京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

花背峠~天狗杉~芹生峠
2024.05.15

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白い花はまだまだだが一日中ヤマツツジの赤を楽しむ
天狗杉クマザサ保護区にて

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日程:
・2024.5.15 (水) 晴れ   哲郎・道子

駅 行き: 烏丸北大路バス停 7:33 - 花背峠バス停
駅 帰り: 貴船バス停 14:20-貴船口バス停14:45 - 国際会館駅

コース:
・花背峠~天狗杉~旧花背峠~芹生へ下る林道~芹生峠へ連なる尾根~芹生峠~奥貴船橋~貴船バス停

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注意:
・旧花背峠先の芹生峠への尾根筋は高低差が少ないピークが連なります。尾根は雑木が続き心地よいのですが、左右は植林地で南北の尾根を横切ります。道をロスした場合、北側へ進めば旧花背峠から芹生への道に降り立つことが出来ますが、南の植林地へ下ると道に出合っても急斜面が多いので要注意。低山ながら迷いやすいので地形図・コンパスやGPS等を利用して下さい。



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 今日は花背峠から芹生峠の尾根筋を歩くことにする。いつもより1カ月早く訪れるのでどうなんだろう?と出かける。平日の広河原行きのバスは出町柳7:20発と早い。出町柳へ向かうには時間がかかるので地下鉄で移動できる烏丸北大路バス停7:33発に乘る。

 北大路駅でオニギリ調達とトイレを済ましバス停に向かう。バス停にはたくさんの人がバスを待っていて「座れる?」と心配するが、彼らは静原行きのバスに乘り一安心する。花背峠バス停で降りる。

 峠付近の雑木は緑いっぱいだがエゴノキ等の白い花は全く咲いていない。「電光掲示板が新しい!と道子、14℃と暖かい。曇っているが雨は夕方からという予報だったので二人は天狗杉の登山口へ向かう。登山口はバス停から少し下った直ぐの植林地ノの谷間なので迷うことはない。

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緑一杯の花背峠に着く

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天狗杉へと登り始める

 早速植林地の中を歩きはじめる。一応ヤマヒル対策はしているが、登山道にヒルの姿は見えない。この道は京都山の家の散策コースにもなっているので、良く歩かれてハッキリしている。

 急な道を登っていくと前方に雑木が見えてくると坂は終わり、なにやらスッキリする。尾根に乘ると目の前に赤いヤマツツジを見て二人は喜ぶ。今日の尾根筋に白い花はまだまだだったが、このヤマツツジが続き心地良く歩くことが出来た。

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雑木が見えてくると急坂は終わり尾根に乘る

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目の前に赤いヤマツツジを見て二人は喜ぶ

 尾根に乗り少し登ると広場に着く。相変わらず倒木が横たわっているがぐるりと回って先へ進む。右手は植林、左手は雑木の風景が続くが、あの赤いヤマツツジが次々に現れ目を楽しませてくれる。

 雑木の中にはフジも咲いているが色が薄いので見頃を過ぎている。「あっ!白い花が!」とサワフタギのツボミを見る、ツボミが白いのでもう1週間もすれば開くのだろうか。

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サワフタギはもうすぐ

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雑木の中に藤の花を見る

 尾根が木の根道に変わると天狗杉山頂へと登り始める。今日は登りもしんどくないのは曇っているからかもしれない。山頂ピークに着く頃、目の前にヤマツツジを見る。遠くにたくさん見えていたが、この花は目の前で見るのが心地良い。

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木の根道に変わると天狗杉山頂へと登り始める

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ヤマツツジは目の前で見るのが良い

 天狗杉の山頂広場に着く、登山口から40分とユックリ登ってきたようだ。余り目立たないが白い花がたくさん咲いている。「この花何だった?」と直ぐ忘れてしまう木の花の名まえ、ツクバネウツギだった。

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ツクバネウツギだった

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天狗杉山頂に着く

 山頂から旧花背峠へ下る。山頂から南西の尾根を下るのだが、ハッキリした踏み跡があるので問題はない。積雪時でも山頂から南へ下り、直ぐに南西から西へ下る尾根に方向を変えると迷うことはない(山頂から真っすぐ南へ南へと下らないこと)。

 下り始めると周囲は緑の雑木が続き、心地よい。この雑木道には白い花が続くが今は余り咲いていない。エゴノキやサワフタギはまだまだのようだ。

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旧花背峠への雑木道は心地よい

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立ち止まって何かを見ている道子
ツクバネウツギだった

 ツクバネウツギの後は赤いヤマツツジ、登山道に咲いているのが良い。少し下ると右手にフェンスが続く。ここはクマザサの保護区、保護すれば増えるものである。

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この登山道もヤマツツジが一杯!

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わ~一杯!!

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クマササ保護区のフェンスに沿って下る

 天狗杉山頂から40分と花を楽しみながらユックリ下っていくと旧花背峠の地蔵小屋が見えてくる、9:30前回より15分遅れなのでユックリ歩いているようだ。林道に降り立ち毎年峠に咲くクリンソウを見ながら飲水休憩、直ぐに芹生への林道を歩きはじめる。

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峠に咲くクリンソウ

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ムラサキケマン

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旧花背峠地蔵小屋から芹生への林道へ

 林道をのらりくらり・・・林道に咲く花はない。数100m歩くと関電の鉄塔への道に着く。早速左にとりゲートへと向かう。芹生への尾根はここから続いていて、この分岐の尾根の先端から登っても良いが、楽だろうと、この道の半ばにある関電巡視路から取付くことにする。

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関電巡視路への道分岐を左へ
芹生へは真っすぐ下っていく

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車止めゲートから進入

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タニウツギはこれから

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ウリハダカエデのようだがハッキリしません

 尾根の鞍部(地形図・742)下まで来ると右手に尾根に登る踏み跡を見る。鉄塔広場へ登る関電巡視路である。今日はここから尾根に乘ることにする。

 鞍部まで登るとすぐに左のピークへ登っていく。ここは関電巡視路、プラ階段が続く。プラ階段が終わり左手に進んで行くと明るく広い鉄塔広場に着く。周囲の展望を楽しむ事もなく先へ進むことにする。芹生峠への尾根コースは広場の南斜面を下っていくため、下降点を探しながら南へ向かう。

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関電巡視路で尾根へ
よく見るとマークがたくさんある

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関電巡視路の階段が続く

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鉄塔広場に着く

 広場の縁の雑木の間を見ながら下降点を探す。下降点は2,3箇所あるが、いずれも同じ尾根を下っていく。鞍部に降り立って右の谷間を見るが、昨年真っ白い花で埋まっていた谷も緑一色、この時期では咲いていないようだ。

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下降点を見つけ鞍部へ下る

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鞍部から見る緑の谷間は心地よい

 目の前の小ピークを登ると、直ぐ鞍部に下ることになる。この尾根筋はこれの繰り返しである。低山ながら次々に景色が変わり面白い。所々で白い花を見るが、尾根や谷間を埋めるような大木の花はまだ咲いていない。

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ヤブデマリ

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コバノガマズミ

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緩やかな尾根を楽しむ

 もう何度も訪れているこの尾根、小ピークと鞍部からの景色を楽しみながら進むが、あるピークでテープに沿って歩いていると、いくら歩いても鞍部に降りられない。「また同じところでやってしまった!」と直ぐピークへと引き返す。このピークは直ぐの所を下るべきだったが、右の支尾根へ進んでいたのだ。前回と同じところで!と反省するがテープのせいにしてはイケマセン。そのうち左手奥に植林が見えてくると、この尾根の2/3は進んだことになる。

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赤い花の下を歩く

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左手奥に植林が見えてくる

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緑の少ない鞍部もある

 大きな倒木のあるピークに着く。以前、南への植林の尾根に踏み跡を見たので、その先は貴船に下る車道の地蔵小屋に通じているのかも知れない。

 ここは右へ進む、すぐ先でこの尾根で初めて左手に植林と接して歩く。少し下った鞍部から一登りすればピーク・766、後は左手の植林地に接する芹生峠に下る支尾根を探しながら進んで行く。

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倒木の裏から右へ進む

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尾根で初めて左手に植林と接して歩く

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鞍部に咲くヤブデマリ

 「あっ!ここだ!」と植林の左手に細い支尾根を見る。早速芹生峠へと下っていく。右は植林、左は雑木が続く。瞬く下っていくと目の前に新緑の雑木が広がる。そこは芹生峠の崖上で降りられないので右に曲がり下っていくと、下に車道が見えてきて植林地の端の急斜面を下っていく。

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最後の鞍部を過ぎると

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尾根から芹生峠への分岐

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芹生峠の崖上で右に曲がる

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芹生峠下に降り立つ

 近くの流れで靴とストックを洗う。どうやら今日はヒルの被害は無かったようだ、前回より4週間早かったからか。さあ昼食だと峠に登っていくが、峠には座る所がないので少し下った地蔵小屋で昼食とする。約1カ月早いと言うことは道端に咲く花は少ない。

 地蔵小屋の周りにはクリンソウが咲いていて出迎えてくれる。15分で昼食も終わり下山する。貴船へ下る道にはたくさんの野草が咲いているのだが、早すぎたのだろう余り咲いていなかった。少し下ると左手の植林地で伐採跡が続く。伐採は終わっているようだが、斜面から伐採木を下ろしたので道端が荒れている。

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貴船への道 植林は広範囲で伐採が

 あと2週間もすれば野草が咲いてくるが、何時ものように咲いてくれるか心配する。そういえばオオナルコユリは大丈夫?を探しながら下っていくが、2カ所で芽吹いて葉を広げ始めていたので一安心する。あとオオハンゲやミヤマタゴボウは?と・・・これも1カ月以上立たないと分からない。

 道はアソガ谷道に出合い奥貴船橋に着く。ここまで来ると貴船は近いので足も軽くなる。奥の院に着くと川沿いの道に人だかり、何だろうと・・・・何と川に落ちた車をクレーンで引き上げているではないか。車はそんなに壊れていないしガードレールは壊れていないし、何処から落ちたのやろと横目で見ながら貴船へ向かう。

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奥貴船橋を渡れば、貴船は近い

 貴船はインバウンドか平日にも関わらずたくさんの人で賑わっている。バス停のある駐車場には記憶にない程のたくさんの観光バスが止っていて、「人出はこれか!」と思ってしまう。

 貴船口へのバスも満員で出発するが、直ぐに次のバスがやってきて座ることが出来た。貴船口駅のトイレで着替えて叡電は止め本通りのバス停から国際会館へと帰路に着く。

 花背峠から芹生峠への散策コース、いつもより4週間早い訪れで野草や木の花が十分咲いていなかったが、新緑の尾根を十分楽しむことが出来ました。



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カラスシキミ

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クルマムグラ

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ジシバリ

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サワギク

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まだまだ咲いていました シャガ

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ニシキゴロモ

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ミズタビラコ

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ミヤマハコベ

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ウツギが咲いてきました

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フタリシズカ



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川に転落した車は何処から落ちた?
ガードレールは壊れていないし?



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連絡


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