京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

比叡山
(北白川仕伏町~無動寺川~てんこ山西尾根)
2023.11.29

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トレイル道の紅葉を楽しみながら掛橋へ向かう

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日程:
・2023.11.29 (水) 晴れ後曇り   哲郎・道子

コース:
・北白川仕伏町バス停(9:30)~トレイル谷道~トレイル【60】・瓜生山分岐~トレイル【63】・無動寺川(比叡アルプス)分岐~無動寺川遡行~堰堤~古道取付~古道分岐(植林地の中の右手の古道に道なし)~左手の古道を進み途中で引き返す~分岐から植林地を登る~トレイル【65】・一乗寺道下山口~トレイル【67】・掛橋(石鳥居)~てんこ山~てんこ山西尾根~曼殊院~鷺ノ森神社~修学院バス停(16:05)

MAP

注意:
・トレイル【63】の分岐から東へ下っていくと無動寺川。この少し上流から比叡アルプスへ登ることが出来るが登山口はハッキリしない。
・無動寺川の遡行:浅い谷ですが大水で荒れていて歩きにくい。谷の中を歩いたり、谷横の崩れかけた古道を歩いたり倒木を避けたり潜ったりとコース選定が必要なので初心者だけで遡行しないようお願いします。
・無動寺川中流にある堰堤から地形図にある2本の古道でトレイル道へ登れます。すぐの古道は植林地を登るとすぐにトレイル【65】へ登ることが出来ます。もう1本の西へ巻いていく古道は、途中から斜面の横道に変わり最後は細く薄くなります。こちらの古道は歩きにくいので要注意。


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 今日は比叡山紅葉見物、北白川仕伏町バス停からトレイル道を歩いてみる。今日の目的は 1.北白川仕伏町バス停からトレイル【60】まで、前回下った時は「旧道:倒木多し」となっていたので瓜生山コースをとったが、今日は以前歩いていた谷道を歩いてみる。

 目的 2.トレイル道から無動寺川へ降り、中流にある堰堤からトレイル道へ登っていく古道を歩いてみる。地形図では古道は2本ある。

 最後はトレイル道を掛橋(石鳥居)へと進み、時間があれば音羽川沿いの紅葉を楽しみ滋賀県へと下るか、時間がなければてんこ山西尾根を下り曼殊院や鷺ノ森神社の紅葉を楽しむことにする。


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 京都市営バス3系統で北白川仕伏町へ向かう。バス停から北へパブテスト病院へ向かう。すぐに道は登っていくがトレイル道は右の駐車場へと進む。こちらから登るのは25年ぶりである。駐車場の端まで詰め谷沿いを歩いていく。

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バス停からパブテスト病院の駐車場へ 駐車場奥から谷道へ

 神社への道をパスし谷筋を進んで行くと、谷道と瓜生山コースの分岐(トレイル【56-2】)に着く。トレイルの標識に、8/11にトレイル【68】【69】で女性が熊に襲われた!とあるが、そこは水飲対陣之跡碑付近である。

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神社への道をパスし谷筋を進んで行く トレイル【56-2】分岐に着く

 分岐を右手、谷コースを進む。昔よく歩いた谷コースだが25年前の事なので記憶が薄く風景は新鮮に見える。少々薄暗い道だが心地よく歩いていく。大木の横を抜けるとトレイル【57】の分岐、左手をとると瓜生山へのサブコースである。この付近で撮った写真はピンボケが多い、後で気づいたが絞り優先なっていて絞っているのを忘れていた。コンパクトデジカメなので気付くのが遅れてしまったようだ。

 トレイル【57】を過ぎると谷間の右岸を登っていく、「こんな登りあったかいな~」と全く記憶にない。

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大木の横を抜けるとトレイル【57】 「こんな登りあったかいな~」

 登りきると白川からの谷に出合う。谷間を登っていくと谷に出合うとは不思議な道である。ここがトレイル【58】、周辺の紅葉が綺麗だと、ここで小休止してこれを楽しむ。

 小休止も終わり歩きはじめる。谷横の道は緩やかに登っていくので心地よい。歩き始めストックがないことに気づく哲郎、【58】へ引き返す事になる。紅葉が綺麗で忘れたのか?、穏やかな道が続くので忘れたのか?何やら嫌な予感が!

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トレイル【58】で小休止 心地よい道が続く

 緩やかなの登りが続き、時々現れる紅葉を楽しみながら登っていく。谷が細くなってくると植林地に出合う。ここが問題の倒木地帯なのであろうか?トレイル【59】を過ぎると倒木が増えてくるが、倒木は処理され難なく歩くことが出来る。

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時々現れる紅葉を楽しみながら 倒木は処理され難なく歩くことが出来る

 最後はちょっと登って瓜生山からの尾根に出合う。ここがトレイル【60】で、下りの場合、谷コースと瓜生山の尾根コースが分岐するポイントである。これで宿題を一つ片付けたことになる。ここからトレイル道は無動寺川の西側を掛橋(石鳥居)へとユックリと登っていく。

 細い尾根なので見晴らしがよく、と言っても「周囲が紅葉に包まれ」と言う尾根ではなく木々の間から紅葉を楽しむ事になる。最初の分岐、右に取れば地蔵谷バス停にあるラジウム温泉の地蔵谷不動院へ下ったような?、昔のことで余り覚えていない。

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瓜生山からの尾根に出合う【60】 木々の間から紅葉を楽しみながら

 次の分岐はトレイル【61】右に登っていけば白鳥山へ、我々は尾根下を歩いていく。白鳥山への尾根が合流するところがトレイル【62】、上を見上げて白鳥山へ進んだ方が紅葉が綺麗だったかも知れないと思ってしまう。

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【61】から白鳥山へ寄り道せず 白鳥山へ寄り道せず

 【62】から5分余り歩くとトレイル【63】に出合う。「ここだ、ここだ!」と分岐を右にとり無動寺川へと降りていく。この道を下るのは初めてだが、無動寺川の遡行時尾根から下ってくる道が見えたので、大体見当が着く。

 道はハッキリ残っていて難なく下っていくことが出来る。植林地を抜け雑木に変わると折り返し前方に無動寺川を見る。最後は道が少しハッキリしないが問題なく谷の右岸に降り立つ。

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無動寺川へは【63】手前を右へ下る 無動寺川の谷へ降りる

 左岸の木にぶら下っている標識、もう字が消えているが昔からぶら下っていた。早速無動寺川の谷を登っていく。10年前までは綺麗な谷であったが、最近の台風や大雨で谷は荒れてきて歩きにくくなってきた。

 無動寺川の遡行については 2023.01.11の記録がありますので、こちらを覗いて見て下さい。

■ okaokaclub.net >北山 MAP >比叡山 >62.比叡山(無動寺川~てんこ山~曼殊院)

 谷は相変わらず荒れて歩きにくいが、60分歩くと前方に堰堤が見えてくる。堰堤の右岸から登って行き堰堤の上に出る。ここで周囲の風景を楽し見ながら小休止する。哲郎は右岸を調べ古道を探す。薄い踏み跡があったので、これを登っていくと踏み跡ははっきりした古道に変わる。堰堤に引き返し「古道があった!」と道子に告げる。

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最初の堰堤に出合う 堰堤から古道へと続く薄い踏み跡を

 早速踏み跡を進んで行く。途中の倒木を過ぎると道は古道らしくなり、そこを進んで行く。古道を進むとすぐ右手に植林地の谷間を見る。中央が開いているのでここを登っていくのだろうか?、これは地形図にある北西に登っていく古道のようで一乗寺道下山口のトレイル【65】へ向かっているようだ。

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木を抜けると古道が続いている 右手に登って行ける植林地を見る

 でも古道は斜面を巻いていくので、続けて古道を歩いていく。古道は小さな支尾根を越えたところで右に斜面を巻いていく。ほぼ水平に巻いていく道は次第に細くなる。さらに進んで行くと道ははっきりしない細い踏み跡に変わる。もう少し進むとトレイル道に出合うかも知れないが、南の方へ進んでいるので進行を止め先ほどの古道分岐点へ引き返すことにする。

 植林地を登っていくと、中程で広場のような所に着く。トレイル道へは左の谷間を登っていけばすぐにトレイル道に出合うだろう。右手を見る哲郎は谷間へ下っていく広い道のようなものを見る。「堰堤を作る時の道かもしれない!」と、哲郎は道子を待たせ、それを下ってみることにする。道のようなものは谷に出合うと消える。

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古道と思われる植林の間を登る 道のようなものがと探索に出かける哲郎

 谷間の下を見て「下に見えるのは谷?、堰堤の上だろうか?」と哲郎は急斜面の谷間を下り確認することにする。これからがイケマセン!

 谷に降り立った哲郎は何かにつまずき、バッタリと倒れ顔から足まで全身を打ってしまう。カメラは頭の先2mまで飛んでいる!「やってしまった!」と、すぐに全身、顔や膝等も触ってみるが、何処にも痛みがなく一安心する。それでも頬をしばらくさすっておく。

 倒れた原因は、ちょっと急ぎ足で進み足元を確認しなかった、急ぐ必要は全く無かったのに。左手にストックを持ち右手にカメラを持ったままなので、つまずいた時バランスがとれなかった事かな~。ちょっとした調査にザックを置いて下れば良かった!と反省。道子がいつも哲郎に言っている「山の中で、危ないからカメラを手に持って歩くな!」と言うことであった。

 バッタリ前へ倒れたのはこれで2回目、昔伊吹山7合目、急ぎ足の哲郎はゴロゴロ石道でつまずいて全身を打ったが、幸いにも怪我は無かった事を思い出す。いずれも急ぎ足がいけなかったようだ。

 やれやれと道子の待つ植林地へ向かい、気を取り直し谷間を登っていくと5分でトレイル【65】に出合う。ここは一乗寺道の下山口でよく歩いている所である。もう13:20分、随分と遅くなった!と掛橋(石鳥居)へ向かって歩きはじめる。

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トレイル道へと鞍部を登る 5分でトレイル【65】に出合う

 掛橋へのトレイル道は所々紅葉しており心地よく歩いていく。紅葉は全部赤に染まるのではなく、緑をバックにしたものや、黄色や緑が混ざった紅葉が気にいっている哲郎である。

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トレイル【65】から林道へ トレイル道を心地よく歩く

 トレイル【65】から20分歩いて掛橋(石鳥居・トレイル【67】)に着く。13:40である。予定より随分と遅れているので滋賀方面に下るのを諦め曼殊院へ下ることにする。でも先ずは昼食「遅くなった、寒い、暗い!」と、「これから下る紅葉見物楽しめるかな~」。ほんまに寒いので、「これからは熱いお茶やウィスキーを持参しよう!」と哲郎。

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絵のような紅葉が素敵!

 昼食を15分で済ませ「てんこ山」へ向かう。下山ルートは「てんこ山~てんこ山西尾根を下る~曼殊院」である。石鳥居の西側には素晴らしい紅葉、渋くて絵になるような紅葉をみて楽しむ。

 トレイ道を少し戻った所から右手の尾根に乘る。すぐに鉄塔下を抜けるとシッカリした作業道が尾根に続いていて歩き良い尾根である。

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掛橋(石鳥居・トレイル【67】)に着く 右手の尾根に乘りてんこ山へ

 すぐに目の前に倒木が、道子は難なく通り抜けるが、哲郎は潜って頭を上げると「ゴツン!」と額を強打する。倒木が2本並んでいて、2本目が帽子で見えなかったのか・・・。今度は額、まん丸い丸太なので怪我はなく、良くもんでおいて湿布を貼る。念のため堰堤で打った頬にも貼っておく。なんだがスッキリしない哲郎だが、周囲が暗くなるので歩きはじめる。

 尾根は一旦切通の林道に降り再び尾根に乗る。すぐ右手にてんこ山山頂、見晴らしは全くないが三角点がある。

 てんこ山から5分進むと道は右(西)に折れ下り始める。下り始めると右手にこれから下る支尾根の先端が見えてきて、作業道から支尾根に移動する。

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てんこ山(今日はピンボケです) てんこ山西尾根に乘り下っていく

 後はこの支尾根を下るだけなのだが、曇天で14時を回っていてので尾根の木々はスッキリしない。途中で左手の尾根下の道と接するポイントで右手の尾根下の広い作業道を下る。この道は2023年01月に探索した道で、標高370m付近で尾根横の道に出合うので尾根へ移る。

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左手の尾根下の道と接するポイントで 右手の広い尾根下の作業道を下る

 薄暗いので紅葉見物とはいかないが、雑木の尾根を楽しみながら曼殊院裏の登山口へ下っていく。最後は勾配が緩くなり植林が見えてくる。その先に曼殊院の外壁が見えてくると登山口は近い。

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てんこ山西尾根を楽しむ

 15時15分尾根から林道へ降りる。てんこ山から丁度1時間である。早速林道ゲートの手前でスパッツを取り後始末をする。右手の曼殊院の紅葉を壁越しに見るが「中はきれいだろうな~!」と。ゲートを抜けるとここにも「クマ出没 2023.9.30」とあったが、場所は書いてなかった。

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林道に降り立つ。 林道ゲートを抜ける

 ゲートの先から右手に進むと曼殊院のモミジが続く。もう落葉が積もっているが十分紅葉を楽しみました。暗くなる前にと曼殊院から鷺ノ森神社へ向かう。15時50分、明るい紅葉は見られなかったが、丁度見頃でここも十分楽しみ帰路に着く。

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曼殊院の紅葉 紅い落葉が綺麗!

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鷺ノ森神社の紅葉 曇天の夕方で残念だが綺麗!

 帰りは叡山電車にするかバスにするか、「四条大橋を歩かなくても良い」とバスを希望する道子。すぐにやって来た市バス5系統に乘る。幸い座ることが出来たが・・・、5系統は観光地を周りもう乘れません!という満員、オーバーツーリズム(観光公害)いややな~。



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