京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

天ヶ岳(静原西俣川~ショウブ谷~山頂)
2024.03.14

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天ヶ岳 東俣・西俣の中尾根は雑木が続き心地よい

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日程:
・2024.3.14 (木) 曇り   哲郎・道子

アクセス:

駅 行き: 烏丸北大路バス停 8:27 - 静原大門口(旧:静原学校前)
駅 帰り: 鞍馬バス停 16:16 - 国際会館駅

コース:
・静原大門口バス停(9:05)~バス停前の分岐を北へ~標高250m東俣・西俣林道分岐~西俣川に沿った林道~標高370mで東のショウブ谷林道へ~林道終点~天ヶ岳南東中尾根の鞍部(標高490m)~P654~旧西俣コース出合~鞍馬・薬王坂へ下る尾根道出合~(12:25)天ヶ岳~薬王坂への尾根を下る~△525m~P437~薬王坂~鞍馬街道~鞍馬バス停(15:50)

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注意:
・ショウブ谷から取付く中尾根にハッキリした道はありません。細い尾根が続きますが尾根横を歩くこともありますので、尾根から大きく外れないようにして下さい。登りで迷うことはないと思いますが、下りの場合は支尾根分岐に注意してください。



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 今日は天ヶ岳へ出かける。コースは「静原から静原川沿いに北へ進み、静原川分岐から西俣の林道を詰め、途中の林道分岐からショウブ谷へ、林道終点から東俣・西俣の中尾根にある鞍部に登り、中尾根を登って天ヶ岳へ向かう」である。

 天ヶ岳西俣の登山道は先端で二分し、いずれも山頂近くで崩壊し歩きにくくなっているので、2008年にショウブ谷がら山頂に歩きはじめた。まだ歩けるだろうか?と出かける。

 静原行きのバス、平日は出町柳発なので地下鉄が便利な烏丸北大路バス停から乘る(土日は北大路バスターミナル発です)。約30分で静原集落に入り、静原大門口(旧:静原学校前)バス停で降りる。

 バス道から北へ進む道があり、これが天ヶ岳東俣・西俣コースへの道、その角に静原のハイキングコースの案内板が建っていて、昔よく歩いたカリバ谷や静原城跡等が記載されている。北へ歩き始めるとすぐに静原川を渡る、この川も道に沿って北上していく。

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バス停から北へ 右手奥には金毘羅山も見える

 左手は植林地が続き、右手には畑・高校グランド等・・・色々と続く。右手奥には金毘羅山も見える。20分歩いて林道は分岐する。川もここで分岐し、東俣にはキャンプ場があり、その林道を詰めていけば天ヶ岳直下まで進むことが出来るが、林道は途中で途絶え林道終点からは谷沿いを歩くことになるが、2018年の台風以後「荒れているだろう!」と、まだ歩いていない。

 今日は林道分岐点から左の西俣の林道を詰めていく。西俣も林道終点後は色々と荒れていて植林の中を右往左往することになり、面白いのだがとても疲れる。今日は途中の林道分岐からショウブ谷を歩き中尾根の鞍部を目指す。

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林道分岐点(・250)から左へとる 西俣川の林道を詰めていく

 明るい谷間が終わると植林の中、谷沿いを歩くことになる。20分歩くと林道は分岐する。左への林道はハタゴ谷へ進む「林道畑山線」と、消えかかった標識を見る。天ヶ岳へは真っすぐ西俣に沿って進んで行く。

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ハタゴ谷分岐は真っすぐ ○○岳への標識
(折れていて歴史を感じる)

 周囲に見えるのは植林だけ、足元に花も咲いていなく味気ない歩きが続く。林道分岐から25分歩くと左手に家が見えてくる。普通の家だが住んでいなく中は荒れてきている。その先直ぐ右手に橋を渡っていく林道を見る。これがショウブ谷林道である。

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右手に家を見ると左手に橋を見る ショウブ谷林道はこの橋を渡る

 細い林道だがシッカリ手入れされ歩きよい。林道中程で道は左へ大きくカーブしているように見えるが、ここは真っすぐ東へ進む道を取る。分岐に大木が倒れていてその木を抜けると直ぐ林道終点に着く。

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ショウブ谷林道はシッカリした林道で東へ 林道カーブ地点で谷に沿って東へ

 以前ここはシダで覆われていたが、シダは見えない。前方に低い尾根を見るがそこは鞍部でなく、もう少し左側になる。ここは左手の植林地の裾に踏み跡があるので、それに乘り谷間を左へ進んで行くのだが、そこには林道終点から少し戻ったところから取付くことが出来る。

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ショウブ谷林道終点 林道終点から少し戻って取付く

 植林地の谷間を進んで行くと、最後は西に向き目の前に鞍部を見る。ちょっとした倒木を抜けて標高490mの鞍部に着く。ここからはもうこの尾根を進み天ヶ岳へ向かうだけ、最近の尾根の様子はどうだろう?と思いながら東俣・西俣の中尾根を登っていく。

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谷間を進んで行くと、目の前に鞍部を見る 鞍部から中尾根を登っていく

 最初左手に沿っていた植林も消え、雑木の中を登っていく。低木の雑木だが歩くところは少し隙間が空いているので、そこを登っていく。15年ぶりなので以前の様子はよく覚えていないのでユックリと歩いていく。山頂まで全体に尾根中央または尾根の左下を歩いていたような?・・・でも道なり(道はありませんが適当に)に登っていく。

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雑木の中を登っていく 歩くところは少し隙間が空いている

 左手に植林が沿うようになる「過去の記憶では植林地の端に有刺鉄線が続いていたが?」。よく見ると植林の端の木の下に垂れた有刺鉄線が続いている。ここは「これは危ない!」と植林から離れ注意しながら登っていく。

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植林地の端に有刺鉄線が続いていたが? 足元に垂れた有刺鉄線

 そのうち尾根が近づいて来るが、尾根下を歩いても途中で尾根を歩くようになる。この付近から目立つような物はなく雑木の緩やかな尾根を進んで行く。

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少々荒れていても歩けます 緩やかな尾根が続く

 緩やかな雑木の尾根を20分登っていくとやっと右手に植林を見る。道は細い尾根を登り始め植林に沿って登っていく。右手には植林地が続いていて、尾根が緩やかになったところで左下にシッカリした作業道を見る。これは西俣ルートを登り切った所の横道で、昔はこの道から天ヶ岳へ向かっていたが、現在途中で崩壊している。

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シッカリした作業道に出合う
古い西俣ルートで左へは崩て通れません

 あと山頂までは20分程度、尾根下から尾根に乘って北西へと登っていく。途中鞍部に出合うと後一登り。雑木の中を10分登っていくと山頂から鞍馬へ下る登山道に出合う。山頂すぐ下の分岐で下りの場合は分かりにくい。

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最後の鞍部から一登り 鞍馬からの登山道に出合う
下山時ここの分岐が分かりずらい

 右にとり1~2分登れば天ヶ岳山頂に着く。12:25到着でユックリだったが15年前と同じぐらい時間で登ることが出来た。お昼なので昼食、山頂は風が通り抜け寒いが、ここで昼食とする。山頂の小広場のある雑木の根元に残雪を見る。

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天ヶ岳山頂に着く 天ヶ岳山頂広場

 下山は何時ものように寂光院道でと思ったが、道子が鞍馬へと言うので、薬王坂への尾根を下ることにする、25年振りかも知れない。30分の昼食休憩も終わり薬王坂へと下り始める。この尾根は単調な細くて長く途中で飽きそうな尾根だが、哲郎は昔この尾根を横切ったカリバ谷への分岐を再確認することにする。

 すぐに登ってきた中尾根コースへの分岐、白いテープが張ってあるので分かる。下り始めると「Aー56」とかかれた棒状の標識を見る。この標識が鞍馬から続いているようだが「56」とは、この尾根が長いと言うことである。

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天ヶ岳コースの標識 この尾根は単調な細くて長く

 予想通り細い尾根が続き、緩い尾根なので楽と言えば楽なのだが・・・時間がかかる。やっと三又山下を通り過ぎる。山頂から45分掛かっている。ここで尾根の1/3なので、あと戸谷峰まで40分+薬王坂の峠まで40分=80分この尾根を下ることになる。カリバ谷分岐に近づく頃やっと植林が続くようになる。植林の尾根は嫌だが長い細い尾根歩きには変化があってよい。

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三又山下を通り過ぎる 尾根の半ばを過ぎやっと植林が

 14:15カリバ谷分岐に着く。斜面に横道が続いているのだが植林の落葉で全く見えない。少しすすんだ「静原」「鞍馬」「天ヶ岳」の標識に着く。以前標識の奥のピークを越えてカリバ谷へ向かった事を思い出す。天ヶ岳道からカリバ谷へは先のカリバ谷への標識から植林地を横切り、道が分からない時は静原分岐の標識からトライすることにする。

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カリバ谷への標識 静原分岐の標識

 静原分岐を過ぎるとすぐに戸谷峰の三角点を見る。ここでコースの2/3降りてきたことになるが、「まだ1/3あるの!」と地形図を見てうんざりする。もう峠はまだかまだかと下っていくが標高はなかなか低くならない。ここにきて小ピークが増え、登ったり下ったりで、これまた嫌になる。

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戸谷峰の三角点 この尾根には2つの経塚がある

 最後の登りだろう?P437へ登ると急斜面を下り始める。やっと15:15薬王坂の峠に降り立つ。長い細い支尾根が続いたので「やっとや!」という感じがした。直ぐ右にとり鞍馬駅へ向かう。途中でトレランのソロが通り越していき、今日初めて人に出合う。

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薬王坂の峠に降り立つ

 20分下って鞍馬川に出合う。ここに流れ込む水路でストックや靴を洗い後始末をする。遅くなったと鞍馬のバス停へ向かうときバスが追い越していく。15:55バス停に着き時刻表を見ると次のバスには時間があると駅へ向かいトイレを借りる。その時丁度駅から電車が発車する!バス停に戻ってバスを待つがやってこない。

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水路でストックや靴を洗い後始末 夕暮れの鞍馬寺

 「なんだこれは!」と再び時刻表を覗く。この時刻表は3月20日からとある。「な~んだ、電車に乘れば良かった!」と言うことになる。次のバスは電車より早く発車するので、結局バスで帰ることにし国際会館へと帰路に着く。


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ひっそりの叡電鞍馬駅


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