トンボユリ〜百井峠//北山


TOP写真
最後は急斜面を登り、炭焼き窯跡に着く



飾り 飾り
2007.3.17 (土) 晴れのち曇り  哲、道





駅 行き:出町柳バス停 8:45発 − 新道小出石 9:19着
駅 帰り:百井別れ 15:14 − 北大路バス停



コース:
新道小出石バス停〜R477号出合〜北滝橋〜北谷出合〜トンボユリ取付〜北尾根/ユリ道分岐〜右俣渡渉〜左俣源頭〜炭焼き窯跡〜南尾根/ユリ道/北尾根分岐〜北尾根/百井分岐〜P686〜ナッチョへの林道出合〜百井〜寂光院道分岐〜百井峠〜百井別れバス停


注意)
トンボユリ中央のテープ群のある分岐地点から百井の倉庫群までは崖沿いの道で数ヶ所崩れていて道が細くなっています。歩行には十分注意してください。




MAP



飾り 飾り 飾り 飾り


 「今日は トンボユリへのユリ道を探索しよう」と朝からネットで京都バスの時刻表を検索する。「あれ〜 8時台のバスないで!」と国際会館駅前小出石行きのバス、大幅に削減されていてがっかりする。「そや 昨日から朽木行き 臨時便があるはずや!」と出町柳へと出かける。

 やって来た8:45分発の臨時便は我々+男性1名=3名で出発する。国道にある小出石バス停で降り、小出石の集落へと向かう。日差しはあるものの、風が当たると冷たい天候、「寒いな〜今日は」と、つい速歩で歩く二人。R477に出合い、左折してR477を百井へとる。そばの高谷川では釣り人が竿を出し、「もう つりの季節なんや!」と春を感じる。日の当たる崖にはスミレが満開で、それを見ながら北滝橋へと進む。ナッチョ登山口や、シャクナゲ尾根の取付を過ぎると、北滝橋に出合う。

写真 写真 写真
北滝橋に出合う 橋の手前から川沿いへ トンボユリのテープ

 トンボユリへは、この橋の手前から川沿いの右の踏み跡を進み、川原へ進入する。川原を進み、最後は植林地へ渡るのだが、今日は水量がいつもより多く、渡れそうな所を探して渡る。植林地を山手に進んで行くと、トンボユリの取付を過ぎ、北谷コースへ入ってしまうので、ここは川沿いに進むと川は分岐し、北谷に出合う。

写真 写真 写真
渡れそうな所を渡る 堰堤の左端を上がって行く 目の前の斜面を登って行く

 北谷を渡たり、分岐からすぐの斜面を登って行くコースがトンボユリ南尾根コース、そこから北谷に入り少し上流の次の堰堤下の河原に降り、堰堤の左端を上がって行くと小さな谷の分岐に出合う。小さな谷を渡り目の前の斜面を登って行くのが、トンボユリ/北尾根コース、この斜面を登る途中で道は二分し、左をとればユリ道コースがある。

写真 写真 写真
斜面を登る途中で道は二分 左をとればユリ道コース 所々で倒木が邪魔をする

 トンボユリも三度目となると、迷うことなく尾根道をとり、分岐からユリ道に進入する。落ち葉で埋まった道は幅広く歩きよい。所々で倒木が邪魔をするので手で 除くが、動かない枝に哲郎はノコギリを出し、これを切って歩く。雑木が続き心地良い歩きが続くが、思ったよりどんどん登っているように思える。下の谷が見えないので、このユリ道は相当高い所にあるらしい。倒木はさらに増え、太い丸太は無理だが、哲郎のノコギリはフル回転、「あ〜疲れた」とやっと植林地の中を歩く。

写真 写真 写真
植林地の中はスイスイと 小さな沢を渡る ほとんど水のない谷を渡る

 植林地の中はスイスイ歩けるが、段々ユリ道が狭くなってくる。小さな沢を渡り植林地を抜けると、左下に谷分岐が見えてくる。見覚えのある谷、道はその谷の右俣に出合う。ほとんど水のない谷を渡ると、目の前の斜面に杉の大木が横たわっている。そこまで行けば、再びユリ道に出合うので、道が崩壊した斜面を注意深く登って行く。「ここは 分かりにくい」と道子。仕方なく引き返し右俣の両岸にヒモでマークを付ける哲郎。「前回 ここに立った時 谷の向こうに 道らしきものが 見えたのは 本当に道だったんや!」。注意すべきは、この地点から谷の中を下らない事だ。

写真 写真 写真
最後は急斜面を登る 炭焼き窯跡に着く 炭焼き窯跡にある
標識

 谷の中の支尾根を少し進むと、枯れた左俣に出合う。ここも渡って、どんどん谷を詰めて行くと、最後は急斜面を登り、炭焼き窯跡に着く。日差しを受け風もないので、ここで昼食とする。冬枯れの谷の木々を見ながらの昼食も終わり、南へ伸びる道を進んで行くと、すぐに南尾根の分岐に出合う。ここから10mも進むと支尾根を登って行く北尾根への分岐がある。「今日は 北尾根のナッチョ登山道からの取付を確認しよう」と尾根道をとる。急な細い尾根、足元には雪が残り「さすがに ナッチョや」と思ってしまう。

写真 写真 写真
南尾根の分岐に出合う 北尾根への分岐 足元には雪が残る

 10分で北尾根コースのあるピークに出合う。右は小出石への北尾根コースなので、左にとり百井へと向かう、狭い尾根を進んで行くと、シャクナゲのある小広いピークに出合う。ここから北へ進むと、すぐに急な下りがあり鞍部に着く。ここが地形図にある・686地点で、北谷を登り詰めた所らしい。左手下には林道が見え、ナッチョへの林道だ。真っ直ぐ登って行く踏み跡、この先はきっと林道からナッチョ登山口にある踏み跡へと続いているのだろう。

写真 写真 写真
シャクナゲのある小広いピーク 分岐を左にとり植林地の中へ すぐに林道に降り立つ

 分岐を左にとり、植林地の中を降りて行くと、すぐに林道に降り立つ。ここは百井からナッチョに向かう林道で、幾つかの林道分岐を過ぎ、道が左へカーブしている地点のようだ、我々は林道を下だり、フキノトウ栽培地のある細い道を通り、橋を渡りナッチョ登山道のある百井分校跡に出る。

 学校で小休止しながら帰路を考える。「百井峠から扶桑橋へ、時間がなければ百井の別れへ行くか!」と腰を上げる。百井集落の道端は雪も溶け、もうすぐ春の野草で賑やかになるだろう。百井青少年キャンプ場を過ぎ百井峠への登りにさしかかると、暗い植林地に残雪が白い。例年ならこのR477の路面は雪で覆われていてツルツルなのだが・・・。

写真 写真 写真
フキノトウ栽培地のある細い道 例年ならR477も雪なのに 地蔵堂で休憩

 哲郎は歩きながら「今日は、なんだかしんどいな〜」、「ノコギリの せいとちゃう!」と道子。昼過ぎから曇ってきて風も強くなり、朝より寒くなってきているようだ。「今日は一日中、汗をかかなかったな〜」。「百井峠に立ち 百井谷を下るには 時間が足りない」と百井別れバス停へ向かう。百井峠を過ぎると道端に地蔵堂があり「バスには 早い」とここでしばらく休息することになる。

 地蔵堂の前を、右に左にと車がよく走り、他府県Noも多く「もう、春なんやなあ〜」と言いつつ小雪の舞うR477を百井別れバス停のに向かう。



飾り 飾り 飾り 飾り


写真
雲が雨で満ちると、
それは地上に降り注ぐ
木が南風や北風で倒されると、
その木は倒れた場所にそのままにある

伝道者の書【 11−3 】
スミレ


連絡


飾り 飾り