京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

蛇谷ヶ峰南尾根を楽しむ
2024.11.08

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紅葉はまだまだだが蛇谷ヶ峰南尾根を楽しむ

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日程:
・2024.11.8 (金) 晴れ   哲郎・道子

アクセス:

駅 行き: JR京都駅 6:32 - 7:19JR近江高島7:24 = 7:46畑バス停
駅 帰り: 畑バス停 13:54 = 14:16JR近江高島14:21- JR京都駅


コース:
・畑バス停(8:00)~林道出合・横谷峠登山口~横谷峠~荒谷峠~須川峠(ボボフダ峠)~P702~滝谷道分岐~P752~急登登り左の尾根へ~蛇谷ヶ峰~須川峠~須川峠道~林道出合(ボボフダ峠登山口)~畑バス停へのゲート~畑バス停(13:35)

MAP

注意:
・ボボフダ峠(須川峠)から畑に下る道は3回細い谷を渡ります。最初の谷は渡渉後急斜面の細い道を数m歩くことになり要注意。3回の谷渡渉が終わると林道まで谷上を歩くことになり、渡渉後直ぐに道が細くなったところが数mありここも要注意、ユックリ歩いて下さい。ここを過ぎると谷から離れ一安心、堰堤を過ぎると直ぐに林道に出合います。


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 今年は猛暑が続き紅葉が遅れている。こんな年は木々により紅葉時期が大きく異なり、過去の経験から紅葉した木よりも落葉した木の方が多く落葉の中を歩くだけとなりそうである。いつ出かけたらよいかわからないので、今年は毎年紅葉を楽しんでいる荒川峠周辺から堂満岳を諦めることにする。

 今日は蛇谷ヶ峰南尾根を歩くことにする。近江高島駅から畑行きの始発のバスに乘るため京都駅6:32発の湖西線に乘る。近江高島駅での乗り換え時間が5分なのでトイレに寄ることもなく急ぎ足でバス停へ向かう。

 畑行きの平日の早朝のバス、いつも乗客は哲郎と道子だけ、終点まで誰も乘って来ない。でも畑バス停からの折り返しは通学バスになるので重要なバスなのである。畑バス停にはトイレと待合室があり真夏や冬場は重宝する。バスを降り待合室で準備する。

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ガリバーを見ながらバスは出発する 畑バス停 待合室とトイレがある

 8:00に出発、北西へ登っていく道で横谷峠の入口へ向かう。左手に神社が見えてくると道端の斜面にたくさんの野草が咲き、先ずは野草観察だが・・・、神社の斜面に咲く秋の野草はほとんど終わっていて残念、シシウドや野菊だけ!いつもより2週間遅れているからだろう。

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足元に色々な野菊が続く シシウド

 バス停からユックリ15分歩くと道が西から南へ90度曲がる。ここの民家の間を抜けていくのが横谷峠への入口である。バス停からここまで標高差80mあるので近い距離だが時間がかかってしまう。早速登っていくと直ぐに田畑の段々畑の間を登っていく。

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横谷峠へは民家の間を抜けていく アキノキリンソウが元気よく

 田畑の土手にはリンドウ等色々な野草が咲いているのだが、もう収穫も終わりすっかりと草刈りされている。でも野草だけは刈らないようにしているのだろう、直ぐに目に映るが朝早いのか、これからなのか開いてくれないリンドウ。ヒキオコシも終わっていて「あ~残念!」といいつつ野草を探しながらユックリと登っていく。

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ヨシノアザミ ワルナズビ

 最近カメラの設定を初期設定に変えたので、上手く撮れず道子を待たせることになる。畑を過ぎた空き地には少し花が残っていてやっと野草観察、でも遅れているので先を急ぐ。8:40ゲートに着き林道へ出る。

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棚田を登り切り集落を見下ろす

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ゲートに着き林道へ出る 横谷峠道を登っていく

 林道の反対側が横谷峠道の登山口で、標識が立っている。早速谷沿いの峠道を登っていく。今日は寒いので汗を掻くこともなく登っていく。5分歩くと道は谷を離れ尾根へと登っていく。尾根に着くと歩き良い峠道をジグザグに登っていく。例年より1~2週間遅れてやって来たが、この尾根に紅葉は全く見当たらない。

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道は谷沿いから尾根へと登っていく 峠道をジグザグに登っていく

 周囲が植林から雑木に変わると横谷峠はもうすぐ。40分登って道が水平になる頃峠に近づくが、やはり尾根に紅葉は見当たらない。これで今日は紅葉見物を諦めることになる。尾根に乘ると冷たい風が時々通り抜け上着を着るか・・・いや頑張ってそのまま蛇谷ヶ峰へ歩きはじめる。

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峠道に紅葉は見当たらない 横谷峠の尾根に着く

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横谷峠から蛇谷ヶ峰へ

 この付近は植林地の中を歩くことが多いが、やはり雑木に変わると嬉しい!。そんな中に紅葉がチラホラ、少しだけだが色が変わると喜ぶ。横谷峠から25分歩いてアラ谷峠、標識に蛇谷ヶ峰2.7Kmとある。

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アラ谷峠

 横谷峠から40分歩いてボボフダ峠(須川峠)に着く。10:05「予定より10分遅れ!」と道子に告げる。ここからしばらく植林地が続くが、一登りし・702のピークを抜ける。周囲は雑木に変わりピークを下ると滝谷への分岐、ここを過ぎると後は蛇谷ヶ峰まで雑木の細い尾根が着き心地よい歩きが続く。でも今日は時折冷たい風が吹き抜け黙々と歩くことになる。

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ボボフダ峠(須川峠)に着く ・702のピークを抜けると雑木が続く

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蛇谷ヶ峰まで雑木の尾根が始まる 心地よい尾根

 所々でイワカガミの緑の群生が目に留まる。今日は右手に伊吹山が良く見える。進むにつれ色づいた葉がチラホラ見えるようになる。足元に「BIWAICHI」の分岐の標識見ると尾根は左手の尾根へと急坂を登ることになる。標高差70mの急坂だが、今日は涼しいので難なく登ることが出来た。

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足元にイワカガミの群生を見るが

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木間から伊吹山を望む

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やっと紅葉が始まる

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シロモジは散り始めている ここからL字のコース「BIWAICHI」の標識

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急坂を登り西の尾根へ

 後は雑木が少ない枯草の間を登るだけ、11:05に蛇谷ヶ峰山頂に着く。見晴らしは良いが冷たい風が強く、山頂での昼食は諦め畑へと下山することになる。一下りし風が通らず陽射しが暖かい所で昼食とする。

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後は雑木が少ない枯草の間を登るだけ

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蛇谷ヶ峰山頂
見晴らしは良いが冷たい風が強く

 11:25畑へと歩きはじめる。風が治まったようで、南へ歩くので木々が輝き心地よく歩くことが出来る。12:10ボボフダ峠に着き、ここから峠道を畑へと下る。

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下山は逆光で木々は綺麗に見える

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ボボフダ峠から峠道を下る

 峠道には2018年の台風に寄る倒木が残っていて時間がかかってしまう。今はほとんど除去されてはいるが昔程快適とは言えない。尾根筋の道を下っていくと谷の合流点に着く。右手の谷間に渡渉ポイントがあり、そこを渡る。昔谷沿いにあった道も台風により崩れ当分の間ここは通れなかったが、最近対岸の少し上の細い道が出来、そこを数m歩く。

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倒木は通れます 谷上の細い道は慎重に

 登山道を下っていくと次の合流点に着く。ここは右へ右へと踏み跡を下っていくと渡点に着く。渡渉後下っていくと直ぐに次の谷に出合うので最後の谷を渡る。

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2番目の渡渉は問題なく 最後の谷を渡る

 谷を渡ると大きな谷間の左岸を下っていく。一部崖上の道が細くなっているので要注意、ユックリ進んで行く。後は流れから少し離れ谷に沿って下る。堰堤が見えてくると林道は近い。堰堤から5分下ると林道に降り立る、ここにも「ボボフダ峠」への標識がある。

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最初は谷上の道を歩く 一部崖上の道が細くなっているので要注意
道から谷を覗く

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堰堤が見えてくると林道は近い

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林道に降り立つ ボボフダ峠登山口

 峠から林道まで50分かかった、数年前の記録では30分だったので随分と足が遅くなったのかな~?。13:00なのでバス停へと急ぐ。バスには十分間に合うが野草観察しながらなので時計を見ながら歩くことになる。

 でも咲いている野草が少ない。ポツポツとリンドウを見るがほとんど開いていない。晴れているのに開いてくれないのは、開花が遅れているのだろう。アキノキリンソウやセンブリは咲いていた。それにしてもリンドウが少ない。数年前には見事に連なるリンドウがたくさん咲いていたが、残念なことである。

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リンドウ センブリ

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リンドウ 最後まで咲くのだろうか? 花の終わったヒキオコシ

 バス停へのゲートに着きゲートを開きバス停へ向かう。バス停への道端にはたくさんの秋の野草が咲いていたが、もう終わったのか野菊だけが目に付く。水路にはリンドウやミズタビラコ等の花が咲いていたのだが綺麗に咲いてはいない。バス停横にいつも見るヒキオコシの花は終わっていた。

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バス停へのゲートを開く バス停への道を下っていく

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畑集落は段々になっている

 13:35バス停に着き待合室で着替えや後始末をする。後始末が終わる頃バスがやってきて、二人を乗せ近江高島駅へと向かう。

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畑バス停 バスから見る蛇谷ヶ峰


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