京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

比叡山 無動寺川~比叡アルプス~湖西の穴太
2024.12.18

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久し振りに比叡アルプスを楽しむ

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日程:
・2024.12.18 (水) 晴れ   哲郎・道子

駅 行き: 三条京阪 8:40 - 地蔵谷バス停(京阪バス)
駅 帰り: JR唐崎駅 15:06 - JR京都駅

コース:
・地蔵谷バス停(9:10)~無動寺川堰堤から谷遡行~トレイル道分岐~P383への尾根道分岐~P383~比叡アルプス~鉄塔出合~白鳥越え尾根出合~NHK通信施設~一本杉~ロテルド比叡前~比叡ドライブウェイ検札所~東海自然歩道出合~急階段を下り~堰堤の林道終点広場~林道を下る~壺笠山分岐~パイプ堰堤~山之大神~林道終点~野添墓地~京阪踏切(穴太墓道)~(14:50)JR唐崎駅  ※ユックリ歩いています

MAP


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 先週比叡アルプスP383から無動寺川へ下ったが、登山道より1本北の尾根を下ってしまった。今日はP383への登山道を谷から登ってみることにする。さらに久し振りの比叡アルプスを一本杉まで進み四ツ谷川沿いの林道を湖西の穴太へ下ってみる。

 三条京阪から京阪バス比叡平行きのバスに乗る。始発が8:40と遅い。平日このバスを利用する人は数人、いつも同じ顔ぶれである。地蔵谷バス停で降りる。バス停は1℃で「寒い!」と思っていたら、バスが発車するとバスの熱気が移ったのか温度計は2℃に変わる。ここは谷間で早朝は日が当たらないので寒いのだろう。

 バス停で準備し白川の橋を渡る。橋上の紅葉も終わり地面が赤く染まっている。今日は無動寺川からP383への登山道を登るため、ここから比叡アルプスへの支尾根を登らず堰堤へと歩きはじめる。

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地蔵谷バス停で降りる 白川の橋を渡り堰堤へと歩きはじめる

 広い道が終わると右手に堰堤を見る。暖かい陽射しを受けて野草観察しながらユックリ歩いてしまう、でも15分とはユックリ過ぎたようだ。

 道は終わり谷へと下っていく。ここは川幅が広く細い流れがたくさんあり、それを避けながら進んで行くが、雨後は歩けないかも知れない。2~3分歩くと谷は細くなり、早速前方に倒木を見る。この谷の遡行、基本は「谷の中を歩き、歩けない所は左右のスペースを歩く」で、進めない所はない(苦労するところは何カ所かあるが、P383への登山口までは苦労するところはない)。

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暖かく心地よい道をユックリ歩く 右手に堰堤を見る

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堰堤から谷へ降りていく 早速前方に倒木を見る

 早速谷が倒木で埋まっているので右手の山裾を歩いていく。昔はここに細い道があったので難なく歩くことが出来る。でもここも倒木で通れない時は谷へ下っていく。この谷の遡行はこの繰り返しである。

 前方左手の斜面にジグザグに登っていく道を見る。この道はトレイル【63】へ登る道である。この無動寺川は無動寺道(無動寺へお参りする道)の一つで昔は賑わっていたので有ろう。この古道の最後は石鳥居がある掛橋へと無動寺川を登り他の無動寺道に合流していたそうです。

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谷が通れない所は谷上左右のスペースを 左手にトレイル【63】への登る道を見る

 この分岐から5分進めばP383への登り口に着く。河原に1本の大木があり、木の横にケルンがあるのですぐわかる。早速P383への尾根を登っていく。

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P383への登り口 河原に大木 P383への登り口 左にケルン

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登山道を登っていく

 尾根を登っていくと直ぐに両側が開けた尾根道に変わる。登りやすい道で心地よく登ることが出来る。心地よい尾根道も登るにつれ尾根が細くなってくるので、ぼんやりと歩いてはいけない、でも心地よい道が続く。尾根は途中で少し広くなるが左端を歩くようになる。まだまだ心地よい道が続く。

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両側が開けた尾根道に変わる

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尾根が細くなってくる

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尾根の左端を歩くので左の斜面注意

 P383のピークに近づいたのであろう、足元が少し荒れてきた。登山口から25分登って小さな支尾根に着く。ここが先日間違った分岐のようだ。右手にP383から下ってくる踏み跡を見るので、下山時左へ曲がらず真っすぐ小さな支尾根を下ってしまったようだ。

 このポイントからP383へ向かうのは足元も悪いし間違いやすい。P383へは出合ったこの支尾根から真っすぐピーク下を右に曲がりながら巻いていく道を進む。そうすると直ぐに比叡アルプスに出合うので、右に登っていくとP383、左に比叡アルプスを進めば鉄塔下を抜け掛橋(石鳥居)からの尾根道に出合い一本杉へ向かうことが出来る。

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足元が少し荒れてきた 前回はここを下った!と道子

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比叡アルプスへの巻き道を進む 比叡アルプスに出合う

 比叡アルプスに出合うと一旦右にとりP383へ向かってみる。特に寄る必要もないが、P383からの比叡アルプスの風景を確認しながら歩きたいだけである。

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ピーク手前で
狸谷古道トレイルとある
P383の標識を見てUターン
比叡アルプスを登っていくことにする

 P383の標識を見てUターン、比叡アルプスを登って行く。最初は歩き良い道を東向きに歩き、直ぐん北向きに変わる。昔を思い出しながら歩いていくが、久し振りの比叡アルプス、尾根の記憶は余り残っていない。だがこの尾根には大岩が多く、その大岩は記憶に残っている。

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P383から北へ歩き始め一本杉へ向かう 比叡アルプスには大岩が多く
これは記憶に残っている

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比叡アルプス

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比叡アルプス

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比叡アルプス

 P383から歩き始めて1時間、やっと鉄塔に出合う。ここまでくると掛橋(石鳥居)からの尾根出合は近い。鉄塔から直ぐの分岐、右に下っていくと谷に降り立ち、堰堤に出合い山中方面に下っていく。今日は真っすぐ進み一本杉へ向かう。

 鉄塔から15分歩き掛橋(石鳥居)からの尾根に出合う。分岐には古い標識(2代目)があるが色あせてきている。左にとれば掛橋~水飲み対陣址~キララ坂を下れば修学院方面に下ることが出来るが。今日は右にとり一本杉へ向かう。

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鉄塔に出合う 右は堰堤に出合い山中方面に

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人工的な大木が続く尾根
何故かここが一番記憶に残っている
掛橋(石鳥居)からの尾根に出合う
標識もそのまま残っている

 一本杉への尾根は今まで歩いてきた比叡アルプスより緩やかで道が広く歩き良い。ただ黙々と歩くだけだが丁度12時、日が当たる所で昼食とする。平日なのでこの道で出合う人はいない。15分の昼食休憩も終わり一本杉へ歩きはじめる。

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一本杉への尾根、登山と言うより散歩 クマ出没注意は立派な看板
滋賀県はシッカリしている

 穏やかな尾根道が続き見るものも無いので、左手に時々見える比叡山を覗きながら進んで行く。尾根がほそくなり登り始めると立派な通信施設を見る、NHKとある。その横を登っていき施設への取付道路を進んで建造物を通り越すと右手に一本杉を見る。今は強風で半分折れ小さくなっている。

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左:四明岳 右:大比叡 NHK通信施設

 一本杉の前方は広い駐車場、比叡ドライブウェイの登仙台である。右手には双眼鏡が並ぶが、まだ覗いている人を見かけた事はない。またこの駐車場が一杯に埋まっているのも見たことがない。今日は寒く、平日なので車は1台も止ってはいない。

 駐車場から北に東海自然歩道へ向かう。ドライブウェイの左に歩道がありこれを進むと右手にロテルド比叡の入口が見えてくる。そこに横断歩道があるのでこれを渡り、すぐ先の検札所の横から支尾根の道を進んで行く。

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一本杉の前方は広い駐車場 一本杉

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ドライブウェイの左に歩道で
ロテルド比叡へ向かう
検札所の横から支尾根の道へ

 ドライブウェイ沿いに尾根道を進むと直ぐに東海自然歩道に出合う。湖西へ下るので右にとる。ここからが大変、少し下ると階段があり、これが長い事続く。階段が終わると少し登っていき「やれやれ!」と思いきや、また階段が続く。最後の階段は急斜面の階段で道子は手すりを持って下る事になが、後ろからやって来た男性は階段を駆けおりて消えていく。

 東海自然歩道に出合から標高差150m下って堰堤広場に着く。東海自然歩道は広場の右手奥から急斜面を登っていくので余り利用していない。二人はこの広場から谷沿いの林道を下っていく。ここから湖西の穴太まで林道歩きが続く事になる。

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キツイ階段が続く 堰堤上の広場に降り立つ

 林道は谷が合流してから谷も林道も広くなる。しかしこの時期何も見るべきものが無いので黙々と下ることになる。足元を指さして「クリンソウ!」と道子、春にはクリンソウが林道や谷に咲いている。堰堤広場から20分下って壺笠山分岐に着く。「もう、紅葉は終わったし!」と壺笠山を諦め、真っすぐ林道を下っていく。

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林道にクリンソウの株を見る 右は壺笠山へ
今日は真っすぐ林道を下る

 分岐から数分下ると橋の手前、左手に滝を見る。道からのぞき込むと落差のある滝のように見え吸い込まれるような滝であった。橋を渡ると左手の山裾は絶壁の岩肌が続く。この付近の山はシッカリした岩で形成されている。滝から3分で右下に堰堤を見る。堰堤はパイプ堰堤、大きなパイプ堰堤である。パイプ堰堤とは大きな漂流物をSTOPさせ水だけを流す堰堤で、漂流物による下流の水害を低減するものです。比叡山周辺ではよく見るタイプです。

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道横の滝としては落差のある滝です

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大きなパイプ堰堤

 パイプ堰堤を過ぎると右手の谷間は大きく広がって、林道終点がちかいことが分かる。堰堤から15分下ると左手に祠(Google Mapでは山之大神とある)を見て、そこから3分で車止めの林道入口に着く。

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橋を渡った所から
左手は切り立った岩肌が続く
谷間も広がってきて林道入口はもうすぐ

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Google Mapでは山之大神とある 林道入口に着く

 林道入口から少し下ると右手に野添墓地が続き、途中に穴太野添古墳群もある。墓地を下り終え道を渡ると京阪踏切を渡る(踏切名は野添墓道とある)。後はJR唐崎駅へ向かうだけだが、今日も適当に歩き随分と遠回りしてしまう。

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野添墓道の踏切
前方に近江富士が見える
積もってきた比良山系

 住宅地をブラブラ35分歩いてJR唐崎駅に着き、トイレで着替えて電車を待つ。ホームから見る蓬莱山の山頂付近は白くなっているが、シューを楽しむにはもう少しだな~。

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ナンテンハゼの実


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