魚谷山/惣谷〜魚谷峠〜二ノ瀬ユリ//北山


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魚谷山から柳谷峠に下りる



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2006.4.1 (土) 晴れ    哲・道





駅 行き:北大路バス停 8:23 (京都バス)−白梅橋バス停
駅 帰り:叡電貴船口 − 地下鉄国際会館駅



コース:
白梅橋〜惣谷林道取付〜魚谷峠〜魚谷山〜柳谷峠〜細ケ谷〜豆ケ谷分岐〜堰堤〜滝谷峠〜二ノ瀬ユリ〜(42 道標)〜叡電貴船口




MAP



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 細い雲ケ畑の道をスイスイ走るバス、「慣れていないと 危ないな〜」と思っていたら、左手に見えてきたアーチェリの練習場を通り過ぎて行く。「過ぎた!」と道子が叫ぶと、やっとバスは止まる。白梅橋のバス停、アーチェリをするのか数人の学生とともにバスを降り、ゆっくりと南へ戻って行く。すぐに左手に進入する谷沿いの林道がある。ここが惣谷である。取り付き前の畑では、おじさんが耕運機で土を耕し春の準備中、谷の入口ではガタガタと重機で橋梁改良工事中である。静かな山あいの集落なのに今日は賑やかだ。ここでスパッツを付け林道へ進入して行く。

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左手に進入すると惣谷林道 惣谷林道 雪の間にフキノトウが

 最初は狭い谷間と急な坂が続くが、少し進むと谷も開け勾配もゆるやかになる。明るい林道なので、先日の残った雪の間にフキノトウが顔を出している。もう終わりだろう、花が開きそうだが味噌汁にと少々頂く。道路横の岩にイワナシの花を見つけるが、この寒さ、ツボミはかたいようだ。少し左にカーブした地点から、数人が山に入り木の手入れをしている。皆さん雪解けを待っていたかのように仕事に精を出しているというのに、ノンビリと歩いていていいものかと思ってしまう道子。この付近から惣谷山△633に取り付けるのだろうと注意して歩くが、ここという決め手がなく、とうとう谷道から左へ大きく曲がり尾根に取り付く地点まで来てしまう。

 「まあ 次にしよう」と林道を登って行き尾根に達した頃、惣谷山△633への進入口を見つけるが。「ここから 南へ下って行くと ロスが大きい」と「ここからも 次にしよう」と、今日は消極的である。「Ikomochiさんやったら 何処でも入って行くのんやけど・・・」 「前に惣谷山へ 往復したと書いてあったしなぁ」。林道が尾根に変わると、周囲は植林から雑木に変わり心地良い歩きとなる。

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周囲は植林から雑木に変わり心地良い 桟敷ケ岳の全ぼうが見える

 林道を少し進むと尾根から左手にはずれて、少しずつ下って行く。真っすぐの雑木の尾根にはテープがあり、林道を通らずに尾根を楽しむのだろう。林道はどんどん下って行き、標高差50mを下っただろうか、出合った林道分岐は右にとりP711を巻くように進む。北側の道には残雪があり、その上を歩くことになる。道は徐々に登って行き、再び北へ向う尾根に変わる。この付近から右下に松尾谷の支流を見ながら緑の多くなった尾根を進む。最後にP762を右に巻くと南北に開けた広い尾根に出る。

 北西方面には横たわった桟敷ケ岳の全ぼうが見える。「風もないし 今日はここで昼食や」とオニギリをくわえて、北や南の遠景を楽しむ。昼食後は魚谷峠から魚谷山を目指す。少し進むと魚谷峠手前の左手の雑木林にテープ群があり、ここからも狼峠方面に行ける。地形図で確認すると、ここから松尾谷への破線があり、本当はここが魚谷峠かも知れない。少し北へ進むと魚谷峠の林道分岐に出合う。足元には何処から来たのか一人の踏み跡があるが、右に左にウロウロしているだけで、狼峠や魚谷山へは向っていないようだ。

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昼食後は魚谷峠から魚谷山を目指す 山頂にある松の大木の枝が折れている

 我々は魚谷山へ取り付き、斜面を登って行くが20cm程度の積雪で「滑って歩きにくい」とアイゼンを取り出して装着する。雑木の中を縫って登って行くと、すぐに三角点のある山頂に着く。「三角点 どこかいな」と雪の中を探すと、山頂にある松の大木の枝が折れ付近の雑木を押し倒し、その下にあるのをやっと見つける。下山は東の尾根を少し下り、左手の柳谷峠に降り立つ。ここにも一人の踏み跡があるが、この人も山頂への雪を嫌ったのか引返している。

 峠から細ケ谷へ降りて行くと、雪解けで足場が悪いのでアイゼンを付けたまま谷を下って行く。細ケ谷は雪解け水で勢いよく流れている。狭い谷は所々斜面が崩れ雑木が倒れ、ツル状の木が邪魔をする。こんなに荒れた谷だが、新緑の頃には又、心地良い谷に変わるので自然の力は素晴らしい。今西先生の頭には雪がかかっているが、顔が出てきたので「春がきた!」と喜んでいることだろう。

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新緑の頃は素晴らしい細ケ谷 今西先生も「春がきた!」と
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貴船口へ降りる

 直谷への分岐を真っすぐにアズキ坂の方へとり、新しい堰堤を越え滝谷峠へと細い谷を登って行く。この堰堤、土砂が堆積し伐採された木々が浮かんでいる。堰堤の役目ををしているのかどうか?と思ってしまう。滝谷峠から二ノ瀬ユリに入る。ハイカーの多い二ノ瀬ユリは多くの踏み跡で登山道は残雪の中に一本の茶色の線が続く。ここでは雪道のもかかわらず、多くのハイカーに出会い、やはりこのコースは人気があるようだ。

 貴船山に近づくと、付近の立派なヒノキの大木を伐採中で「作業中 立入禁止」案内があるが、土曜日の今日はお休みのようだ。伐採は間引くようにされていて、二ノ瀬ユリの風情が残っていて感じが良い。樋ノ水峠分岐を過ぎ、道幅が広くなる頃から足に痛みを感じてきた哲郎は、Ikomochiさんが言っていた「42」標識から貴船口へ降りる斜面を慎重に降りる。貴船口の河原で靴下やスパッツを洗い、久し振りのキララ号に乗り帰路に着く。



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どんな種よりも小さいのですが、
生長すると
どの野菜よりも大きくなり、

【詩篇105−31】
シロバナネコノメソウ


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