扶桑橋/静原/岩倉


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水谷/京都近郊にこんな谷があったとは!



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2003.7.6 (日) 晴れ  哲、道





駅 行き:北大路バス停 10:13 ー 扶桑橋バス停
駅 帰り:村松集会所前バス停 16:26 ー 地下鉄国際会館



コース:
扶桑橋バス停〜林道分岐〜谷分岐〜作業小屋〜天ヶ岳道出合〜静原への道標〜水谷出合〜林道出合〜東海自然歩道出合〜バス道〜静原川出合〜車道終点(墓地)〜林道出合〜箕裏ヶ岳登山口〜寒谷峠道分岐〜村松集会所前バス停(歩行時間:4時間)




MAP



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 北大路からバスに乗ると、いるいるikomochiさんが。「どこに行くの?」「雲取山で 3時のバスで 帰るつもりやし」と。okaokaさんは、どこに行くのと聞かれても、「ええっと 扶桑橋で降りて 古道を歩いて静原に行って 岩倉に行って そやけど行ってみな よぉわからへんし・・・」と私。

 近況報告をペチャクチャと、いつのまにか扶桑橋バス停に到着、「またね!」と別れる。バス停前にあった料理屋「ますや」もなくなり、綺麗に整地されている。すぐに分岐があるので「多分 ここやろ」と右に入って行く。ちょっと薄暗い川沿いの林道はオシダが茂り、なかなかいい感じ。15分ほどで右手の木にテープがある。取り付きらしいが念のため林道の先を見に行くと、木が伐採され行止りになっている。

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扶桑橋直ぐの分岐から小さな林道へ 小橋手前の谷沿いを進む

 取り付きから山道に入ると、谷沿いを渡渉しながら進むこととなる。花背より手前とあってヒルはいないらしく、景色を見ながら安心して歩けるのもいいもんだ。朽ちた小屋が見えてくると左に取り、道は谷沿いから杉林に変わり、ぽっかりと明るくなった所にワラビの群生がある。葉が出て伸びきったものもあるが、まだまだ食べられそうなのもあるので採りはじめる。

 杉林の斜面を登りながら、哲郎がもうすぐ見覚えのある分岐に出ると言っている。でも、何処に出るんだろう。「ああー この標識 見たことある」 薬王坂から登って天ケ岳に行くメインルートにあったものだ。右の薬王坂方面に進むとおじさんがササの中で昼食中。こちらもちょっと離れてオニギリを食べ始める

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小さいが感じのいい谷が続く 扶桑橋への道標がある天ヶ岳道に出合
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静原へ

 「ここから 静原へ どう行くのん」「尾根を取ってカリバ谷へ行きたいんや。どこか 左 尾根に入る道が あると思うんやけど」と言いながら、ピーク525付近にある立派な標識まで来てしまった。よく見ると、そこに尾根に取り付く細い道があるので進むが、道はなくなり荒れてしまっている。やっぱり違うのかと、元の立派な標識まで戻る。 ピーク525近くの標識どおり静原へ歩いて行くが、結局 尾根に取り付く道はなく谷に下りてしまった。「荒れていようが あの道で あってたんかな〜」と。

 しかしこの水谷は以外や以外、谷沿いの快適な道が続く。こんな近郊にこんな谷があったとは・・・ 谷が終わる頃ラッキーなことに、ここにもワラビの群生がある。ササの中で昼飯を食べていたあのおじさんが下りてきたので「どこ 通って来られたん?」と尋ねると、「道がないとこ 通ってきた」と答える寡黙な北山のおじさんだ。それを物語るようにシャツやズボンがドロだらけ。「えら〜苦労してきゃはった」。民家が見え山道も終わると、薬王坂へ行く東海自然歩道の標識がある。

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水谷へと下りて行く ワラビのある林道に咲くヤマアジサイ

 バス通りを左にとり川沿いの岩倉への道を進む。静原川沿いには朱色のヤブカンゾウやネムノキの花が咲いている。川で顔を洗うとすっきり気持ちがいい、水が綺麗なのかホタルの案内板が随所にある。目の前に箕裏ヶ岳を見ながら車道を進むと墓地に出合い行き止まりとなる。岩倉村松町への標識に従い、ここから細い山道を進み谷へ下りて行く。

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墓地にある標識

 水が流れ黒い岩肌が見える山道は無愛想だが、やがて林道に出合う。林道を暫らく進むと見覚えのある蓑裏ヶ岳登山口に出合う。「以前ここに下りてきた時、太鼓がドンドンとなっていたが、何処やったかいな〜」、と二人の記憶力もたいしたことはないようだ。もうこの付近は田畑が山間に広がり、里山と言った感じがする。以前寒谷峠を目指した分岐を過ぎると、民家が現れてくる。

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蓑裏ヶ岳を見ながら静原川沿いを 墓地からの谷を降りると林道へ

 岩倉に近づいたので、傍の山水が流れる溝でタオルを洗おうとした時、「ひぇー」と道子。黄色い頭のヤマカガシが2匹ウロウロしているのだ。「毒蛇というのに民家の人こわくないのかな〜?」と早々に退散する。直ぐに岩倉村松町の街並みが広がり、急な景観の変化に二人とも不思議の世界から現実の世界へワープしたようだ。



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主は泉を谷に送り、
山々の間を流れさせ、

【詩篇 104−10】
オカトラノオ/岩倉村松


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