丁度見頃の鷺ノ森神社の紅葉
日程:
・2024.12.3 (火) 晴れ 哲郎単独
コース:
・叡電修学院駅(9:20)~鷺ノ森神社~修学院離宮前~赤山禅院~梅谷道登山口~水飲み対陣址【69】~掛橋・石鳥居【67】~てんこ山分岐【66】~てんこ山の尾根近道~てんこ山西尾根分岐~西尾根を下る~曼殊院裏の西尾根登山口~坂端林道入口ゲート~曼殊院門前~鷺ノ森神社~(14:15)叡電修学院駅 ※【】はトレイルNo
今日はまだ暖かいと、寒くならないうちに比叡山紅葉見物に出かける。今日はダメだと道子、哲郎一人で出かけることになる。出町柳駅から叡山電車で修学院駅へ向かう。紅葉時期は観光客で賑わう叡山電車、ひと昔よりその客数は増えている。
修学院駅でトイレを済まし、先ずは鷺ノ森神社へ向かう。駅横のコンビニで昼食を調達する。オニギリとどら焼きを買い出発する。白川通に出て高度計を81mに合わせておく。北へ100m進むと「鷺ノ森神社」の石標が立っていて、そこから横断歩道を渡り狭い道を東へ進む。突き当りが鷺ノ森神社である。
白川通を東へ渡る | 東へ進む道の突き当りが鷺ノ森神社である |
過去の経験から鷺ノ森神社参道入口の紅葉を見て、周辺の紅葉状態が大体分かる。参道入口に着き紅葉を確認、参道左側は日が良く当たり十分紅葉して、右側は緑の葉が目立つ。この状態では、参道奥の大木の紅葉は見頃、紅葉が早い曼殊院門前の紅葉もまだ残っていて鑑賞出来そうだと分かる。
参道入口で黄葉を確認 | 参道を進んで行く |
参道を進みながら「今日は比叡山へ向かわず、赤山禅院の紅葉を覗き→梅谷道を登り→水飲み対陣址→トレイル道を掛橋へ→てんこ山西尾根を下り曼殊院に降り立つ」と決める。
参道を進んで行くとだんだん紅葉が広がってくる。予想通り参道奥の大木は紅葉が広がっていて天を仰ぐ。ここで素晴らしい紅葉を見るのは久し振り、今年はここも紅葉が遅れているようだ。
鷺ノ森神社の次は・・・、ここから曼殊院は近いが予定通り曼殊院は最後とし神社裏から修学院離宮へ向かう。神社裏にもたくさんのもみじが綺麗、それを見ながら出合った道を右へ直ぐの分岐で左に修学院離宮へ。
参道奥には大木の紅葉が見えてくる |
こんな紅葉 久し振りに感動する |
音羽川を渡り左手の住宅地に沿って進むと修学院離宮の門前に着く。修学院離宮は宮内庁、桂離宮や御所のように見学には事前の申し込みが必要で、最近では参観の受け付けはネットで出来るようようです。いつもここを通る時にはガードマン等数名の関係者が門前に立っていて参観開始時刻なのか参観者の対応をしている。でも事前の予約制なので門前で待っている見学者は数名と少ない。
裏門から修学院離宮へ向かう | 修学院離宮への道にも紅葉を見る 民家ではないようだ |
修学院離宮門前を過ぎ修学院離宮に沿って北へ進む。突き当たった所で左にとり住宅地の中をジグザグの道(細い道だがGoogleMapで確認出来る)に進むと赤山禅院の鳥居に出合う。右(東)へ進むと赤山禅院の門前に出合う。門前の紅葉は丁度見頃、ここの紅葉は久し振りである。
門を潜り「のぼり」が続く道を進んで行くと入口に着く。早速中に入りぐるりと時計回りで進んで行く。建物の裏の池の傍に紅葉する大木を見る。綺麗に紅葉しているが、上の部分だけ日が当たり、哲郎のコンパクトカメラ、哲郎の腕では綺麗に撮れそうにない。色々設定すれば綺麗に撮れるだろうが、今日は鷺ノ森神社で紅葉を楽しんでいるのでパチリと数枚撮り出口へ向かう。
赤山禅院の門前に着く |
「のぼり」が続く赤山禅院の参道 |
赤山禅院の紅葉 |
でもここに寄るのは出たところにトイレがあり、梅谷道で比叡山へ登る時には重宝する。参道の門を出ると直ぐ右(北)に進む道がある。赤山禅院に沿って北へ進むと林の中を歩くことになる。左右には有刺鉄線が続き進入出来ないようにしてあり、所々に宮内庁の看板を見る。
その森を抜け住宅地に出る。右に進んだ直ぐの角に山に沿った道を見る。ここが梅谷道の登山口である。今日はヒルの心配もなく、藪に入らないのでスパッツをせずストックを取り出して直ぐに歩きはじめる。
宮内庁の森にはフェンスが続く | 梅谷登山口に着く |
直ぐに谷沿いを歩くようになる。谷が右手に変わると道は分岐する。左は尾根筋を乘っていき最後はトレイル道に出合い比叡山山頂へ向かう。今日は右の谷筋を歩くことにする。谷は左手に変わりその横に太い植林が続く。
尾根道と谷道分岐 今日は右の谷道へ | 斜面のフェンスは 四季・彩りの森復活プロジェクト |
橋を渡ると谷間は広がり所々で紅葉を見る。落ち着いたなかなかいい景色でお気に入りの淡い紅葉だが、今朝見た紅葉が強烈だったので感動が少なて残念。しばらく広い谷間が続き堰堤に出合うと、その上流は細くなる。薄暗くひっそりとした谷間の道は、平日では他に誰も歩いていない道、昨年の熊騒動もあり・・・哲郎はクマ鈴を取りだしザックに付けて歩く事になる。
梅谷沿いを登っていく |
梅谷の淡い紅葉 |
細い谷間で直角に曲がる橋に出合うと道は南へと斜面を巻いて登っていく。「四季・彩りの森復活プロジェクト」の案内板を見ると、斜面に柵がたくさん見えてくるが一部崩ていて残念、柵の中には幼木が植えてあるが育ってきたのだろうか?効果は?
上流までくると谷も道も細くなる | 橋を渡ると斜面を巻いて登っていく |
橋から10分登っていくと水飲み対陣址に着く。平日だがキララ坂を登ってきた登山者に出合う。飲水休憩後は、ここから山頂へ向かわずトレイル道で谷を渡り掛橋(大鳥居)のある【トレイル67】へ向かう。谷沿いのアップダウンを繰り返し最後は音羽川上流に降り立つ。掛橋のベンチで昼食とするので最後の谷で手を洗い登っていく。一登りし掛橋に着き早速昼食とする。丁度ベンチに日が射して暖かく12月とは思えない。
コンビニで「お手拭き!を」と告げるのを忘れた哲郎は谷で手を良く洗ったが、オニギリの袋の中に「お手拭き」を見つけ「入れてくれたのだ!」と感謝する。セブンイレブンはオニギリを買う登山者にはお手拭きを入れるルールになっているのかも知れない。
水飲み対陣址【69】に着く | 橋が崩れた所は昨年クマ出没ポイント |
最後の橋 音羽川上流を渡る 橋は滑るので谷を歩く |
掛橋【67】の大鳥居に着き昼食とする |
今日は暖かいのでオニギリ+どら焼きで25分ゆっくりの昼食、その間に二人の登山者が水飲み対陣址へと向かった。哲郎もトレイル道を下りてんこ山方面へ歩きはじめる。いつも尾根筋で向かうのだが、今日はトレイル道の林道を下っていく。昨年見た真っ赤な紅葉を確認するためである。この紅葉は真っ赤ではなく紅葉1週間前の色合いであった。
大鳥居横の絵のような紅葉 |
昨年真っ赤だった木の紅葉はこれから | 「トレイル66」から破線の道へ |
「トレイル66」からトレイル道を外れてんこ山への道を進む。山裾からてんこ山尾根への鞍部へと100mぐらい登って行き尾根に乘るのだが、その途中でピンクのマークを見つける。そこに、ここから右の鞍部へ向かわず左の斜面を登っていく道(踏み跡)を見る。「これは何処へ」と登っていくことにする。50mも登ると尾根に乗る。
ここは何処と地形図で確認すると、なんとこの道は地形図に破線で示されていて、「てんこ山」を通り越した所である。もう「てんこ山」へは向かわず西へ向かって「てんこ山西尾根」の下山口へと進む。直ぐに西尾根の下っていく作業道と右手の盛り上がった尾根道(道はないが)の分岐に着く。
尾根下からリボンマークの 薄い踏み跡から尾根へ |
西尾根の作業道と尾根道の分岐に着く 右の尾根へ(ハッキリした道はない) |
早速、尾根に乘り曼殊院へと下り始める。この尾根にハッキリした道はないが歩けるところを探しながら南西へと下っていく。哲郎の通るコースは途中で北側の作業道を歩き尾根を外れるが、ここを歩かなくても尾根を下っていけば問題ない。
紅葉時期は登りより下りの方が楽しめる尾根である。下るにつれ紅葉が多くなり目の前に紅葉が広がり心地よく下っていく。途中に右手に2本の支尾根があるので、進入しないよう注意すれば曼殊院裏に降り立つ事が出来る(2本の支尾根は急斜面で1本は斜面に溝があり歩きにくいが、最後はどちらも関西セミナーハウス横に降り立つ)。
てんこ山西尾根の紅葉を楽しむ |
てんこ山西尾根の紅葉を楽しむ |
最後は勾配も緩くなり西向きに歩きはじめると登山口は近い。植林地の中を下っていくと、直ぐに前方に曼殊院の壁や紅葉が見えてくる、そこがこの尾根の登山口である。左の林道に降りて谷沿いを下っていくと坂端林道入口ゲートに着く。
植林地の奥に曼殊院の壁が見えると | 登山口から林道へ |
ゲートは締まっているのでゲートの柵の間を抜ける(お相撲さんは通れません)。降り立った所は武田薬品の試験場、あちこちに数本のメタセコイアを見るが黄葉の見頃は過ぎているのだろうか。分岐を右にとると曼殊院門前、早速もみじを鑑賞する。苔の上に枯葉がだいぶ落ちているので紅葉は進んでいるが、苔の上も赤くなりこれがいいのかも知れない。
ゲートの柵の間を抜ける | 武田薬品の試験場のメタセコイア |
曼殊院の紅葉 |
曼殊院 苔の上の紅葉も綺麗 |
門前の写真が終わり門前へ登る道を下っていく。曼殊院前の道の紅葉も綺麗、次々にタクシーが通り抜けていく。途中で右手に下り鷺ノ森神社へ向かってみる。午後の紅葉を見るためである。日が少し傾いた昼下がりの方が日が全体に当たるようで紅葉が綺麗に見えたようだ。
もういいだろう!と修学院駅へ向かう。まだ14時過ぎ、叡山電車「きらら」がやってくるが、平日はインバウンド客で一杯、当然立つことになる。でも叡山電車は立っていても、周囲の風景が楽しめ苦にならない。帰りに四条河原町の店に寄るが通りは人が多く歩きにくい、「平日なのにインバウンドで一杯!」何時まで続くのだろうか?。
水際の足元にたくさん咲いている小さな花 何だ!ミゾソバか~!よく見ると違うようだ??? ではウナギ?否ママコノシリヌグイ?でもないし?? 帰宅後、花・葉・茎からシャクチリソバ(外来種)と分かる |