雨後の滝は水しぶきを立てて 二段の滝
日程:
・2024.3.27 (水) 晴れ 哲郎・道子
コース:
・北白川琵琶町バス停(9:10)~緑の橋~堰堤を渡り左俣へ~見晴台分岐で右岸~テーブルから左の階段を登る~鹿山分岐を取らず真っすぐ登る~尾根出合(滝見坂分岐)~滝見坂を下る~二段の滝~鹿山登山口分岐で左俣~夢見庵~谷分岐で中尾根の植林地~天の原~南の支尾根を登る~横道出合から左へ~新田尾根出合~大文字山からの登山道出合~雨社~池ノ谷地蔵~(13:25)比叡平バス停
注意:
・裏大文字山にはたくさんの道、たくさんの分岐があり初心者は迷いやすいので、地図や地形図を参考に歩いて下さい。
連日雨模様が続くこの頃、だが今日だけ晴れと言う予報、水量が増えているだろうと裏大文字山の二段の滝を見に出かける。また谷筋に早春の野草が咲いているかもしれないと期待するが?。
京阪三条駅から京阪バスで北白川琵琶町へ向かう。バスを降り緑の橋へ向かうが、相変わらず車が多く歩道のない狭い道には気を使う。緑の橋に着くと橋の手前に自転車を見る。いつものおじさんの自転車だろう!と思っていると橋を渡って彼がやってくる。
北白川琵琶町バス停 |
緑の橋を渡る |
彼は必ず出会った登山者に声を掛けルートを尋ね助言する。いつも同じ時刻で同じところで出合うので彼のルーティンは正確である。「何度も来ていますので・・・」と告げても毎回説明を受ける。「メガネ方面へはマークがあるので・・・」と彼はいろいろ説明するがメガネを知らない人には何のことやら分からないだろう。
緑の橋を渡り右岸からすぐに左岸を進んで行く。谷分岐で中尾根に渡るのだが、今日は水量が多く「堰堤渡れるやろか?」と心配する。でも難なく渡ることが出来一安心する。谷分岐から左俣の左岸の谷上の細い道を歩いていく。
緑の橋を渡り谷間を進む |
堰堤を渡る |
谷分岐から左俣の谷上の細い道を歩いていく |
堰堤から数分歩くと見晴台への分岐に着き下の谷に木の橋を見る。右岸に渡り少し進むと谷横にテーブルを見て左手の斜面を登っていく。道は途中で分岐し右手の階段を登っていくと鹿山だが、ここは真っすぐ谷筋を詰めていく。テーブルから10数分登ると鹿山から小鹿山への尾根に着く。
見晴台への分岐の木の橋を見る | テーブルを見て左手の斜面を登る |
右手の階段は鹿山、ここは谷間を登る | 鹿山から小鹿山への尾根に着く |
目の前の木に「滝見坂」の標識を見て、右手に下っていく道を見る。これが二段の滝へ下る道で、早速下っていく。少し下ると谷間の中央に降り立ち、道は左手の斜面へ向かっているが、今日はそのまま谷筋を下ることにする。何のことはない、簡単に下ることが出来る。
目の前の木に「滝見坂」の標識 |
「滝見坂」を下る | 今日はそのまま谷筋を下る |
植林地の中を下り始めると下に滝が見えてくる。尾根から20分で二段の滝に着く。今日は勢いよく流れる滝、道子は上流、哲郎は下流から右岸へ渡るが水量多く注意して渡る。5分間滝を眺め滝を見ながら小休止する。今日の目的の一つは終わり上流へ進み谷を楽しむことにする。
二段の滝に着く |
二段の滝の全貌 |
もう一つの楽しみは、谷間に咲く早春の花鑑賞。だが足元にはゼニゴケが続き花は見当たらない。この谷沿いでは野草を楽しめないのかもしれない。滝から右岸、左岸、右岸、左岸を歩き15分歩いて鹿山登り口に着く。
右岸を歩きはじめる | 植林地へ迂回 |
細い谷を楽しむ |
谷分岐の鹿山登り口に着く |
前回はここから南の中尾根を登り玄孫熊山へと向かったが、今日は谷分岐から左俣をとり夢見庵へ向かう。ここは裏大文字山でも奥の方で、谷沿いは少々荒れているが歩くことが出来る。この谷沿いの道は京都北山を歩いているようで哲郎は気にいっている。
谷分岐から左俣をとり夢見庵へ |
何度も渡渉するので足元はシッカリ |
この谷間を歩くのは2度目だが、マークもあり難なく歩くことが出来る。途中子熊山方面へ登っていく道も見るが、今日は真っすぐ夢見庵へ向かう。前方に谷分岐が見えてくる。
倒木を潜る |
倒木も難なく進める |
40分歩いて夢見庵に着く。この谷分岐付近も心地よい風景である。いままで夢見庵の標識を見ていないので探す。「あった!」と道子、少し高い所に新しい標識を見る。今日はこのまま左俣を進み天の原へ向かう。
谷分岐の夢見庵に着く |
夢見庵の標識 |
もう谷の上流だが谷間は広い。足元にキランソウや小さなツボミのスミレを見たので周囲を探すが、咲いている花はない。谷は細くなり前方の谷間に植林を見ると天の原はもうすぐ。夢見庵から10分余りで天の原に着く。少々風があるので奥の方で昼食とする。同じくして3名の女性グループがやってきて、フライパンで昼食のようだ。
オニギリを食べていると目の前に女性二人組がやってくる。「新田尾根はこちら?」と尋ね、谷を渡って登山道を進み尾根へと登っていく。
京都北山に似た谷は心地よい |
植林を過ぎると天の原 |
天の原に着く |
我々も昼食が終わったので新田尾根へ向かうが、登山道ではなくいつも天の原へ下っている支尾根を登ることにする。目の前の支尾根、下るのは楽だったが、最初は急斜面、少し登ると雑木が続き心地よく登っていく。10分登ると大文字山山頂下からの横道に着く。この横道を左に3分進むと新田尾根に着く。
最初は急斜面の雑木の尾根 | 横道に出合う |
横道を巻いていく | 新田尾根に着く |
「さあ、ここから何処へ向かおうか?」と。この道を東へ進み如意ヶ嶽から三井寺へまたは山科藤尾神社へ、雨社からP381へ下り山科へ・・・と考えるが、今日は早春の花を見ていないので、池谷地蔵へ寄ってみようと大文字山から如意ヶ嶽への登山道へ登っていく。
登山道まで登ると、天の原で出会った女性二人組に出合う。何と彼女たちは道がよくわからないのか他の登山者に尋ねて、登ってきた新田尾根へと下って行く。ここまでやって来たルートを引き返すのか??。
大文字山から如意ヶ嶽への登山道へ | 登山道から新田尾根へ下るポイント |
登山道が林道に出合った所で、「今日は尾根道で!」と直進するが、足元が雨で緩くなっているので次の分岐で左の林道へ降りることにする。林道は久し振り、クネクネと時間がかかり「池谷地蔵って、こんなに遠かった?」と。
やっと雨社、ここから林道は尾根の登山道から外れ池谷地蔵へと向かう。途中で「お~い、お~い」と尾根の登山道から声が聞こえる。良く聞こえないので近づいていくと、「迷いました~!」と言うことなので尾根へと引き返していると、同じ尾根の登山道を歩く登山者が彼に追いついてきたので、我々はお役御免となり池谷地蔵へむかうことになる。
登山道は林道を横切る | 雨社に着く |
林道をダラダラと如意ヶ嶽へのショートカットの道を探しながら歩いていく。15分もかかって、ここでも「こんなに遠かった?」と、目の前の車止め?獣除け?ネットをめくり進入すると池谷地蔵の駐車場広場に着く。飲水休憩中に周囲をブラブラ歩いてみるが野草の花は全く咲いていないので、下山することにする。
車止め?獣除け?ネットをめくり | 池谷地蔵 |
時計を見ると13:05、「確か、比叡平からのバスが?」と調べると13:45発があるので、今日はバスで下山することにする。バス停までは約1Km?ぐらいなので、二人はユックリとバス停へ向かう。植林地を抜けると比叡平の住宅が見えてくる。
すぐにバス停に着くが、直ぐのバスは比叡山行き、これに乘って比叡山山頂へ向かう手もあったが気が向かないので止める。20分待って大津京行きのバスに乘る。大津京へのバスは初めてで、何処を通るか楽しみ!と思ったが比叡平の中をぐるぐる回って、町の中をぐるぐる回ってやっと大津京の駅に着く。
駅に近づいても琵琶湖が見える |
地形図によると比叡平手前の・371から大津京へ下る林道があったので、これを下った方が面白かったようだ。大津京駅は久し振り、昔ここから東海自然歩道で比叡山へ登ったことがあるが・・・、詳細は思い出せない。周囲にマンション等たくさんの住居を見るが昼間の駅のホームは人がまばら、今日はJRで帰路に着く。