2004.10.31 (日) 時れのち曇り一時雨 哲・道
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行き:JR石山駅−中千町バス停(京阪バス)
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帰り:地下鉄醍醐駅−JR京都駅
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コース:
中千町バス停〜岩間橋〜岩間山正法寺〜奥宮神社〜東笠取清瀧宮〜黒出〜開山堂〜准胝堂〜不動の滝〜女人堂
昨日は雨、今日は曇りのち雨の予報。朝起きてみれば陽射しもあるし、でも途中で雨が降るかも知れないし、時間も遅いし、Kさんから頂いたコピーもあるし・・・とで、数年ぶりに醍醐山へ行ってみる。
10時過ぎに家を出て、JRに乗ろうとしたら子供が線路に入ったとかで、30分遅れのアナウンス。じっとがまんで待ち続け、JR石山駅に着くとちょうどバスがあり やれやれと。京阪バスで中千町バス停まで220円とは安いな〜と感心。降りしなに回数券で料金箱に入れると「お客さん これは京都しか 使えませんよ」と運転手。慌ててお金を入れ直すと、回数券は機械の中へ。あの〜回数券はと言いたいところをこらえて、バスを降りる。「あほやな〜 ここは滋賀県やで 機械の中は あけられへんのや」と哲郎。結局220円は高かった。
岩間寺・奥宮神社の看板に沿って歩き始める。田園風景の広がる先には岩間山の鉄塔が見え、民家の垣根には赤々とマキバブラシノキの花が咲いている。本当にブラシそっくりで、初めて見た哲郎はたいそう感激している。私は家の曇ったガラスコップを洗ったら、ピカピカになるやろなと思ったけど。
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岩間山の鉄塔が見える |
右手に赤い鳥居が見えてくる
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岩間寺1.4kmの標識
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京滋バイパスの陸橋を渡り、高圧線を2回くぐると右手に赤い鳥居が見えてくる。ここは見晴らしも良いので小休止。広い空き地があると思ったら「へ〜っ 墓地の分譲やて」。この鳥居の先には奥宮神社があるが、今日は岩間寺1.4kmの標識のある舗装された長い登り坂から行く。時々、人とすれ違うものの車が追い越して行く。こちらはテクテクとムカゴを見つけては歩きスローフードを地で行く。途中、三上山など琵琶湖の眺望が広がり足を止める。道が赤い旗で賑やかになる頃、舗装道から開放され岩間寺へ到着する。
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岩間寺へ到着する
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日本一の大桂
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岩間寺の境内を通り抜け、展望台がある奥宮神社への途中に日本一の大桂がある。展望台からは琵琶湖の眺望が楽しめるが、時々しぐれてくるので休憩所でオニギリを食べる。地図を見ると時間ばかりくって驚くほど進んでいない。先はまだまだ長く程遠いのも、あのムカゴが災いしているのやろか。
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右手が展望台 奥宮神社の中を進んで行く
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マウンテンバイクの青年達 東笠取へ
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「上だいご寺」とある
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奥宮神社の中を進んで行くと、上醍醐の取り付きがあるはずだがよく分からない。行きつ戻りつつ探していると、マウンテンバイクの青年達がいるので教えてもらい、左にある「上だいご寺」と書かれた狭い柵の間から入っていく。やや急な坂を下りると快適な道へと変わる。さっきの青年たちがガタガタと下りてくる。すぐに戻ってくるので尋ねると、ここを行ったり来たりして楽しんでいるそうだ。
ずっと下り続けると、のどかな東笠取の田畑と民家が見えてくる。雨も強くなってきたので、どこかエスケープする道がないかと思うが、他はかえって遠く上醍醐の方がマシなようなので諦める。登り道を歩いて行くと、左手に東笠取清瀧宮が見え右にとる。雨も止み見晴らしの良い下り道からは笠取小学校が見え、ようやく降り立った所が西笠取。
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懐かしい農機具が 東笠取で |
降り立った西笠取を右へ |
黒出にある橋を渡る
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上醍醐寺 登り口
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ここは右手にとり、車に注意しながら川沿いを歩く。向こう岸にある宇治市総合野外活動センターアクトパル宇治からは、楽しそうな声が聞こえるが、こちらはまだ醍醐山が待っているかと思うと疲れてくる。左手の赤い鳥居を過ぎ、やがて橋のある所が黒出。この橋を渡ると上醍醐寺登り口の標識があり、民家を横切るとすぐに山道になる。
せせらぎ沿いの道は少々薄暗いが、木橋にもちゃんと丈夫な手すりがあるのがいい。今日一番の山道らしい道を歩いて行くと、山頂の少し手前から石垣が続くようになり古い木の鳥居に出る。最後の坂を登り開山堂のある標高450m醍醐山山頂に着く。ここからは開山堂・薬師堂・准胝堂、九十九折の急坂を下りると不動の滝、長い階段が終わると女人堂へと続く醍醐山ワールド。Ikomochiさんが比叡山の紀行文でお堂が次々現れるので、「もう延暦寺ワールドだ」とうまいこと書いてあった。ここ醍醐山ワールドが終わる頃、もう空が薄暗くなってきた。
棚田のある笠取は、かやぶき屋根 白いしっくい塀のある美しい集落。山間の黒出への道のりは「ふるさと」をふと口ずさみたくなる風景。長いような短いような一日、見つけた地下鉄醍醐駅の青いネオンがいやに眩しかった。
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木橋には丈夫な手すりが |
醍醐山ワールドが続く |
空が薄暗くなってきた
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山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。
そうすれば、わたしはそれを喜び、
わたしの栄光を現わそう。
主は仰せられる。
【ハガイ書 1−8】
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マキバブラシノキ
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