京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

湖南アルプス 笹間が岳
2023.08.26

TOP

笹間が岳から比叡山と右に比良山系を望む

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2023.8.26 (土) 晴れ   哲郎単独

駅 行き: JR京都駅 7:53 = JR石山駅8:20 - アルプス登山口
駅 帰り: 東急団地前バス停 13:38 - JR石山駅14:08 = JR京都駅

コース:
・アルプス登山口バス停(8:50)~天神川沿の東海自然歩道~富川道分岐~御仏堰堤~笹間ヶ岳/矢筈ヶ岳分岐~大谷河原~砂防林道出合~△笹間ヶ岳~砂防林道出合~(砂防林道)~新名神工事基地~東急団地入口バス停(13:05)


飾り 飾り 飾り

 湖南アルプスへ出かけサギソウ観察する予定であったが、毎日のように天候不順で発雷確率が高く、夕方には土砂降り+雷鳴と言う日が続く。この土曜日は発雷確率が低くなり天候も持ちそうなので湖南アルプスの笹間が岳へ出かけることにする。孫がやってきているので、道子は孫と遊び、哲郎一人で出かけることになる。

写真
サギソウ


飾り 飾り 飾り

 土日はJR石山駅アルプス登山口行きの始発のバスは8:20、これに乘れるように家を出る。バスにはハイカー10名ぐらい乘っていて、珍しい事である(土日は多いのかも知れない)。後で気が付いたが、田上車庫行き7:40発のバスがあり、東急団地入口で降りると35分早く登山口に着くことができるようだ。

 アルプス登山口バス停で降りすぐに天神川沿の道を歩きはじめる。目の前に迫る新名神工事を見ながら川を渡り、道横のスペースで準備していると、ぞろぞろとハイカーグループが通り過ぎていく。

写真 写真
目の前に迫る新名神工事 川を渡り、道横のスペースで準備

 低山とはいえ湿地帯に入るのでスパッツを着け、虫避けを噴霧して出発する。川沿いにある途中の「便所」と書いてあるトイレを借りる。川沿いの道は舗装されているが木立の影が続きありがたい!。

 バス停から20分で富川道分岐に着く。右の道が富川道で、東海道自然歩道なので手入れが良いはずだが、すぐ先の階段状の道は数年前から段差が広がり歩けないので、皆さん道横の狭い所を歩く事になる。

写真 写真
途中の「便所」と書いてあるトイレ バス停から20分で富川道分岐に着く

 5分も歩くと谷に出合う。早速タオルを濡らし手や顔を拭く。「この谷の奥に何か咲いているかな?」と今日は流れを登ってみて調査!、結実が取れたカキランが2株あったが、奥まで進むと時間がかかると退散する。登山道に戻りスタート、階段状に続く石の道を登っていくが両側の草が刈り取られ歩きやすくなっている。

写真 写真
この谷の奥に何か咲いているかな? 道は手入れされ歩きやすいが石道

 暑いので飲水休憩を挟みゆっくりと登っていく。大岩に突き当たると右に折れさらに5分進み大岩を過ぎると橋を渡る。シダの道を5分で再び橋を渡る。この橋を渡ると右手に御仏堰堤と呼ばれている石の堰堤を見る。

写真 写真
大岩を過ぎると橋を渡る 御仏堰堤と呼ばれている石の堰堤

 堰堤を過ぎると目の前に岩が連なった滑滝状の流れを見る。中央部分は滑りそうなので要注意、ここはいつも右端(左岸)を登っていく。

写真
滑滝はいつも右端(左岸)を登って

 滑滝を登り切り5分もすると、狭い谷間だが谷は広場のように広がっているので、ここで野草観察をすると言っても昔ほど咲いてはいないが、この先の状態が分からないので時間を掛け小さな花を撮る。いつも見る花ばかりであるが小さな花なので時間がかかる。谷間の広場を過ぎると再びシダの道を進み、笹間ヶ岳/矢筈ヶ岳分岐に着く。

写真 写真
谷は広場のように広がって シダの道を進み分岐へ向かう

 この分岐で東海自然歩道の笹間が岳コースは右をとる。5分登ると下り始め、小さな池と細い流れを見る。昔はここに10株以上咲いていたサギソウ、1株しか咲いていない。「これでは!」と池の上やさらにその上の小池へと登ってみるが、10株足らずしか咲いていないので期待はずれ!(昨年と同じ)とすぐに登山道に戻る。20分のロス。

写真 写真
最初の観察地の池 最初の観察はサギソウ1個

 車でやって来たのだろ次々にハイカーが通り過ぎていく。今度は登山道から見えない右手の小池へ向かってみる。池の周囲は雑木が茂っていて周回出来ない。残念だが野草は目にとまらなかった。

 登山道に戻るとこのコースで一番大きな池に着く。この池の水辺数カ所×数株のサギソウの花を見て、やっと野草観察が始まる。サギソウの周りにはたくさんのミミカキグサが咲いている。

写真
この池の水辺数カ所で野草観察

 池から離れ数分下って広い大谷河原に着く。堰堤上に広がる砂状の広場で、ゆっくりと野草観察を一周する。ここでも早速小さな花の観察を始めるが、この暑さでは集中できない。その上この河原に咲く小さな花は年々減ってきて探しにくい。近年の温暖化による集中豪雨で流されているのかも知れない。

写真
広い大谷河原に着き野草観察が始まる

 とりあえず近畿RDB:絶滅危惧種C(京都府:絶滅寸前種)のアイナエを探す。昨年数株観察出来たのだが・・・、やっと1株だけ見つけ、随分と減ってきたようである。来年は見つからないかも知れない。他のミミカキグサも減ってきて淋しい!と。

 堰堤上にはたくさんのサギソウが咲いているので一通り観察するが、他にこれと言った野草は咲いていない。まだ11時過ぎなので笹間が岳へ向かい昼食とする。谷沿いを登っていくと、すぐに尾根へと登り始め、山頂へは尾根を歩くことになる。

写真 写真
大谷河原の谷が終わると尾根へと 緩やかな尾根を楽しみながら笹間が岳へ

 途中砂防林道に出合うと山頂は近い。11時45分に笹間が岳に着く。早速大岩に登って展望を楽しむが遠景はスッキリしない。ここには先客グループがいて「カメラお願いします!」と。哲郎は山頂の大岩下で昼食とする。

写真
笹間が岳山頂の大岩

 20分の昼食休憩も終わり下山する。西へ下る急斜面は一応東海自然歩道だが、急斜面の為ロープが続く。15分下って砂防林道に降り立つ。後はこの林道を北へ下っていき東急団地前バス停へ向かう。

写真 写真
ロープが目立つ東海自然歩道 砂防林道に降り立つ

 陽射しが暑い林道だが、今年は晴れたり曇ったりで昨年程暑くは感じない。途中で新名神工事現場に着く。たくさんの車が止っているので、ここを基地として工事を進めているようだ。そんな中を通って下っていく。

写真 写真
新名神工事現場に着く 何本もクレーンが立つ工事現場

 広い工事用の道5分も下ると分岐に出合い、右の砂防林道へと下っていく。途中右下の谷に降り靴やストックを洗おうとするが。谷は工事の影響だろう真っ黒、洗うのを止める。

 分岐から5分も歩くと林道入口のゲートに着く、13:00。バス停までは5分なのだが、今バスが出て行った所なのでゆっくりと歩いていく。バス停13:05分、次のバスまで30分あるので近くのスーパーを覗いて身体を冷やすことにする。

写真 写真
登山道(砂防林道)は分岐を右へ 砂防林道ゲートに着く

 意外に中は広いスーパー、冷たい飲料水とアイスを買い・・・何処で食べようか?。外に出ても座るような所はなく、歩道の木陰で座ってアイスを食べていると「スイマセン、前を通ります!」とおばあさん、スイマセンはこちらのようだった。

 バスの時間が近づいてきたので、シャツを着替えてバス停へ戻ろうとした時、スーパーの横に立派なトイレを見る。「ここで着替えれば良かった!、」とトイレも借りる。アルプス登山口付近にトイレがないので、「このトイレは助かる」といい情報であった。

 バスは田上車庫からやって来た。誰も乘っていなかったが、バス停ごとにチラホラと乗ってきて、このバスはよく利用されているようだ。バスはそのうち瀬田川に沿って走り出し石山駅へと向かう。


写真
ナンバンキセル



飾り 飾り 飾り


写真 写真
アイナエ アキノタムラソウ

写真 写真
オオフタバムグラ ヒメオトギリ

写真 写真
ホザキノミミカキグサ イトイヌノヒゲ

写真 写真
コケオトギリ ミヤマウズラ

写真 写真
ミミカキグサ ミミカキグサ

写真 写真
ノギラン ミカヅキグサ


飾り 飾り 飾り


連絡


飾り 飾り



トップへ