毘沙門谷〜沢池〜菩提の滝//北山


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毘沙門谷の最後の滝、いつもながら「立派や」



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2007.3.24 (土) 曇りのち雨  哲、道





駅 行き:JR京都駅バス停 7:15(JRバス 620円)−毘沙門橋バス停 
 
駅 帰り:菩提道バス停 12:56(JRバス 720円)−JR京都駅バス停



コース:
毘沙門橋バス停〜毘沙門谷取付〜谷出合〜林道出合〜滝へ〜林道分岐〜谷遡行〜林道終点出合〜林道カーブ地点(赤松漆峠取付)〜林道を左へ進む〜尾根取付伐採地〜沢池北西への分岐〜沢池南への分岐〜赤松漆峠〜沢池北西への分岐〜植林地を下る〜作業道出合〜沢池取付道出合〜東海自然歩道出合〜菩提の滝〜菩提道バス停




MAP



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 今週もまた雨模様、昼までは大丈夫だろうと近場の沢池に出かけ、フキノトウとセリバオウレンを楽しむことにする。早朝のJR京都駅バス、もう春休みなのだろう、多くの人が行きかう。7:15発の周山行のバスは数人の乗客を乗せ出発する。

 毘沙門橋でバスを降り、周囲の山々を見ながら準備する。バス停から直接谷へ進むと沢登りを楽しむ事ができ、哲郎は学生時代に水しぶきを浴びて登ったことを思い出す。ハイキングコースの取付は、バス停から200m北にあり、道路に接する崖に手すりのある進入路を登って行く。R162号線は道が狭く、車がスピードを出して走行しているので注意して取付に向かう。

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手すりのある進入路 雑木の中を歩く 小さな滝が見える

 白い手すりのある進入路を登って行くと、すぐに崖上の道に変わる。道は細いが雑木の中、心地良く進むと、すぐに右下に毘沙門谷の水音が聞こえてくる。しばらく水平に歩いて行くと、右下の谷へ降りて行く分岐があるが、ハイキングコースは直進する。植林地を抜けると、やっと毘沙門谷に出合い、谷の中や谷のそばを歩くことになる。右下に幾つかの小さな滝を見たあと、谷を渡ると林道終点に出合う。

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分岐を左にとる 再び谷沿いの道に 小さい谷ながらも渡渉を楽しむ

 林道を歩いて行くと、左手に大きな滝を見て、しばらくすると林道分岐に出合う。ここで春にはワラビを頂いていたが、斜面の苗木も大きく育ってきている。分岐を左にとると、再び谷沿いの道になる。ここから右に左に何度も谷を渡り、小さい谷ながらも渡渉を楽しむ。そのうち谷を上がり林道終点に出合う。この林道、ミズゴケに覆われているものの、以前のような勢いはない。それでも水分の多い林道はワダチに水が溜まり歩きにくい。

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林道終点にある標識 水分の多い林道はワダチに
水が溜まり歩きにくい
沢池方面へ行く赤松漆峠
への取付

 左手に谷分岐から赤尾に伸びる谷を見て、林道を進んで行くと、林道は大きく左にカーブして山を巻きながら、先程の谷の方へ伸びている。このカーブ地点に沢池方面へ行く赤松漆峠への取付がある。でも今日は「この林道を 進んでみよう!」とこの取り付きを通り過ぎる。日の当たる林道の斜面には、ちょうどイワナシのピンクの花が綺麗で、何度も立ち止まり見入ってしまう。

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この林道を 進んでみよう! 林道から尾根に上がる取付 尾根には標識も目にする

 山を巻く道はどんどん戻っているようにも感じられるが、左手の谷が開け見晴らしが良い。満開のマメザクラを見つけるが、ちょっと背が高くデジカメには撮れなく残念だ。そのうち谷が段々狭くなり、谷の源頭で道は西へと大きくカーブしている。もう尾根は目の前で、よく見ると尾根へと導くテープがたくさんある、昔からこの谷を上がるハイキングコースがあったのだろう、昔のテープもある。林道から尾根に上がると、尾根には踏跡があるので、沢池方面へと進んでみる。何のことはない、たくさんのテープが続き標識も目にする。このコースはたくさんの人に楽しまれているようだ。この道は先程の林道の反対側を山を巻くように続いている。

 結構雑木が多くて、気持ち良い道が続く。そのうち伐採地に出合い、小休止する。広い伐採地「どこへ行くのやろ?」とよく見ると真っ直ぐに進んだ先方の木に、テープがあり助かる。伐採地を過ぎると再び雑木が続き、そのうち広いピークに出合う。地形図を忘れた哲郎は、北山T地図で確認するが、どうやらこの道はぐるりと回ってきて最初の目的地「赤松漆峠」へと伸びているようだ。少し下りながら進んで行くと、「沢池・北側」への標識がある分岐に出合う。

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沢池北側 変形十字路
へは5分
変形十字路の赤松漆峠に着く 赤松漆峠
にある杭
沢池北側
へ戻る

 さらに尾根道を進んで行くと、「変形十字路 5分」と書いた標識に出合う。「変形十字路って 赤松漆峠のことや!」と思い進んで行くと、すぐに赤松漆峠と書いた杭のある峠に着く。毘沙門谷、毘沙門山、梅谷林道、北へ戻って沢池の南へと、確かに変形十字路だ。「今日は まだ時間がある」とまた道を引き返し、先程の沢池北側へと降りてみることにする。

 分岐に戻り、標識通りに進んで行くと、すぐに踏跡は雑木の低木で見えなくなる。「何や 道ないで!」と二人で雑木の斜面をウロウロしていると、古いテープを見つけ「ここで 合っているやん」と斜面を降りて行く。途中で植林地に出合い、踏跡もテープも消え、植林地を右に左にウロウロする二人。結論は「最初の所を 真っ直ぐに降りよう!」と植林地に出合った所に引き返し、降りて行くと何のことはない、雑木に古いテープを見つけ、すぐに作業道を見つける。

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植林地を右に左にウロウロ 作業道を歩く ネットが張ってある伐採地

 細い道は東から北へと植林地の中を進み、目の前に沢山が見える。切り株にテープもあり、これが沢池北西地点への道と分かる。細い道はやや広い道に出合い折り返すと、真新しいネットが張ってある伐採地に出合う。ネット沿い作業道を折り返して行くと、真下に沢池の北端が見えてくる。沢池まで植林地の中を少し降りればばすぐの所だが、我々はこの作業道を北へと進むことにする。斜面を降り切った所で広い林道に出合い、「この道を 北へと進み 今日は鷹峯へでも 行ってみるか」。歩き始めるとポツリポツリと雨、レインウエアや傘を取り出し、林道からアスファルトの沢池取付道へ移動する。「11時過ぎなのに 早い雨やな〜」と行き先を鷹峯から、菩提道バス停へと変更し、」バス便は悪いが道の良い方を選択する。

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真下に沢池の北端が見えてくる 坂尻への分岐を見送る

 雨模様の沢池、人影もなく車の行ききもないひっそりした道を歩き出す。幸い雨は小降りで周囲の景色を楽しみながら歩ける。「バスには十分時間がある」と昼食をとる所を探しながら歩いていると、上ノ水峠への分岐を過ぎた所で林道の入口に作業小屋を見つけ、ここを借りることにする。先程まで鳴いていたウグイスの声も聞こえなくなり、静寂の中、周囲の山々を見ながらオニギリを食べる。「そろそろ」と出発するが、雨は小降りながら降り続いている。この道は舗装されているが、山間の川沿いの道で心地良い、菩提の滝を過ぎ、残り少ないフキノトウを頂いて、ノンビリと菩提道バス停へと歩いて行く。



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写真
雲が雨で満ちると
それは地上に降り注ぐ。
木が南風や北風で倒されると
その木は倒れた場所にそのままにある

伝道者の書【 11−3 】
セリバオウレン


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