京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub
てんこ山西尾根の紅葉を楽しみながら曼殊院へ下る
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日程:
・2025.11.27 (水) 晴れ 哲郎・道子
コース:
・叡電修学院駅(9:20)~ (9:30)鷺ノ森神社(9:40)~(9:55)赤山禅院(10:05) ~ 宮内庁の森を抜け比叡山梅谷道登山口 (10:25)~ 梅谷道谷コース ~ (11:15)水飲み対陣址 ~(11:40)音羽川を渡り掛橋(大鳥居)・東山トレイル【67】/昼食(12:05)~ 東山トレイル【66】分岐(12:15)~ てんこ山への道の途中で尾根道まで登る ~てんこ山西尾根(曼殊院東尾根)の下山口 (12:25)~紅葉を楽しみながら尾根を下る~(13:25)曼殊院裏の登山口/後始末(13:45)~ 曼殊院 (13:55)~(14:05)鷺ノ森神社(14:10) ~(14:25)修学院バス停
注意:
・てんこ山西尾根、低山ですが曼殊院に下る尾根に道はありませんので初心者だけで出かけないようお願いします。尾根は雑木の中を歩くことになります。最近尾根にたくさんのマークを見かけます。ただマークに沿って歩いていないのでその信頼性は確認していません。
・尾根の南には尾根に沿った林道?があります。その道は利用できます。登りの場合は曼殊院裏の登山口から少し登ったところから尾根下の道が現れてきます。下りの場合は途中で消えますので尾根へ戻って下ることになります。
・尾根の北側に2本支尾根の分岐があります。間違って進入しても、その支尾根は関西セミナーハウスに下っていきますが、歩きにくい所もありますので注意してください。
この時期になると毎年の事だが、比叡山山麓の紅葉を楽しむことにする。コースは鷺ノ森神社~赤山禅院~比叡山梅谷道谷コース~掛橋~てんこ山南尾根を下り曼殊院と、ぐるりと回るコースで紅葉を楽しむ。
出町柳駅から叡山電車で修学院へ向かう。降りたホームでトイレ休憩と準備をしながら次々にやってくる電車を楽しむ。「あれ?」と、ホームに叡山本線を走る車両がやってくる。この電車が鞍馬線を走るのを見るのは初めてである。
駅横のコンビニで昼食+おやつを購入し鷺ノ森神社へ向かう。白川通に出てすぐ北の小さな交差点、白川通の横断歩道横に鷺ノ森神社の石の標識がある。横断歩道を渡り東へ向かうと鷺ノ森神社に突き当たる。(曼殊院へも、鷺ノ森神社境内を通り右に抜ける道がお勧めです)
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| 叡電 修学院駅 | 鷺ノ森神社の鳥居に出合う |
参道を進んで行き、今年出合った紅葉の紅葉度をチェック、紅葉散り始めた葉もあるが、まずまず見頃で一安心する。入口付近の参道は半分が駐車場になっていて・・・小さな神社なので仕方ないね!参道を半分進むと紅葉の大木が並び、散っていなく「良かった!」と感謝する。
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| まずまず見頃で一安心する | 参道を進むにつれ紅葉が増える |
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| 参道に大木が増えてくる |
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| 紅葉した大木が並ぶ |
哲郎が写真を撮っている時、道子はおじさんとお話し中、哲郎もお話に混じると、流暢な日本語を話す外人さんであった。どうやら近くに住む住民で長いこと座って紅葉を眺めていたようで「昔は、大木がたくさんあったのに残念!」と告げ帰っていく。昔はもっとたくさんの紅葉の大木があったが、理由は分からないが何本か紅葉の大木が伐採されている。
一通り紅葉を楽しんだ後、裏門?から出て修学院離宮へと向かう。細い道を進み音羽川を渡れば右手に修学院離宮が見えてくる。と言っても右手に耕作地が広がる。少し進むと修学院離宮の入口に着く。ここにはガードマンと予約見学者に対応する人が数人立っていて、この厳重な光景は昔と変わらない。
その前を通り過ぎ右に折れながら進んで行くと広い道に出合う。右手直ぐの鳥居が赤山禅院への道、早速進んで行く。「綺麗!」と紅葉を見ると、その先が赤山禅院への入口、山門を潜って進んで行く。
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| 鷺ノ森神社の裏門の紅葉 | 赤山禅院の鳥居 |
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| 突き当りが赤山禅院の山門 ここの紅葉は赤山禅院より綺麗だった |
山門を潜ると社殿への入口まで手入れされた道が続く。寺の人がブロアーで道や庭木や芝の上の落葉を集め綺麗にしている。ここで毎年のように、この作業を見るので毎日しているのかも知れない。奥までくるとここにトイレがあるので、比叡山登山で梅谷道を利用する時は利用する。
境内に入り本殿裏の紅葉へ向かう。「やっぱり!」と、日が半分当たり紅葉は綺麗に撮れなかった。ここの紅葉は早朝か午後か、薄曇りの日でないと綺麗に撮れない。紅葉を一通り見てトイレへ向かう。
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| 本殿裏の紅葉 | 帰りの山門への道 |
次は比叡山梅谷道登山口へ向かう。山門を出て直ぐ右へ取る。赤山禅院に沿って北へと進んで行くと森の中を歩くようになる。ここは宮内庁の森で「立ち入り禁止」の立て札や両側に進入禁止のワイヤーが続く。
暗い道を抜けると民家が見えてきて道に出合う。右直ぐのところが比叡山梅谷道の登山口である。入口に登山口の看板があるので分かる。
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| 赤山禅院山門を出て直ぐ右へ取る | 比叡山梅谷道の登山口 |
少し坂を登ると宮内庁の森に沿って歩き、そのうち細い谷に沿うようになる。橋を渡ると右手の谷間が広がり、紅葉も広がるのだが、ここの今年の紅葉は早いのか遅いのか赤みが薄い。この紅葉を見ながら進んで行くと、前方から下ってくる男女ペアに出合う、外人さんだ。
挨拶をし通り過ぎるが、彼らもこの近くに住んでいるのだろうか?。進むにつれ右手の谷が狭くなり、細い谷に沿って狭い谷間を登っていく。谷間に紅葉は少なく、時々現れる程度だが一応足を止めてそれを見る。この状態が続くが着実に登っていく。
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| 広い谷間の紅葉はこれから? | 谷も谷間も細くなる |
登山口から40分歩くと橋に出合い右に斜面を巻いていくとキララ坂の水飲み対陣跡に着く、登山口から50分。ここに「熊出没注意」の看板を見るが2023年とあるので、古いものは外しても良いのではないか。ここから谷筋へ下っていき大鳥居のある掛橋へ向かう。
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| 橋から水飲み対陣址まで一登り | 水飲み対陣址に着く |
細い尾根を2本越え下っていくと音羽川に着く。ここの橋は滑る!と二人は何時ものように谷の中を歩く。ここから約50m登っていくと大鳥居のある掛橋に着く。
11:40、今日はベンチに日が当たるので、ここで昼食とする。20分ユックリの昼食も終わる頃ペアの登山者がやってくる。日が当たらないベンチで昼食も美味しくないだろうと我々は直ぐに腰を上げる。
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| 細い尾根を2本越え音羽川へ下る | 最後は音羽川を渡る 橋は滑ると道子 |
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| 掛橋の大鳥居の広場で昼食 | 大鳥居の横の紅葉は絵になる? |
今日の予定は、てんこ山西尾根を曼殊院へ下ることである。大鳥居から尾根に乗りてんこ山へ向かう事も出来るが、今日はトレイル道で紅葉を楽しみトレイル【66】の分岐から、てんこ山の林道へ登ることにする。
トレイル道は紅葉が続き心地よい。でも最適な日が分からないので、いつも紅葉の色合いが異なる。何やらいい香りがする、甘い香りだ!「カツラだ!」と周囲を見渡すが桂の木が分からない。でも足元にカツラの葉を見て、何やら一安心する。トレイル【66】で小休止し、分岐から右にとりてんこ山への道を取る。
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| 紅葉は、見る色がいつも違う | カツラの葉を見て一安心する |
てんこ山への道の途中に、てんこ山の尾根の道へ登る踏み跡を見る。最近はここにピンクのリボンがあるので、よく利用されているようだ。要するにこの踏み跡を使えば、てんこ山をスルーして曼殊院へ下ることが出来るショートカットの道である。早速登っていく。
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| 曼殊院へ下る てんこ山尾根への近道の分岐点 |
尾根に着き作業道を南へ数分歩くと道は西へ向く。すると直ぐに道は西へ下り始める。我々はこのポイントで道を進まず右手の細い尾根を進む。この尾根には道がないが、この時期紅葉した雑木を掻き分け、紅葉を楽しみながら下ることが出来る。
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| 今日は道を進まず右手の尾根を下っていく |
後は雑木の中を下って雑木の紅葉を楽しむだけ、安全な所を見つけ下っていく。最近この尾根にマークが増えてきたようだが、基本は尾根を南西に下っていき迂回した時は元に戻れば迷うことはありません。我々はマークと違うところを歩いているようである。
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| 雑木を避けながら下っていく |
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| 紅葉が増えてくる |
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| 紅葉を楽しみながら |
この尾根に真っ赤な紅葉は左右にちらちら見えるが歩く尾根では出合わない。下っていくと葉が段々黄色くなり勾配が段々緩やかになる。
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| 黄色い葉が増えてくると登山口は近くなる |
勾配が緩やかになり、雑木が植林に変わると登山口はもうすぐ。最後は目の前に曼殊院の壁が見えてきて、左の林道へ降りる道を見る、そこが登山口である。
林道に降り曼殊院へ向かう。林道ゲートを抜けたところで後始末をする。周囲に数本のメタセコイアを見るが茶色い葉はなかなか散らない。後始末が終わり曼殊院へ、まだ紅葉が残っていて、落花した紅葉も芝の上に「残りモミジ」となり絵になる。
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| 林道の登山口に降りる | 林道ゲートを抜ける |
こんなに綺麗な曼殊院だが、何故か訪れる人は少ない。帰りは曼殊院から鷺ノ森神社へ向かい、再び紅葉を楽しみながら帰路に着く。鞍馬からの電車は一杯だろうと修学院バス停へ向かう、このバスだったら座れるだろうと道子、大原からの満員のバスはパスし、岩倉からのバスに乗り、座れました!
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| 曼殊院の紅葉を楽しむ |
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