2003.9.27 (土) 晴れ 哲、道
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行き:JR堅田駅 8:36着⇒8:44臨時(江若バス 坊村行 き) 950円⇒ 葛川学校前
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帰り:花背交流の森バス停 16:20 (京都バス)810円 ⇒北大路バス停
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コース:
葛川学校前バス停〜林道終点(伊賀谷右俣と左俣の出合)〜急斜面コース分岐〜分岐は左手の山に取り付く〜中村乗越〜八丁平〜フジ谷峠分岐〜フノ坂分岐〜クラガリ谷〜峰床山取付〜林道出合〜俵坂峠〜林道出合〜尾根取付〜P871〜展望台〜林道出合〜知世路谷山〜八桝谷林道出合〜ゲート〜花背交流の森
今日の目的は「遅くなったけどキタヤマブシを見てみよ〜」と「展望台ってどんなとこ、行ってみよ〜」である。臨時便で随分と早く着いたバス、3人の年配グループと葛川学校前で降りる。「林道終点で身支度しよ〜」と珍しくすぐの出発となる。年配グループは橋の上で何やら身支度中だ。「我々はいつもあんなもんよ!」とサッサと伊賀谷沿いの林道を進んで行く。
谷沿いにはツリフネソウ等見られるが、春に比べれば寂しい野草たちである。30分で林道終点に着き木橋を渡ってスパッツを付けることにしたが、少し滑る橋にまた道子の慎重な橋渡りが長時間続く。ここからの伊賀谷右股は渓流美があり心地良い。「ここの紅葉は綺麗やろな〜」と言いつつもまだ見たことがない。谷を何度も徒渉し、山道への取り付きまで進む。
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また道子の慎重な橋渡りが長時間続く
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谷を何度も徒渉し山道への取り付きへ
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中村乗越へ
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途中の川端にはカヤの実が、崖道にはヤマルリソウが元気だ。また来年も目を楽しませてくれるだろう。谷筋に別れを告げ中村乗越までのジグザクの登りが30分続く。もう残暑も過ぎたので汗をかくが心地良い。途中の水場では冷たい水が体を癒してくれる。「気持ちい〜い」と二人は休息を取る。また暫らく登りが続くが比良山系が見えてきて、目の前が植林から雑木に変わり中村乗越に付く。
中村乗越から八丁平方面の森が見下ろせ、ササと樹木に覆われた森は綺麗で気持ち良い。その中を八丁平まで下って行くと、すぐに八丁平周回路に出合う。ここは京都市が保護しているために十分過ぎるほど手入れが行き届いている。お昼にはまだ早いが、そばのベンチで昼食とする。「そう、ベンチもあるのだ!」。八丁平/峰床山へは春に野草やシャクナゲ鑑賞、タケノコを頂きに来ているが「一度、ここの紅葉も見てみたいもんだ!」。
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途中の水場では冷たい水が
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八丁平へと進む
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南周回路を進む→
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昼食後、南周回路を進んでクラガリ谷へ向かう。この周回路、いや八丁平周辺に青い実をつけた木が多い、「何だろう、この木調べなくっちゃ〜」(サワフタギの実だった)。木道を通る頃八丁平の整備員に出会うが「ここ、これな〜鹿が滑るさかい、ここ通るんや!」と鹿が木道を通らず木道横を通ることを教えてくれる。そうえいば木道横が結構荒れている。
周回路からクラガリ谷へ入ってキタヤマブシを観察するが少し遅かったようだ。「フノ坂の花はどうかいな」と気になるが今日はクラガリ谷を抜けることにする。ここは平坦で自然林が多く北山らしくて心地良い。最後の階段を上がると峰床山への道に出合う。頂上へは10分で行けるが左へ取る。すぐのフノ坂への分岐を右にとると、直ぐに林道に降り立つ。この付近は林道が多く、林道を歩く場合は迷わないよう注意が必要だ。
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自然林が多いクラガリ谷
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直ぐに林道に降り立つ
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←俵坂峠分岐は直進する
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いつもは野鳥の森への谷道を進むが、今日は尾根道を俵坂峠へ取る。少々アップダウンするが明瞭な山道が俵坂峠へと続く。俵坂峠では大悲山口への分岐があるが展望台へは山道を直進する。また直ぐに林道に出合う。ここは右手にとり、暫らく林道を進み「展望台への尾根コース取り付き」を探す。「ここですよ!」と言わんばかりのテープを見つけ、尾根取り付きに付く。
初めての道はウキウキするもんだが、「何や、これ!」と、道がとても整備されているのにビックリする。行けども行けども整備された道が続く。「革靴でも歩けそうや」、そこには幅数mにわたりササが刈り取られゴミや小枝一つ落ちていない。南向きの道が西に変わり少し登って行くとP871の広場に着く。この付近も落葉樹が多く紅葉が楽しめそうだ。
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展望台への尾根コース取り付き
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「何や、これ!」と、道が整備されて
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展望台へ→
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ここから北西に進み展望台を目指すが「何や、これ!」とまたまたビックリする二人。標高800m以上もある山道がさらに整備されていて、砂利も敷き詰められているではないか。「もはや、これは公園だ」と余りの整備にウンザリする。すぐの展望台からは大見尾根方面の山々が見通せる。ここから尾根道を知世路谷山へとる。
北西に続く尾根道も整備された道が続く。一度八丁平からの林道を跨ぎ、さらに尾根道を進んで行くと知世路谷山への取り付きに出合う。ここまで1時間ほどの尾根歩きが続いたが、道が整備され過ぎているので周りの景色等ほとんど記憶が無い。ここから200段以上の階段状の道が続くと知世路谷山山頂に着く。三角点は少し奥の雑木の中にある。
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展望台からは大見尾根方面の山々が
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200段以上の階段状の道が続く
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知世路谷山三角点
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知世路谷山からは南に下る急な山道を進む。広い道を歩き続けたので迷わず細い道を選んでしまう。途中で知世路谷山への取り付きからの道に出合い、急な下りを一気に降りると八桝谷林道に出合う。この谷沿いに道周辺も綺麗に整備されている。直ぐのゲートから左の小道を進んで行くと花背交流の森に出合う。
4時のバスには1時間ある。河原でスパッツを洗い下着も洗いそばの垣根で干しながら、ゆっくりとバスを待つ。そばのキャンプサイトでバーベキュウを楽しむグループ、だがここを利用する人は少ないようだ、「もったいないな〜」。橋の傍の交流の森入り口案内所にあるストーブでバスが来るまで暖をお借りして、「もう、花背は秋深しだな〜」。
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神は、岩を水のある沢に
変えられた。
堅い石を水の出る泉に。
【詩篇 114−8】
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青い実をつけたサワフタギ
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