京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

ポンポン山  2024.02.09
(出灰垣内~西尾根~山頂~大沢~柳谷観音)

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出灰川支流の谷口から右岸の急斜面を登ることになる

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日程:
・2024.2.9 (金) 晴れ   哲郎・道子

アクセス:

駅 行き: JR高槻駅北バス停 7:53 - 出灰バス停
駅 帰り: 金ケ原口バス停 15:58 - 阪急西山天王山駅(阪急バス)

コース:
・出灰バス停(8:30)~出灰垣内~橋を渡った作業道~出灰川支流~右岸の植林地~西尾根No23~西尾根No24~右の作業道探索~西尾根No25~ポンポン山~釈迦岳~大沢山入口~大沢峠手前で右手に下る遊歩道~大沢への林道出合~大沢~ベニーCCクラブハウス入口横から西山古道~柳谷観音駐車場~奥海印寺~金ケ原口バス停(15:55)

MAP

注意:
・出灰垣内にあるポンポン山出灰川支流の遡行は左岸の踏み跡が薄くなっています。また右岸の植林地は急勾配でいずれも危険なので初心者だけで出灰川支流へ進入しないようお願いします。


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 フクジュソウも咲き始めたし、とポンポン山へ出かける。15年振りだと出灰垣内にあるポンポン山の出灰川の支流に出かけることにする。この谷は途中で分かれ、前回は右俣を遡行したので今回は左俣を詰めポンポン山へ向かうことにする。

 JR高槻駅北バス停から出灰方面へは7:53発二料行きがある。何時ものように樫田小学校へ向かう子供たちと一緒に乘る。8:30頃出灰到着、道路の温度計は-1℃、早速出灰川沿いの道を歩きはじめる。その入り口には相変わらず通行止めの看板が立つ。この道は2018年の台風に寄る崖崩れで通行止めとなったが、復旧に時間がかかっているようだ。本当に通れないのならば引き返し出灰から流谷林道を北へ進みこの道を南へ下り出灰垣内へ向かうことにする。

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派手な看板だが、歩けるところまで歩いてみる

 出灰川沿いの道に花はなく、この付近はまだまだ寒いようである。せせらぎの里を過ぎると問題の斜面崩壊ポイント、道は通れるが斜面に格子状に組まれたコンクリートが見えてくる。ここ数年放置された修復工事、やっと予算が下りたようである。道路にはガードマンがいて通行時は作業を止めるようで「申し訳ありません!」。

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通行時は作業を止めるようで「申し訳ありません!」

 ポンポン山出灰道登山口を過ぎると垣内集落が見えてくる。まだ寒いので外で作業している人は見当たらない、まだ9時と早いからか?集落を抜けると道は川とともに左へ向き、出灰川を渡る。ここが支流への入口である。

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出灰川を渡る。ここが支流への入口

 橋を渡ると右手の山裾に鳥獣保護区のマーク、その奥に関電の火の用心マークと川沿いに下っていく踏み跡を見る。「ここだ!」と早速川沿いに下っていく。道は谷の支流に出合ったところで消える。以前ここに橋のような物があったような気がするが???、それにこの支流何処を歩いたのやろか?。

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作業道へ進入

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左が目的の支流

 支流の両岸を見ても歩けそうな所は見当たらない。「確か・・・左岸に道があったような?」と、来る前に以前歩いたレポを読み返さなかった哲郎は悔やむ。この谷口の右岸にピンクのリボンを見て「これ登山者の印ではなさそう!」と右岸の植林地へ上がってみる。これが失敗であった。

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右岸の植林地へ上がってみる。これが失敗であった

 植林地は支流沿いに歩けるところが続いているので谷沿いに進んでみると途中で踏み跡は消える。ここで対岸を見ると谷上に道のような筋が、細いので獣道のように見える。対岸へ渡ってその道を歩くか、谷を遡行していくか、左手の植林地を登っていくか?(対岸に渡れば良かった!)

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対岸に見えるのは獣道?
(ここで対岸に渡れば良かった!後で後悔する)

 左手の斜面は急斜面だが確実に登れるだろう!と今日はこの植林地を登ることにする。これがイケマセン、植林はすぐに雑木に変わり急斜面が続く。雑木に変わると言うことは植林しにくい所なのか?持つ雑木も少なく、とにかく落ちないようにユックリと登っていく。登りがキツイ哲郎は「対岸へ渡れば良かった!」と後悔する。

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植林はすぐに雑木に変わり急斜面が続く

 何やら一番登りにくい所を登っているようだが、やっと支尾根に乘ったようだ。勾配は緩くなったりきつくなったり、とにかく尾根筋を登っていく。「あ!着いた!」と左右の支尾根のようなところに乘り「西尾根?」と一瞬喜ぶが道もない細い尾根。地形図で確認すると西尾根はまだまだだが、これから先に這うような急斜面はないようだ。

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支尾根に乗りヤレヤレ

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「また登り~!」

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「もう疲れた」と木を抱いて登る道子

 尾根は北から東へ向きを変え黙々と登っていく。しばらく細い尾根に倒木が続くが歩くことが出来る。また一登りしたところで下に道のようなものが見えるが、尾根道ではなく残念!。最後は尾根も緩やかになり倒木を避けながら登っていくと西尾根に乘る。「あ~ヤレヤレ」と飲水休憩、すぐ横に「西尾根No23」を見る。

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倒木ゴロゴロ! 倒木グチャグチャ!

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穏やかな尾根だが西尾根に着かない

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西尾根に乘る 「疲れた!」と 横に「西尾根No23」を見る

 10:40谷口から70分かかった事になり、このコースは倒木も多くお勧め出来ません。休憩後西尾根を登っていく。10分も歩くと「西尾根No24」の標識を見る。その右手に少し下った横道の作業道を見た哲郎は先を歩く道子を呼び、「この道何処へ向かうのやら?」と懲りない二人は横道へと下っていく。

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「西尾根No24」の標識を見る
その右手に少し下った横道の作業道を見る

 道はほぼ水平に進んで行くので興味津々、でもすぐに道の踏み跡は薄くなり最後は尾根に突き当たり踏み跡は消える。仕方ないと尾根を登ることになる。西尾根に乘ると11:20、その横に「西尾根No25」の標識を見る。20分だけ横道を楽しんだことになるが、疲れが増したような二人である。

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緩やかな道が続くが・・

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道が消え支尾根を登る!キツ! 登ったところが西尾根No25

 穏やかに登っていく西尾根、ちょっと登ると「西尾根No26」のピーク、ここからフクジュソウ保護区へ下るのだが、もう疲れた二人は「フクジュソウは次にしよう!」と通り過ぎる。リョウブの丘も通り過ぎ山頂へ向かう。

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西尾根の穏やかな道が続く

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リョウブの丘にも出たそうな!

 山頂に着き、丁度お昼なのでここで昼食とする。登山者は数人、山頂は陽射しがあり暖かい。30分とユックリし釈迦岳方面へ下っていく。釈迦岳を過ぎ大阪環状自然歩道と分かれ善峯方面へ取る。途中の分岐で大沢峠へ下る道へ進む。大沢山入口を過ぎると後は大沢峠へ、奥海印寺立石橋へ下ることにする。

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ポンポン山 山頂で昼食

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東海自然歩道から大阪環状自然歩道へ

 もう少し下ると大沢峠と言うポイントで道子は右へ下っていく。そこには新調されたのかハッキリした階段が見える。その道は峠へは向かわないが「何処に出るのやら?」と、その道を歩いてみることにする。

 道は谷横を下っていくが、道は丸太で整備された遊歩道を見て「エ~!」とビックリ。ポンポン山で一番整備された道である。「昔の大阪環状自然歩道なのだろうか?」と思いつつ歩いているが、一向に左手にある大沢への林道へ向かう気配はなく、左手には尾根が見えるようになる。

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ポンポン山で一番整備された遊歩道

 途中で大沢峠に戻ることを諦め出合った林道から大沢へ下ることにする。出合った林道から20分歩いて大沢集落の三叉路に着く。一番近いバス停は川久保だが、平日の便では1時間以上待つことになるので諦める。今日は左のベニーCC方面へ向かうことにするがギロバチ峠から水無瀬へ向かうより柳谷観音から奥海印寺へ下る方が楽だろう!と、左に歩きはじめる。

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大沢分岐で川久保やめ左のベニーCCへ

 ギロバチ峠分岐を過ぎるとすぐにベニーCCのクラブハウス、その前で道は右に下って柳谷観音へ続く。「ここの急斜面嫌だな~!」と言っていると左手に「西山古道」の小さな標識を見る。「この道を通れば車道より1Km以上ショートカット出来るようだ!」と。地形図にも記載されているので早速西山古道を下っていく。

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西山古道で柳谷へ近道

 道はほとんどなく(消えていて)分かりづらいがテープがたくさん続いていて、とても楽しめるような古道では無かった。それでも20分で柳谷観音の駐車場に降り立ち、「助かった!」と喜ぶ。後は奥海印寺へ下るだけ、舗装道を黙々と下っていく。今日は足の裏が痛いのでバスで帰ることにする。

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古道はほとんどない、テープが続く 柳谷観音の駐車場に降り立ち

 前方に京都縦貫自動車道が見えたところで自動車道を潜らず右の道で「金ヶ原口」バス停へ向かう。出合ったバス道右上にバス停を見つけたので時刻表を見ると後数分、「ラッキー!」とすぐにやって来たバスで阪急西山天王山駅へ向かう。

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しばらく竹林を下る 右の道で「金ヶ原口」バス停へ向かう


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コウヤボウキのピンクの綿花が美しい


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