雲取山/国体コース〜イナヤ谷//北山


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自然林のP829〜P900への登りはきつい



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2004.7.17 (土) 晴  哲、道





駅 行き:JR京都駅バス停7:15(JRバス:1150円)−
   周山バス停8:35(京北町営バス740円)−
   灰屋口バス停9:04着
駅 帰り:花背農協前16:26−北大路バス停



コース:
灰屋口バス停〜上黒田国体コース取付〜支尾根出合〜608鉄塔〜2番目の鉄塔〜北東尾根分岐〜P829〜植林地の鞍部〜P900〜P880〜三ツメ山〜イナヤ谷分岐〜イナヤ谷の尾根〜シャクナゲ群生地〜「作業中立ち入り禁止」立て札〜イナヤ谷分岐/林道出合〜R477出合い〜大布施〜花背農協前


注意:
@国体コースへは橋を渡って左手の道を進み数件の上黒田の集落から取り付く。最初の谷が本来の国体コース取り付き(地元の人に確認した)だが、道が不明瞭。適当に支尾根へ詰めていったが、最初の堰堤から左にとった方が良い。
「京都丹波の山(下):ナカニシヤ出版」に記されている国体コース取り付きは集落の2番目の谷で小さな堰堤の前に獣避けネットが張り巡られている。どちらも上部で同じ支尾根に達すると思う。

Aイナヤ支流の上流は小さな滝が連続していて危険です。また尾根道も最後は道も踏み跡も消えヤブコギ状態になります。イナヤ谷付近には初心者だけで行かないよう(下山は雲取峠から)お願いします。



MAP



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 前回P829から灰屋口を目指したが、鉄塔まで行けず北北東に伸びる支尾根に迷い込んでしまった。今回は間違った分岐点を確認するため灰屋口から取りついて国体コースを完歩することにする。

 朝早いJRバス、高雄を過ぎると乗客は3人となり終点の周山に着く。この一人の青年とともに灰屋へのバスを待つ。定刻になると運転手がやって来て、「おはようさん!」と言う元気よいあいさつと共にバスは発車する。「我々3人だけのバスかいな〜」と思っていたら途中で次々に園児が乗ってくる、「このバスは保育園用のバスや!」。園児たちも青年も井戸で降りてしまい我々2人で灰屋口に向かう。

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京北町営バス 灰屋口バス停 最初の谷の横の林へ
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治山工事の名盤

 橋の手前にあるバス停で降りるが、まだ9時過ぎ「ゆっくりしようや」とバス停にある小屋でゆっくり準備する。あんまりゆっくりしていたので、灰屋へ向かったバスが折り返してきた。橋を渡るとすぐに左手に伸びる川沿いの舗装道があり数軒ある集落へ向かう。下調べしていた「集落の谷から取りつく」を基に谷を探す。

 すぐに治山工事の名盤が見つかり、「ここかな〜?」と思いつつもう少し先に進んで見る。舗装道が行き止る手前に2番目の谷を見つける。「上には小さな堰堤が数個見えるので哲郎は上流に進んで確認する。獣避けネットが張り巡らされ「ここやな!でもネットどうしよう?」と考えてしまう哲郎。下で道子が集落の住人と話し込んでいるのをみて道路まで戻る。住民は「国体の時はここから登っていった」と最初の谷へ案内する。「最近、あの谷にもよくハイカーが下りてくる」と言いつつ最初の谷の横の林を指差すので、我々はここから取り付くことにする。

 すぐに堰堤に出合うが、すでに道は無く「これでも国体コースやったん?」。堰堤から左に伸びる踏み跡らしい道もあったが、我々は谷沿いに進む。すぐに植林地の急斜面に出合い、右に左に斜面を登っていく。「落っこちそうや!」とうるさい道子、「ジグザグに歩け!」とこれまたウルサイ哲郎。作業道を見つけ左の方に巻いていくと植林地と雑木の境界がある尾根に出る。これを詰めていくと鉄塔への支尾根に出合う。

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植林地の急斜面 植林地と雑木の
境界がある尾根に出る
P608の鉄塔に出合う

 ここからの尾根は古いテープもあり国体コースだと確信する。なだらかな尾根は疎林帯が続き、ドンドン快適に進むことができる。やっとP608の鉄塔に出合い南北の展望を楽しみながら小休止する。ここからは関電の巡視路か明瞭な道が続きすぐに2番目の鉄塔に出合う。鉄塔を過ぎ疎林をしばらく進むと、前回間違った分岐に近づいていると体で感じてくる。

 細い尾根を進んでいくと左手に前回降りた尾根が時々見え、近づいたと思うと左手に植林帯に出合う。この境界を登って行くと尾根の幅が広がり登りが続く。この広い尾根を登りきると、平坦な広い尾根に出合う。「ここなんだ!」と哲郎は直感的に思い、あたりを散策する。よく見るとテープが来た道と北北東の支尾根にあり、前回間違った地点を確認する。道子は確認のためリボンを付けるが役に立つかどうか? この分岐からは自然林が増え、快適な尾根道が続く。

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2番目の鉄塔に出合う 尾根の幅が広がり
登りが続く
役に立つかどうか?
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前回付けた
リボンを確認する

 すぐに前回確認した「京都山岳会」の標識も目に留まり、やっと「この尾根は前回通ったんだ」と確信する。しばらく進むと前回迷った支尾根からこの尾根にたどり着いたとき、道子がつけたリボンを確認する。しばらく進むと最初に間違った分岐に出合うが「こんなとこなんで」という感じで逆コースからは信じられない分岐だった。

 道はやや東向きになりアセビの低木樹が増えるとP829へ着く。ここから下って「植林地の鞍部で昼食や」と思っていたが、下りの途中で「あ!ヒルや、ヒルや、手に!。タバコや!」と道子が叫ぶ。「タバコといってもザックにしまったし」と言っているうちに取れてしまったようだ。結局P900を登ってお昼とすることになる。ここの登りは昼飯前にはきつく道子は中々登って来ない。結局昼食は先のP880でとることにする。

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植林地下りの途中で「あ!ヒルや、ヒルや」 P880付近の自然林は見事
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古くて見にくい
三ツメ山の標識

 P880付近の自然林は見事で、北や南どちらもすばらしい。P880からは自然林の中、快適な尾根道を進み「三ツメ山」に、さらに進みイナヤ谷の分岐まで一気に進む。ここから雲取峠に向かっても良いが、前々回の宿題「イナヤ谷の尾根の取り付きはどうなっているんやろ」を解決するため、イナヤ谷の尾根を降りることにする。尾根をドンドン進みシャクナゲ尾根も右に迂回し難なく下って行くが最後に「作業中、立ち入り禁止」の立て札に出合う。この先を確認するがヤブコギ状態なので左手の植林地を下る。

 ここはヒノキの植林地で小枝が当たり半袖の哲郎にはきつい。少し進んでいるうちに結局もとの尾根にで出て、尾根を下ることになる。最後は行き止まり左手のイナヤ谷支流に降りるのだが、急斜面、適当に二人で降りることにする。「ヒイェー!」と道子、マムシがトグロを巻いていたようで、結局哲郎のルートで谷へ降りる。谷を進むと木の階段があり、ここで顔を洗いすぐ先のイナヤ谷林道に出合う。

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シャクナゲ尾根 イナヤ谷支流に降りる 谷を進むと木の階段が
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ここを渡って
林道へ

 心地よい林道を下り、大布施の酒屋さんで着替え一服する。「何やこれ!」哲郎の新調したズボンが血まみれだ。わき腹をヒルで一撃されている。ズボンを脱ぎ裸で洗濯する。きっと上仲商店の女将も「いつも変な二人組みやな〜!」と思っているに違いない。でもここはゆっくりビールを飲みながら、バスを待つことにする。



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神である主は蛇に仰せられた。
おまえが、こんな事をしたので、
おまえは、あらゆる家畜、
あらゆる野の獣よりものろわれる。

【創世記 3−14 前半】
国体コース 鉄塔からP829へ


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