京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

氷室散策 市ノ瀬早刈谷から満樹峠
2025.05.15

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早刈谷から古道を進み満樹峠に着く

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日程:
・2025.11.17 (水) 晴れ   哲郎単独

駅 行き: 烏丸北大路バス停 8:40 - 市ノ瀬バス停(もくもく号)
駅 帰り: 西賀茂車庫バス停 15:37 - 北大路バスセンター(京都市営バス)


コース:
・市ノ瀬バス停~早刈谷林道~満樹峠への作業道跡~満樹峠~寺山分岐四つ辻~見晴台~北山トレイル道/小峠~氷室集落~氷室分岐~氷室~卯之谷川の橋~林道を左~林道終点付近から支尾根を登る~城山への林道出合~城山~京道の城山登山口~城山東の林道+支尾根で船山への林道出合~船山手前の西賀茂へ下る作業道~西賀茂ゴルフ場北端に出る~西賀茂車庫



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 今日は雲ケ畑の十三石山方面へ出かけてみる。烏丸北大路バス停から市ノ瀬へ向かう。今日はいい天気だが平日なので、もくもく号は合計3人で出発する。

 川沿いに咲くフジの花は前回桟敷ヶ岳へ出かけた時より色あせてきたように見える。25分で市ノ瀬に着く。早刈谷へは少し手前で降りたほうが近いのだが、いつも市ノ瀬バス停で降り周囲の景色を楽しむ。準備はバスに乘る前にしていたので、周囲の風景や花々を見ながら谷への道を下っていく。

 橋を渡ると直ぐに登り始める。前回は途中の細い道から進入し、早刈谷口で谷を渡り十三石山北斜面を登り山頂へ向かった。今日は林道をそのまま進んで行く。

 5分も歩けば林道ゲートに着く。今日は早刈谷の様子を確認するため、そのまま林道を歩くことにする(何か花が咲いているといいのだが!)。

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賀茂川を渡る 林道ゲートに着く

 谷は南から北へと流れているので細い谷間だが日がよく当たる。早速クリンソウが目に付くが、最近何処に出かけてもクリンソウが咲いているので感動はない。この時期にこの林道を歩いたことがなく、何が咲いているか分からない。その分期待して歩くのだが、一向に目新しい花にはお目にかからない。

 哲郎は花を探して足元を見ながら歩くので道子より随分と遅れてしまう。谷の中程まで来ても目新しい花は見つからない。もう花は諦め周囲の山々を見ながら歩くことになる。

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林道に咲くクリンソウ 谷は谷らしくなってきた

 林道の左手、谷の右岸に細い谷を見る。昔ここから十三石山北尾根へ直接登った所だろうと、その時見た作業小屋を探す。2度登ったのでよく覚えていた小屋が少し登ったところの木陰に見えたので「ここやった!」と分かるが、今日は進入せず真っすぐ林道を進んで行くことにする。(薄い踏み跡を辿り急斜面を登るので、あまりお勧め出来ません)

 林道ゲートから30分歩くと林道は橋を渡り右岸を歩くことになるが、橋を渡った記憶は余りない(ここを歩くのは2回目であった)。200m進むと左岸へ渡り返す。

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左手に細い谷を見る
谷沿いの道も消え・・
林道は橋を渡り右岸を歩く

 右手に昔からある大きな小屋を見て、すぐのところで橋を渡って東へ登っていく林道を見る、以前歩いた道であるが林道終点から登山道まで斜面をよじ登り十三石山へ向かったことがあるが、今日は気が進まない!と進入を止め、早刈谷を進むことにし、満樹峠への道を探すことにする。

 早刈谷の林道を進んで行くと谷沿いの林道は西へ向いてくる。ここから満樹峠への登り口を探しながら歩いていく。地形図では・414が満樹峠で、その・414へ向かう谷口を探しながらユックリ歩いていく。その谷口の道の反対側にも大きな谷間があるので満樹峠への登り口は分かるだろう。

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今日はここから登るのを諦める エントツがある小屋を見る

 草が生え緑になった林道を進み、エントツがある立派な小屋?を過ぎ、左手の(南側)の谷間を注意しながら歩いていく。ここだろうろ山裾の谷間が広がった所に着く。細い谷間をよく見ると、その細い谷の右岸の山裾に作業道のようなものと、あちこちにテープがあり、ここが満樹峠への入口と分かる。

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満樹峠への谷口 崩れかけた林道へ乗る

 早速、林道から山裾にユックリ向かうと、ユックリ登っていくシッカリした作業道を見る。「この道だ!」と登っていくと直ぐに満樹峠へに着く。

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早刈谷から古い林道を登っていく

 いつも十三石山から下る時、この満樹峠に着くと毎回のように右(北西)へ下る道は何処へ下るのだろう?と思っていたが、やっと分かりスッキリした哲郎である。

 満樹峠から十三石山までは北東へ7~800m登ることになるので、今日は十三石山は諦めることにし氷室へ下ることにする。満樹峠の南の尾根へ登り氷室へと歩きはじめる。緩やかな春の道は新緑で心地よい。300mも進むと段々登り始める。

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満樹峠の南の尾根へ登り氷室へ 春の道は新緑で心地よい

 登り切った所で小休止、ここは四つ辻になっていて迷うところである。右(西)へ尾根を登って行くと寺山を経て氷室へ、最近はこの道を歩いている。左(東)へ進む道は歩いた記憶がないが盗人谷を経て山幸橋へ、真っすぐ進む道は昔良く歩いていた氷室への道である。

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寺山下の四つ辻に着く 真っすぐ進む道は昔良く歩いていた氷室へ

 今日は久し振りに真っすぐ歩くことにする。昔良く歩いたと言っても15~20年前の事で、余り記憶に残っていない。道はすぐに右手の斜面を巻きながら南へ進んで行く心地よい道である。

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尾根下の心地よい道が続く 出合った分岐にたくさんの標識が

 寺山からの尾根だろう少し登ると道は分岐する。ここにたくさんの標識がある。真っすぐ尾根を越えていく道もあるが、左の尾根の先を見ると樹木がポッカリ空いていて、標識に「展望台」とあるので、今日はそこへ向かっていく。そのポッカリ空いた方向を見ると、地主さんのサービスだろう前方の木が刈り取られ比叡山がクッキリ見える。ここは比叡山を望む展望台であった。

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展望台で小休止 展望台から比叡山を望む

 地形図で確認すると、ここは寺山の南東にある等高線が丸くなった小ピークであった。展望台から南へ向かう道はトレイル道に降りているので、今日はここを下り氷室へ向かうことにする。

 急斜面なので10分余り下るとトレイル道に出合う。そこの標識【北山62】にはここは「小峠」とある。小峠を東へ進むと盗人谷から三幸橋へ、西へ進むと氷室である。さっそく右に進み氷室へ向かう。このトレイル道を歩くのは20年ぶりであり周囲の風景は全く覚えていない。

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斜面を下るとトレイル道に出合う 小峠の標識

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氷室へ向かう 【北山63】の標識に出合う

 植林地の中を数分進んで行くとトレイル【北山63】の標識を見る。昔はここから十三石山へ登っていたようである。そこを過ぎると林道ゲートがあり、ゲートの奥に民家を見る。

 民家を過ぎると田畑が広がり西へと歩いていく。丁度田植えの時期で田植機が動いている。300mも進むと道は南へ向く。今日はまだ時間がある!と「氷室」跡へ向かうことにする。

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ゲートの奥に民家を見る 丁度田植えの時期

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分岐の標識で氷室跡への道を確認 氷室跡への道

 標識にしたがって氷室跡へと歩いていくと、畑の畔道を進んで行く。山裾迄進むと「氷室跡」の標識があり、山手に少し進むと、そこに穴が3つあり「これが氷室?」と思うほど・・・ただの穴が3カ所あるだけだった。ここは標高が少し高く冬は京都市街地より寒いので氷が融けなかったのだろう。

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氷室跡へ 「これが氷室?」

 氷室見学が終わり氷室集落に戻らず卯之谷川の下流方向に進む。途中の畦道で昼食とするのだが、ちょっと顔か首の辺りがひんやりする哲郎、「ヒルかも!」と道子に確認してもらう。「ヒルや!・・・」と、道子は直ぐヒル避けを噴霧すると「落ちて行った!」と道子。どうやら被害なく安堵する哲郎だが「何処で?」と全身にヒル避けを噴霧する。

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ヤブデマリ
装飾花の1枚が小さいので区別できる
通路の土手で昼食とする

 昼食後は昔(20年前?)進入した林道でたくさんのイワナシの花を観察した谷間へ出かけてみる。卯之谷川の橋を渡り林道を左に進み、林道のイワナシを確認するが、花株は少なく周囲が草木で覆われ荒れていた。林道を詰めていき最後は一登りして尾根上の林道へよじ登るのだが、谷が細くなると周囲は低木や雑草がが増え歩きにくくヒルも心配なので、横の支尾根へ迂回し支尾根を登ることにする。やっと城山登山口への林道に出合い城山へ向かう。城山への登り口に着き山頂へ向かう、

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卯之谷川の橋を渡り左へ 林道を進んで行く

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前方草木が茂りヒルが心配だと 支尾根で迂回する

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支尾根は歩き良い 何故かテープが続く

 10分登ると三角点がある城山山頂に着き、直ぐに下山する。林道まで降り氷室からの京道へ出る。今日はここから船山の北にある作業道で西賀茂へ下るので、1本東にある林道へ移動する。氷室方面へ戻り船山への道へ進むのは遠回りだと、地形図で見つけた城山の東にある林道で船山への道へ移動する。

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倒木を抜けると林道はもうすぐ 城山へ向かう尾根上の林道出合い

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城山への登り口に着く 山城の山頂一段下によく見られる
空き地が一周する

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山頂の標識 城山の三角点広場

 さっそく城山の東に氷室貯水池横の林道、「これだろう!」と進んで行くと、作業小屋のある広場に着く。ここから北の氷室方面へ行く道はあるが、真っすぐ下っていく林道が見つからない。探す時間ももったいないので右手の尾根を下っていく踏み跡を見て、ここを下っていく。

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地形図に示された林道を進む 尾根の踏み跡を下っていく

 支尾根にははっきりした踏み跡があるので、良く歩かれているようだが、これは登山者のものだろう。船山への林道に降り立ち、直ぐ南へと歩きはじめる。道は谷間へと下っていき倒木帯の間を歩いていく。2018年の台風に寄る倒木だが林道以外の倒木はそのまま放置されている。

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船山への林道に降り立ち
直ぐ南へと歩きはじめる
2018年の台風に寄る倒木

 船山北の谷間に着く。いつもは船山近くの作業道から西賀茂へ下っているが、今日は150m手前の谷間の入口から下ってみる。道がハッキリしない所もあるが、下っていくと途中でいつもの作業道に出合い下っていく。道が段々広くなり、15分下って広い林道に出合う。西賀茂へは右に取る。林道を30分下ると前方に家が見えてきて林道は終わる。

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今日は谷口手前から下ってみる 広い林道に出合い西賀茂へは右

 後始末をすませ市バスの西賀茂車庫へと歩きはじめる。しばらく右手の西賀茂ゴルフ場に沿って下っていく。西賀茂車庫に着き「北大路バス停へ向かうバスならどのバスでもいい!」と、やって来たバスに乘り帰路に着く。


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 ■ 今日は花の少ないコースでしたが目に留まった花です

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アヤメ ハルジオン

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ヒメハギ ウマノアシガタ

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ヤブデマリ ヤマアイ

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カキドオシ クリンソウ

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マムシグサ シャガ

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タニギキョウ ツルカノコソウ

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オドリコソウ ニョイスミレ


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