京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

蛇谷ヶ峰 横谷峠~ボボフダ峠
2025.05.28

Top_ohoto

蛇谷ヶ峰南尾根 緩やかな雑木の尾根が続き心地よい

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2025.5.28 (水) 晴れ   哲郎・道子

アクセス:

駅 行き: JR京都駅 6:32 - 7:19JR近江高島7:24 = 7:46畑バス停
駅 帰り: 畑バス停 13:54 = 14:16JR近江高島14:21- JR京都駅

コース:
・畑バス停(8:00)~林道出合・横谷峠登山口~横谷峠~荒谷峠~須川峠(ボボフダ峠)~P702~滝谷道分岐~P752~急登登り左の尾根へ~(10:55)蛇谷ヶ峰(11:15)~須川峠(ボボフダ峠)~須川峠道~林道出合(ボボフダ峠登山口)~畑バス停へのゲート~畑バス停(13:30)

MAP

注意:
・ボボフダ峠(須川峠)から畑に下る道は3回細い谷を渡ります。最初の谷は渡渉後急斜面の細い道を数m歩くことになり要注意。2回目の渡渉は緩やかで広い植林地の段差を下っていき右手の谷の渡渉ポイントを見つけてください。谷沿いに下っていき3回の谷渡渉が終わると林道まで谷上を歩くことになります。谷上の道で道が細くなったところが2カ所あります、ユックリ歩いて下さい。



飾り 飾り 飾り


 蛇谷ヶ峰へ出かける。近江高島駅7:24発の畑行きの始発バスに乘る為、京都駅6:32発の電車で近江高島へ向かう。湖西線の京都駅発3番目の列車なので、朝が苦手な哲郎には助かる。ただ近江高島駅着7:19、畑行きのバスが7:24発なのでトイレに行く余裕がないので要注意。

 今日も畑行きのバスは哲郎と道子の2人だけ、こんなに早く畑へ出かける人は登山者だけだろう。畑に着くとこのバスとすぐやってくるバスはスクールバスになるので重要なのである。

 バス停には広い待合室と立派なトイレがあり助かる。準備が終わり8:00に出発、先ずは横谷峠登山口へ向かう。バス停から北西へ登っていく広い補装道を歩きはじめる。春先や秋には道横にたくさんの花を見るが、この時期花は少ない。

写真 写真
畑バス停 バス停から補装道を歩きはじめる

 直ぐに神社の横を歩くが、神社横の斜面に咲く花もほとんどない。「あそこにコアジサイが!」と道子、哲郎は茂った草を掻き分けちょっと登ってコアジサイの写真を撮る。道路まで戻ると靴にヒルが「ヒルや~!」と直ぐにヒル避けを靴や足元に満遍なく噴霧する。どうもズボンの中までは進入していなかったので助かる。この時期主尾根に乗るまではヒル避けが必要です。

 バス停から林道の登山口まで標高差140mと急勾配でシンドイ所であるが、今日は涼しくて助かる。道横の水路に花を見るが、朝一のヒルで疲れた二人は通り過ぎる。西へ向いていた道が南へ変わる角が登山口への道、家と家との間にある道を登り始める。

 ここから棚田の中を登っていく。秋にはリンドウ等たくさんの花が咲いているが、今はアザミが咲き始めたところで賑わいはない。棚田が終わると谷沿いの植林地を北へと登っていく。

写真 写真
道が南へ変わる角が登山口への道 棚田の中を登っていく

 前方に林道のゲートが見えてくる。ゲートを開け林道に出て小休止、ここが横谷峠への登山口、入口に新しい標識を見る。ここからしばらく谷沿いの道が続くので十分ヒル避けをして登り始める。

写真 写真
ゲートを開け林道へ 横谷峠への標識

 北へ谷沿いの道を100m進むと左に折れ支尾根へと登っていく。支尾根に着くと溝状の道がクネクネと支尾根を登っていく。この道には茂った物が少ないのでヒルは大丈夫なようだ。登り始めると足元にギンリョウソウが続き、これを観察しながら登っていく。

写真 写真
最初は谷沿いを進む 横谷峠道 植林の支尾根をジグザグに登る

 ギンリョウソウが見えなくなる頃下の方から話し声が聞こえる。団体さんのようで彼らもギンリョウソウを見ながら登っているようである。彼らも速い歩きでは無いようなので、二人は先行し歩くことにする。

写真 写真
段々緑が増えてくる 植林が消えると横谷峠はもうすぐ

 周囲に緑が増えてくると蛇谷ヶ峰南尾根は近づいてくる。植林が消えるともうすぐ主尾根、直ぐに尾根に乗り中央へ進んで行く。ここが横谷峠で色々な標識が立ててあり、ここで団体さんを待つ。今日は平日だが団体さんは皆さん若い、足も速いのだろう?と先行を譲る。

写真 写真
主尾根に乘る 横谷峠の標識

 ここからボボフダ峠までは植林が多く花は楽しめないが、緩やかな尾根なので苦にならない。広い尾根の右側を進んで行くと、途中で尾根の左手が一段高くなり、そこへと溝状の道を登っていく。尾根の標高はまだ700m足らず、歩いていても汗をかかないので今日は涼しいのだろう。

写真 写真
尾根の中央へ一段登る 植林の尾根が続く

 団体さんは我々から離れていく事もなく姿が見えるので、どうやら歩くスピードは同じようだ!、否彼らの影響で我々の足が進んでいるのかも知れない。横谷峠から20分でアラ谷峠、+10分でボボフダ峠(須川峠)に着く。ここまではほぼ植林が続き見るべきものは少ない。

写真 写真
アラ谷峠 ボボフダ峠

 この先の滝谷の頭まで植林が続くので、二人は足元の野草を見ながら歩くことにする。野草と言っても咲いている花はなく若芽が続くだけであるが、「これはなんだ?、トンボソウ?・・・」と、この観察しながらの歩きも楽し!

 少し登って滝谷の頭に着く。ここから下り始めると尾根に植林は消え、蛇谷ヶ峰まで雑木が続く。この緩やかな尾根、秋は紅葉、今は新緑が続き、細い尾根だが飽きのない尾根である。

写真 写真
滝谷の頭を下っていくと緑が・・ イワカガミの群生

 足元にイワカガミの群生が続くが、咲き終えた花は少ない。尾根一面に広がっているのに花が少ないのは栄養が少ないのか、土壌が合わないのか、陽射しが少ないのか?

 イワカガミが終わるとハナヒリノキの群生、こちらは花がたくさん付いているようだ。歩けど歩けど雑木の緑が続くが飽きることはない。滝谷の頭(・702)から25分歩いて西の尾根に乗り換えるポイントに着く。

写真 写真
ハナヒリノキの群生 快適な緑の尾根が続く

 今まで緩やかな尾根だったので、標高差70m登るだけだがシンドイ登りである。途中足元にある野草を観察しながら登っていく10分登って蛇谷ヶ峰真南の標高850mの小ピークに着く。早く登った道子は、もう山頂へと歩いている。途中でコナスビの群生があちこちにあり、それを観察していると「あそこにレンゲツツジが!」と、ちょっと離れたところを指さす道子、哲郎はそこへ足を進める。周囲にはサワフタギ等の花がたくさん咲いていた。

写真 写真
西の尾根に乗り換えるポイント 急坂 ちょっとの登りもシンドイ

 一通り観察し山頂へ向かう。山頂10:55到着、野草観察しながらだが予想より早く着いたようだ。団体さんも今着いたようで昼食にするかどうか思案中、早く着いた道子は数少ない日陰を陣取っていた。

写真 写真
最後の登りも心地よく 山頂到着

 20分の昼食休憩も終わり、畑へと下山することにする。団体さんはまだ昼食中、八幡神社からトンネルでやって来たという団体さんは、きっと山頂から桑野橋へ下るのだろう?

写真 写真
山頂から琵琶湖 下りは逆光で新しく見える

 下りは野草観察は止め、緑の中を下っていくだけスイスイと歩いていく。同じ尾根だが南へ下っていくので逆光となり、違う尾根を歩いているようである。50分歩いてボボフダ峠に着く。今日も帰りは須川道コースとする。

写真 写真
緑の中快適な歩き ボボフダ峠に着く

 峠からはしばらく植林地の中を歩く。ここにも足元にギンリョウソウが続く。登りの横谷峠道と言い、この須川道といい、植林地にギンリョウソウはたくさん咲いていた。

写真 写真
植林地はギンリョウソウが続く 谷上の道は要注意

 谷まで降りてくると最初の渡渉、渡渉と言っても小さな谷を1m渡るだけ、でもこの渡渉は渡った後に急斜面の少し高い所の横道が待っている。最近になってやっと踏み固められ安心して歩くことが出来るようになった。数mだが、ここが嫌な場合は谷を下った合流点から右手の斜面を登ると登山道にたどり着ける。

写真 写真
最初の渡渉 階段状の植林地を下る

 植林地を少し下ると植林地は横に広がり階段状に下っていく。ここは踏み跡を辿って右手を流れる2番目の谷に近づきながら下っていくと2番目の渡渉ポイントを見る。これを渡り下っていくと直ぐに左手から流れてくる3番目の谷に出合う。谷に沿って下っていくと谷の合流点手前で対岸に渡る。

写真 写真
2番目の谷を渡る 3番目の谷に出合う

 後は右手の谷に沿って林道まで下っていくのだが、最初は随分と谷上高い所を歩くので道が細い所は要注意。後はだらだら谷に沿って下っていく。途中歩きにくい所もあるので、ここは慌てず進路を替えて下っていくと良い。前方に堰堤が見えてくると左手の谷横の踏み跡を進んで行くと登山口のある林道に降り立つ。

写真 写真
谷上、道が細い所は要注意 前方に堰堤が見えてくる

 須川コースは道はありますが、最近の台風や大雨の異常気象により歩きにくくなっているので、初心者だけでは余りお勧め出来ません。初めて歩く場合は、地形図通り進めば、時間がかかっても迷うことはありません。

写真 写真
林道の登山口に着く ボボフダ峠登山口の標識

 ボボフダ峠から50分で林道の登山口に着く。林道からゲートを抜け川沿いに歩きバス停へ向かうと短時間で下山出来るが、夏場は雑草が多いので野草観察を兼ね林道を下ることにしている。林道をユックリ下っていくと折り返すような補装した道のゲートがある。これがバス停へのゲートで、ここから舗装道を下っていくと10分でバス停に着く。ただゲートを通り過ぎると、この林道は畑集落に降り立たず黒谷へ下っていくので要注意。

写真 写真
舗装道のゲートを進入 畑集落を見ながら下る

 ゲートを抜けると秋にはたくさんの花が向かえてくれるのだが春は野草が少ない。前方に畑集落が見えてきて、畔に咲き始めたアザミの花を見ながらバス停へ下っていく。

 バス停で着替えバスを待つが、今日は暑くもなく寒くもなく・・・いい天気だった。



飾り 飾り 飾り


 ■ 今日の観察

写真
レンゲツツジ

写真 写真
チャルメラソウ 1本だがフタリシズカ

写真 写真
エゴノキ ナナカマド

写真 写真
トキワハゼ ギンリョウソウ

写真 写真
ハルジオン 路上に落ちた ホオノキ

写真 写真
ホトトギス イチヤクソウ


飾り 飾り 飾り

写真 写真
ノアザミ シャガ

写真 写真
ウツギ ツクバネウツギ

写真 写真
コナスビ ミヤコグサ

写真 写真
タニウツギ ミゾホオズキ

写真 写真
トンボソウ ツルリンドウ

写真
コアジサイ


飾り 飾り 飾り

連絡


飾り 飾り



トップへ