京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

明神ヶ岳から穴太善峯巡礼古道
2023.07.06

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明神ヶ岳山頂広場 三角点あるが展望無し

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日程:
・2023.7.6 (木) 晴れ   哲郎・道子

駅 行き: JR高槻駅北 7:52 - 樫田校前(高槻市営バス)
駅 帰り: アルプラザ前バス停 14:58- JR馬堀(京阪京都交通バス)

コース:
・樫田校前バス停(8:30)~樫船神社バス停前~明神ヶ岳登山口分岐~登山口~尾根出合~送電線鉄塔出合~△明神ヶ岳~オレンジ色送電線鉄塔出合~・507~万寿峠の明神ヶ岳登山口(穴太善峯巡礼古道)~林道森谷線~寒谷集落の馬堀分岐~京都縦貫道下~(14:00)アルプラザバス停

注意:
・明神ヶ岳を樫田方面から万寿峠へ向かう場合、標識のない分岐が3箇所ありました。分岐で地質調査のピンクのリボンが続いている道は万寿峠への道ではありません。地形図やGPSで確認し、分岐を間違わないよう注意してください。


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 きょうはポンポン山東側にある穴太善峯巡礼古道を散策し亀岡方面に抜けることにする。ここで見るヌマトラノオやトリアシショウマ等が咲いているといいのだが。

 いつもは善峯寺からスタートしていたが、今日はバスで田能方面へ向かい大阪と京都府堺にある明神ヶ岳という山に登って穴太善峯巡礼古道へ向かうことにする。

 平日の樫田校前へ向かうバス6時台はパス、二料行き7:53発があるのでこれに乗る。このバスには田能集落にある樫田小学校へ向かう子どもたちでいっぱい、我々も樫田校前で降りる。明神ヶ岳最寄りのバス停は樫船神社前だが、二料行きは通らないので樫田校前で降り歩くことになる。

 まだ8時過ぎだが真夏の太陽が眩しい!。蒸し暑いのでダラダラと歩き、やっと中畑分岐の交差点に着き左の道をとる。200m北へ進むと目の前にトンネルが見えてくるが、その手前で右に登っていく林道をとる。

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中畑分岐の交差点に着き左の道を トンネル手前で右の林道へ

 150m北へ登っていくと道は分岐する。その手前に「明神ヶ岳」登山口の標識を見る。入口で準備し、早速登山口から登り始める。その登山口で名残のムラサキシキブが咲いている。

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分岐手前が「明神ヶ岳」登山口 早速登山口から登り始める

 今日は蒸し暑いのでユックリ歩くことにし早速登り始める。最初は尾根まで登っていくのだが急斜面、すぐに黒い関電のプラ階段を見るので、今日のルートは関電巡視路のようである。

 その階段、半分は壊れていて(外れていて)歩きにくいので階段横を歩いていくことになる。7分歩いて尾根に乘り左にとり山頂へ向かう。後はこの尾根を穴太善峯巡礼古道にある万寿峠まで歩くことになる。

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すぐに黒い関電のプラ階段を見る 尾根に乘り左にとり山頂へ

 緩やかな植林の尾根だが風が無いのか蒸し暑い。疎林の中を10分歩くと、正面が明るくなり鉄塔広場に着く。

 鉄塔ピークには雑木が無く日陰で小休止と言うわけにはいかないので、すぐに出発と思いきや「ワラビが!」と道子。鉄塔下にはワラビが群生しているが、よく見ると前人の採取後が残っている。だから今日採取出来るのは少量、でも1本手を伸ばすと、ポリ袋を取り出しオカズになるまで採取することになる。

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鉄塔までは疎林の中を歩く 最初の鉄塔広場に着く

 「もう、いいだろう!」と鉄塔ピークを下っていく。少し下った鞍部で右手から登ってくる道に出合う。シッカリした道、樫船神社からの道である。この道は地形図に記載されていない。見るからに歩き良さそうな道、そちらから登ったほうが良かったのだろうか? 。

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鞍部まで来ると
右からの道に出合う
鞍部の標識
樫船神社からの道は歩きやすそう 

 この鞍部から明神ヶ岳への登りが始まる。またワラビがあるのを期待してか、道子はポリ袋を手に持って歩く。

 道はピークへと登っていくが、そのうち道は少々荒れた雑木の中を右や左へと続き、足元の踏み跡を辿って登っていく。勾配が緩やかになり道がシッカリして来ると山頂は近い。

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鞍部から真っすぐ登っていく 倒木で少々荒れた登りが続く

 「え!ここ」と明神ヶ岳山頂に着く。山頂はなだらかの丘の上にあるので標識が無ければ通り過ぎてしまいそう。周囲の視界は効かないので、すぐに先へと進む。

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道がシッカリして来ると山頂は近い 標識が無ければ通り過ぎてしまいそう

 シッカリした雑木の道が続く。ただ高い雑木が茂り周囲は薄暗いので、心地よい雑木道という感じはしない。日当たりが悪いためか足元に草が生えていなく野草は全く見当たらない。当然ワラビも無いので、まだポリ袋を持って歩く道子に「もうしまったら!」と哲郎。

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道は歩き良いが風が通らない 所々に古い標識があるが

 左右に視界のない雑木道を15分余り歩くと南側が開けオレンジ色の大きな鉄塔を見る。そこにワラビの群生は無く残念そうな道子。ここが道中の半ばで、後は万寿峠へと下っていく。それにしても登山道が広くシッカリした道が続く。

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オレンジ色の大きな鉄塔 登山道が広くシッカリした道が続く

 尾根は小さなアップダウンを繰り返していく。そのうち植林地が現れてくる。登山道で植林地を見るとがっかりするのだが、今日は違う。明るい植林地は風が通ので有難い。

 そんな尾根に分岐を見る、標識が無いので地形図で確認する事になる。次の分岐も標識が無い。さらに右手の道は踏み跡がシッカリしていてピンクのリボンが続いている。一瞬道子は右に歩きはじめるが、哲郎は地形図で確認、この分岐は左のようだ。道に続いているピンクのリボンは山でよく見かける「地質調査」の杭を打つポイントを示しているものであった。GPSでは簡単に確認できるが、地形図で色々考えるのも面白い。

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明るい植林地は風が通ので有難い この分岐は左
(右にリボンが続き要注意)

 次は送電線下にある分岐、「左は関電巡視路の道」なので右にとる。いずれの分岐も万寿峠から明神ヶ岳へ向かうときには問題にはならない分岐である。鞍部に下り谷筋を下っていき、東の尾根を巻いていくと道はハイキング用に手入れされた広い道に変わる。

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左は関電用 東の尾根を巻いていく

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手入れされた広い道に変わる

 その手入れされた道を下っていくと、前方が明るくなり万寿峠下の明神ヶ岳登山口に着く。樫田トンネルの登山口(昇尾峠側登山口)から2時間近くかかってしまったが、この高温多湿の時期に、いい運動になったようである。

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万寿峠側の登山口に降り立る 穴太善峯巡礼古道から見る登山口

 降り立った道が穴太善峯巡礼古道で、右に取れば善峯寺まで散策コース、左に進めば亀岡方面への散策コース、今日は予定通り亀岡方面へ、左手すぐ先の万寿峠へ向かい峠で小休止とする。

 今日歩いた明神ヶ岳は、「暑かった!」「何もなかった!」という結果となったが、それでも初めて歩いた道は結局「楽しかった!」と言うことになる。峠で林道は分岐しているが亀岡へは真っすぐ下っていく「林道森谷線」を歩く。小休止も終わり谷沿いの林道を下り始める。

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万寿峠で小休止 真っすぐ下る「林道森谷線」を歩く

 林道のコアジサイは終わっていて花らしきものは何も見当たらない。林道の道端にはマツカゼソウの群生、タケニグサの群生が続く。これらが繁殖してくると林道の野草は消えてくる。「何も咲いていない!」と言いつつ下っていく。

 下から一人の女性が登ってくる。山行きではなさそうで、折り返して下っていくので運動しているようだ「暑いのにご苦労様です!」。30分下った所で昼食とする。と行っても適所が無いので林道の木陰で立ってオニギリを食べる事になる。

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林道にタケニグサが続く 分岐を右にJR馬堀駅へ向かう

 昼食後は寒谷(サムタニ)集落から右の道をとりJR馬堀へ下ることにする。田んぼを過ぎ谷道に変わる所に通行止めのバーが横たえてある。人は通れるだろうと下っていく。足元がゴロゴロして歩きにくい。途中で谷沿いが数カ所崩れていたが歩行には影響なかった。自転車等誤って谷に落ちる事故が発生すると管理者の責任問題が発生するので、道の管理者が通行止めのサインを送っているのだろう。

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谷道入口は通行止め 谷横の道はゴロゴロ道

 谷沿いのゴロゴロ石道は途中で舗装され歩き良くなる。前方が明るくなり京都縦貫道が見えてくる。縦貫道の下を潜り田畑の中の道を歩き、前方に見えるアルプラザのビルを見ながら進んで行く。

 暑い田んぼ道、道子は傘を射して歩く。13:20やっとアルプラザに着きJR馬堀行きのバス時刻を確認、13:58があるので「ゆっくり着替えてクールダウンしよう!」と決める。昔はJR馬堀駅まで歩いていたが「この暑さではね~」と。

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あちこちに群生しているヤブカンゾウ 暑い日差しの中アルプラザへ向かう

 目的のトリアシショウマやヌマトラノオの観察は出来なかったが、ミゾホオズキやヒメヒオウギズイセン、ヤブカンゾウ等の群生を楽しんだし、明神ヶ岳も歩いたし「高温多湿のなか今日はご苦労様でした」。


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アキノタムラソウ

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ヒメヒオウギズイセン

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ホタルブクロ

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カワラマツバ

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ミゾホオズキ


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ミズタビラコ

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ムラサキシキブ

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ナツフジ

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タケニグサ

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ネムノキ


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リョウブ

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スイカズラ

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ツルシキミの実

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ヤブカンゾウ


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連絡


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