京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

滝又の滝~ナカマタ 京都北山
2025.02.07

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久し振りに凍った滝又の滝

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日程:
・2025.2.7 (金) 晴れ   哲郎・道子

駅 行き: JR京都駅 8:00 - 細野口 9:16 (JRバス)
駅 帰り: 周山 14:05 - JR京都駅 15:31

コース:
・細野口バス停(9:23)~轟谷分岐~石仏群西門~滝又ノ滝~滝上の林道終点~余野の林道ゲート~「地形図・466」分岐過ぎの果樹園~果樹園と射撃場の間の支尾根~ナカマタ(東俣山)~(12:45)茶呑峠~カモチ谷林道「地形図・340」~(13:37)殿橋~(13:52)ウッディ京北~周山バス停(14:05)

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 ■ 京都北山 滝又の滝から余野へ下り、ナカマタ(東俣山)へ登ることにする。バス時刻が変更され足も遅くなりチェックポイントで計画時刻より遅れてくる。帰りの予定のバスに間に合わなければ次のバスは1時間40分待ち、結局走るように下ることになる。このコース、次回から計画変更!コースやバス時刻等を検討しなくては!。


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 来週は寒波がやってきて雪も期待できそうだろうが、北山に積もってくれるだろうか?。ワカンやシューを愉しむのは良いが寒いのはね~。今日は夕方まで天気は大丈夫と滝又の滝へ出かけることにする。滝又の滝からナカマタ(東俣山)へ向かい茶呑峠から周山へ下るコース、出発が遅くなり計画している周山14:05発のバスに間に合うかが心配である。

 バスが高雄を過ぎても山々に残雪はないが、道の温度計は-3℃で今日は寒そうである。9:16に細野口バス停に着く。周囲の山々にも残雪はなく今年は雪が少ないようである。直ぐ国道を渡り細い地道で民家の間を進んで滝又の滝へ向かう。

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細野口バス停に着く 民家を過ぎた分岐で真っすぐ林道を

 国道がトンネルへ入る手前、国道とこの道の間に新しく出来た広い駐車場を見る。滝又の滝の観光用、否、新しくできた滝又の石佛観光用の駐車場かも知れない。住宅地を抜け分岐に出合うと、真っすぐ川沿いの道を進む。数分で滝又の滝へ進む赤い橋に着く。橋周辺の山裾は明るく整備され「観光地です!」という感じがし、滝へのハイキングを楽しむ人には場違いな感じしてしっくりしない。

 谷沿いも歩きやすく整備されているのは良いが、橋がみな赤く染められ・・・観光地や!と思ってしまう。そんな橋を見ながら飲水休憩とするが・・・・「エッ!」と哲郎、前日冷蔵庫に準備していた「アクエリアス0」2本が見当たらない!飲水を忘れた哲郎の水分はお湯500mlだけとなる。幸い今日は寒いので、お湯に道子の水を少し頂き、哲郎の水分補給とする。

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滝分岐で赤い橋を渡る 谷沿いのトレイル道を進む

 バス停から25分谷沿いを進んで行くと大きな門を見る。昔は滝まで谷沿いを進んでいたが、最近はこの門を潜り石畳の道を進んで行く。左手には岩を削った所に石佛が置いてあるが興味ない二人は先へ急ぐ。少し進むとトレイル道への標識があり、谷へ下り滝へと進んで行く。

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門を潜り石畳の道を進んで行く トレイル道への標識があり、谷へ下り

 一旦左岸へ渡り右岸へ渡り返すと、右手に滑滝が続く。よく見ると半分凍っているので「滝又の滝も凍っているかもしれない」と。谷横は滑るのでユックリ進んで行くと大岩に突き当たる。ここに2mぐらいの長い氷柱を見るが氷柱を見るのは久し振りである。

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滑滝の表面は凍り

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突き当たった大岩に2mの氷柱

 滝又の滝はこの大岩の裏にある。足元がツルツルなので注意して滝下へ向かう。久し振りに見る凍った滝、暖かくなってきたので、少し融けてきてはいるが、今晩からの寒波でもっと綺麗な姿に変わるだろう。谷の中を進みたいが足元がツルツル滑るので、直ぐに引き返すことにする。

 氷柱の下に戻り滝上へと登り余野へ向かう。滝上から谷に沿って進んで行くと対岸に林道終点を見る。目の前にあった橋は壊れたのかなく、その先に丸太の橋を見るが二人は谷の中を歩いて渡る。後は植林地の中を歩き余野の林道ゲートへ向かう。

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余野へは滝上へ登っていく 谷を渡り林道終点へ

 林道はたくさん分岐しているが真っすぐ太い方を進めば良い。昔暗い植林地が続いたが、伐採が進み明るくなり、植林地も山の上へと広がってきている。何もない植林地だが昔林道横で見たキッコウハグマを探しながら歩く。急ぎ足ながら足元にキッコウハグマの株を見る。よく見ると反対側の斜面にも株を見る。植林地に長年残っているのでキッコウハグマは結構耐性が強い花なのだろう。残念ながら花が咲く頃に、ここへやって来たことはない。

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林道T字路は右へ余野へ 林道ゲートを出ると余野集落へ

 前方が明るくなり余野集落が見えてきてゲートを通り過ぎる。ここから北へナカマタへと進む。アスファルト道は足元が凍っていてユックリ歩くことになる。山奥の道だが時々車がやってくるが、車もスピードを落としくれ通り過ぎていく。

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余野からナカマタへ向かう

 数本の送電線を潜り右手にログハウス風の家々を見るとナカマタの登山口は近い。余野のゲートから30分歩いて果樹園に着き京都府の射撃場跡手前の細い繁みを登っていく。ここが我々のナカマタ登山口である。最近ここを登る人が少ないのだろう雑木が増えてきて歩きにくい。少し登った斜面、丁度暖かい陽射しが当たる所で昼食とする。

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ログハウス風の建物が多い ナカマタへの登り口

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射撃場跡手前の細い繁みを登っていく 果樹園を見下ろしながら昼食

 ここの斜面は風が通らないのか暖かく25分もユックリと昼食、計画表を見て遅れている!と二人は腰を上げる。東へ細い斜面を登て行くと右手から登ってくる支尾根に出合う、これがナカマタ(東俣山)への尾根である。

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ナカマタ(東俣山)への尾根

 細い尾根の左半分は京都府射撃場(ロープが続く)なので歩くところは狭い尾根となる。でも雑木が続くので心地よく登ることが出来る。標高550mを過ぎると少し西へ向き急斜面が続く。これが山頂まで標高差100m以上続き、途中で足を休めることになる。昼食ポイントから35分かかって山頂に立つ。計画より25分遅れている、歳とともに時間がかかるのだろう。

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標高550mを過ぎると急斜面が続く

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ナカマタ(東俣山)山頂

 山頂から見るべき物もなく直ぐに北へと茶呑峠へと下っていく。北東に細い尾根を下っていくと南の余野方面からの尾根に出合う。後はこの尾根を茶呑峠まで下るだけだが、道子が嫌な急坂を下ることになる。最後は尾根の右手を巻いて下り茶呑峠に降り立つ。

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山頂から細い尾根を下る

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南からの尾根に出合うと急斜面を下る

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茶呑峠に降り立つ

 計画表を見る哲郎、予定より30分遅れていて「周山14:05発のバスは無理みたい!」と道子に告げる。14:05の次は15:45、周山で1時間30分以上待つのは嫌だ!と二人は速足で下り始め殿橋へ向かう。

 途中地形図・340の鉄板橋まで来てタイムチェック、20分遅れまで短縮!。ここは茶呑峠から殿橋までの距離の1/3なので、このままの速度で殿橋まで歩くとタイムロスはほとんど無くなる!と哲郎、二人は直ぐに歩きはじめる。

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林道を速足で下る 途中地形図・340の鉄板橋まで来て
タイムチェック

 いつも用具を洗っている小さな堰堤に着くと、殿橋までは近い。「間に合いそうだ!」と哲郎は安堵する。さすがに最後はスピードが落ちたが、10分遅れで殿橋に到着「14時のバスには間に合いそうだ!」と二人は休むことなく殿橋を渡り国道477号を、歩きはじめる。

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カモチ谷の林道を速足で下る 殿橋を渡る

 バス発車15分前にウッディ京北に着き、直ぐにトイレに向かい着替えバス停へ向かう。さすがに道の駅には寄れなかったが、早い目的のバスに間に合い二人は喜ぶ・・・。バスに乘り今日もアンコが好きな哲郎はどら焼きを、道子はアンコ無しのケーキを頂くが、速歩に疲れた道子は直ぐ瞼を閉じる事になる。

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ウッディ京北


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