京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

天童山(薬師峠~大谷林道~殿橋)
2022.11.17

今日歩いたどの林道でも、クリンソウを楽しむ


日程:
・2022.5.24 (火) 晴れ   哲郎・道子

行き: 北大路駅前バス停 8:40 - 岩屋橋(もくもく号)
帰り: 周山バス停 15:45 - JR京都駅(JRバス)


コース:
・岩屋橋バス停(9:15)~志明院~薬師峠~大森東町~大森キャンプ場~(大谷林道)~長谷林道分岐~送電線下~林道終点(大谷峠登山口)~大谷峠分岐を左~飯森山南鞍部~反射板1ピーク~反射板2ピーク~天童山~パラグライダー基地跡~竜ヶ坂峠~カモチ谷(・340)~殿橋~(15:20)ウッディ京北~周山バス停

注意:
・城丹国境尾根に道はありませんが、細い尾根なので迷うことはありません。天童山から周山方面への下りには「京北トレイル」の標識があります。






 今週末は予定があり、今日は道子も空いているので城丹国境尾根へ出かけてみる。目的は特にないが城丹国境尾根の緑の中を歩くことぐらいか。大谷林道から天童山へ向かうのは10年ぶりである。

 このコースの欠点は城丹国境尾根へ取りつくのに、岩屋橋から一旦薬師峠へ登って大森に下ること、岩屋橋へのバスが北大路8:40発と遅いこと、林道歩きが長く目的の尾根にたどり着くまでに疲れてしまうことである。だから遠のいていたのかも知れない。

 もくもく号で岩屋橋へ向かう。乗客は我々二人+男性客一人だけである。バス停で準備していると目の前に見覚えのある植物を見る。「オオハンゲ!」と喜ぶが、よく見るとどうも違うようだ、オオハンゲによく似た「カラスビシャク」であった。

 「カラスビシャク」は畑の雑草で、山科の農家の方が「取ってもとっても生えてきて困る!」と嘆いておられた。

奇妙な花、カラスビシャク (葉は3小葉)

(参考)一枚の葉が3裂する オオハンゲ

 準備も終わり、今日は志明院へと歩きはじめるるが、春の野草も終わり楽しみがない。今の時期だったらハナイカダやクリンソウくらいか、道端を見ながら歩くがハナイカダは見つからなかったが名残のシャガが咲いていた。繁殖力の強いクリンソウは谷の中や道端にポツポツと咲いていた。クリンソウはもう終わりかけだろう、5,6段目の花を見る。

志明院の登山口から登り始める

もう終わりかけのクリンソウ

 バス停から25分で志明院の登山口に着く。シャクナゲも終わっているし「何も咲いてはいないだろう」と飲水休憩後登山道を登り始める。植林地を抜けると小さな谷沿いを歩く。ここのクリンソウはポツポツと咲いてはいるが、咲きそろうほど咲いてはいない。温暖化で細い谷の増水がしばしばあり、株が流されているようである。

 谷分岐で右にとり緑一杯の谷間を峠へと向かう。この時期、雑木の陰がありがたい。

薬師峠までは雑木の谷間を歩いていく

 ヤブデマリの花の下を通り、地蔵の横を抜けると薬師峠、志明院から30分で到着。ここでも飲水休憩、すぐに大森へと下り始める。

 植林地の中、シッカリした峠道を下っていくと足元にギンリョウソウを見る。道の真ん中、草っ気のない道にギンリョウソウが続く。

薬師峠に着く

ギンリョウソウ

 少し下った所で道は分岐する。どちらをとっても大森へ下っていくが、ここは左の峠道をとり植林地の斜面を巻いて下っていく。谷まで下ってくると後は谷に沿った林道を下っていく。

 こちらの林道にもクリンソウが咲いている。谷沿いにはアケボノソウの株を見るので秋には楽しめそうである。アケボノソウと言えば、先日ポンポン山登山口の川久保から大沢へ続く舗装道の道端に続いているたくさんのアケボノソウの株を見たので、この秋には川久保へ出かけてみることにする。

 草道の林道を25分下って大森東町に着く。ここに標識があり、右にとれば「(徒歩)飯森山、祖父谷峠」とあり、道路標識としては珍しい表示である。

(徒歩)表示の道路案内標識

 分岐を右にとり大谷林道へ向かう。向かうと言ってもこの道の先が大谷林道、何処から大谷林道なのだろうか?。すぐに大森キャンプ場の横を通るが、さすがに火曜日はひっそりしている。道が北寄りに向きを変えると右手に流れる大谷に沿って歩くようになる。しばらく陰が無いので、ここはいつも暑い。

 長谷林道入口を過ぎると植林地の中を歩きはじめる。途中で「大森大谷線」の林道標識を見るので、ここからが大谷林道かもしれない。

「大森大谷線」の林道標識を見る

 道は西寄りに向きを変えると左右にぎっしりの植林を見て「植林地の中!だ!」と感じてしまう。野草が少ない植林地が続き、ただ歩くだけ、それでも足元を見ながら歩いていく。

 足元にムラサキサギゴケが咲いている。トキワハゼとよく似ているが、トキワハゼは花が白っぽく、上唇部が切り込みが浅いか切り込みが無いので区別できる。

ムラサキサギゴケ

 道端にたくさんのササユリの子株を見る、どれもツボミが無い。ツボミが着くまで成長すると動物に食べられてしまうので、鹿などいる山ではササユリは少ない。

 前方に城丹国境尾根が見えてくると林道終点が近づいてきたと一安心する。クリンソウが増えてきたところでもうすぐ林道の舗装は終わる。このクリンソウ、以前は大量に咲きそろっていたがいつの間にか数が少なくなっている。少し進んで舗装の終わったところで昼食とする。

 20分の昼食休憩も終わり林道終点にある登山口へ向かう。植林地の中、細い林道が続く。積雪時には凍った林道は歩きにくく途中にある3つの朽ちかけた橋は要注意である。10分で小広い林道終点に着く。

林道終点にある城丹国境尾根登山口

 登山口には古い標識が残っている。早速登山道を登っていくが植林地の中の道は踏み跡程度で何処を歩いても上の方で一緒になるような気がする。

 数分登ると、これまた古い標識に出合う。登山口やここの標識は関電巡視路の標識の杭を利用しているようだ。右は大谷峠へ左は飯森山から南へ急坂を下った鞍部へと向かう。今日は左をとり飯森山南鞍部へ向かう。この植林地の登りが今日一番の登り、足元の踏み跡は薄いがもう何度もも登っているので難なく鞍部に着く。

登山道半ばの分岐の標識

 登山口から20分の登りであった。ここで道子はスマホを取り出し「もしもし!」、仕事の電話のようだが電波状態が悪くて繋がらない。「鞍部から尾根へ登ると電波がいいかも!」と哲郎、2人は急いで登っていく。

飯森山南鞍部

 登ってもアンテナは立たず「鞍部の方がましやった!」と道子、「仕方ない反射板ピークへ向かおう!」とこれまた急いで登っていく。反射板1ピークはダメで反射板2ピークへ向かう。電波は弱いがなんとか通じたようだ。

 哲郎は以前尾根で見かけたフデリンドウやイチヤクソウ、ツチアケビの株を探しながら歩いていくが、急いだためか、否もう消えてしまったのか見つからなかった。

 道子の要件も片付いたようで反射板2で小休止する。今日は晴れてはいるが南に見える愛宕山系はいつもより霞んでいる。

雑木の尾根を楽しむことなく先を急ぐ

反射板2ピークに着く

 今日は城丹国境尾根を楽しむことなく天童山へ着いてしまう、13:15である。周山15:45発のバスを目標に下ることにする。道子はここでもスマホの電波状態を確認する、「やはり天童山山頂は植林が密集しているので弱い!」と。

 天童山からの下山コースは南の茶呑峠から殿橋へ下るコースとパラグライダー基地跡経由で下るコースがあるが、最近はパラグラ基地跡経由にしている。距離的には茶呑峠の方が短いが峠へは急坂を下ることになるので遠ざかっているのかも知れない。「どちらが早いかもう一度計測しなくては」と考える哲郎。

天童山山頂に着くが

 遠いかも知れないがパラグラ基地跡への尾根は雑木が続き心地よい。パラグラ基地跡に着くと離陸の芝生の周りに柵がしてあり登山者が入らないようにしてある。「何か嫌な感じ、次は茶呑峠にしようかな!」と哲郎。

 基地跡から基地取りつき道を下って行くと茶呑峠からの竜ヶ坂への古道に出合う(京北トレイル)。竜ケ坂峠にあるお地蔵さんを覗いてからカモチ谷へ下っていく。

離陸場立ち入り禁止?

 谷沿いの道を下ることになるが、急坂で歩きにくい。カモチ谷の林道に近づくと道にクリンソウの群生を見る。パラグライダー用の車が走らなくなった分増えてきたのだろう、もう名残の花だが綺麗な花が道に続く。

道にクリンソウが続く

 カモチ谷に出合(・340)は14:20、周山までは約60分なので15:45発のバスには間に合いそうである。林道に咲く花も少しずつ増えくるがタツナミソウやコナスビ、マムシグサなど、もう見慣れた花ばかりである。林道の一段下がった土手に大量のクリンソウを見る。ここだと人が立ち入ることもなく、水害にあう事も少ないので大群生しているのだろう。

 谷沿いに満開のウツギやタニウツギの花が続き、重い足を動かしてくれる。殿橋15:00到着、後は国道477号を歩きウッディ京北へ向かう。

林道歩きが多く、重い足で殿橋を渡る

 今日は周山でも29℃、今日は林道歩きが多く疲れた二人はウッディ京北の店に立ち寄ることもなく周山バス停へ向かう。





ヤマトウバナ

コナスビ

ミズタビラコ

ニガナ

オオジシバリ









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