京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大見尾根 花背峠から百井キャンプ場
2022.01.22

膝まで沈むワカンではシンドイ 大見尾根る


2022.01.22 (土) 曇り   哲郎、道子

行き: 出町柳駅前 7:50(京都バス) - 花背峠
帰り: 鞍馬温泉バス停 15:01 - 国際会館駅


コース:
・花背峠バス停(9:25)~杉峠~チロル小屋~小祖父谷分岐南東尾根~右手雑木斜面を下る~林道終点~林道合流~キャンプ場サイト~キャンプ場炊事場~国道477号線~寂光院道分岐~百井峠~百井谷分岐~休憩所~百井別バス停~鞍馬温泉バス停(14:57)



 前日「花背山の家」の積雪量をチェック、100cmとある。数年ぶりの積雪である。それでは今日も花背方面へ出かけよう!ということになるが、二人のシューはベルトが切れ部品待ち、今日はワカンで雪を楽しむことにする。ワカンで歩き良い所は・・・・大見尾根にしよう!。



 出町柳バス停、広河原行き誰も並んでいない。スパッツを着けておこうとベンチへ・・・、椅子が見当たらない。コロナのまんぼうとやらで撤去されたのかも知れない?。

 登山者の乗客は我々二人とさみしい、堀川通でシューを持った男性一人(洛西オヤジさん風)乗ってくる。今日も鞍馬温泉を過ぎたところでバスはチェーン装着する。先週は一人で時間がかかったが今日は4人で対応、それでも10分かかるようだ。

 チェーン装着の間シューのオヤジさんが話しかけてくる。「何処へ行きますか?」「花背峠付近です」と答える。花背峠からだと、天狗杉からアソガ谷、大見尾根だったら大原へ・・・と我々と考えが一緒なので、彼は北山を楽しんでいるベテランさんのようである。

 ガタゴトと走り出すが、今日も百井別れを過ぎると除雪車に出合い離合に時間がかかる。今日は早く着くと思っていたが、先週より8分遅れて花背峠に着く。大見尾根入口は雪で段差が出来ていて、そこで準備していると、オヤジさんも後ろで準備を始めるので、どうやら天狗杉は諦めたようである。

椅子が撤去された出町柳バス停 段差が出来た大見尾根入口

 大見尾根入口付近は植林があるので積雪は少ない。そこに新しい轍を見るが少し進んだ所で引き返している。植林を過ぎ周囲が雑木に変わると積雪が増えてきて、新雪をワカンで歩くが膝までしずんでしまう。

 「あ~シンド!」と交代で先行することになる。あのオヤジさんも早くやってきて先行してくれれば楽なのだが、後ろを見ても姿が見えない。

植林から雑木に変わると雪が深くなる

 左手の斜面には1m程の雪を見る。これを見ただけでもしんどくなる哲郎は獣の足跡を辿って歩くことになる。杉峠に着き一休み、花背峠からここまで50分掛かっている。電波塔入口ゲートの先の道に、先週のトレースはもう消えている。

 峠から東峰が開け足元から下に雪原が広がり、遠くには雪の比良山系が見渡せる。今日はどの山を見ても雪化粧している。

斜面の雪は1m 先日歩いた電波塔取りつき道に
トレースは残っていない

 杉峠から先の大見尾根は一段と積雪が増えてくる。左手の尾根が切れると左手が開け北西の風をもろに受け道が雪で埋まる。さらにその先の林道の足元は波のようにうねり歩きにくい。

杉峠から北の植林地へ
北西の風をもろに受け道が雪で埋まる

 もう何処を歩いてもシンドイ、いつもは周囲の雪景色を楽しみながら進むが、今日はその余裕はない。やっとチロル小屋に着く。どれがチロル小屋なのかはもう分からないが、今年の雪は屋根の積雪より小屋の周囲の雪が随分と積もっているようだ。

 ここから大見尾根を200mも進めばキャンプ場下山口のある和佐谷峠、「今日はもう大見尾根を十分歩いた」とチロル小屋から南東に伸びる支尾根を下ってショートカットすることにする。

 ここを歩くのは20年振り、確か尾根を真っすぐ進み植林地を下ってキャンプ場への道と合流したという記憶はあるがハッキリしない。

今年は小屋の前も積雪が多いチロル小屋付近

 「尾根を真っすぐ、植林地を下る」のは分かってはいるが、右手に雪まみれの美しい雑木の林を見て、「今日はここを下ってみよう!」と哲郎、二人は右手の雑木の中へと進んで行く。

チロル小屋の支尾根から右へ下っていく

 雑木の中、雪を楽しみながら下っていくが、そのうち雑木の数は減ってきて雪の急斜面に変わる。下に谷間が見えてくるが急斜面で下れない。それでも下れそうな小さな支尾根へ移動しながら下っていく。

 下に谷が見える所まで下ってきたが、急斜面でとても降りられない。さらにその谷に倒木が見られ歩きにくそうなので強引に下ることは止める。帰って分かったがこの付近の写真が無かったので、危険を感じていたのだろう。

 谷の先に植林が見えるのでその方向へ水平移動することにする。と行っても左手には小さな谷間、その向こうには登れそうもない急斜面の支尾根、結局小さな谷間に降り隣の支尾根へ這い上がる所まで登ることにする。

雑木の中、雪を楽しみながら下っていくが

 小さな谷間も急斜面、滑落したらOUT、今更アイゼンに変えられないのでワカンで登ることにするが、滑ってなかなか登れない。降りてきた支尾根を見ると「えっ!」と、あのオヤジさんが我々の跡を追ってきているではないか!。

 責任を感じる哲郎は、予定より高く登って少しでも安全なルートで隣の支尾根へ這い上がる。支尾根に着き一安心する。この支尾根も最後は急斜面なので次の谷間へ移動する。

 植林が見えてきて「あ~、やれやれ」と植林地へ下っていく。植林地の小さな谷間を下っていくと前方に林道があるだろう目的の谷を見る。その手前には大量の倒木がこの細い谷の上に横たわっているのを見る。

 幸いにも倒木は太い植林、落ちないように幹や枝の上を歩き倒木を抜ける。

「あ~、やれやれ」と植林地へ下っていく

 降り立った所は少し開けているので、林道と分かる。この付近が林道終点のようだ。後ろを見るとオヤジさんも倒木の上にいるので、哲郎は一安心する。こんなコースをついて来られたオヤジさんは、きっと熟練者なのだろう。

 後はこの林道を下って百井キャンプ場へ向かうだけ。二人は黙々と歩き始めるが植林地は続く。10分歩いて正規ルートの林道と合流する。10分余りだが長く感じた哲郎、きっと予定より大幅に遅れているからだろう。

林道に降り立ちキャンプ場へ

 林道合流点から数分歩いて左手に橋を見る。二人はキャンプサイトの広場へ向かうため橋を渡る。雪の広場の写真を撮るためである。オヤジさんは林道を真っすぐキャンプ場のカマド場へ向かう。

 林道から広場に降り通り抜ける。ひろなのベンチが雪で埋まっている光景を見るのは初めてである。

雪のキャンプ場サイト

 広場を過ぎると、右手からやってきたオヤジさんとカマド場へむかう。ここで遅い昼食とするが、コロナ禍なので会話も控えめにオニギリを食べる。1時間は遅れた!と思っていたら、いつもより2時間遅れている。

 オヤジさんと下山の話し、一番近いのはR477を歩き小出石、15時台のバスに間に合うだろう。寂光院道で大原、百井別れから鞍馬へ・・・・。小出石へは積雪時に歩いたことがないし、寂光院道で大原へ向かうとこの雪では17時ごろになってしまうし・・。結局早く帰れる百井別からバス道を歩いて鞍馬へ下ることにする。

キャンプ場カマド場で昼食

 13:00にキャンプ場を出て国道477号を登り始める。道は除雪してあり雪も融けているのでワカンを外す。先に出発したオヤジさんも途中でシューを外しているが、時間が掛かっているようなので我々は追い越していく。

 狭い道だが国道なのでこの道はいつも除雪されている。百井峠への登りは長い。標高700mにある寂光院道への分岐、大原への道にトレースはない。今日の積雪ではワカンやシューが無ければシンドイだろう。

 百井峠から下りが始まる。路面に日が当たるのだろう雪が融けているところが多く歩きやすい。キャンプ場から1時間歩いて百井別れバス停に着く。

R477を百井峠へ登っていく やっと百井別れバス停に着く

 冬季は15時のバスがないので、ここから鞍馬まで歩くことになる。幸いにもこのバス道も日が当たる所は雪が融けているので楽に歩けるようだ。

 順調に下っていき扶桑橋バス停までくる。鞍馬まではもう少しである。14時45分なので急げば鞍馬温泉から15:01のバスに乗れる!と二人は舗装道あるきで疲れた足を我慢して鞍馬温泉バス停へ急ぐ。

鞍馬へ下るバス道にはほとんど雪がない 百井谷口の扶桑橋に着

 鞍馬温泉バス停に着くとすぐにバスがやってきて、今日も「ラッキー」と。キャンプ場から2時間の舗装道歩きはさすがにきつかったが、今日は雪山を十分楽しみ満足の一日であった。





雪道にノリウツギのドライフラワー









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