京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大文字山(Aコースから裏大文字山)
2023.07.12

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10年ぶりの太閤岩で雨宿りすることになる

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日程:
・2023.7.12 (水) 曇り後雨   哲郎・道子

コース:
・JR山科駅(8:10)~洛東高校グランド横~毘沙門堂~Aコース登山口(後山階陵入口)~安祥寺川沿いの林道~林道終点~安祥寺川沿いの道~山科からの尾根コース(C・Dコース)出合~トレイル【44-2】~四つ辻【45】~大文字山~雨社への尾根コース~新田尾根下降点~天の原尾根への分岐~天の原下降点~天の原~熊山乗越~出合坂~中尾城址への尾根~谷へ下る~太閤岩~堰堤~銀閣寺登山道~銀閣寺前バス停(13:30)

注意:
・安祥寺川沿いのAコースの伐採作業による通行止めは解除されましたが、林道終点付近の山積みの倒木は残っています。倒木帯から左(右岸)に渡り~左岸~右岸と進めば通ることが出来ます。


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 来週は哲郎のバンドのライブリハーサル+ライブがあり、怪我をしたらいけないと・・・大文字山にしよう!と出かける(手袋をして)。前回植林伐採で通れなかった山科からのAコース、林道や野草の状態を確認する。

 今日は午後から雨が降ると言う予報、雨雲レーダーの予報がころころ変わり何時頃降り始めるか分からないので、傘やレインウェアを用意して山科駅8時の出発とする。

 JR山科駅のコンビニででオニギリを買い、トンネルを抜け北の住宅街に出る。歩くコースはいつも決まっていて、洛東高校グランド横のモミジバフウを見て洛東高校門前の疎水を渡り、疎水沿いに東へ進み安祥寺川沿いの小道を歩いて毘沙門堂へと登る。

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スタバ横のトンネルを抜け 洛東高校グランド横のモミジバフウを見て

 毘沙門堂手前で、道の両脇に綺麗に咲くボタンクサギを見る。今日は蒸し暑いが、綺麗な花を見る時は暑さを忘れる。一段上の道路に上がれば毘沙門堂、丁度紅葉が有名な石畳の坂道の前に着く。何時ものようにここで準備をする。まだ湿度が高い日が続いているので、虫よけを十分噴霧しスパッツを付ける。大文字山でスパッツを付けるのはokaokaclubだけかも知れない。

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綺麗に咲くボタンクサギを見る 毘沙門堂の夏紅葉も綺麗

 安祥寺川沿いを進み後山階陵分岐、Aコース入口へ向かう。分岐に着くとAコースの通行止めの看板は撤去され、もう伐採は終わったようである。

 早速Aコース、安祥寺川沿いの林道を歩きはじめる。Bコース分岐を過ぎ橋を渡ると左手の斜面に伐採の跡が続く。「通行止め」はここの伐採のようだった。進むにつれ林道の荒れたところは整備され綺麗になっている。林道脇に小さな野草が続くが、この暑さのなか足を止めがたい。

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Aコース分岐の通行止めは解除され 左手の斜面に伐採の後が続く

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谷らしい谷の安祥寺川 斜面に倒木を見るが林道は綺麗に

 林道を30分歩くと前方に倒木の山が見えてくる、そこは丁度林道終点付近で谷分岐地点である。この周辺にはミゾホオズキの群生があちこちに見える。哲郎がミゾホオズキにカメラを向けていると、道子は倒木の山へと進入していくがなかなか前方に進めない。

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林道終点の倒木の山が見えてくる 道子は倒木の山へと進入していくが

 前回左岸の倒木の間をするすると抜けたることが出来たのだが、何故か進めない。仕方ないと引き返し谷を渡って右岸を進んで行く。こちらは難なく抜け再び左岸に出るが、左岸の先も歩きにくいので又右岸に渡って進んで行く。左手の斜面にある木製の堰堤下を過ぎると、昔からある登山道に出合う。

直進を諦め右岸へ迂回する 倒木帯を抜ける

 その先の倒木は以前と変わらないので難なく抜けていく。もう倒木に苦労することはなく昔からの登山道が続く。小さな谷沿いの道を楽しみながら、そこに咲く野草を観察しながら進んで行く。

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木製の堰堤下を通過 上流の倒木は難なく通過

 最後の谷分岐、今日は蒸し暑いので急斜面の右俣を止め、左のAコースを進んで行く。谷沿いの道にキランソウやハエドクソウ、ニシキゴロモ、ギンレイカを見るので、この道は古いことが分かる。左手に新しい林道が沿うようになると正面に山科からのB、C、Dコースの尾根が見えてくる。その尾根に乘り山頂へ向かう。このポイントは新しい林道がクロスしていて様変わりしている。

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最後の分岐はAコースの左へ 尾根に乗り山頂へ 左は新しい林道

 尾根を北へ進むと蹴上から登ってくる東山トレイル【44-2】に出合う、10:25。今日は午後に天候が崩れ、高温多湿なのか登山者は見当たらない。

 10:35大文字山の山頂に着く。山頂には10数名の方がくつろいでいる。ちょっと早いがここで昼食とする。オニギリを食べている間にゾロゾロと高校生?がやってきて課外授業なのか山頂で写真を撮ったりし賑やか。その間を縫うように二人は山頂を後にする。

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東山トレイル【44-2】に出合う 大文字山の山頂に着く

 今日の目的の一つは、前回途中から歩いた新田尾根のハイキング道からの下山口を確認する事である。山頂から東へ雨社方面へ向かう尾根道を歩いていく。地形図を見て、ハイキング道が林道へ下りかけ付近にありそうだと注意して歩いていると、道の左の木に赤いペンキマークを見る。赤いペンキマークは裏大文字の標識なので「ここだろう!」と、そこから尾根を下ることにする。(マークがあるのに雑木にテープを巻かないで欲しい・・木が傷むので・・・テープ登山は止めてください!)

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山頂から雨社への尾根道を歩く ここが新田尾根下山口だろうと!

 はっきりとした道は無く薄い踏み跡を下っていく。それも右に左にとクネクネと尾根を東の方へ下っていく。ハッキリした道が現れてこないのでこの道は余り歩かれていないようにも見える。そのうち支尾根に乘ったのか北へと下り始め、足元の道もはっきりしてくる。

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やっとハッキリとした道を下る 木のペンキマークまで下る

 前回この尾根に出合ったところが天の原へ下る尾根への分岐点、通り過ぎないようにゆっくりと下っていく。尾根らしくなった支尾根を下っていくと、木に赤ペンキマーク、足元に石柱を見て「ここだろう!」と哲郎。この分岐から左手へ向かう分岐には間違って行かないように足元に枝が置いてあった。

 「ここは尾根の中央に大木、その目の前に石柱が」と頭に刻み、左にとり天の原へ下る尾根へと歩きはじめる。宿題を片付けた二人は西の谷筋の横道を歩きはじめる。道はシダが生えている谷筋を横切っていく、シッカリした道である。途中足元に石柱を見るが、なんて書いてあるかは分からない。

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尾根の中央に大木、その前に石柱が シダが生える道で谷筋を横切って

 新田尾根から横道を3分歩くと天の原へ下る支尾根に着く。ここは道幅が広く足元に境界マーク?か石柱や赤い杭を見るので分かる。早速天の原へと下り始める。最初は急斜面だがすぐに緩くなり歩き良くなる。

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足元に境界の石柱や赤い杭を見る 天の原へと下り始める

 10分下ると前方に広場が見えてくる、ここが天の原である。11:30、今日は午後に雨が降る予報なのですぐに出発する。もう一つの宿題、熊山乗越から西に下った分岐、前回は右に取り中尾の滝へ向かったが、今日は左にとってみる。左にとると出合坂に出るようだが、それを確認する。

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少し下ると緩やかな尾根 広場が見えてくる

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天の原と名付けられた広場

 天の原から谷筋を南へ登っていき直ぐの分岐(木に赤ペンキマーク)で右の尾根へ進む。すぐに赤いペンキマークを見て、支尾根を越えると谷筋へ下っていく。谷を渡ると熊山乗越への道、ここを歩くのは3回目、谷に沿った横道を詰めていくと熊山乗越の四つ辻に着く。右は熊山、左は山頂へ、今日は真っすぐ下っていく。

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赤ペンキマークを見れば迷わない これは四つ辻のマークか?

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谷へ下り谷を渡る 谷を渡って熊山乗越へ

 小さな谷筋を過ぎ谷に沿った横道を進んで行くと谷間に降り分岐を見る。右が中尾滝方面なので、今日は左を歩いていく。谷間をゆっくり登っていく道はハッキリしている。もう左手の尾根に接して高低差も余りないので、「道が右に折れ尾根に乘っていくだろう」と想いながら歩いていくが、なかなか曲がってくれない。分岐から7分、「この道はこのまま真っすぐ進んで山頂へ?」と心配する頃、やっと右の尾根へと登っていき出合坂に着く。

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熊山乗越から西へ下る 出合った分岐を左へ出合坂へ

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なかなか尾根へ乘ってくれない道

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やっと出合坂の尾根に乘る

 宿題を片付けた二人だが、もう12時前「急がなくては!」と急いで下山する事になる。尾根を右に中尾の滝方面へ向かっても良いが、今日は西へまぼろしの滝方面へ下り、少々アップダウンはあるがさらに西へ進み中尾城址への尾根へ、さらに銀閣寺登山口への谷筋に下って太閤岩経由で下山することにする。

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まぼろしの滝への谷に降り 横道を中尾城址への尾根へ

 もう歩きなれた道、雨が心配で周囲の景観を見ることもなく急ぎ足で進んで行く。出合坂から20分で中尾城址への尾根に乘り、右に進みすぐのところにある谷へ下る道をとる。ここから堰堤のある銀閣寺登山口までな近い。

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中尾城址への尾根に乘る 太閤岩への谷へ下る

 この谷道は10年振り、緩やかに下る谷道は心地よい。10分下ると谷は細くなり左へ下っていく。これを下ると谷間は再び広くなる。ここが太閤岩でコンクリートで補修した崖が懐かしい。「降ってきた!」と二人は大木の下で雨を避けるが、雨脚が強くなってきたのでとりあえず傘を広げ様子を見ることにする。

 10分経過すると雨も弱くなってきたので、傘を差したまま下ることにする。Wストック+傘の道子は「歩けない!」と道子はブツブツ言いながら降りていくが、雨はすぐに上がったので傘をしまって下山する。

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太閤岩への谷を下っていく 太閤岩に着くと雨が・・

 すぐに堰堤に出合い右岸へ続く道を歩いていくと、中尾城址への尾根の鞍部から下ってくる道と合流する。「やれやれ」と最後の堰堤を越え銀閣寺登山口に着く。12:50である。途中の水場で用具を洗い後始末を終えて銀閣寺へ向かう。途中山頂を目指す登山者に出会うが、雨に出合うのを覚悟の上なのだろうか?。

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すぐに堰堤に出合い右岸へ 最後の堰堤を越え登山口に着く

 銀閣寺の参道から銀閣寺前のバス停へ向かう。バス停から火床付近を見ると真っ黒い雲が降りてきて「危ないな~」、さっき出会った登山者は大丈夫だろうか?と心配する。

 家に帰ると夕方大文字山で落雷と火床付近の写真が載っていたが・・・早く梅雨開けしてほしものだ。


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ギンレイカ(ミヤマタゴボウ)

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ハエドクソウ

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ミゾホオズキ

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オオハンゲ

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ボタンクサギ

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ニシキゴロモ



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