京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

魚谷山 (岩屋橋~樋ノ水谷~貴船口)
2023.04.28

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惣谷林道から桟敷ヶ岳を望む

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日程:
・2023.4.28 (金) 晴れ   哲郎単独

駅 行き: 烏丸北大路 8:40 - 岩屋橋 (もくもく号)
駅 帰り: 叡電貴船口 17:45 = 出町柳


コース:
・岩屋橋バス停(9:20)~小梅谷林道~惣谷林道出合~魚谷峠~魚谷山~柳谷峠西の谷~石仏峠から魚谷峠への林道出合~魚谷峠~松尾谷林道~中津川出合~樋ノ水峠分岐~貴船山~二ノ瀬ユリ(42番)~(17:10)叡電貴船口


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 春の魚谷山へ出かける。今日もゆっくりのリハビリ登山15時貴船口下山とする。まだ連休前なので登山客は少なく、もくもく号は8名で出発する。岩屋橋に着くと面前に新緑が広がり春を感じる。ほとんどの人が志明院へ向かう。哲郎は一人祖父谷林道を歩き小梅橋へ向かうが単調な谷沿いの林道はシンドイ。

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岩屋橋バス停から歩きはじめる

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谷にウワズミザクラの花が満開 谷らしくなってきた祖父谷

 ユックリ歩いて50分、「予定通りだ」と小梅橋を渡り小梅林道を歩きはじめる。この林道には木で作った堰堤があり、途中から勾配がきつくなる程度しか記憶にない。

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小梅谷林道への橋

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木製の堰堤は結構丈夫

 そんな単調な林道だが登るにつれ足元に野草を見る。この時期歩いたことが無かったようで谷沿いにニリンソウが続く。でも野草の種類は少なく、クリンソウやミヤマハコベ等・・・結局「野草が少ない林道」と言うことになる。

 最後にヤマルリソウやニシキゴロモが続いて、惣谷林道に出合う。

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中程まで登ると勾配がきつくなる

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惣谷林道に出合う

 気温が高く、野草観察等でユックリ歩いたのか、予定タイム+20分、「今日はゆっくりで良い!」と。惣谷林道を少し下がった所から、桟敷ヶ岳を望む、山々は新緑が美しい。

 直ぐの魚谷峠から山頂へ向かう。今日初めて雑木の中を歩く。雑木を楽しみながら山頂へ進んで行くと、新緑の中にミツバツツジのピンクが混じってきて、「春や~!」と思ってしまう。

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魚谷峠

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新緑にミツバツツジと春を感じる

 11:50魚谷山に着く、いつもより35分遅れていて「このペースでいいのやろか?」と思ってしまうう。山頂北斜面の風景を見ながら昼食とする。

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魚谷山 山頂

 12:05下山する。いつも山頂東の尾根を少し下り柳谷峠へ降り立っていたが、「綺麗だと!」山頂から北の尾根を少し下りすぐに右手の谷へと降りていく。急な支尾根を下って尾根の先の谷間に降り立つ。谷間を振り返るとここは谷の源頭から直ぐの所であった。

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降り立った谷の源頭

 谷間はいつも柳谷峠へ下る風景に似ていたので、哲郎は何の違和感もなく谷間を下り始める。そのうち谷間に流れが現れてきて「こんな流れがあった?」、さらに下っていくと流れは小さな谷となりその横に一つのクリンソウを見る。

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谷間に流れを見て?

 「あれ~、ここは何処や?」と言いつつ下っていくと、前方にクリンソウ畑を見る。昔、桟敷や石仏峠から柳谷峠へ向かうとき魚谷峠手前の林道から谷を登っていたが、その途中にクリンソウ畑を見たような記憶が?20年も前の話である。

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記憶に残るクリンソウ畑

 もう少し下っていくとすぐに谷分岐に出合う。「ここはどこだ!」と。地形図を取り出し確認する。どうやら降りてきた谷間は過去に何度も登ったことがある、下の林道から柳谷峠へ向かう谷間のようだ。中尾根に登って確認、周囲を見渡すと南に山頂らしきものが見える。

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谷分岐に出合う

 谷分岐に降り立つが、降りてきた谷を源頭まで登り返すのは嫌だな~と(これが今日の失敗の始まり)この谷を下って見ることにする。何処に下るかは予想出来る。谷を10分下ると、見覚えのある看板と林道が見えてくる。林道に降り立ち「あ~ヤレヤレ!」と魚谷峠へと登り始める。

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谷を西へ下る

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見覚えのある看板と林道が見えてくる

 峠まで緩やかと言えど500m登ることになり、この判断が良かったのか悪かったのか?。

 1時間も魚谷山周辺をウロウロしたことになり予定表ではもう滝谷峠に着く時刻である。小梅谷を急いで下っても松尾谷を下っても、もくもく号にはギリギリのようだ。岩屋橋でバスに乗り遅れたらタクシー、でも4~5000円だそうなので×、そこからさらに2時間歩いて杉坂口バス停へ向かいJRバスというルートもあるが舗装道が続くので×。この峠から魚谷山に再度登る手があるが、何故かこれを止める(これが一番良かったのだが)。

 とりあえず松尾林道を下って様子を見ることにする。松尾林道は過去1回だけ下った事があるが、どんな林道かは全く覚えていなく、ただひたすらに急いで下っていく。この林道すぐに舗装道に変わりだんだん足にくる。

 14:10中津川の分岐に着く。ここから出合バス停までは2Km程あり、林道下りで疲れた哲郎の足では無理のようだと諦める。ここは中津川沿いの林道を登り貴船へ向かうことにする。

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松尾谷の林道を下る 出合橋へ下る林道に出合う

 今日はここまでほとんど林道歩き、疲れた足の裏にまめが出来たように痛くなり舗装道ではキツイ。この直谷沿いには貴船山へ抜ける樋ノ水峠ルートがあり、「その道を歩けばここから滝谷峠経由より1時間以上短縮出来るだろ!」と、その分岐を探しながら重い足を引きずりながら頑張って歩く。

 樋ノ水峠ルートは支流の樋ノ水谷沿いにあるので、林道が東から北へ向きをかえると、そろそろだ!と谷の支流を探しながら歩いていく。「あった!」と、谷を見る前に樋ノ水峠ルート取りつきの標識を見て喜ぶ。

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直谷の支流を探しながら登っていく 標識が見えてくる

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樋ノ水峠ルートの標識

 小橋も掛かっていて対岸に渡る。もうバテバテの哲郎は倒木に腰を掛け非常食のバーを取り出し咥える。小休止も終わり樋ノ水谷沿い左岸の道を歩きはじめる。

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小橋も掛かっていて対岸に渡る

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樋ノ水峠ルート登り口
登山口に昭和の「タバコ??」の標識?

 谷沿いの踏み跡を辿りながらユックリ登っていく。何度も谷を渡って行き対岸の踏み跡を探しながら登っていく。登るにつれ岩場が多くなり、踏み跡が消えるが岩で階段や通路が作ってあり、それなりに進んで行ける。「いいコースや!」と思うが、登りでしんどいのでその想いも消える。

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谷沿いの踏み跡を辿りながら
何度も谷を渡って
登るにつれ岩場が多くなり

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昔の写真では倒木なく綺麗な滝だった 岩で道が補強されている

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石の階段を見る 岩の間を抜けていく

 谷も細くなったころ、前方に道から外れたところにドアがあり「立ち入り禁止・・・」の大きな標識を見る。これは過去に見たような気がするのでここが分岐点かも知れない。結局、樋ノ水峠への分岐が分からず、随分と遠回りのような気がするが踏み跡のある谷に沿って植林地の中を登っていくことにする。思考能力も鈍ってきたころ二ノ瀬ユリに出合う。

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突然目の前にドアが?

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右手に伸びる溝を見て、ここが分岐? 二ノ瀬ユリに出合う

 「あ~シンド!」と、木の根に腰を落とし再び非常食のバーを食べ、アクエリアスを飲む。あと3Km近く歩くことになり先が思いやられる。15分歩くと「二ノ瀬尾根コース」の標識に出合うが、今日は本コースを歩いてみる。途中で倒木があり最近は歩かれていないようである。さらに20分歩くと、樋ノ水峠分岐に出合う。

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「二ノ瀬尾根コース」の標識 樋ノ水峠分岐に出合う

 P567を過ぎると、いつの間にか広い道に降りてくる。標識「32番」を過ぎると大岩・二ノ瀬駅・夜泣き峠への分岐に着き「あともう少し!」と喜ぶ。分岐を左にとり広い道をどんどん下っていく。「42番」に着き飲水休憩、後は目の前の斜面を貴船口駅へと下っていく。

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分岐を左の「二ノ瀬駅」へ 「42番」の標識を見て一安心

 10分下ると下に舗装道と貴船駅が見えてくる。舗装道へ降り立ち目の前の河原で用具を洗い後始末する。ユックリの後始末を終え、叡電貴船口に着く。国際会館行きのバス時刻を確認していると、丁度出町行きの電車が動き出し、国際会館行きのバスも同時刻に発車している。あと2,3分早ければと悔やむが仕方ない。

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10分下ると下に舗装道と貴船駅が

 駅舎下の休憩所は16:30で締まっているので改札口前のベンチで次の電車を待つことになる。予定より2時間以上遅れ「遅くなったな~」と哲郎、「魚谷山から下った谷、柳谷峠へ引き返すべきだった!」と反省する。でも樋ノ水谷コースは面白かったので、もう一度歩いてみよう!と。



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