ナッチョ(天ケ森)/花折峠〜ミタニ峠〜小出石//北山


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「紅葉時は綺麗だろうな〜」とP812を過ぎミタニ峠へと下る



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2006.9.18 (月:祝)曇りのち晴れ  哲、道


駅 行き:JR京都駅7:56 − JR堅田駅 8:45(江若バス 670円)
   − 花折峠口バス停
駅 帰り:小出石バス停15:40(京都バス 430円)−国際会館バス停
   −JR京都駅



コース:
花折峠口〜花折峠〜ピーク624〜ピーク762〜ピーク812〜ミタニ峠〜ネット入口〜植林地ネット出口〜天ヶ森(ナッチョ)山頂〜百井/小出石分岐〜R477出合(ナッチョ登山口)〜小出石バス停







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 台風13号が日本海に抜け、風も弱くなったのでナッチョに出かける。「今日は花折峠から ミタニ峠を 歩いてみよう!」と新しいルートを歩くことにする。

 JR堅田駅から細川行きのバスはわずか6人だけの登山客を乗せて出発する。「台風のせいやろな〜」と言いつつも少し淋しいような気がする。花折峠口バス停で降り。目の前の旧道(花折峠道)に進入する。今まで入口に工事中の立て看板があったが、今はない。

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花折峠への取付 花折峠道入口 ハギが咲いている花折峠道

 入口でスパッツを付け早速歩き出す。真新しくい舗装された道は 面白くないが、緩やかな林道は歩きよい。林道は日が当たるので斜面には野草が多い。しばらくハギの花が続いた後、アケボノソウを目にする。すぐそばに一際目立つオレンジ色のフシグロセンノウを目にし、 デジカメに収めていると、何処からか一匹のアブがやって来て邪魔をする。「何や チクリとした」と道子。しつこいアブを二人でストックを振り回して退治する。

 道は左手が開けた明るい道に変わり、これから登る西方の山々が見えてくる。山からの湧き水を見つけ、これから続く尾根歩きのため、顔を洗いタオルを濡らしておく。ツリフネソウを見て少し登ると、電柱の立った峠に着く。電柱に「← 三谷峠」とあるが、目の前が草ボウボウなので「他に 進入口はないかいな」と、哲郎は少し進んで様子を伺う。峠の真ん中に「花折峠」と刻んだ立派な石碑が立っている。他に尾根への進入口が無いことを確認し、先程の電柱の所に戻る。

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三谷峠への取付 電信棒に書いてある 取付より少し先の花折峠
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P624付近

 「やはり ここなんや」と進入して行くと、数mではっきりした登山道が現れてくる。峠からやや平坦な道が続くが、ススキが道をふさぎ歩きにくい。やっとススキの道を通り抜けると、植林地の中の道に変わる。少しずつ登って行く道はたいして苦にはならず、台風の吹き返しか、先程から涼しい風が吹いていて心地良く歩ける。

 ピーク762に近づくと、やっと「登っている」と感じるようになる。P762付近から尾根道に雑木が混じってくる。「この付近に ヒルはいるの?」とスパッツをチエックすると、哲郎のスパッツに小さいのが一匹と、何故か道子の軍手に一匹、道子は慌てて退治する。このコース、急な斜面にはロープが備え付けてあり、結構人気のあるコースらしい。と言うか、「京都バス三角点トレック」で4月にこのコースを歩かれたようだ。で、「整備されたのだろう」と道子。

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P762手前の登り P812への登りにロープが

 P812がある平坦な細長い尾根に着き、数年前に「三谷口」と「途中越」の中間にある尾根からヤブを漕いで、この尾根に出て来た地点を探す。ここは地形図にある「・812」地点とは違うようだ。少し進み、尾根が下りかける所の南へ支尾根があり、周囲に雑木が多く見られるので、「ここだろう 前回出てきたのは」と哲郎は少しその尾根に入ってみる。この付近にはミヤマママコナが多く、ちょうど満開、それらを見ながら小休止とする。

 P812からミタニ峠への道を進んで行くと、周囲には雑木が広がり心地良い。「ここの紅葉はきれい だろうな〜」と少し溝状になった道を少しずつ下って行く。この付近は山容が込み入っていて、迷いそうな所だが、溝状の道は明瞭なので迷うことはない。道はどんどん下って行き、麓まで下りて行きそうで、ちょっと不安な哲郎は地形図で確認する。やっと着いた峠、地形図ではここがミタニ峠のように見えるが、ここには標識もなく広場もない。ここはミタニ峠の一つ手前の鞍部で、ミタニ峠へは目の前の斜面を登って行くようだ。以前の記憶がなく「ちょっと計算が くるった」とトボトボと斜面を登って行く、40〜50m登った後、なだらかな雑木の尾根を通り、やっとミタニ峠に着く。

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ちょっと小広いミタニ峠 ミタニ峠からナッチョへ、植林地までは雑木道

 「お昼だ」と小広い峠、ヒルのいないのを確認しザックを下ろしてオニギリを食べる。今日はまだまだ早く「これから ナッチョへ行く」と道子に伝えると「えっ!」と予定になかったようでびっくりしている。峠からナッチョへの道も明瞭な道があり、低いササの中を進入して行く。少しずつ登っているもののたいした勾配でもなく、楽に進める。この付近の「ヒル」はとスパッツをチエックすると、ミタニ峠からの入口で二匹付いていただけで、それ以後はお目にかからない。

 目の前に植林地が広がってくると、最初のケモノ避けネットを開いて植林地に進入する。「開いて」と言ってもネットの出入り口壊れていて、役立たずのまま放置されている。もう苗木も大きく なり、もはやネットはいらないのかも知れない。ネット沿いの道は歩きよくスイスイ進める。「あれ」と目の前にハエの集団、ネットに引っかかったシカの死骸に群れているようだ。ネットを抜け少し登ると、すぐにナッチョ山頂に着いてしまう。付近の木々は成長しあまり展望は開けていないが、大津方面だけの展望で小休止後、小出石へ向かう。

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しばらく続く雑木の道を楽しみ小出石へ 急斜面を下りるとR477登山口へ出る

 百井への分岐を左にとりネットの植林地を抜け、しばらく続く雑木の道を楽しむ。最後に急斜面の下りが続き、植林地を抜けるとR477の登山口に出る。急いだら14:40のバスに間に合うが、近くの河原で涼をとりゆっくりすることにする。河原でスパッツを取ると、少し小さなヒルが二匹、何処で付いてのか分からないが、この付近でもジメジメしたに日は出るみたいだ。「吸われていんし Lucky!」と今日はプラス思考だ。小出石のバス停でのんびりバスを待っていると、いつもと同じように白い犬が道路の真ん中で陣取っている。バスが犬を気にしながらそろそろとやってくると、やおらお尻をあげる。「バスがくるのが 楽しみなんや」と言いながらバスに乗る二人。



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主が命じられると、
あぶの群れが来た。
ぶよが彼らの国中にはいった

【詩篇105−31】
尾根道にはミヤマママコナの群生が


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