京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

湖南アルプス 笹間が岳(東海自然歩道)
2022.08.29

久し振りの笹間が岳山頂


日程:
・2022.8.29 (月) 晴れ   哲郎単独

行き: JR京都駅 7:33 = JR石山駅8:00 - アルプス登山口
帰り: 東急団地前バス停 12:56 - JR石山駅13:24 = JR京都駅


コース:
・アルプス登山口バス停(8:25)~天神川沿の東海自然歩道~富川道分岐~御仏堰堤~笹間ヶ岳/矢筈ヶ岳分岐~大谷河原~砂防林道出合~△笹間ヶ岳~砂防林道出合~(砂防林道)~新名神工事基地~東急団地入口バス停(12:55)

注意:
・下山時、JR石山駅へのバスはアルプス登山口の次のバス停、東急団地前バス停を利用すると30分に1本あります(アルプス登山口は1時間に1本)。




 天候不順が続くこの頃、「今日は晴れるだろう!」と、湖南アルプス笹間が岳コースへ野草観察に出かける事にするが、道子は忙しい!と哲郎一人で出かける事になる。

 JR石山駅発8:00のバスでアルプス登山口へ向かう。このバスはまだICカードに対応していないので、小銭を携帯することになり「めんどうだな~」。通勤客は皆降りていき、哲郎一人アルプス登山口バス停で降りる。

 今日のコースは3年ぶり、バス停降りてビックリ、周囲に新名神の大工事が見え、付近の民家に住む人は数年間我慢することになる。

バス停付近から見る新名神関連工事

 今日は久し振りに晴れて、朝から暑い陽射しを受けるので、木陰の下で準備だとすぐに川沿いの道を歩きはじめる。直ぐの橋を渡るが、真上に新名神の工事現場を見る。橋を渡り道横のスペースで準備する。準備と言ってもスパッツを着け虫よけを噴霧するぐらい、すぐに天神川沿いの道を富川道分岐まで進んで行く。

 ここは東海自然歩道、途中にトイレがあることを思い出し、道路横の川の土手にある「便所」を借りることにする。

橋の真上に高速道が 土手にあるトイレを利用する

 天神川沿いに道は木陰が続き心地よく歩くことが出来る。バス停からユックリと30分歩いて東海自然歩道の富川道分岐に着く。入口には新名神工事で「笹間が岳から上関バス停へ下る道が通れません」とある。この道は東海自然歩道だが安全上通行禁止にしているようである。

 早速富川道を歩きはじめると、しばらく階段状の道が続く。長年の雨水で段差が高くなっているので、階段を利用する人はいないようである。

富川道分岐に着く 階段状に道が続く

 階段の道を10分も歩くとやっと谷に出合い階段は終わる。「やれやれ」と谷水でタオルを濡らし首に巻く哲郎、「今日は暑い!」と。

 谷を渡るとシダ道が続くが、何やら歩きやすい。道に接したシダが刈られ手入れされている。でも足元は大小の石の上を歩くようになり。過去にここで見たガンクビソウも見当たらず、この道は何も咲いていないようだ。

 途中でまた階段が続き、それが終わると道は岩の上を歩くようになり登り始める。これを見ると「もうすぐ大岩が現れるポイント」と分かる。

分岐から10分で谷を渡る 足元は岩に変わる

 大岩を横切り、少し進んで大岩の横にある橋を渡る。ここまで足元が悪かったので雨後は滑るかも知れない。

 足元の岩はだんだん大きくなり。大岩の橋から10分も歩くと岩場が滑滝状に続くところに出合う。

 赤いリボンでコースが案内されているが、哲郎はそこは登らず過去の経験から滑滝の右端を歩いていくと安全に簡単に登りきることが出来た。

大岩を横切り 大岩の横にある橋を渡る

滑滝状の谷に出合う

 「こんなところには花がたくさん咲くものだ」と思うが、金勝アルプスと違って花はあまり見かけない。この滝を登りきると○○堰堤、もう名前は忘れてしまった。

 堰堤上で谷間が広がっていて「ここには小さな花が咲いていた!」と、花を探しながらカメラを向けるが、昔ほどの花は咲いていない。数分進んだ所にも谷間が広がり、ここでも野草観察をする。

滑滝は右端を登る 谷間で野草観察をする

 小さな花ばかりだが品種が少ないのは残念、早々と広場を後にする。再びシダの道が続き、数分で笹間が岳分岐に着く。右(南から西)にとり溝状の道を少し進んだ所に標識を見る。標識に「笹間が岳1.5Km」とある。

 標識を過ぎると登り始める。登り切った峠から下っていくと野草観察が始まる。

分岐を右にとる 「笹間が岳1.5Km」とある

 左右が小高くなってその間の谷筋を歩いていく。大小の池もあり花を期待するがどの観察ポイントも前回観察した時より半数に減っている。

 「少なくなったな~」と言いつつ下っていくと大谷河原に降り立つ。ここでも野草観察を楽しむが、品種も少なく花も少なく余り楽しむことは出来なかった。

大小の池の横を通る 大谷河原に降り立つ

 それでも20分観察し、笹間が岳へ向かう。谷沿いの道は堰堤前で左の斜面を登っていき、細い尾根道を歩くことになる。ここも東海自然歩道、細い尾根道が続く。地形図でも分かるように笹間が岳は崩れやすく、途中の1カ所だけザレた岩の間を下る所があり要注意、その他は問題なく歩くことが出来る。

谷沿いの道は堰堤前で左の斜面を登る ザレた岩の間を下る所があり要注意

 大谷河原から35分歩くと左の林道に降り立つ。これはただの林道ではなく「砂防林道」だそうな。崩れやすい斜面の工事用だろう。これはアルプス登山口付近から北から笹間が岳を巻くように東へ伸びている。

 林道を進むとすぐに笹間が岳への登山道入口があり、そこへ進入する。標識には「笹間が岳0.3Km」とある。この道を数分歩くと山頂に大岩が鎮座している笹間が岳に着く。

一旦林道へ降りる 笹間が岳0.3Kmとある

 アルプス登山口から丁度3時間、野草観察をしているので遅くなったのだろう。哲郎はこの大岩の下で着替えてから昼食とする。10分の昼食休憩も終わり、大岩に登ってみる。危なっかしい梯子を登り湖南から湖西を一望するのだが、真ん中に大きく育ってきた木が邪魔をしているので二望となる。

 大岩を降り下山とする。直ぐの標識から急な支尾根を南へ4~50m下り北へ斜面を巻き西の支尾根を下っていく。急斜面が続くのでロープがたくさん付けてある。標高差120mを15分下って砂防林道に降り立つ。

大岩からの展望は年々悪くなる 大岩の後ろに社が

ロープが続く 砂防林道に降り立つ

 12:10である。道子がLINEで送ってくれた東急団地前バス停の時刻は、12:40、12:56、13:40・・・、12:56を逃すと30分以上待つことになるので、それなりに林道を下っていく。

 砂防林道を25分下ると新名神工事現場に着く。工事現場というより広い駐車場もあり工事基地なのであろう。工事は山の中腹で行われているが、トンネルと橋梁 だけのルートで、地盤が弱く難航しているようだ。

木々で林道は狭くなるが日陰にならず 新名神工事基地を通る

遠くの工事現場クレーン10基で急ピッチ

 ここを過ぎると道幅は大きく広がり、ダンプカーがすれ違えるように整備されている。「工事が終わるとこの広い道はどうするのやろ?」と。工事基地から10分下ると新名神工事専用道と分かれ、元の砂防林道を下っていく。12:49だ!。「12:56のバスに間に合うだろうか?」とピッチを上げ歩きはじめる。

砂防林道車止めに着く ヤマトタマムシ

 林道車止め12:51、「あれ~」と急ぎ足でバス停に着くと12:55、すぐにアルプス登山口からのバスがやって来て、汗で濡れた服を着たままスパッツを着けたままバスに乘り帰路に着く。





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