京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

岩尾谷からシャクナゲ尾根
2024.09.18

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綺麗に咲くヤマジノホトトギスは久し振り

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日程:
・2024.9.18 (水) 晴れ   哲郎・道子

アクセス:


駅 行き: 国際会館駅 8:39 - 小出石バス停(京都市営バス)
駅 帰り: 大原バス停 15:13 - 国際会館駅


コース:
・小出石バス停~岩尾谷・シャクナゲ尾根登山口~岩尾谷林道終点~岩尾谷作業道終点・関電巡視路焼杉山方面分岐分岐~関電巡視路シャクナゲ尾根分岐~標高520m鉄塔~シャクナゲ尾根出合(標識5)~鉄塔出合~シャクナゲ尾根・寂光院道分岐~焼杉山・翠黛山分岐~寂光院~大原バス停

注意:
・岩尾谷上流は道が不鮮明です。岩尾谷からシャクナゲ尾根への道は細くて滑りやすいので初心者危険コースです。初心者だけで出かけないようお願いします。



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 今年の春に岩尾谷の源頭まで詰めてみた。小出石から取付いて岩尾谷の林道と作業道を詰め、作業道終点から関電巡視路を歩いた。源頭まで行く途中で谷横に関電巡視路の標識を見るが、途中で標識が無くなった。

 関電巡視路はシャクナゲ尾根の鉄塔へと向かっているので、「最後の標識から植林地を登ってシャクナゲ尾根へ向かっているのだろう」と哲郎。今日はその関電巡視路を歩いてみる。

 久し振りの岩尾谷、新しい道を歩くのは心地よいが、9月の半ばを過ぎているのに今日の予報では「猛暑日」とある。地下鉄国際会館駅から始発の小出石行きのバスに乘る。

 大原からバスは新道を走り小出石手前で旧道へ進入する。R477の交差点が小出石バス停、そこから真っすぐ公民館へ向かわず右に折れ新道へ向かっているので、新田から旧道に入って行くのだろうか?小出石から帰りの便に乘ったことがなく分からない。

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小出石で降りる バスは右に折れ新道へ向かう

 R477を歩きはじめる。道の気温計は28℃、ここは標高300m付近なので、町では30℃となり今日も朝から暑い。お墓の手前に空き地があり、そこで準備していると墓参りの人がやってきて今日登る山の話を交わす。

 バス停から約1Km歩くと左に下っていく林道が分岐する。ここが岩尾谷・シャクナゲ尾根入口で直ぐ右手に尾根に登っていく道を見る。これがシャクナゲ尾根登山口である。今日は岩尾谷を詰めるので谷に沿った林道を歩きはじめる。

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R477を歩きはじめる 岩尾谷林道へと下っていく。

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すぐ右手にシャクナゲ尾根登山口を見る 谷沿いの林道を歩きはじめる

 古い林道なので落ち着いていて谷沿いの道は心地よく20年前と余り変わっていないようだ。早速橋を渡る。この林道は右岸から左岸、左岸から右岸・・・と、何度も橋を渡る事になる。古い林道なので谷沿いの道には緑があり、時々野草観察しながら進んで行く。

 そのうち道は緑の絨毯に覆われたように小さな植物が道を埋める。その絨毯が消えたり現れたり「なぜだろう?」。陽射しが良く当たる所とそうでないところ?土壌の変化?・・・。いずれにせよ草ボウボウのじゅうたんではないので心地よい。

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何度も橋を渡る事になる 谷沿いの道は心地よく

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道は緑の絨毯に覆われたように いつまでも心地よい谷間

 道が細くなり作業道に変わるが、まだまだ谷沿いの道は続く。突然目の前に丸太を並べただけの橋が現れる。丸太はほとんど朽ちていて渡れそうにない。1本だけ新しい丸太があったが、ここは橋を渡る事を諦める。渡れそうな所を探し谷を渡ると3分で作業道の終点に着く。

 作業道終点には関電巡視路の標識が立っていて、前々回焼杉山へ登った細い尾根に関電巡視路が続く。今日はまだ先へ進むので、ちょっと早いがここで昼食とする。

 オニギリを食べながら周囲の風景を楽しんでいると、オニギリを持つ手のひらの先でクネクネ動くもの・・・・「ヒルや!ヒル避けを!」と道子へ叫ぶ。ヒルは吹っ飛んで言ったが、昼食を急ぎ先へ進むことにする。

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植林にテープを巻いてはイケマセン! 静かなる流れ

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朽ちた橋 作業道終点 焼杉山方面へ登る
細い尾根を登る関電巡視路登り口

 昼食後は上流へと向かい。作業道はここで終わっているのでここからは関電巡視路の踏み跡を辿ることになる。早速谷支流にかかる金属製の立派な橋を渡っていく。150Kgまで大丈夫と記載されているので安心して渡る。

 踏み跡に沿って歩いていくと橋は数本あるが、中には流されて傾いた橋もある。でも水量が少ないので渡ることが出来る。橋は重い荷物を持った巡視員が怪我なく渡れるように架けられているのだろう。

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関電巡視路にある金属製の橋 外れた橋もあるが

 右岸左岸を繰り返し進んで行くと最後は橋のない渡渉で左岸に着く。ここには関電巡視路の赤い標識がある。前回、ここを通過して谷の源流へと進んだが、この先この標識が無かったので、ここからシャクナゲ尾根の鉄塔へ登っていくのだろうと予想していた。

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最後は橋のない渡渉で左岸に着く 関電巡視路の赤い標識

 今日の目的は「岩尾谷からシャクナゲ尾根の鉄塔へむかう!」である。地形図ではシャクナゲ尾根からこのポイントへと細い支尾根が張り出している。岩尾谷から南の斜面にはたくさんの支尾根があるが、北のシャクナゲ尾根側には支尾根がほとんどない。不思議な事である。

 ここからシャクナゲ尾根迄は標高差160m、急勾配の支尾根である。早速進路を探す。ここは植林地なので踏み跡が分かりにくい。右手の斜面下に踏み跡を見て、早速支尾根の右手から登っていく。元々植林地の作業用の道だったのであろう左右に薄いふみあとを見るが、関電巡視路は一番ハッキリした踏み跡をジグザグに登っていく。

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支尾根の右手から登っていく 大きいジグはまだ歩き良いが

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ジグが小さくなると滑りやすい 小石混じりの道は歩きにくい

 足元は細い道で小石混じりの道、大きくジグを切って登る所はまだ歩きやすいが、ジグが小さくなると急斜面で滑りやすいので一歩ずつ慎重に登っていく。標高500m付近で支尾根の中央を登り始め、何やら一安心、周囲は雑木に変わる。そこから少し登ると目の前に鉄塔を見る。谷から30分である。

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周囲は雑木に変わる ジョロウグモ

 「鉄塔?」、鉄塔はシャクナゲ尾根にあると思っていた哲郎は???。ここはシャクナゲ尾根下の標高520m、ここから西の方向にシャクナゲ尾根の鉄塔を見る。「岩尾谷を渡ってシャクナゲ尾根から天ヶ岳へ向かう送電線、シャクナゲ尾根へに達するまでにこの支尾根に接するので、ここにも鉄塔を立てたようである」なんて考えているうちに道子はシャクナゲ尾根へと登り始めているので「小休止!」とし焼杉山方面を望む。

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標高520m支尾根の鉄塔 「小休止!」とし焼杉山方面を望む

 シャクナゲ尾根へと登り始める。雑木の中だが低木なので真っすぐ登っていくことが出来る。15分でシャクナゲ尾根に出る。ここに「シャクナゲ尾根5」の標識を見る。ここから左へ進み寂光院道分岐へと進む。

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雑木の中をシャクナゲ尾根へ 出合ったシャクナゲ尾根の標識

 道はシッカリした登山道があるので迷うことはなく、寂光院道迄は緩やかに登っているので問題はない。10分歩いて鉄塔に出合う。これで今日の目的は達成!。西北西方面に天ヶ岳の鉄塔も見える。12:45、遅くなったと寂光院道へ向かう。

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シャクナゲ尾根を歩く シャクナゲ尾根の鉄塔

 13:00、寂光院道の分岐に出合う。後は大原に下るだけ。ここから長いユリ道が続き、細い雑木道を歩くことになり心地よいのだが、同じような光景が続き飽きてくる。そのうち雑木は植林に変わり、道横にネットが続く。シャクナゲ尾根から35分歩いて翠黛山・焼杉山分岐に着く。

 「後は大原へ下るだけ!」。いつも急斜面のゴロゴロ石道で面白くないが、今日はここにもヤマジノホトトギスが沢山咲いていて、GOOD!

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シャクナゲ尾根・寂光院道分岐 ユリ道の寂光院道

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植林地の道横にネットが続 翠黛山・焼杉山分岐に着く

 寂光院道も終わり寂光院前のトイレで服を着替え後始末をする。後は大原バス停へ向かうだけ。バス停までは、まだ少し歩く事になるが、足元の花を見ながらユックリと歩く。まだまだ陽射しは強くバス停に着くまでに汗をかいてしまう。

 バス停の待合室にはたくさんの人、猛暑の中の観光、ご苦労様です!。よく見ると皆さん中国からの観光客である。我々は待合室で先頭に立って並んでいるが、皆さん横のベンチに座っている。日本人は忙しないと思われているかも知れないが、観光客がどっと増えてくると皆さんも列にならんでくる。

 きょうは猛暑の中の近郊の山だが、岩尾谷からの道の宿題が一つ片付けることが出来、二人は喜ぶ。でも「暑~い!」。


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 ■ 今日出合った花です。猛暑の中だが花を眺めている時だけ暑さも緩む。

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ガガイモの白花 イタドリの花

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バイカオウレン 来年もよろしく ダンドロボロギクの綿花 花は白い
ボロギクの綿花は皆白いが花の色は異なる
ベニバナボロギクの花はレンガ色

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コムラサキ ミヤマカタバミの閉鎖花

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ミズタビラコ オカタツナミソウの花後

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オトコエシ シュウカイドウ



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トリカブト ホトトギス(桃源)

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ツルボ ツルリンドウ

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ウドの花 ヤブラン

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ヤマハギ ヤマジノホトトギス



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