白木谷山(出合橋〜丸谷)/城山


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荒れた丸谷も源頭にくれば雑木が広がり落ち着いてくる



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2004.2.28 (土) 晴れ    哲、道





駅 行き:北大路バス停 8:23 − 出合橋バス停
駅 帰り:菩提道バス停 15:46 −JR京都駅



コース:
出合橋バス停〜丸谷〜白木谷山林道〜林道終点〜杉谷分岐〜満樹峠分岐〜氷室〜谷分岐〜城山〜長坂峠〜京見峠〜京見峠茶屋〜トレイル分岐〜上ノ水峠〜沢池分岐〜菩提ノ滝〜菩提道バス停




MAP






 白木谷山へは白梅橋バス停から持越峠を目指しそこから取り付くが、今日は手前にある丸谷から取り付いてみよう。出合橋バス停で降り日当たりの良い橋の上で「丸谷って、どんな谷かわからへん?」とスパッツを着ける。

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丸太橋が架かっている

 地図を見て丸谷の取り付きを探しながら北へ進むと、すぐに高雲寺バス停に来てしまう。「アレ〜、行き過ぎたんや!」「ということは、先ほどの小さな谷が丸谷?」と少し戻る。ここはどちらのバス停からも100m以内で、道がカーブした所だ。不思議なことに川に下りる階段があり、丸太の橋が架かっており、また堰堤に上がる階段があり、「なんでや?」。「こんな小さな堤に、何でや?」と思いつつ上って行く。

 小さな堤が数段続き、その後はこれまた「アレ〜!」と、目の前には伐採地が広がり谷はその切り落とされた枝で埋まっているではないか。この雑然とした光景に二人は唖然とする。

 谷道は見えないので、枝の上を踏みながら歩けそうな所を選んで進んでいく。伐採地が終わるとやっと谷沿いを歩けるが、薄い踏跡を見つけながら進むことになる。ここも倒木が多く歩きにくい。谷沿いや植林地の中を進んでいくと、谷はさらに細くなりササが現れてくる。細い谷は何度も分岐するが、本流と思える谷を南に向かって進めば迷うことはない。最後はササを掻き分け少し登ると、前方が明るくなり白木谷山林道に出合う。

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目の前には
伐採地が広がる
谷沿いや
植林地の中を進む
前方が明るくなると
白木谷山林道はもうすぐ
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氷室に向かう

 ここから白木谷山へ向かわず、今日は氷室に向かう。林道はすぐに終わり細い登山道に変わるが、ササが刈られて歩きよい。この道は雑木の中の平坦な道なので心地よい歩きとなる。途中から杉谷分岐まで右側に白いロープが続き、立ち入り禁止と表示してある。「マツタケでもあるんやろか?」。満樹峠への分岐を過ぎるともう氷室は近い。

 イワナシの花が今にも咲きそうな林道を下ると、氷室の集落が見えてくる。「これから城山に行ってみよか!」と地図を広げる。城山へは京道の舗装道を進めばすぐ行けるが、今日はその西にある谷道から取り付いてみよう。

 トレイル道の手前に杉坂へ向かう細い道がある。これを少し進むと小高い所に氷室(昔皇室用に氷を保存した室)跡が数箇所あるので、これを覗いてみる。この少し先に城山への谷道を見つけ、その谷分岐で昼食とする。暖かい日差しを受けて、小さな谷も土手の草も春めいてきているが、ここにはフキノトウは見当たらない。

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もう氷室は近い 氷室跡へと進む 氷室跡はこの奥に
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苔むした丸太橋

 城山へは谷を渡り谷沿いに進むのだが、目の前の苔むして危なっかそうな丸太の橋、道子は下流の渡れそうな所を見つけ谷を渡っている。谷沿いの道は植林の中へと続いているが、余り利用されていなくササに覆われ踏跡も薄い。それでも谷を渡る朽ちた木橋を見つければ「ここが道や!」と修正しながら進んでいく。この谷は平坦でササがなければ快適な歩きとなるところだが、ササはどこまでも続く。

 谷の源頭まで来ると一面にミズゴケが生えた湿地帯となり、その先で谷は終わる。道らしき所を見つけ峰に這い上がると林道に出合う。「ここなんだ!」とすぐ先には林道から城山に登る取り付きが見える。数分で城山山頂へ、またすぐに引き返す。林道を下って行くと防災アンテナのある舗装道に出合う。ここから長坂峠、京見峠へと道端のフキノトウを気にしながら進むが、峠の柵の中に数個確認する。「これは、頂けないない〜」。

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林道に出合う 京見峠茶屋に立ち寄る 上ノ水峠へと

 京見峠茶屋に立ち寄りお餅いりの「おぜんざい」を頂く。まだ寒いのだろう、お客はハイカーだけのようだ。「今日はフキノトウのてんぷらや!」と出かけに言ってしまったので、フキノトウのありそうな道で帰ることにする。少し戻りトレイル道を上ノ水峠へ、ここから遠くなるが峠から山城中川の菩提道までテクテクと・・・・。

 途中でやっとフキノトウをゲットしたが、バス停も遠くなり「高くついたフキノトウや!」と道子。ここから「バスの時間が分からない?」と相変わらず急ぎ足で菩提道バス停へ向かう二人・・・・。川沿いの北山杉の中川集落の家々を眺めながら、のんびりとバスを待つ二人、「もう春だな〜!」・・・・・。



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地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、

【イザヤ 61−11】
フキノトウ


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