京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

天王山散策
(サントリー山からサントリー山崎蒸留所)
2024.10.25

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天下分け目の天王山~勝負は川沿いで決まった

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日程:
・2024.10.25 (水) 晴れ   哲郎・道子

コース:
・阪急大山崎駅~天王山登山口~宝積寺~青木葉谷展望広場~旗立松展望台~酒解神社~天王山~サントリー山~林道終点~椎尾神社へのコース~椎尾神社~サントリー山崎蒸留所~JR山崎駅~阪急大山崎駅

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 今日は孫の運動会、と言っても前回途中から雨で半分繰り越し、今日は残りの部分を覗くことになる。半分なので当然早く終わり、何処かへ出かけることにする。え~と・・・何処も遅くなりそうなので低山の天王山に出かけることにする。

 この登山道にはコウヤボウキがたくさんあるので「咲いているだろう!」と期待して出かける。阪急大山崎駅で降り、今日はコウヤボウキがたくさんあるメインルートから登ることにする。

 JR山崎駅横の踏切を渡るとここが登山口、ここから登るのは久し振りである。なぜメインルートを歩かないのか・・・それは階段状の道が続き、長年の雨によりその階段の段差が広がり階段が歩けないからである。だからこの道を下ることはあっても登る事は少ない。

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JR山崎駅横の踏切を渡る 天王山登山口

 11:45スタート。踏切を渡ると登山口の標識を見て登り始めるが、まだ上には住宅地が広がりコンクリートの道が続き、これがまた急勾配、よくこんなところに住んでいるな~と思えるような急勾配、でも天王山へ向かうハイカーは皆さんこの道を登っている。

 歳とともにきつくなる道を「キツイ、キツイ!」と舗装道を標高差50m登ると宝積寺の仁王門(重要文化財)に出合う。これを潜ると勾配も緩やかになり右手に三重塔、左手に広場が見えてくる。

 広場には観光トイレがあり「この先トイレはありません!」と注意書きを見る。真っすぐ進み階段を登ると本堂に出合う。天王山へは本堂前を右にとる。少し進むと建物は消え谷沿いを歩く。直ぐに谷を渡りここから天王山への山道が続く。

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宝積寺 建物は消えここから山道

 山道と言っても手入れされた広い道が続く。手入れされていた道には階段が続き、階段は雨水に浸食され高い段差が残り、ほとんど階段の横を歩くことになる。天王山と言えば観光地、今日はコウヤボウキ観察、足元を見ながら登っていく。

 右手に広場が接する。昔何かの建物があったのだろうか、見晴台なのか広い空き地、ここから大阪方面が見渡せアベノハルカスも霞んで見える(青木葉谷展望広場)。小休止後登山道を歩きはじめると直ぐに右下から登って切る道と合流する。下のお寺さんからの道で地形図には観音寺とあるが我々は昔から聖天さんと読んでいる。

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段差の大きな階段が山頂まで続く コウヤボウキ

 登山道を進んで行くと道が広場のように広がり大きな鳥居を見る。ここには展望台があり京都南部方面が見渡せるが、これと言った景観はない(旗立松展望台)。山城の見張り台でもあったのかも知れない。左手の山手の方には大きな絵図があり天王山の戦いが描かれている。

 この登山道には絵図の案内板が色々あるが長いので読むことを諦める。これらの説明文を読めば色々と分かるだろうに!。歴史の好きな人は、この登山道や山頂にある絵図と説明文で十分楽しむことが出来ます!きっと!

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展望台 天王山の戦いの絵図

 5分も歩けば道は分岐するが、どちらも山頂へ向かう。展望台から10分歩けが古い社に出合う。もう一部崩れかけているが「酒解神社」とある。国の登録文化財に指定されているとあるので、もう少し手を入れたら!「残念ながらお酒には関係ないようだ!」。

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階段は歩けないので横に道が 「酒解神社」とある

 神社から数分で山頂下の分岐に着く。山頂への道は2本あるが、どちらでも良い。一登りで山頂広場に着く。12:50、平日なので昼食時間も過ぎたのだろう、他に登山者はいない。二人は山頂の一段下の広場で、丸太のベンチで遅い昼食とする。今日は寒くないのでユックリの昼食、昼食後は山頂広場の周りを探索する。哲郎は山頂下に踏み跡を見つけ、調べているとすぐ横で「ガサガサ!」と音がする。

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山頂下数mにある井戸跡 一登りで山頂下の広場に着く

 熊ではないだろうと調べていると、上で待つ道子から電話、「すぐそばをイノシシが走り抜けた!」と。あのガサガサはイノシシだったようだ。哲郎は周囲の探索を止め山頂広場に戻り下山することにする。

 13:50「今日はサントリー山から谷筋を下ろう!」とサントリー山へ向かう。山頂広場を下りハイキング道を北へ進みサントリー山へ向かう。道は広く緩やかななので歩き良い。数分歩くとサントリー山への分岐、左にとり山頂へ向かう。天王山から15分でサントリー山に着く。山と言ってもただの小ピーク、昼食時間を過ぎているので今日はここに誰も休憩していない。

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縦走路からサントリー山へ サントリー山に着く

 飲水休憩後南へ下っていき林道終点に降り立つ。林道は谷筋に沿って左へ続いているが、椎尾神社へ下る谷道は真っすぐ下っていく細い道を進む。5分も下ると谷道へ下る分岐に出合い左へ下っていく。分岐には「C-4」のレスキューポイントの標識がある。ここから真っすぐ尾根筋を下っていく散策路もある。

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林道終点に降り立つ 椎尾神社へ下る谷道へ

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「C-4」のレスキューポイント 谷道は左へ下っていく

 谷と言っても細い谷の源頭、今日の水量はちょろちょろ、それでも谷へ下る獣道が新鮮なので動物には役に立っているようだ。我々は谷横に野草を探しながら下っていくが、動物の餌になっているのかほとんど咲いていない。それに谷横の山の急斜面は崩れ掛けた状態で土砂が落ちてきているようだ。

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何度も橋を渡り返す 谷沿いの道は花が無くても心地よい

 これでは野草が一杯咲いている状態は無理なようである。そこにミツマタの木が並んでいて、たくさんのツボミを付け生きが良いようだ。斜面に雑草を見ないので草は刈り取られているのかも知れない。

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ミツマタが並ぶ 最後の橋はくの字

 途中でいくつもの橋を渡りながら下っていく。細い谷間のハイキング道は整備されているので花は無くても一応楽しむことが出来る。林道から谷道を30分下って小さな谷間の分岐に着く。ここはレスキューポイント「C-1」で、細い谷を下ってくるルートと、その左岸の尾根への階段を登るルートとサントリー山から下ってきたルートが合流する。

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小さな谷間の分岐に着く 斜面を登らず右手の谷へ進む

 分岐から谷の本流に沿って行くが、この付近は谷上10m?の細い道なので注意して歩く。「C-1」から5分歩くと谷上を横切る緑の丸い構造体を見る。これは名神高速道のトンネルの一部で、ここだけ宙に浮いている。トンネルを下っていくと直ぐに椎尾神社境内に入る。

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名神高速道のトンネル 椎尾神社

 参道を下っていき鳥居を潜ると、目の前はサントリーのウィスキー工場、この間を歩いていく。工場を通り抜けると踏切を渡り左へ進むとJR山崎駅や阪急大山崎駅、今日は阪急大山崎駅へ向かう。小さな町なのに駅周辺にはレストランが数件あり、これは天王山のおかげだろうか?否サントリーだろうか?。今日はレストランに寄らず帰路に着く。

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サントリーのウィスキー工場 サントリー工場前の踏切


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