京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

国見山~交野山 ササユリ観察
2023.06.07

TOP写真

交野山登山道のササユリ

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2023.6.7 (木) 晴れ   哲郎・道

コース:
・JR津田駅(9:30)~第二京阪を潜って目の前の池(灌がい用?)の奥~円通谷作業道登山口~谷沿いの道から右の尾根道へ~作業歩道1分岐~展望デッキ~エダ谷作業歩道分岐~鉄塔出合~国見山~近畿自然歩道出合~白旗池~るれあいセンター~白旗池下の谷間~交野山~交野カントリークラブ~大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線(傍示越え)~防火管理道~傍示~京阪河内森駅(14:30)



飾り 飾り 飾り

 例年のようにこの時期国見山から交野山へササユリ鑑賞に、数年前に比べササユリは半減したが、簡単にササユリ鑑賞ができ歩き良いので、軽いハイキングとして出かける。

 JR線で津田駅へ向かうが今日は平日なので乗り換え駅のホームはサラリーマンでいっぱい。3分おきにやってくる電車、予定の電車は?・・分からず適当に乘ることになる。

 予定の電車で乘れなかったので京橋から津田へ向かう電車も「○○行き、快速、普通?」と予定と異なり、適当に乘ると途中で何度も乗り換えることになる。要するに「○○行き」の○○が津田駅の手前か後か分からず・・・快速に乗り換えても、途中でまた普通に乗り換え「これさっき乘っていた電車や!」と。

 JR津田駅で降り駅前のコンビニで食料を調達、「駅のトイレ和式で汚れていた!」と道子はコンビニでもトイレへ向かう(綺麗でした)。駅横のトンネルを抜け東側の住宅地に出る。後は正面へ進み突き当たった道を右へ進むと広い道に出合うので右の山手に見える第二京阪自動車道の高架へ向かう。

写真 写真
JR津田駅 駅北のトンネルを抜ける

 高架下を渡ると左右に広い遊歩道に出合う。この道を左(北)へ300m進むと国見山ハイキングコースの登山口がある。前回は登山口まで向かわず、ここから100m先の支尾根先端から登っていった。今日は・・・?目の前にフェンスで囲まれた広い池?(灌がい用の池?)を見る。地形図によるとその池の奥は谷間が続いていて地形図の破線を見る。

 「今日はここから登ってみよう」と早速フェンスをぐるりと巻いて谷の入口へ向かう。前方にはゲートが見え、その後ろに林道のような物を見る。ゲートは鍵がかかっていて「どうしよう?」と考えていたが、右手の奥に進んで行く道子「ここから入れる!」と。

写真 写真
今日はこの池から進入しよう! ゲートの右手奥から進入

 フェンスを出ると谷沿いの広い道に出る。歩きはじめるとすぐに標識を見て「ここはハイキング道や!」と。標識にこの道は「円通谷作業歩道」とある。道は途中で急斜面となり「これ車で登れる?」と言うような斜面が数回つづく。左の谷には新しい石の堰堤が見えるので、この道は重機を入れる為に作られたのかも知れない。

写真
フェンスを出ると谷沿いの広い道に

写真
標識を見て「ここはハイキング道や!」と

 分岐を右にとり登って行くと、右手に「国見山→」の標識と支尾根を登っていく道を見る。今日はここから国見山へ向かうことにする。最初は急な斜面を何度もジグザグに登っていく。尾根が緩やかになると細い尾根道に変わる。余り快適な尾根ではなく、ただ黙々と登っていく。

写真
谷分岐にある石の堰堤

写真
ジャムが出来そう、でもニガイチゴ!でしょっぱい

写真 写真
右手に「国見山→」の標識 植林地をジグザグに登ってい

 階段を登っていき出合った分岐の標識に、登って来た道は「円通谷作業道」で出合った道は「作業歩道1」とある。周囲の木立もやっと散策路風に茂ってきて心地よく歩くことが出来る。途中で「作業道2」に出合う。標識がシッカリしているので分岐で間違うことはないだろう。

写真 写真
階段を登ると分岐が 分岐の標識

 もうこの付近は勾配も緩くなり何回も歩いているので、周囲の雑木の緑を楽しみながら進んで行く。足元に咲くオカトラノオ、この付近は日が樹木で遮られているのだろう、まだ咲き始めである。アマドコロの花は終わり大きな実がぶら下っている。

写真
山頂まで心地よい雑木道が続く

写真
日当たりが悪いのかまだ咲き始め
オカトラノオ

写真
アマドコロの大きな実
茎が角ばっているのでアマドコロ

 ちょっと登って展望所に着く。京都北山や西山が見えるが、今日の天気では・・・。それに木々が育って来て展望の範囲が狭い。直ぐの送電線鉄塔に出合い東のハイキング道から送電線に沿って登ってくる道と出合う。

写真
展望所に立つが、今日は霞んでいて

写真
雑木道を心地よく

写真
鉄塔を過ぎればすぐに山頂

 鉄塔から急坂を5分登って国見山に着く。山頂には一人の男性が展望を楽しんでいる。山頂は彼一人だった。先ほどの展望所より開けているので京都市内まで視界が広がっているが、今日は霞んでいるのですぐにハイキング道へと降りていく。

写真
鉄塔から急坂を登ると国見山

写真
国見山に着くが霞んでいて・・

 階段状の道を下るとハイキング道に出合う、ここから南の白旗池へ向かう。道端は綺麗に草刈りされササユリは囲って保護されているが、株が小さく往年の花盛りには時間がかかるようである。

写真
国見山から白旗池への道

 ほぼ水平な道は歩き良い。尾根道と分かれると谷上の横道に変わる。谷の中に群生するアジサイはちょど見頃、アジサイは例年より開花が早いようである。この細い道にはホナガタツナミソウやオオハンゲ、ツルアリドオシ等咲いているはずだが、タツナミソウしか確認出来なかった。

 道が広がってくると左右に茂った雑木林や笹原をみながら歩いていくが、昔はここで大量のササユリを楽しんだものだ。でも目に付いたのは小さな株で数株だけと淋しい。道が山に突き当たった所でやっとササユリを見るが、数は少なく昨日の雨で花粉が垂れている花が多く残念。でもピンクの花も綺麗に咲いていて喜ぶ。

写真
群生するホナガタツナミソウ

写真
ササユリ ピンク色

写真
ササユリ 薄いピンク色

 突き当りを右にとりゴルフ場に沿って白旗池へ向かう。トンネルを潜ると池が見えてくる。生きものふれあいセンターのベンチに着く。今日は平日なのでガラガラ、ゆっくりと池を眺めながら昼食とする。

 昼食後はふれあいセンターでトイレを済まし、その前に咲く花を観察し交野山へ向かう。ふれあいセンター入口のベンチは団体さんでいっぱい、団体さんはいつもこちらのベンチを利用するようだ。

写真
トンネルを抜けると白旗池

写真
白旗池をみながら昼食

写真 写真
コウホネ ツルアリドオシ

 今日も池の堤の上を歩かず堤下の草原でササユリ鑑賞!と降りていくが、何処にも花は見当たらない。ここの花は日当たりが良く早く咲くのだが、たくさんの株が全く見当たらない!、獣害、人害・・・。

 この草原にはオカトラノオもたくさん咲いていて、こちらは満開の花を楽しむ。「残念だった!」と川沿いの道を下り交野山へ向かう。ムラサキニガナは遅れていて茎が紫になっていないのでケムラサキニガナかどうか分からなく、観察には早すぎたようだ。

写真
オカトラノオの群生を見る

写真
川沿いの道で交野山へ

 交野山登山口から登り始める。登山口から標高差90mだが急な階段が続きシンドイ。消化用水のパイプに沿って登っていき山頂に近づいた所でササユリの群生を見る。道の左右に白い花が広がっている、「約50個」と哲郎、昨日の雨が無ければもっと綺麗だっただろう。

写真 写真
交野山登山口 消化用水のパイプに沿って登る

写真
交野山のササユリ たくさん咲いていました

 花鑑賞が終わり山頂へ向かう。山頂の大岩の上にやって来た女性がこちらを見て、道子に「おいで!」と言っているように見える。山頂に着き大岩に乘るが、やはり景色が霞んでいてすぐに降りることになる。

写真 写真
大岩の上に立つ女性 霞んでいてすぐに降りることになる

 ここから交野カントリークラブへ下っていく。急な道、ロープや鎖があるが肝心の梯子、コンクリート製で足を載せる角度が合っていないので降りるのに苦労する。と言っても急坂はすぐに終わり、朱色の鳥居を潜りながらゴルフ場へ向かう。

 ゴルフ場に着くが、平日にも拘わらず満車の車、ゴルフ場までの道にも駐車が続く。「大阪は暇な人が多い!」ではなく「大阪は人口が多い!」からだろう。

 広い舗装道を周囲に咲く雑木の花を見ながら下って行くと府道に出合う。大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線で(傍示越え)と呼ばれているようだが、ここは峠手前で、すぐその先は奈良県である。飲水休憩していると今日は車2台が通り過ぎ、珍しい事である。

 西へ100m足らず下ると左手に防火管理道のゲートを見る。早速中に入り傍示へと向かう。少し登った峠からゆっくりと下っていく。足元にはいろいろなイチゴが続き、それをつまんでは「酸っぱい!」「甘い!」と哲郎。やはりクサイチゴの真っ赤な大きな実が一番美味しいようだ。

写真 写真
枚方大和郡山線に降り立つ 防火管理道を進む

 ハイキングコースは防火管理道を真っすぐ進み池の横を下っていくのだが、二人は何時ものように途中の分岐を右にとり傍示へ下っていく。昔は道端にたくさんの野草が咲いていたが、今は草ボウボウで野草は見えない。途中ホナガタツナミソウが群生していた所も深い草で覆われて、もう探す気もしない。

写真
防火管理道の分岐を右へ傍示へ向かう

 それでもクサイチゴは続き、食べごろの実を見てはつまんで行く。しかし途中から赤い実はヘビイチゴに変わるので間違って摘ままないことだ。西に向いていた林道が南へ下り始めると傍示は近い。

 前方にゲートが見えてくると防火管理道は終わる。ゲート横を抜け地道を田んぼに沿って下っていく。「かいがけの道」へとらず舗装道を真っすぐ進み京阪河内森駅へ向かう。

写真
防火管理道は終わり傍示に着く

写真
「かいがけの道」へとらず
傍示から京阪京阪河内森駅へ向かう

 舗装道が続く山道だが、何故か苦にならない道である。40分ユックリ下っていくと民家が見えたところでスパッツを外し後始末をする。ここは山裾だが京阪河内森駅へは10分もかからないので、急斜面に新しい家がたくさん立ってきている

 京阪河内森駅に着きトイレで着替えて電車を待つ。ここは大阪の山裾だが電車が「昼間は4本/時」走っていて便利なところのようである。トイレで着替えを済ませると、もう次の電車がやってきて京阪枚方へ向かう。京都までは京阪特急、「何も考えなくても良い・・・」と帰路に着く。



飾り 飾り 飾り


写真 写真
甘いクサイチゴ ヘビイチゴ 食べない!

写真 写真
オオトキワツユクサ 春の花 ウラシマソウ

写真 写真
クサフジ ウツギ

写真 写真
秋の花 キッコウハグマの葉 コミノネズミモチ



飾り 飾り 飾り


連絡


飾り 飾り



トップへ