ツボクリ谷/皆子山/皆子谷


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ツボクリ谷の紅葉はGOOD!



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2004.11.13 (土) 曇り時々時雨  哲、道





駅 行き:JR京都駅 7:46−JR堅田駅バス停 8:45
   −坂下トンネル前
駅 帰り:百井別れ 16:54−北大路バス停−JR京都駅



コース:
坂下トンネル前(自由乗降)〜足尾谷取り付き〜林道終点〜クノ字橋〜ツボクリ谷分岐〜支流分岐〜皆子山〜皆子谷分岐〜皆子谷〜平分岐〜北山修道院〜ヒノコ〜百井集落〜百井キャンプ場〜百井峠〜百井の別れバス停


注意:
皆子谷は小さな谷ですが最近荒れてきています。急な岩場はロープがあり問題ないが、谷に沿った細い崖道で少し崩れて危険な所があります。初心者だけで行かないようお願いします。



MAP



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 「中途半端やな〜」と、どんより曇った空の下、江若バスの人は臨時便を出すかどうか思案していたが、客の問い合わせに対し「臨時便、出ま〜す」と。せっかくの臨時便も花折峠口と平で団体さんが降り、坂下トンネル前で3人降りると残りは2人での発車となる。ここで降りた青年、運転手に「蓬莱山へ行くのですが」と言っていたので、ここで降りるように言う。「臨時便はバスのコースが違うからな〜」。

 安曇川の紅葉を見ながらスパッツを付けつつ休息をしていると、次の定時便が前を通り抜ける。山沿いの紅葉は今が旬?のようで何処を見ても綺麗だ。足尾谷取り付きは車が数台止まっており今日は先客も多そうだ。人が多いということは、きっとツボクリ谷も綺麗なのだろう。

 発電所の注水口付近の小屋から職員のおじさんが出てきたので道子が色々と尋ねる。「この辺 クマはどうですか?」と何処へ行ってもクマ情報を聞く道子。このおじさんの話によると「今朝1mm、昨日は10mm程度の雨で、最近は少ない」との水情報、ツボクリ谷へは水情報が役に立つ。ツボクリ谷で道子も哲郎もハマッタことがあるので「足尾谷、昨日降った割りに水少ないな〜」と安心する。

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山沿いの紅葉は今が旬? 下流の渡れそうな所を探して渡る

 紅葉を見ながら快適に林道終点に着き小休止するが、先の岩場にある橋を見ると「あっ!橋がない」と道子、いやない事はなく外れているのだ。哲郎は岩にひかっかっている丸太の橋をゆっくりと進み渡るが、道子は無理そうなので下流の渡れそうな所を探して渡るが、これまた時間のかかることや!。やっと渡り終えた谷沿いを進んで行く。確かに水は少な目で歩きよく目の前の紅葉を楽しむことができる。

 くの字の橋に着くが、水は少なく渡れそうだが写真を撮ると言い道子に橋を渡るように言うと、道子は渋々ゆっくり渡って行く。橋は昔のままで段々朽ちてきているので「いつまで通れることやら?」。ここからは谷の右の山道を快適に歩く「紅葉が綺麗!」。ツボクリ谷分岐に着き谷を渡るのだが、ここの橋は跡形もなく消えうせているが、少ない水に助けられ難なく渡ることができる。ツボクリ谷は台風のせいか所々山道が崩れているが、歩行にたいして影響はない。

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くの字の橋を道子は渋々ゆっくり渡って行く 綺麗な紅葉が続く
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滝壷の右岸に渡り斜面を登る ツボクリ谷の水は少ない

 綺麗な紅葉が続き、時々立ち止まって鑑賞するが、道子は水が少ないせいか、先をどんどん進んで行く。小さな滝を何度も登って行き、やっと皆子山へのツボクリ谷の支流に出合う。今日は少し遅れているので少し早いがここで昼食とする。歩いてきたツボクリ谷の渓流美を思い出し、周りの紅葉を楽しみながらオニギリを食べる。

 皆子山への支流からは登りがきつくなるが、ここも紅葉が綺麗で全く苦にならない。谷の水が枯れる頃登りはさらにきつくなり、最後の急坂を休みながら登ると、やっとササが現れて、皆子山山頂に出る。

 ここでは10人程度の先客が、やっと昼食を終えたところで、これからツボクリ谷へ向かうそうだ。「皆子谷ルートの安曇川の橋が渡れず 引き返し寺谷から登りました」と聞き、下山コースを思案する。「皆子谷から平が無理やから 寺谷から下りようか」「いや 久し振りに皆子谷へ行こう」と。背の高いササをかき分けながら・・・。皆子谷を下りることに決める。ササが顔の高さまでくると歩きにくく、寺谷尾根コース/皆子谷の分岐まで7〜8分かかってしまう。

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山頂は10人程度の先客が 背の高いササをかき分けながら・・・
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寺谷尾根コース
/皆子谷の分岐

 ここから急斜面をササをつかみながら右の谷へ下りて行くと、目の前に皆子谷の紅葉が広がる。「ここも きれいや!」とルンルンと谷を下りて行く。谷はだんだんと大きくなるとともに、大きな岩が増え簡単には歩けなくなる。この谷もツボクリ谷のように、右に左に谷を渡りながらの歩行となるが、スケールが小さい分ツボクリ谷より谷間が狭く歩きにくい。皆子谷に広がる紅葉も綺麗だが、谷の歩行に忙しくだんだん目に入らなくなる。

 やっと右から谷が合流し「安曇川まで もうすぐや!」しかし実際は半分しか進んでおらず、「まだか まだか」と言いながら岩をへつり谷を渡る。滝を迂回する場所にはロープがあり、これを利用する。「この谷 こんなにロープあったかいな」と思うほどロープ場が多い。少し高い所を歩く崖道が崩れている所もあり「忘れているな〜」と注意しながら歩く。 前方が明るくなり谷も終わりだと思っても、まだまだ谷の渡渉は続く。頂上からここまで90分以上かかり、谷が荒れてきたのが分かる。やっと右側の山道に取り付き谷道は終わる。

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紅葉も谷の歩行に忙しく
だんだん目に入らなくなる
「まだか まだか」と言いながら
岩をへつり谷を渡る
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何処へ向かうか検討する

 ここから安曇川沿いに北山修道院の前を通りヒノコへ向かう。途中ミタニ谷への橋で休息し、何処へ向かうか検討するが、「百井別れを 16時54分のバスに間に合うだろ」と舗装道をテクテクと歩くことにする。「この道には ヒノコと百井集落の入口に 放し飼いの犬がいたっけ?」と犬嫌いの道子は言うがもう遅い、二人はヒノコ犬に囲まれる。ワンワン吠えるだけだが嫌なものだ。それに立派な鉄の檻からはクマの顔が見える。

 ヒノコを通ると哲郎は「左足のカカトが 痛い!」と言いながら、足を振っては歩くことになる。「きっと 皆子谷で岩から何度も 飛び降りたからやな」バスの時間もあることなので、ここはガマンするしかない。「あ〜! 百井峠のダラダラした登り いつまで続くんやろ」。

 百井別れのバス停で20分ばかりバス待ち。バスに乗り込むとIkomochiさんが。「井ノ口山の取り付きの梯子が、三角点が・・・」と話が弾む。そして、ご苦労さん会で乾杯し情報交換を。「何々の道は どう?」と歩いてきたかのように話をするIkomochiさん。きっと地図を広げては、北山を駆け巡っているんやろな。今日も楽しいひと時、ありがとうございました。



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しかし、
あなたがたが、
渡って行って、
所有しようとしている地は、
山と谷の地であり、
天の雨で潤っている。

【申命記 11−11】
ツボクリ谷支流分岐


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