京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

朝日峰北東尾根~行衛谷中尾根
2023.11.15

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朝日峰北東尾根を楽しむ

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日程:
・2023.11.15(水) 晴れ   哲郎・道子

アクセス:

バス停 行き: JR京都駅 6:45 - 小野下ノ町
バス停 帰り: 栂ノ尾バス停 15:17 - JR京都駅(JRバス)


コース:
・小野下ノ町バス停~水谷林道~田尻峠分岐を左~朝日峰北東尾根先端~標高410m付近の朝日峰北東尾根谷筋下で谷を渡る~谷間の急斜面を登る~朝日峰北東尾根鞍部~北東尾根を登る~朝日峰~南のハイキング道を下る~松尾峠からの林道出合~・556~古道入口(林道が北へ蛇行するポイント)~古道(入口付近は10数m崩壊している)~広い溝状の古道出合い~支尾根を数m下って左の横道の古道~行衛谷中尾根出合~東の植林地への作業道~行衛谷右俣の林道終点の小屋~行衛谷佐俣の林道出合~谷山林道5号橋出合~西明寺~槇ノ尾バス停~栂ノ尾バス停

注意:
・朝日峰北東尾根、尾根から山頂へ向かう場合は①尾根先端から②北の林道支線を進み標高450mから南の斜面を登り北東尾根の鞍部へ③梅谷林道を進み京都府大演習林入口手前から北東尾根の鞍部へ。
・谷山林道5号橋に下る行衛谷中尾根の古道は一部荒れてきています。初心者だけで出かけないようお願いします。

MAP


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 朝日峰へ出かける。最近は小野下ノ町の水谷林道から朝日峰北東尾根を登り山頂へ向かっている。急斜面の短い尾根だが雑木が続くので気にいっている。

 ただ11月後半は紅葉の高雄・槇ノ尾・栂ノ尾の観光客が多くバスが込み合ってしまう。今年は紅葉が遅れてはいるが、今日はどうだろうか?

 周山行きの始発のバスは平日なので通勤客でいっぱい、哲郎は立っての出発となる。小野下ノ町で降りバス停前の駐車場で準備する。朝は雨模様の予報だったが薄日が射してきて一安心する。水谷林道はバス停から少し戻ると西へ進む地道があるのでこれをとる。

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バス停前駐車場を借り準備 バス停を少し戻り地道へ

 道は直ぐ清滝川を渡り民家が切れるとすぐに水谷川沿いの林道に変わる。最近この林道傍の植林が伐採され明るくなり歩きやすくなった。それでも雑木が少ない林道を歩くのは面白くないが、谷沿いで所々で紅葉が見られ助かる。

 バス停から約2Km歩くと林道分岐に出合う。真っすぐ進むと田尻峠、朝日峰北東尾根屁は左へ曲がる。

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地道角にコムラサキ 水谷林道を歩きはじめる

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谷沿いの水谷林道を歩く 朝日峰北東尾根へは左へ曲がる

 林道を200m余り進むと右に谷沿いを登っていく作業道を見る。この作業道からでも目的の北東尾根鞍部へ西から乘ることが出来るが、倒木が多いので今日は止め、林道を進み東側の鞍部下から登ることにする。林道は手入れされシッカリしている。北東尾根先端から15分歩くと林道は細くなり右を流れる谷も細くなる。

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右に谷沿いを登っていく作業道を見るが 15分歩くと林道は細くなり右の谷も細く

 標高410m付近右手の谷に橋のように木が渡してある。ここが鞍部へ登っていく谷間である。少し上流を渡り植林地を登っていくと、すぐに朴葉が散る斜面に変わる。

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右手の谷に橋のように木が渡してある 少し上流を渡り

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朴葉が散る斜面に変わる

 この付近は斜面の勾配がきついので注意して登っていく。谷間を中程まで登っていくとやっと安心して登ることになる。ユックリ登って20分、鞍部に乘る。

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ユックリ登って20分 鞍部に乘る

 早速尾根を登り始め急斜面が続きシンドイところだが、気温が低いので汗もかかず快適に登ることが出来る。勾配が緩くなると周囲の雑木を楽しみながら登ることになる。倒木があると尾根下を歩く、何時ものようにその雑木の間をウロウロと散策する。

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鞍部から登り始める 細い尾根だが中央を歩ける

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涼しいので急斜面もスイスイ 倒木は尾根下を歩く

 その散策が終わって山頂に着くが、まだ11時、早い昼食とする。今日は風がなく山頂に薄日が射す天気、暖かく心地よい。東の切り開けた所から比叡山が見えるが、雑木が伸びてきて展望は年々悪くなる。

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山頂広場で昼食 比叡山も雑木が伸びてきて展望悪し

 30分の昼食休憩も終わり下山とする。南のハイキング道、最初は勾配がきついがすぐに緩やかになり、雑木の中を下って林道に降り立つ。右に進めば松尾峠から地蔵道を下って谷山林道6号橋に下ることが出来る。左に取ると林道終点から峰山に登り栂ノ尾バス停へ下ることが出来る。

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南のハイキング道を下る 林道に降り立つ

 先を行く道子は左に歩きはじめたので、「今日は行衛谷中尾根でも下るか~!」と林道を歩きはじめる。林道は尾根筋をユックリと下りながら東へと峰山へ続く。すぐのところで一人の男性に出合うが、今日は平日、このコースで人に出合うのは珍しい。

 最近はスズメバチより熊出没が多いので、我々もクマ鈴を鳴らし歩くことにする。何処に付けたら一番響くかを確かめながら歩いていくが、ここだというポイントに付けると、後ろを歩く時は煩くて!出来るだけ前を歩くようにする。

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今日は林道を峰山方面へ

 林道が北へカーブするポイントにピンクのリボンを見る。「古道入口はここだった?」と地形図で確認すると、ここは・393へ緩やかに下る尾根の入口?のようだ。・556を下って林道が北へ蛇行するポイントに着いたようだが、古道入口が見当たらない。

 「ここのはずだが?」と雑木を掻き分けると、目の前に見覚えのある景色が見える。早速古道を歩くことにするが、入口付近は10数m削られ古道はない。急斜面なので注意し少し上を歩いていくとすぐに古道に出合う。

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古道に進入 古道入口付近は崩壊

 古道はすぐに支尾根に達し一段上がると、目の前に林道から下ってくる広い古道を見る。この分岐の標識は「左・松尾峠」となっていて、我々が歩いてきた細い道だが、もう初心者危険コースになっている。標識の右は「栂ノ尾」であった。

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古道を歩く 分岐の標識だが

 この支尾根は行衛谷中尾根ではなくもう1本東の尾根である。尾根を少し下ると左へ進むシッカリした古道を見る。古道は幅が広く斜面の横道で植林地の上を巻いていく。

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峰山への林道から下ってくる広い古道を 古道は幅が広く斜面の横道

 15分歩くと倒木がだんだん増えてきて、それを通り過ぎると荒れた支尾根に着く。ここが行衛谷中尾根である。倒木は皆古く枝の付け根が刃物のように尖っているので注意して下っていく。数m下ると倒木は無くなり行衛谷中尾根を下り始める。

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古道に倒木が増えると行衛谷中尾根 倒木を過ぎ行衛谷中尾根をくだる

 尾根には古い倒木ばかりなので、2018年の台風で新しく倒れた木は見当たらない。この尾根道は最後まで(行衛谷佐俣・右俣合流点まで)続いているが、2箇所左の植林地へ下る作業道がある。古道は最後の所で少し荒れていたので、この植林地の作業道を下っていたが、今は「どうだろう?」と覗いてみる。

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上の作業道 小屋の向こうは倒木が 中尾根に電線が続く?

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行衛谷中尾根をくだる

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倒木を見るが、どれも古い木

 この東側の植林地は谷間の東側でたくさんの倒木を見る。上の作業道からは歩けそうもないので、下の作業道を覗いてみる。谷間に下った谷間から東の斜面への道はやはり歩きにくそう。「中尾根の古道へ登り返すのもシンドイ!」し、どうしよう?、谷間から遠くに広い作業道が見えてので、倒木の少ないルートを探し植林地を下ることにする。

 幸いにも苦労なく広い作業道に出合い、林道終点にある小屋へと下っていく。随分と時間がかかったが、林道終点に着きホットする。この植林地の倒木は植林の伐採時まで処理されないようなので、当分この植林地での迂回は使えないようである。

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やっと倒木を抜け 行衛谷右俣の林道にある小屋

 ルート調査も終わり行衛谷右俣の林道を下り始める。15分下ると佐俣の林道に出合う。その少し手前に行衛谷中尾根を下ってくる道を見るが、倒木があるものの歩けそうなので、次回は尾根道を最後まで下ることにする。

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行衛谷中尾根の終点 行衛谷右俣佐俣林道合流

 林道は植林地のなかに続くので見るべきものもなく黙々と下っていく。合流点から10分下ると前方に小屋が見えてきて、ゲートを抜け谷山林道に降り立つ。直ぐの橋は谷山林道5号で起点まで2.1Kmとあり、まだまだ歩くことになる。

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谷山林道に出合う 橋は谷山林道5号

 西明寺が近づいたところで、後始末や着替えをし小休止。清滝川に出合うがモミジに綺麗な紅葉を見ない。橋を渡ると紅葉見物だろうたくさんの人に出合うが、可哀そうなくらい紅葉していなく、もう散った木や葉が枯れた木も見る。でも残った葉が紅葉すれば綺麗に見えるのかもしれないが。

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清滝川の紅葉は今ひとつ

 道を登っていくと槇ノ尾バス停、たくさんの行列、「これはだめだ!」と栂ノ尾バス停へ向かう。ここも行列だが、数えると24番目、「座れるだろう!」と次やってくるバスに乘ることにする。

 例年のごとく栂ノ尾で満席に近い、槇ノ尾でいっぱい、高雄で溢れるくらい・・・仁和寺や竜安寺で満員の中、降りたり乘ったり、乗客は疲れてしまう・・・、平日と言えバスを増便して欲しい!。海外からモミジを見に来た観光客、モミジはいまいち、バスは溢れるくらい!・・・なにやら申し訳ありません。


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美味しそう フユイチゴ ミヤマウズラ? 葉が似ているが?

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ソヨゴ ツルニンジンの結実

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久し振りの出合い 美味しく頂きました



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