国際会館行きのバスがやってくる」と急いでバス停へ向かう。



ハナネコノメソウはこれから

 今日はいろいろあったが、この色々があってこそ今日一日楽しかったようである。









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