京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

国見山~交野山 ササユリ鑑賞
2024.06.05

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ササユリは丁度見頃だが初夏の花が遅れていた

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日程:
・2024.6.5 (水) 晴れ   哲郎・道子

コース:
・JR津田駅(8:40)~国見山登山口~釣り池~東斜面藪漕ぎ~支尾根出合~展望テラス~鉄塔分岐~国見山~白旗池~源氏の滝への谷沿いの道~交野山登山口~交野山~駐車場~大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線(傍示越え)~防火管理道~谷沿いの道~傍示~(15:10)京阪河内森駅



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 6月と言えばササユリ、今年は、もう咲いているだろう!と国見山へ出かけることにする。国見山から交野山コースで観察している花は、ササユリ、アマドコロ、ホナガタツナミソウ、ケムラサキニガナ、ツルアリドオシ、コウホネ。オオトキワツユクサ、・・・・咲いているだろうか?

 JR津田駅で降り昼食用のオニギリを買いにコンビニへ向かいかけるが、駅横のパン屋さんが目に入り「今日はパンにするか!」と。パンを買い駅横のトンネルを抜け国見山登山口へ向かう。東、北、東へと進み第二京阪道路を潜ると立派な遊歩道に出合う。

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駅横のトンネルを抜け 第二京阪道路を潜ると登山口の案内

 遊歩道を左へ登山口へ向かう。直ぐ左の池から前回谷筋を登って国見山へ向かった。少し進むと右手に支尾根の先端を見る(草が茂っているが道がある)が、ここから国見山へは前々回登っている。今日は登山口から登るので先へ進む。

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立派な遊歩道を歩く 登山口から

 谷を過ぎると登山口、早速登っていく。谷沿いの道、最初は雑木に覆われ暗いが直ぐに明るく手入れされた登山道が続く。少し進むと左手に工場の建物が続く。ここにも登山口がある。建物に大きく「仁丹」の文字を見ると右手に池を見る。

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登山口付近の道

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「仁丹」の文字を見ると右手に池 池の端(北側)に山へと進む道がある

 これが今日の目的の池、数人が釣りを楽しんでいるので釣り堀なのだろうか?池の南側に山へと進む道があるのでこれを進んで山裾に着く。過去に1回ここから登っているが、今日はそのとりつきが分からない。池からの道は山裾に沿って支尾根の先端へと続いているが、これは広い作業道(林道?)のようだ。

 取付きが分からないとその道を進んでみるが登れそうな所は見当たらない。結局池へと戻り登れそうな所を登っていく。これがイケマセン、雑木を掻き分け進むが途中から細い竹が茂っていてなかなか進めない。やっと足元に踏み跡を見て「以前歩いた道や!、とりつきはもっと池よりやった!」と、これを登っていく。

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適当に斜面へ進入 なかなか進めません

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やっと足元に踏み跡を見て 支尾根の道に出合う

 踏み跡を進むと直ぐに支尾根に乘るが随分と疲れてしまった。支尾根は左手は下っているがこちらへ進んで行く。途中から植林地の中を通り・・・「こんなところを歩いた?」と記憶が残っていないがどんどん進んで行く。そのうち登り始め足元に緑が増えたところで左手から登ってくる道と合流する。「ここやった!」と記憶がよみがえる。

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「こんなところを歩いた?」 「ここやった!」と
左から登ってくる道と合流

 しばらく雑木の緑が続き心地よく歩いていくが、足元にアマドコロの実やオカトラノオの花もツボミも株も見当たらない。「今年はなぜ見当たらない?・・・」と。

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哲郎の好きな雑木道で野草観察

 少し登って展望台に着く。国見山の中腹にある展望デッキ、今日は天候良く遠くまで綺麗に見えるが、ここを登り切った国見山の方がずっと綺麗に見える。展望台から鞍部に降り立つと鉄塔、下を潜って通り抜けると国見山への登りが始まる。

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展望デッキへ着く 鉄塔鞍部の分岐点

 登山道は窪んだ急斜面の道でロープが続く。一登りすると国見山到着。今日は平日なのか誰もいない。ここから京都方面、大阪方面が見渡せるが、ポンポン山よりアベノハルカスが大きく見える。登ってきた男性と入れ替わるように登山道へと下っていく。階段状の道が続き、この道も嫌なのだが周囲の緑が綺麗!。

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道は荒れ、道横を歩く 国見山の着く

 階段を降りると登山口からの正規の広い登山道に降り立つ。昔はここにたくさんのササユリが咲いていて、感動したものだが、そのうち姿を消した。今は2株咲いていた。ここから白旗池へ向かう。さすがに人気のコース、次々と登山者に出合う。

 道端に綺麗なササユリを見るが、よく保護され支柱が立っていて紐で幹が支えられている。カメラを向けるとそこにブルーの紐が!、色々角度を替えても映りこむ。なぜ花を支える紐がブルーなのだろうか?次からブルーの紐で支えてある花は撮らないことにする。

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登山口からの広い道に降り立つ 花は綺麗だがブルーの紐はイケマセン

 白旗池への尾根コース分岐に着く。今日も右の尾根下の道をとる。こちらの方が野草が多いからである。谷のアジサイはまだだが、足元のホナガタツナミソウは満開。いつもは終わりかけの花を見ているが丁度見頃、今年はこの領域では初夏の野草は遅れているようだ。道が広くなり少し下り始めると左右にササユリの花を見る。でも点々と咲いているので感動する程ではない。

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白旗池への尾根コース分岐に着く 道の左右にササユリの花を見る

 サンドイッチ山への分岐に着く。サンドイッチ山へは遠回りだといつも向かわない。この分岐に綺麗なピンクのササユリを見る。数年前迄はここに数えきれないほどのササユリが咲いていたが、いつの間にか激減している。でもぼちぼちその数が増えてきたのは嬉しい事である。

 分岐を右にとり白旗池へ向かう。途中のササユリ群生地に花は見当たらない。トンネルを抜けると白旗池が見えてくる。今日も「いきものふれあいの里」のベンチで昼食とする。昼食はパン!パン2個では不十分な哲郎は予備食のバーを取り出し食べることになる、「パンなら3個は必要だった!」と。

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「いきものふれあいの里」のベンチで昼食
トイレ側にもベンチはたくさんある

 昼食中に数えきれないほどの登山者、登山グループの昼食が始まり周囲のテーブルとベンチはすべて埋まる。それを見て早めに二人は席を立つことにする。白旗池の土手から源氏の滝への谷コースを下る。途中のオカトラノオ群生地、オカトラノオの花が見当たらない!とウロウロ、やっと背の低い咲き始めの花を見て「今年は随分と遅れているようだ」と、オカトラノオが無くなったのではなく一安心し他の株も確認する。

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白旗池の土手から オカトラノオはこれからだった

 白旗池から下る谷沿いの道は心地よい。この谷の下流に「源氏の滝」があるようだが、谷の岩肌に鉄柵が続く道、一度は下ってみたいが今日はササユリ鑑賞だと諦める。橋を潜ると交野山への道(排水口の横を歩く)があり、それを登っていく。広い道に出合うと直ぐに交野山への登山口、早速進入するが道横のアジサイは例年より早く綺麗に咲いている。「今年は多くの初夏の花が遅れているのに、アジサイだけ早いのはなぜだろう?」

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谷の橋下から排水口横を登る 交野山への登山口

 途中の分岐から交野山へは左手の急坂を登っていく。階段や木の根道をユックリ登っていくと数名の登山者が降りてくる。山頂は登山口から標高差90m、シンドイ登りが続くが目の前にササユリが現れるとそのつらさは消える。左手の群生、右手に群生、後はポツポツ咲いている。

 一通り眺めてから山頂へ向かう。左右の木々が消えると明るくなり、右手に大岩が見えてくる。山頂に着くが大岩には数名の登山者がいるので二人は山頂を後に反対側へ下山していく。

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交野山へ送水管に沿って登っていく 交野山山頂の大岩

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交野山に咲くササユリは 左右に50~60本

 下りも急坂・・・急坂が終わるとやっと左右の景色を見ながら下っていく。途中のベンチは先客で埋まっているので、立ったまま飲水休憩。ここに分岐があり西へ下って行ける道がある。過去に1回下ったことがあり細い山道に1輪のササユリを見たことがあるが、JRの駅や京阪電車の駅に遠いので下る人は少ない。

 そんなことを考えていると「スミマセン!国見山へは?」と尋ねてくる人、彼は逆の方向に歩いて来ている。先ほども女性グループが尋ねてきたが・・・皆さん地図を持たずに、北も南も分からず近郊のハイキング、まあスマホ1本あれば・・・それも楽しいのかも知れない。

 この休憩所からゴルフ場へと下っていく。直ぐの分岐、いつもは左にとりゴルフ場へ、右へ下れば枚方大和郡山線沿いの駐車場、「駐車場への道とは、どんな道だろう?」と、今日は右の駐車場へ進んでみる。

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下りも最初は急坂 今日は右の駐車場へ進んでみる

 これがイケマセン!、道はどんどん下っていき谷間に降り立ち、再び登り始める。「特に見るものもなく、この道はシンドイだけや!」と、再び歩くことはないだろう。駐車場から車道を少し登ると防火管理道、右にとり防火管理道へ入る。舗装されているので少々暑いが目の前にササユリ3輪見る「これまで気づかなかった!」と。道端にはイチゴがたくさん実っているが、今日は手を伸ばすこともなく進んで行く。

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枚方大和郡山線沿いの駐車場
16:30 closes
防火管理道に進入し傍示へ向かう

 旗振り山分岐を過ぎると防火管理道は分岐する。これまで右の広い道を進み傍示へと下っていたが、今日は真っすぐ進んでみる。地形図によると道はこの先の池横で細くなり、右に折れ谷沿いに破線の道が傍示まで続いている。歩けるだろう!と

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この道でササユリを見るのは今回初めて
いつもはもう終わっていたのだろう
今日は傍示への防火管理道ではなく左へ

 右に折れると道は段々細くなるが、シッカリした道が続く。足元は細いササが続き野草は見当たらない。前方で女性たちがゴソゴソ・・・、小さな竹の子を頂いているようだが、この時期の竹の子、美味しいのだろうか?右手の谷間は広がってきて湿地帯が広がってくるが、水田ではないようだ。何か咲いていそうな湿地帯だがヘビがね~。

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道は狭くなるがシッカリしている 綺麗な湿地帯だが・・・

 そのうち石板に刻まれた地蔵が足元にある分岐に着き哲郎は地形図を取り出す。真っすぐのシッカリした道にテープを見るが、いつも下っている傍示へは右のようだ。右へ進んで行くと道は山裾をユックリ下っていき、山の中へ入っていく。前から道一杯の大きな耕作機がやってくるが、止ってくれ二人はその横を抜けていく。

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こんな地蔵初めてや! 道は山裾を進む

 民家が見えてきて、寺の横を通って行くと細い車道に出る。いつも降りてくる防火管理道の出口の直ぐ横だった。今日は、色々と遅れてしまった!と。14:10京阪河内森駅へ歩きはじめる、これから1時間弱だが野草観察しながらユックリと下っていくことにする。

 すぐの「かいがけの道」分岐、今日は通らないが、標識が草で隠れているので見えるようにする。見る景色は毎年同じでも、足元の野草の様子が異なる。やはり初夏の花は遅れているようである。ただオオトキワツユクサの群生だけが綺麗に咲いていた。

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寺の横を通って行くと細い車道に出る 「かいがけの道」分岐

 やっと家が見えてきたところで後始末をし駅へ向かう。ホームのトイレで着替えやって来た電車に乘る。ここは京阪電車の支線だが車両が新しくスッキリしていて、心地よく帰路に着く。



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ホナガタツナミソウ オオトキワツユクサ

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カシワバアジサイ サフランモドキ

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花後のウラシマソウ ジャガイモの花

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ミツバツチグリ ガクアジサイ

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クサフジは終わり ケムラサキニガナはこれから

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ハナニガナ ニガナ

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オカトラノオ 小花が一つだけ開きました ツルアリドオシ



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