雪降る中広い伐採地の中を登ることになる
![]() |
![]() |
日程:
・2025.1.30 (木) 雪 哲郎・道子
アクセス:
![]() |
行き: 北大路駅前 8:40 - 白梅橋(もくもく号) |
![]() |
帰り: 小野郷バス停 14:18 - 京都駅(JRバス) |
コース:
・白梅橋バス停~持越峠~真弓八幡町~清水寺・真弓八幡宮~墓奥の林道~林道終点から荒れた細い谷間を登っていく~伐採地出合~伐採地を南西から南へ進む~半国高山東尾根出合~△半国高山~南西の尾根(供御飯峠方面)を下る~林道支線出合~林道支線を下る~岩谷林道出合~林道ゲート~岩戸落葉神社~小野郷バス停
注意:
・真弓八幡町から伐採地を登って半国高山へ向かうルートに全く道はありません。足元が悪く目標物もありません。迷う危険もありますので初心者だけで出かけないようお願いします。
【半国高山へ出かける】■ 2025.01.30 先週に引き続き半国高山へ向かう。もくもく号利用で持越峠越え真弓から取付いてみる。このコースは25年振りで、覚えていることは、「登山口にお寺と神社がありその付近から登っていった」という事だけである。神社に登り様子を覗うが登山口が分からず、お寺の墓を通る林道から登っていく。この間違いは後で苦労することになる。帰って神社の写真を見ると、神社入口の鳥居右手に道のようなものがあり「ここからやった!!」と。また京都北山1の地図のコースガイドにも「鳥居の右の道を入って行く」とあった。
先週登った供御飯峠からの半国高山、予定では山頂へ遅れて着いたら真弓へ下り「もくもく号」に乘れるだろうと考えたが、実際どうなのだろう?と。今日は「もくもく号」~持越峠~真弓へ向かい岩谷峠への登山道を登って見ることにする。
このコースは25年前、真弓から岩谷峠へ登り半国高山へ向かったことがあるが、記憶に残っていることは、「真弓集落の分校(廃校)の奥にお寺や神社があり、その付近にある登山口を色々と探した」ということだけである。登山道の現状は分からないが、地形図を見て「行けるだろう!」と出かけることにする。
北大路バス停から「もくもく号」にのり出発、乗客は我々+1の3名、スイスイと進んで白梅橋バス停を過ぎた持越峠への分岐で降ろしてもらう。朝は冷え込んでいて「寒い!」と準備は地下鉄北大路駅で済ましているので、すぐに峠道を登り始める。哲郎の試算では峠迄の登り20分、峠から真弓出合い迄10分としていたが、ここの峠道はダラダラと大きく迂回するので予定以上の時間がかかってしまう。
![]() |
![]() |
持越峠への分岐で降ろしてもらう | 峠道はダラダラと大きく迂回する |
真弓へと下っていると、次々に車が登ってきて、この峠道はよく利用されているようである。峠から下って真弓川に沿った道に出合う。左は杉坂都町、右が真弓八幡町である。バス停からの峠越えが計画では30分であったが、40分かかり哲郎の計画は健脚向けのようで、余り参考にはならなかった。
![]() |
![]() |
持越峠(左は氷室方面への道) | 峠を下って真弓川に沿った道に出合う |
出合った車道を右(北)に進む。次のチェックポイントは地形図・348にある学校(廃校)である。左側の山裾の様子を見ながらユックリと歩いていく。そのうち学校らしき小さな建物が見えてきて「ここだろう!」と。建物に近づくと降りていく細い道があり、そこに懐かしい「二宮尊徳」の銅像を見る。
この細い道を西に詰めていくと道は二分する。お寺と神社があるようだが、残っている記憶は「お寺に出て登山口が分からず、神社の周りをウロウロ、そこから登山道を見つけ岩谷峠へ向かった」であるが、肝心な登山口の記憶がない。地形図では神社の南に登山道が記してあるが、そんな道は見つからない。
![]() |
![]() |
廃校分岐から地道へ降りていく | 細い道を西へ進む |
![]() |
![]() |
右は八幡宮、左へ登ればお墓 | 八幡宮の入口 (帰って写真を見れば右手に道が?) |
![]() |
登山口は八幡宮の鳥居の右手だったようだ! |
登山口が分からないのでお寺の裏にある墓地へ向かう。そこには山へ通ずる林道が伸びていて、今日はこの道をすすんで見ることにする。この道は地形図にお寺から実線で記してある林道で、登山道でないことはハッキリしているのだが、後で気付いた哲郎、もう判断力が鈍ってきたのだろう。
林道は直ぐに終わり、周囲に道はない。もうコースアウトしたことが分かるが、半国高山が低山でここから標高差300mなので引き返さず今日は冒険することにする。(半国高山から岩谷峠に続く尾根周辺は勾配がキツイ登りが続くので、お勧め出来ません)。
![]() |
![]() |
今日はお墓の横の林道を進んでみる | 林道は4分で終わる |
道がないので歩けそうな谷沿いを進んで行く。進むにつれ谷横は荒れてきて、谷分岐点ではその先を確認しながら進行方向を決め登っていく。谷筋はユックリと南へ反れていくようで、本来の登山道からどんどん離れていく。
![]() |
![]() |
谷間をユックリ歩く | 谷間は次第に荒れてくる |
![]() |
![]() |
谷分岐で左俣チェック 歩きにくく南へ進んで行くので止める |
歩きにくいが遠くに明るい光を見るので この谷間を進む |
もう谷横はキツイ!という所まで来て、哲郎は道子を待たせ、右手の細い支尾根に登って様子を見ることにする。「え!なんだこれは!」と右手にも、左手にも大きく広がる伐採地を見て、今立っているところはは細い尾根である。右手の伐採地の後ろには植林の尾根が下まで続いているので、「登山道はあの尾根の奥にあるのだろうか?」と、思ってしまう。だから「ここから登山道へ向かうのは無理のようだ!」と。
谷間の直進を決め、道子の待つ谷筋まで降りていき、進んで行くと前方が明るくなり伐採地に出合う。尾根から見た左手の伐採地である。前方に目標物はないが、ここから伐採地を詰めて行くことにする。伐採地には緑の棒が立ててあり、苗木のマーク?それにしては苗木が見当たらない?何だろう?種を巻いた印???・・・
![]() |
前方明るくなり植林地を抜けるようだ |
![]() |
あ~!伐採地だ、それも広~い! |
広い伐採地の中をウロウロ、雪が舞っていて、この先を心配する。でも確実に伐採地を登っていく。そのうち植林地に出合い植林の端を歩いていくと雑木の斜面に変わるが、尾根への直登は先がキツイだろうと進入せず左へと伐採地を進んで行く。植林地の端を歩くようになると、そこに屋根だけの小屋のようなものを見て、周囲に道がないか探してみるが見当たらないので諦める。
![]() |
![]() |
確実に伐採地を登っていく | 植林地に出合い植林の端を歩いていく |
![]() |
雑木の斜面に出合うが最後の尾根への直登は キツイだろうと進入せず |
![]() |
屋根だけの小屋に出合うが周囲に道無し! |
伐採地は段々細くなり、その先を見上げると背の高い木立の支尾根を見る。その支尾根は緩やかに登っていくので「あの尾根に乘ろう!」と二人は黙々と伐採地を登っていく。
![]() |
緩やかな支尾根へと進んで行く |
支尾根に着く。登れそうな尾根なので安堵する哲郎、飲水休憩後西へと登っていく。直ぐに細い尾根の中央に梱包用の白いテープが長~く続く。これは登山者が付けたと思われないので、伐採区分の印?、とにかく尾根に続いている。それを避けながら二人は登っていく。
![]() |
支尾根を登り始めると白いテープが続く |
![]() |
緩やかな尾根を登っていく |
登れば登るほど勾配は緩やかになり、やっと開けた所に出てくる。「あっ!ここは!」と目の前の広場を見て「山頂や!」と二人は喜ぶ。登ってきた緩やかな尾根は半国高山東尾根であった。
![]() |
登れば登るほど勾配は緩やかになり |
山頂12:20なので真弓から120分さ迷ったことになる。でも予定だった真弓からの登山道で岩谷峠へ登り峠から山頂に向かう予定時間も85分だったので、迷わず登って行けば伐採地の方が楽に登れるかもしれない。山頂で道子は何故かスマホを取り出し・・・メールしている?京都北山ではほとんど電波は届かない。否、写真を撮っていたのだそうな!。
![]() |
半国高山 山頂に着くが 道子はメール?電波は?写真? |
小野郷バス停へ下ることにして、バスは12:58発は無理なので14:18発を目標とする。山頂は寒いので昼食は小野郷へ下ってからにしようと直ぐに下山を開始する
最初は雑木の緩やかな斜面、積雪があるが難なく下ることが出来た。大きな倒木を過ぎたところから急斜面の植林地が続くが「雪で滑りそう!」と道子は軽アイゼンを付ける。楽なのだろう道子はスイスイと下っていき、装着が面倒だという哲郎は道子を追いかけるように下っていく。
![]() |
![]() |
山頂を後に小野郷へ下る | 急な植林地の下りは軽アイゼンの道子 |
急斜面が終わった所で林道分岐点に着く。「久し振りに、尾根を下ってみよう!」と二人は尾根を下るが、雪の急斜面の尾根はアイゼンがないと歩きにくかった。林道が右にカーブする所で尾根から林道に降り立つ。時間に余裕があるが二人は何時ものように急ぎ足で下っていく。
![]() |
![]() |
林道支線 道が崩れた所は要注意 この先で踏み外すと谷まで落ちるかも |
岩谷林道へ出合う |
13:17に岩谷林道に出合う、予定より15分遅れた、雪道やアイゼン利用の為か?でも「バスまで時間がある!」と後はユックリと林道を下っていく。13:38林道ゲートに着き、林道を20分で下ってきて、ゆっくりのつもりが速歩で歩いてきたようである。直ぐに岩戸落葉神社へ向かい後始末をする。雪でぬかるんだ道を歩いたので靴の裏に泥がベッタリ、これを取るのに時間がかかり遅れた哲郎は小野郷バス停へ急ぐ。
バスまで15分、派出所でトイレを済まし急いでオニギリとどら焼きを食べる。雪は止んでくれたが、まだまだ風が冷たいバス停。「早く来てくれ!」とバスを待つことになる。
![]() |
![]() |
岩谷林道ゲート | 小野郷バス停前の地蔵群 |
![]() |
![]() |