京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

つりふねの滝~白旗池~源氏の滝
2024.06.12

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落差18mだが観光地見たいで感動がない 源氏の滝

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日程:
・2024.6.12 (水) 晴れ   哲郎・道子

コース:
・京阪枚方市駅=(バス)=JR津田駅(9:10)~枚方変電所~交野カントリークラブの専用道路~道路が東から西への急カーブ地点:さわがにの小路ハイキングコース起点~つりふねの滝~谷沿いを登っていく~もみじの滝~さわがにの小路・アサギマダラの小路分岐を右~せきれいの滝~白旗池~サンドイッチ山往復~白旗池~せせらぎの道~源氏の滝への道分からず地道を進む~枚方変電所を左へ~源氏の滝分岐~源氏の滝~第二京阪道交野北IC下~(13:30)JR津田駅=(バス)=京阪枚方市駅



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 先週、国見山~交野山へとササユリ観察に出かけたが、オカトラノオの姿が余り目につかないし、見つけても全くの咲き始めだったので、気になるので今週も出かけることにする。目的はオカトラノオ観察だが、コースは全く変えて歩いたことのない道をトライしてみる。

 交通機関も色々と変えてみる。昨年迄はJR環状線京橋からJR津田駅へ(この電車に乘り、初めてハナテン中古車センターの「放出」はここだと知る)、また京阪枚方市駅から河内森へ向かい歩いてJR河内磐船からJR津田駅というケースが多かった。今年(前回)は近鉄新田辺へ向かいJR学園都市線のJR京田辺駅迄歩きJR津田駅へ向かった。

 歳とともに山以外の歩く時間を短縮しようと頑張るこの頃、今日は京阪枚方市駅からJR津田駅へバスに乘ることにする。このコースは歩くことはないがバス便が1時間に2~3本と少ないのが欠点。結果的にはどのコースも同じくらいの所用時間、まあいろいろと試行錯誤する事が脳にはいいのだろう!。

 今日の昼食は津田駅前のコンビニでオニギリを買う。JR津田駅のトイレは古く道子は使用づらいというのでコンビニのトイレを利用する、ここのトイレは綺麗です。

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JR津田駅のトンネルを潜り駅の東側へ 第二京阪道を潜ると

 ではと、ツリフネの滝へとスタート。JR津田駅のトンネルを潜り駅の東側へ向かう。哲郎は地形図を取り出し先日調べたルートを探しながら歩きはじめる。スマホでしたら!と言う方もいらっしゃるが、拡大した地形図にマーカーで色分けした地図の方が余分な情報がなく早く理解できる。

 駅裏(東側)の道は整備されていなく細い道が続く。川に突き当たると東へとり第二京阪道を潜り南へ向いていく。暑い日差しの今日は朝から参ってしまうが、南へ向くと山影も出来てくる。左手の山に送電線鉄塔が密集しているのを見て、「この辺に変電所がある?」と。

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左手の山に送電線鉄塔が密集 大きな変電所を見る

 南へ進んで行くと大きな変電所を見る。別にいろいろ考えなくても地形図に変電所のマークがあるのだが、もう先は1本道なので地図を見ることは無かった。こんな大きな変電所の周りにたくさんの住宅が立っているが、昔は、この周辺に民家は無かったのだろう。そのうち目的の三叉路に着き地形図で確認する。「ここだ!」と左にとり川沿いを登っていく。

 道横に大きな看板「交野カントリークラブ 2Km」と書いてある。歩いていくと「専用私道に着き通り抜け厳禁」「専用私道に着き進入禁止」の看板が続く。この道は白旗池から交野山へ向かうとき利用している道で、入口から「さわがにの道」まで登山者は歩くことが出来るようだ。

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三叉路から交野カントリークラブの道を進む この道はゴルフ状の専用私道だ

 10時スタートなのか車は次々にやってくるので、ぼんやり歩いていると危ない。途中で立派な門を通過する、ここからはよく手入れされているのだろう川沿いの道端に今満開のアジサイが続く。

 足元にオオトキワツユクサの群生を見る。傍示から下る道にもたくさん咲いていたので、この花は群生するようだ。オオトキワツユクサはトキワツユクサに比べ花糸(花の中の糸状のもの)が随分多い。また花茎の色はトキワツユクサでは紫色を帯びるがオオトキワツユクサは緑色。「オオトキワツユクサの花径は緑だ!」と、こちらの方が良く区別出来る。

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ゴルフ場は何処も立派な門がある オオトキワツユクサ

 左手の水道施設を過ぎると前方で道が右に大きく曲がっているのが見える。ここだろうとやって来た谷筋に「歩行者はハイキングコースを」の看板を見る。ここから上の車道は蛇行しているので歩行者は危険なようだ。横の標識には「さわがにの小路」と書いてあるので、つりふねの滝はこの辺だろう?と。

 何も探すことはない、目の前の沢に小滝があり、これがつりふねの滝のようだ。虫よけをし登山道を登りすぐ谷筋へ降りる哲郎、道子は小さな滝を見ることもなく登っていく。周辺にツリフネソウがたくさん咲いているので「つりふねの滝」だそうだ。ツリフネソウは秋に咲くのでその姿は見えない。

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ハイキングコース入口を見て、一安心

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つりふねの滝

 道は沢沿いの石道が続き周囲にガクアジサイやヤマアジサイの花が続き心地よく登ることが出来る。花がたくさん続いているので、ふと足を止めた時にアジサイの花が目に映るのが良い。沢の流れの横を歩く道だが、蚊が思ったより少ないのが良い。市等が管理している近郊のハイキング道なので、定期的に殺虫剤で処理されているのかも知れない。

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沢沿いに石道が続く 野草観察の道子

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沢沿いにアジサイが続き心地よい

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右手の細い流れが涼しさを呼ぶ

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階段状の道も苦にならない

 「もうすぐ【もみじの滝】やけど、こんな細くなった谷にあるのだろうか」と、哲郎は探しながら歩いていく。谷間が分岐してきたのだろう谷間が広がってくる。「これちゃう!」と右手に滝のようなものを見つけた哲郎、長い立派な滑滝を見るが水量少なく滝には見えず、探さなければ通り過ぎる所であった。

 近づくと「もみじの滝」の標識を見る。ここの谷水は白旗池からではないので水量は少ない。この滝を楽しむには大雨が降った次の日が良いだろう。

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水少なく「もみじの滝」は残念

 すぐ先で道は2分する。どちらをとっても白旗池へ出るが「せきれいの滝」やらを見たいので右のアサギマダラの小路へ進む。

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もみじの滝の先で道は2分する 「せきれいの滝」がある
右のアサギマダラの小路をとる

 道横には、まだまだアジサイの花が続き、谷沿いを登っていく。その花の一つに縁がギザギザの花を見る。ネットで調べると「ナデシコガクアジサイ」というガクアジサイだそうな、この辺のアジサイは植栽されているようだ。

 右の谷筋を見ながら登っていくが、一向に滝が見えてこない。そこに「せきれいの滝」の標識を見る。谷横はササが茂り滝が見えなかったのだ。よくよく覗いてみると滝は長い滑滝のようだが、ここも水量不足で滝には見えなかった。

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ナデシコガクアジサイ 「せきれいの滝」はササで見えず

 滝は諦め登っていくと分岐に出合う。右手の階段を登っていくと白旗池の生きものふれあいセンターに出るが、左の「どんぐりの小路」を歩いてみる。別に花が咲いている事はなく出合った「さわがにの小路」に合流すると白旗池が見えてきて生きものふれあいセンターのベンチに着く。

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白旗池はこの上 白旗池横のベンチに着く

 まだ10:25昼食には早いので、まだ登っていない「サンドイッチ山」へ出かけてみる。池では消防署の水難救助の訓練が行われていて、指導者の声が池全体に響く。水面が綺麗に見えない白旗池、「もっと綺麗な所で訓練したら~!」と哲郎。

 ゴルフ場のトンネルを抜け国見山への分岐に着くと南東へ下る道を進む。道は途中から舗装道に変わり、枚方市野外活動センターへと続いている。「咲いている!」と道端に綺麗に咲いているササユリを見る。

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道に咲くササユリ サンドイッチ山の登山口

 右手が少し開けた所の足元に「サンドイッチ山」の標識を見るので、ここが登山口のようだ。山と言ってもここから標高差40~50m登るだけである。登山口から進入すると道は直ぐに分岐する。右?左?と迷ってしまうが、なんとなく歩き良さそうな左をとる。

 これが正解で、道傍に4輪のササユリを見る。「花粉が散っているので見頃は過ぎているが、これが最後のササユリ?」と。登山口から数分でサンドイッチ山に着く。あっけない山である。皆さんここへはササユリ鑑賞に来られているが、何処に咲いているのやら?

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サンドイッチ山のササユリ

 山頂からは登ってきた道、北西と南西への道が他にある。白旗池へ戻るので探索は止め北西の道を下ってみる。途中でこの道は分岐する。真っすぐ進む道は尾根道のようなので、登山口は右だろうと右へ下っていく。途中で登って来た道と合流し登山口に着く。

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サンドイッチ山の山頂から尾根筋へ下る

 11:00「いい運動になった!」と白旗池へ引き返す。途中道端に生えているササユリの小さな株を見る。青い紐で結んである。良く考えると、この青いひもは「歩行者が踏まないように、また草刈り作業中に刈らないように」という目印かも知れない。

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サンドイッチ山の登山口に降り立つ 青い紐は目印?
間違って踏んだり刈ったりしないように?

 トンネルを抜けると消防署の訓練は続いていた。今度は救助する人をボートへ移動される訓練、これが難しいようで、なかなか移動出来ないようだ、ご苦労様です。生きものふれあいセンターのテーブルに着くと先客は1人だけ、昼食にしては早い時間なのだろう。

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今日はこのトンネルを2回潜った 消防署の訓練は続いていた

 11:40昼食も終わり今日は源氏の滝へ向かう。先ずはセンターのトイレへ、この時刻になると、入口方面のテーブルは混んでいる。先週ツボミだったコウホネが綺麗に咲いていたが、一杯咲いていたツルアリドオシ、は最後の1対だけであった。

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先週はツボミだった コウホネ 最後のツルアリドオシ

 源氏の滝へは白旗池の堤防から谷沿いに下っていくのだが、先ずは今日の目的のオカトラノオ観察に向かう。緑の中に白いものが見えると、それがオカトラノオの花、今日はたくさん咲いていて一安心する。花は三分から五分咲きぐらい、五分咲きを過ぎると花穂の付け根の方から花が枯れてくるので「これくらいが丁度良い!」と哲郎。

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これくらいが綺麗だと オカトラノオ

 12:00、源氏の滝へ向かう。白旗池の堤防から谷沿いに下っていき橋を潜ると交野山へ抜ける道があるが、今日は真っすぐ谷に沿って下っていく。朝もそうだったが、初めて歩く山は高山でも低山でも楽しいものである。この道は後で分かったが「せせらぎの道」と言うことである。

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白旗池の堤防を下る心地よい道

 谷に沿うようになり橋を潜ると交野山への分岐、これを過ぎると大石を避けるように急坂を下っていく。右は白旗池からの水が流れる谷、ここは滝のようにゴウゴウと流れる。ここはハイキング道と言うより登山道、足元の岩場が危ないと鎖やロープがあるが、足元が滑るので右の手すりを抱くようにして下っていく。

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水で足元がスベリ手すりに頼る道子

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谷は道横を滝のように流れる

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足元が滑る!と道子は手すりに頼る

 勾配が緩くなると、やっと周囲を見ながら歩くようになる。もう安心して下っていく。足元の植物を観察しながら数分下っていくと丸太の橋を渡る。ここから周囲は植林に変わる。しばらく谷沿いの植林地を下っていく。

 橋から5分も下れば分岐に着く。左をとれば「こもれびの道」で交野山へへ登っていく。源氏の滝へは真っすぐ「せせらぎの道」を下っていく。

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橋を渡ると周りは植林地 源氏の滝へは真っすぐ「せせらぎの道を

 緩やかに下っていく谷沿いの道、左下には水が谷間に溜まっているので堰堤横を歩いているようだ。広くなった道を下って行くとちょっとした広場に着く。右には草が茂った道を見るが左手の広場へ進んでみる。ここには小屋もある。「何の広場?」と考えながら奥へと進んで行くと、何と広い舗装道を見る。

 その舗装道は右へ下る道と、左へ巻いていく道を見る。「どっちが滝への道か分からない?」と、判別に時間がかかりそうなので、草が茂った地道を下って、川沿いの道から源氏の滝へ向かうことにする。

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道がシッカリしてきたので
源氏の滝は近いと感じる
地道を下り、
川沿いの道で源氏の滝へ向かう

 地道を下っていくと直ぐに変電所の端に降り立ち、左へとると直ぐに川沿いの道に出合う。この分岐を左にとると源氏の滝へ行けるようである。1本道なので迷うことはなく川沿いを進んで行くと左手に登っていく階段を見る。

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観光地らしく・・・ 滝はもうすぐ

 Mapionで見ると、そこは宜春院と言うお寺?で先ほど途中で降り立った広場から繋がっていた。でも見上げるほどの階段を下ることになり、遠回りして良かったのかも知れない。少し進んで左手に滝へ降りてくる階段を見て「この階段はきつい!」と思ってしまう。

 右手の大岩を過ぎると奥に源氏の滝が見えてくる。滝は落差18mと言う大きな滝だが、周囲が岩肌で、また滝に近づけないので大きな滝には見えない。やはり滝は自然の中に治まっている方が綺麗に見える物だ。

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源氏の滝

 ここからはJR津田駅へ向かう。地形図を見ながら最短コースを歩くことにする。歩きはじめると、トイレがあるのでこれを利用する?。この人気のない所のトイレは・・・道子がチェック、「水洗トイレで綺麗!」と。さすがにここは「交野八景」「大阪みどりの百選」の観光地なのでトイレがあるのだろう。

 第二京阪道を潜りJR線に出合うと、なるべく線路を沿うように歩いていく。JR津田駅に着く。丁度京阪枚方市駅へ向かうバスがあるので、今日は京阪電車で帰路に着くことにする。



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