天ケ森/トンボユリ


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雪のトンボユリ



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2004.1.17 (土) 曇り 哲、道





駅 行き:北大路駅前8:03 − 花背峠バス停(530円)
駅 帰り:小出石バス停14:40 (430円)− 地下鉄国際会館駅



コース:
花背峠〜(大見尾根)〜和佐谷峠〜青少年キャンプ場〜百井三叉路〜天ヶ森林道取付〜旧峠付近〜倉庫群の崖上〜ヤブコギ〜トンボユリ出合〜尾根道分岐〜トンボユリ尾根道〜高谷川(R477)出合〜小出石バス停


注意:
トンボユリは倒木が多く歩き難い。数箇所ある崖の岩場は道が崩壊し細くなっていて危険です。初心者だけのトライはお止めください。



MAP



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 「今日は冬恒例の雪見物だ!」とバスで花背峠に向かう。先週と同じく乗客は数人で京都バス関係者の方が多いくらいだ。鞍馬温泉を過ぎると早くもチェーンを装着し、花背峠では除雪車が忙しそうに動いている。−4℃の花背峠でバスを降りアイゼンをつける。

 先週は路面が見えていたNTT中継所の取付道路も新雪で埋もれている。「この雪、ふわふわや!」、車のトレース以外は雪が固まっていなく、ストックが地面まで届きそうだ。綺麗にお色直しした鉄塔を見ながら、取り付け道路を進んでいく。大見尾根に入っても積雪は30〜50cmで歩きよい。「いつもより 雪少ないな〜」と、ちょっと物足りない哲郎。

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−4℃の花背峠は除雪車が忙しい 例年より雪が少ない大見尾根

 和佐谷峠から青少年キャンプ場に下りるが、ここも雪が少なくいつもの谷筋を止め、今日は林道を歩くことになる。でもお気に入りのキャンプ場広場には、ちゃんと雪が積もっていてくれ、さっそく新雪をかき分けて進む。まだ10時半だが、キャンプ場のカマド場で早い昼食とする。

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林道入口

 「雪が少なそうやし 百井谷を止め百井から 小出石へのトンボユリってとこ 行って見よか!」と哲郎は北山Tの地図を見ながら方向転換する。R477の百井の三叉路を小出石へ向かうと、すぐの所に林道取り付きがある。地図によると、この林道が南にくびれた所にトンボユリの取り付きがあるらしい(地図が間違っている)。林道入口には「天ヶ森入口」の標識がある。

 さっそく雪が降りしきる中、林道を進みV字に曲がった所でトンボユリの取り付きを探すが、それらしき道はない。また地図をひろげ何度も確認する。「地図によると V字ではなくY字に近く その先に取り付きがあるみたい」????。「ここだと思うけどな〜?」と植林の中を南に進んで見る。

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ここが取付?様子を見に植林の中へ 崖の下には異様な倉庫群

 少し進むと小高い崖に行き当たり下に、倉庫が立ち並んでいるのが見える。結局林道まで引き返し再調査する。道子は林道を少し進んでみて取り付きを探し、哲郎は地形図「大原」も出し「北山T」とにらめっこ。結局「わかんない!」ということで、目標は「尾根の南斜面の 巻き道を探す」と決め、左手の山に突入することになる。また植林地に入り適当に左手の斜面を攀じ登り、雪の中のヤブコギが始まる。尾根まで達したが道のようなものはなく、否、雪で踏み跡が確認できないのかも知れない。

 少し進むと伐採地に出、目の前が開けると先ほどの倉庫群が見える。伐採地からまたヤブへ突入すると、道子がテープを見つけ、その先のピークで木の赤マークを見つける。ピークから「どこに下りようか?」と思案するが、とにかく東へ向かうことにする。降り立った鞍部には、もはやテープは無く又考えてしまう。このまま尾根を目指して進んでもよいが、トンボユリは南の斜面にあるようなので、斜面を横に少しづつ下りながら進むことにする。

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なだらかなトンボユリに出合う 崖の岩場は道が細く少々危険

 アイゼンを着けているので何とか進めるが、ここの斜面はきつい。もう先には進めないという所で下を見ると、獣道らしき道が確認できる。「あそこに降りようや!」と降り立つと、そこには立派な巻き道が続いている。「あ!これや、これや、トンボユリや!」と二人とも一安心する。「どこから来てんのやろ?」と道子は言うが、今日は先に進むことにする。この急斜面にこのような巻き道があるなんて信じられないが、とにかく助かった。

 巻き道は等高線に沿い、谷や支尾根に沿ってクネクネとほぼ水平に進む。途中には沢山の倒木が横たわり、越えたりくぐったりでいい運動になる。所々にあるくびれた谷の岩場では道が細くなり、崖から落ちないように注意して進む。「もう、そろそろ南東の尾根に取り付く所や!」とそのポイントを探しながら歩いていると、突然木木のテープ群に出会う。

 どうも「登りの場合、ここから尾根に取り付け!」と言っているようで「我々の通って来た 巻き道へと導いていないのは なんでや?」とイマイチ理解できなかった。先へ進むと、巻き道は尾根を跨ぎ左手の谷へ降りて行くようだ。

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テープ群は巻道から北尾根道へ導く? 小出石からの取付は分かりにくい

 巻き道を進んで行きたいが、今日は「北山T」の破線に沿って東南東に延びる尾根を下ることにする。分岐からトラテープが導く尾根を進んで行くと、思ったより急坂が続き「これでもユリ道か?」と思う哲郎。しばらくしてなだらかな道と変わるが、雑然とした裏山という感じになる。下から重機の音が聞こえてくると、最後は少しの急坂を下り高谷川に出合う。

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トンボユリ取付

 ここでアイゼンを外し川を渡り、土手を攀じ登りR477へ出る。ここはシャクナゲ尾根の取り付きから、北へ少し行った所で北滝橋を渡ったすぐの所だが、取り付きは分かりにくい。帰宅して百井からのトンボユリの取付を調べたら地図「北山T」が間違っていて、天ヶ森への林道からではなく、倉庫群への取付道の先に有るようだ。またまた宿題を残してしまった・・・・。



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しかし、山は倒れてくずれ去り、
岩もその所から移される

【ヨブ記 14−18】
ユリ道にはソヨゴが


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