京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

国見山~交野山
2025.06.05

Top_ohoto

交野山山頂の大岩から展望を楽しむ女性

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2025.6.5 (木) 晴れ   哲郎・道子

コース:
・京阪枚方市駅(9:15)~JR津田駅~関電巡視路~展望デッキ~エダ谷作業歩道分岐~鉄塔出合~国見山~近畿自然歩道出合~サンドイッチ山~白旗池~るれあいセンター~白旗池下の谷間~交野山~交野山駐車場~大阪府道・奈良県道7号枚方大和郡山線(傍示越え)~防火管理道~傍示~(15:20)京阪河内森駅


飾り 飾り 飾り


 6月上旬は毎年のようにササユリとオカトラノオの観察に国見山~交野山へ出かける。6月上旬と言ってもササユリとオカトラノオの花期は少しずれているので、両方満開でしたということはない。今日はどうだろうか?

 今日のコースは津田駅から出発するので、京阪枚方市駅から津田駅行きのバスに乗る。JR利用では乗り換えが面倒なので、最近はバスも利用する。

 津田駅前のコンビニで昼食を買い、トイレを利用する。道子によると津田駅のトイレは古いので嫌だ!と。駅下のトンネルを抜け駅の東側に抜ける。ここは小さなロータリーになっていてバス停もある。ここに咲くヤマボウシを見るが花びらのように見える「総苞片」がヤマボウシ程長くなく、全体が黄色く見えるので???、ヤマボウシの仲間で有ろう。東側のここからが国見山~交野山へのコースは色々あるが、何時もの北寄りの国見山登山口へ向かう。

写真 写真
国見山登山口へはトンネルを通る ヤマボウシの仲間?

 途中の道端や川に咲く花は、段々手入れされてきたのか少なくなっていて、カメラを向けるような花は咲いていなかった。第二京阪道を潜り広い遊歩道を左へ進むと国見山登山口である。その少し手前で小休止しながら準備する。ここは国見山からの支尾根の先端である。

 スパッツを付けながら(夏でも低山でもスパッツを付ける二人である・・・いつも藪に入るのでヘビやヒル避けです)目の前の支尾根の先端を見ると、ここを登っていく細い道が草刈りされハッキリと見え哲郎には「ここを登れ!」と誘っているように見えた。「今日はここから登ろう!」と道子にいう。

写真 写真
今日はここから登ろう! 笹原の中を登り始める

 準備も終わり笹原の中を登り始める。ここからは登ったことがあり地図で確認することなく登り始める。道傍のササは刈り取られ歩きやすいようになっているが・・・・「蚊や~!」、たくさんの蚊が舞ってくる。真っ赤で大きな苺を取ろうとするがそれどころではない!。やっと前回来た時も蚊に往生したことを思い出す。慌ててヒル避けを取り出し全身に振りかけるが蚊が多くて直ぐについてくる「蚊取り線香がいる!」と。

 とにかく早く尾根へ登るのが一番、急ぎ足で登っていく。標高140mの鉄塔をすぎると、道は段々緩やかになり蚊も少なくなってくる。標高150mぐらいから尾根は緩やかになり「疲れた~!」と二人は小休止する。入口の藪が刈られ手入れされていたのは、「この道は関電巡視路なのかもしれない」と哲郎、歩き良い道が続くが地形図には記載されていない。

写真 写真
鉄塔に出合う 尾根は緩やかになり

 歩きはじめると細い尾根が続き、少し登ったり下ったりと変化のある道であるが危険なところや急斜面はない。左手や右手から登ってくる道、いずれも歩いたことのある道だが、あまり覚えてはいない。似たような道ばかりで何度も登らないと覚えることはできないだろう。

写真 写真
支尾根もシッカリしてくる 植林も歩く

 そのうち緑いっぱいの雑木道を歩く。いつ来ても心地よい道である。さっそく下を見ながら野草観察、アマドコロは結実しているが、昔たくさん咲いていたオカトラノオの花の株は見当たらない。

写真 写真
緑いっぱいの雑木道 展望デッキから
左手に天王山、中央奥は愛宕山

 展望デッキに着く。正面の西寄りの直ぐの所に天王山、その奥遠くに愛宕山が見えるが、今日は霞んでハッキリ見えない。尾根道は下っていき鉄塔広場に着く。ここでも北の登山道からの道に出合う。鉄塔を過ぎると国見山へと登り始める。最後は急斜面となり、雨水で窪んだ道横にロープが続く。

写真 写真
鉄塔を潜り山頂へ 崩れてきた山頂への道

 ロープ場を過ぎると目の前に山頂が見えてきて、一登りで山頂広場に着く。ここは国見山、周囲の展望は良いが、靄がかかって展望を楽しむこともなく下ることにする。山頂には誰もいなかったが、下り始めるとゾロゾロ団体さんが登ってくる。

写真
国見山 山頂展望台

 階段の道を下りハイキングコースの国見山登山口に出合う。右にとり白旗池方面へ向かう。昨年はこの道横にポツポツとササユリが咲いていたのだが、今日はササユリの花も株も見当たらない。尾根道と尾根下の道分岐に着き、今日も尾根下の谷上の道をすすむ。一度尾根上を歩いてみたいものだが、尾根下にはホナガタツナミソウがたくさん咲いているので、こちらを進む。

 ここにはオオハンゲやキッコウハグマの株も見る。タツナミソウを過ぎると崖上にやっとササユリの花を見る。咲いているのがここだけかもしれないので、写真を撮っておく哲郎である。後は昨年ササユリが咲いていた林の中をユックリと下っていく。

写真 写真
尾根下の谷上の道をすすむ 崖上にやっとササユリの花を見る

 少し下ったところで左手に行く分岐を見る。最近この付近のササユリはほとんど咲いていないので、「今日はこの道を進んでみよう!」と進入する。この道は地形図にある破線の道のようだが何かあるのだろうか?と興味津々。でも道なりに進んで行くが、花が咲いていることもなく、美しい風景を目にすることもなく・・・ガッカリ。

写真 写真
左手に行く分岐を見る 大岩の分岐を右の尾根へ

 少し登っていったところで道は2分する。左へ下ると白旗池から大きく離れてしまいそうなので、今日は右へ進んで見る。この分岐には大岩があり、それを抜けると細い尾根が続く。すると突然見たことも無いような工作物に出合う。遊具にしては理解出来ないし、宗教的な物・・・違うな~?近寄って見ると「くもわたり」と表示してある。

 「なんだこれは!」と周辺を散策してみる。突き当りには小さな建物を見るが、右手に下る道を見て下っていく。そこには点々と遊具のようなものが続いていて・・・。以前ササユリ鑑賞時に見た看板を思い出す哲郎、「ここはアスレチック広場やった!」と。

写真 写真
この工作物は何だ! これは遊具だろう!

写真
ここはアスレチック広場やった!

 色々な工作物は遊具には見えないが、それを見ながら下っていくと広場に降り立つ。ここだったのか!と、その先にあるササユリ群生地へ向かう。「えッ!」と、何も、1本も咲いていなく、どうしたのだろうか?。昨年はここでたくさん鑑賞したのに!と。

 仕方ないとサンドイッチ山へ向かってみる。山裾に咲くササユリは3本、ここはツボミであった。残念だ!と白旗池のいきものふれあいセンターへ向かう。今日は平日なので休憩所のベンチは空いていて、さっそく昼食とする。

写真 写真
サンドイッチ山入口 咲き始めで残念

写真 写真
トンネルを潜り
生きものふれあいセンターへ
ふれあいセンターのベンチで昼食

 昼食後は白旗池の斜面でオカトラノオとササユリ観察をする。数少ないがササユリは開いていたが、オカトラノオはこれからで開花には1週間必要だろうと。二人は谷沿いを下り交野山へ向かう。色々な野草を見ながら進む道にも花は少なかった。

写真 写真
白旗池を散策 心地よい谷沿いの道で交野山へ

写真 写真
やっと綺麗に咲いたササユリを見る
ここは良く日が当たるので早いようだ
最初の小花が咲き始めたところ
オカトラノオ

 交野山登山口から登り始める。さすがにここのササユリは残っていて、平日だが登山道で出合う人は多い。送水管に沿って登っていくとササユリ群生地、「残念~!」開花は半分以下花の数も昨年より少ないようである。花も少ないので直ぐ交野山山頂へ向かう。

写真 写真
送水管に沿って登っていく 残念開花は3分

 今日は少し遅れているので大岩には登らず、直ぐに下山する。最初は急勾配の道、それを過ぎ緩やかになると休憩所がある。先客がいるので休息は止め下山する。今日は少し遅れていると西へ下る散策路は駅から遠くなるので諦め、防火管理道で傍示に下り京阪河内森駅へ向かうことにする。

写真 写真
交野山山頂へ 山頂から急坂を下る

 交野山駐車場から枚方大和郡山線を渡り直ぐの防火管理道を登っていく。昨年ここに咲いていた3本のササユリも無くなっていた。今日はお疲れ気味だと、予定していた旗振り山は諦め防火管理堂を下っていく。途中の分岐から今日は右にとり傍示に向かうことにする。

写真 写真
駐車場への道は谷へ下り・登りと・・ 防火管理道で傍示へ向かう
横から進入する

 昨年通らなかったこの道、傍示まで広い道が続くが山の中の畑は止めたのか草ぼうぼうの道が続き、何度も虫よけを噴霧することになる。民家に近づいた所で足元がぬかるみ靴が汚れてしまう。「次からこの道は止めよう!」と。

 傍示の集落に着き防火管理道を降りる。直ぐ靴を洗う水路を探すが見当たらない。車道に出合い京阪河内森駅へ向かう道、やっと流れを見て靴を洗う。

写真 写真
防火管理道は右へ進む ホナガタツナミソウ
葉脈に赤紫褐色の斑が入る

写真 写真
草ぼうぼうの道が続き 傍示の集落に着き防火管理道を降りる

 京阪河内森駅への道は細い舗装道、時々車がやってくるが山の中を歩くので苦にならない。最近この道の野草も減ってきて、これも温暖化の影響なのだろうか?。傍示から35分下って、やっと前方に民家を見る。ここまで来ると京阪河内森駅は近い。

写真 写真
かいがけの道
今日は遅くなるので止める
前方に家が見えてくると駅は近い

 日陰で後始末し駅へ向かう。この山手の住宅は新築だが「みんなプロパンガスや!」と道子。今日は駅までガス調査しながら駅へ向かう。駅に近づいても軒先にガスボンベを見るので、この地区にはガスがきていないようだ。なんて言っているうちに京阪河内森駅に着く。

 駅のトイレで着替えると、すぐやって来た電車で京阪枚方市駅へ向かう。今日は低山ハイキングだが、30℃の暑さ、出合った花も少なく少々疲れてしまった二人である。

写真
交野山に咲くササユリ



飾り 飾り 飾り


 ■ 今日出合った花ですが、余り咲いていず残念。

写真 写真
ホナガタツナミソウ コミノネズミモチ

写真 写真
ニガナ ハナニガナ

写真 写真
サルトリイバラの実 オオトキワツユクサ

写真 写真
オカトラノオはこれから オオハンゲの葉
花は見当たらず残念

写真 写真
コウホネの花 ツルアリドオシ

写真 写真
アマドコロの実 ホタルブクロ

写真 写真
花後のウラシマソウ ヤマボウシ

写真 写真
交野山登山口のガクアジサイ ウツギ


飾り 飾り 飾り


連絡


飾り 飾り



トップへ