関電巡視路の階段が終わり、やっと快適な歩きが
行き: JR高槻駅北 10:7 - 中畑回転場(高槻市営バス) |
帰り: 中畑回転場 16:17 - JR高槻駅北 |
注意:
・外畑小塩山登山口は外畑集落外れの地形図・406から東の林道へ進入しゲートを開け進入する。直ぐの関電巡視路の階段から登っていくが、途中林道がたくさん造成され登山道が分かりにくい。ここは支尾根に沿って登っていくと関電巡視路=登山道に出合う。
久し振りの山行き、今日はユックリ小塩山に出かけようと道子と出かけることにする。小塩山へ一番楽なルートは外畑ルート、「20年ぶりだが何とかなるだろう」と中畑回転場へ向かう。JR高槻駅北から中畑回転場へのバスは土日は10:07と遅い出発となる。
でもバスはたくさんの登山者をのせ出発する。「カタクリは終わったが、皆さん何処?」。10:50に中畑回転場バス停に着く。今日はカタクリを一目見て森林公園へ下り野草観察しながら善峯に下り15:24発のバスで帰ることにする。
終点で降りた人は10人程度だが外畑へ向かう人は少ない。皆さん北へ向かっているので万寿峠から明神ヶ岳方面へ向かうようである。我々は直ぐの峠を越え外畑へ向かう。直ぐの谷川きのこ園、荷物になるので寄るのを止める。
中畑回転場バス停 | 直ぐの峠を越えると京都府 |
いつも不気味な西京都変電所 |
西京都変電所を過ぎると目の前に新緑の小塩山が見えてくる。道端には色々な春の花が咲き目を楽しませてくれる。集落の端まで来ると、小塩山登山口がある林道分岐(地形図・406)であるが、地形図の古道は少し南から登っている。東への地道は2本あり、その道にハイキングコースの標識が立っているのが気になっていた哲郎は、100m南の地道まで確認に行く。
標識から地道の先を覗いてみると、どうやら道は住宅で終わっているようだ。丁度そのお宅のオヤジさんがこちらを見ていて「小塩山はその向こうの林道からや!」とわざわざ近くまで進んで教えてくれる。
集落の外れまで来ると小塩山が迫る |
ハイキングマナーの看板 ここは小塩山登山口ではありません |
「知っています!」なんて言えないので、お礼を言って林道へ向かう。古道の入口は地形図・406の30m南の地道のようであるが、20年ぶりなので今日は歩いたことのある林道から登ることにする。
林道を東へ進むとすぐにゲートに出合う。蛇腹状のゲートでピン(太い針金)を外し進入し、ゲートを閉じピンを固定穴に入れるのだが、これがなかなか穴に入ってくれないので時間がかかる。やっとゲートを締め登山口へ向かう。
分岐から林道を進む | ゲートを抜ける |
進んで行くと林道が山裾に接してくる。ここが登山口で何度もここに降り立ったので記憶に残っている。早速登っていくと階段が現れてくる。ここは関電巡視路なのである。
支尾根に乗ると山裾にたくさんの林道を見て、古道で来ていたら迷うかも知れないと。左に支尾根を登っていくとすぐに鉄塔に出合う。「もうここまで来ると後は1本道!」と思ってしまうが、そんなに甘くはなかった。
山裾に接し右手の踏み跡を登る |
関電巡視路階段 | 直ぐの鉄塔横を通る |
小塩山外畑コース=関電巡視路であった。だから迷うことはないと思っていたら、細い道は林道に変わり、その林道は目の前で左右に分かれている。一瞬何処を歩いたら?と思うが、ここは林道を歩かず尾根の中央を進むことにする。
少し進むと「え~!」と言いたいような光景が、尾根道は林道に降りその先で再び林道が左右に分かれている。ここも林道を歩かず尾根を真っすぐ進むことにする。
真ん中の支尾根へ |
またまた左右に林道が |
そのうち関電巡視路の階段に出合い、と思いきや再び林道に出合う。短時間で登れると思っていた外畑ルート、時間がかかって哲郎の頭もくらくらしてくる。
出合った林道はここで行き止まりとなっているので、次の登り口を探すが見当たらない。「探すより登っていこう!」と支尾根を登っていくと足元に階段が現れてきて一安心する。そのうち「火の用心」な赤いマークも見て一安心。
階段に出合うが |
林道終点に出合う | 関電巡視路に出合う |
「20年振りなのと、外畑から登るのは初めてのような気がする」と哲郎は予想外のことに疲れてしまう。階段を登っていくと左手に太い塩ビの太いパイプを見る。その先にももう一つあり、これは記憶に残っている哲郎「これは何だろうと思っていた」と。
塩ビの太いパイプは懐かしい! |
しばらく関電巡視路の階段が続き、標高520mを過ぎるころから階段も終わり新緑の木立を楽しみながら登ることになる。
関電巡視路だから階段が・・・ |
やっと快適な横道が |
心地よい道も長続きせず、急な階段に変わる。ここが最後の階段で登りきると森林公園事務所へ下る道に出合い、道も緩やかな歩き良い道に変わる。
最後は階段を登り森林公園への道に出合う |
分岐の標識 | 分岐から山頂までは緩やかな道 |
もう12時を回っているが、先にカタクリ保護区へ向かってみる。左のカタクリが自生していた尾根に乘るが葉が少し残っているだけで、保護しないとカタクリは残って行けないようである。
御陵への道の途中で御陵谷の保護区へ下ってみる。保護区の入口は開いていて観察は4月23日までと書いてあるが、カタクリは全く見えない。それでも1週ぐるりと回って、やっと名残の花を見つけ1枚撮ることが出来た。
昼食は御陵前の舗装道で、丸太に座って食べているとポツポツと登山者がやってくる。「カタクリ鑑賞?」。
御陵方面へは向かわず御陵前の舗装道で昼食 |
昼食後は森林公園へ下るのだが予定より30分遅れている。下りは南谷横の尾根を下ることにし、すぐ目の前の雑木の中を下り下の舗装道へ、そこからさらに雑木の中を下り御陵道からの作業道へ降り立つ。
雑木の中を下の舗装道へ | 雑木の中を御陵道からの作業道へ |
「13:30なので森林公園へ向かっていたら善峯の最終バスに間に合わないかも」と、森林公園を止め、ここからP604から逢坂峠へ下ることにする。このルートは10年ぶり、何度も歩いているので大丈夫だろうとP604へ向かう。
御陵道からの作業道で森林公園へ | P604から逢坂峠へ下る |
P604を過ぎると記憶にある道と違って踏み跡が全くない、最近この道は余り歩かれていないよう、いや倒木で歩けないのかも?と思ってしまうが先へと進んで行く。
尾根が南から東へ向きを変わる頃、目の前に支尾根を見る。記憶では「もう少し東に寄って直角に下る作業道が」と思うが、何故か真っすぐ目の前の支尾根に進んで行く。下り始めて「この尾根は違う!」と確信するが、今日はこの支尾根を下ることにする。これがこの後、苦労することになる。
逢坂峠への道を下る | 間違った支尾根へ進入 |
間違った支尾根は短く、すぐに谷に降り立つ。右岸の植林地は倒木多く谷も倒木で埋まっている。2018年の台風に寄る倒木だろうが、この谷の倒木は放置されている。右岸は倒木で歩けないので谷の中を倒木を潜って下っていくが、そううまく歩くことは出来ない。
これはダメだと左岸を巻いて谷沿いを進んで行くが進めない。仕方ないので尾根を登っていき雑木の中を下ることにする。支尾根が再び谷に下るとやはり谷は倒木で埋まっている。それでも少しずつ下っていくが「もうどうしようもない!」と言うことになる。もう前後左右歩けそうもなく「どうしよう」と。
左岸の上の方に植林を見るので左岸の急斜面をよじ登って植林地に向かうことにする。二人は慎重に植林地まで登って「やれやれ!」その植林地を下っていく。
歩けないと南の支尾根に迂回する |
植林地の支尾根も谷に下って行く。降り立った谷も倒木で埋まっているが、谷が少し広くなって下流方面が明るくなっているので谷口が近い事が分かる。倒木も隙間があるので、右岸の斜面の倒木を抜け下ることにする。
倒木を避けながら下っていくと「下に道がある!」と道子。谷横に作業道のようなところがあるので、そこに降り立ち谷横を下ることにする。
前方が明るいので谷へ下る |
何とか歩けそうだと |
「道がある!」と道子 |
そのうち倒木も消え前方に舗装道が見えてきて二人は喜ぶ。やっと舗装道にでて振り返ると、いつもここを歩く時「この谷は歩き良さそうだ!」と思っていた谷である。この谷は楽そうだが奥は倒木地獄、低山の小さな谷だが気を付けなくては、と反省する哲郎。
前方に舗装道が見え一安心 |
舗装道にでて「ここやったか!」と | この谷は楽そうだが奥は倒木地獄 |
14:30を過ぎているので、ここから野草観察をしながら善峯へ下ると、いや野草観察をしなくても最終バスには間に合わないだろうと、善峯へ下ることを止め中畑回転場バス停へ向かうことにする。今日は土曜日だから中畑回転場16:17発のバスがあり、ここからだったらユックリ歩いても十分間に合う。
谷沿いの道には予想以上の野草が咲いていて二人は地獄の谷の事も忘れ、心地よく中畑回転場バス停へ向かう。時間が余っているので谷川きのこ園に寄りお喋りしながら時を過ごす。
16:00にバス停着きドアが開いているのでバスの中で休憩することにする。バスは二人を乗せ高槻駅へ向かう。今日はゆっくりのリハビリ登山だったが、いろいろと予想外の事があり疲れてしまったが、たくさんの春の野草を見ることが出来、結果的に楽しかったようである。
中畑回転場に着き |