芦生(森林軌道散策)//北山


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由良川沿いの紅葉の森林軌道を楽しむ



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2008.11.15 (土) 晴れ  Oさん、小てつさん、Ikomochiさん、哲、道



京都国際会館駅前 〜(車)須後/芦生




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 今日はOさんの案内で、芦生京大研究林にある森林軌道を散策することになる。

 7時に地下鉄国際会館駅で小てつさんの車に、Ikomochiさんと一緒に便乗し鞍馬街道を北上する。鞍馬寺付近には早朝にも関わらずたくさんの人が訪れ、「観光の秋や」と思ってしまう。道端にある温度計が12℃、11℃と今日は暖かいようだ。昨日まで「今日は雨」という予報だったが、今朝の予報は好転し「晴れ」となり喜んでしまう。

 車は快適に進むが、5時起きの哲郎、少々車に酔い気味、それでも佐々里峠を抜けると、左右の山々の黄葉に感動する。佐々里の集落を抜け、佐々里川が由良川に出合うと、右に取り須後の集落の中を走る。すぐに芦生の駐車場に着き、「あ〜やれやれ」と外で深呼吸する。

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芦生の駐車場に着き、「あ〜やれやれ」と 皆んなでストレッチをしてスタート

 目の前の山の黄葉を楽しみながら、皆んなでストレッチをし、ゆっくりと準備する。まだ8時30分過ぎなのに、すでに10台の車が止まっていて、この芦生の森の人気が伺える。8時50分、京大研究林の入口で入山届を出し、Oさんを先頭に由良川を渡り、森林軌道を歩き出す。軌道は由良川の流れに沿って右へ左へと曲がっているので、その都度風景が変わって目を楽しせてくれる。近いと思われた灰野も、「やっと」という感じで着き小休止する。

 Oさんはここで小さな神社にお参りをしている。灰野を過ぎると紅葉も増して、益々快適な歩きが続く。水平な軌道は歩きよく、先頭を行くOさんの足も速いので、写真を撮って歩く哲郎は最後尾となり遅れてしまう。もう一つ哲郎の楽しみ、地形図を見ながら谷や支尾根を確認しながら歩くことだが、今日はとても地形図など見る余裕がない。途中軌道が崩れた所には、立派なパイプの橋があり道子も安心して渡る。「もう10時や」とお腹のすいた早起きの皆んなに、小てつさんが「パンを どうぞ」とハンバーグを差し出す。崩れないように少し硬く焼いた手製のパン、とても美味しく頂きながら歩く。

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その都度風景が変わって目を楽しせてくれる 立派なパイプの橋があり道子も安心して渡る

 「← 迂回路」とある看板を過ぎると、赤崎の「東谷/西谷」分岐に着く。両方の谷に架かる橋は崩れているので、合流点手前で谷に降り渡渉する。先ほどの迂回路は、この崩壊部分の為のようだ。「赤崎東谷の 遡行も面白いで」とOさん、また楽しみが増えた哲郎。軌道は北へ向いてきて、左側に緩やかな山の黄葉を見る。この付近は川幅が広がっていて広い河原も見える。

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赤崎の「東谷/西谷」分岐に着く 作業小屋はないが、ここが小ヨモギ作業所跡

 植林地の中を歩き東に向きが変わると、目の前にメタセコイヤの大木が紅葉している。もう作業小屋はないが、ここが小ヨモギ作業所跡で、黄葉のイチョウの大木もある。左手にP499を見ながら再び大きく蛇行して大ヨモギを通る。次の谷でも軌道は崩れ、谷に降り再び登る。さらに次の崩壊箇所には木製のハシゴが付いているのだが、ちょっと傾いていて滑りそう。先頭を歩くIkomochiさんが、道子に「大丈夫やで」とハシゴを握りしめながら軌道の上をゆっくり渡る。もう少し行くと軌道終点のカヅラ小屋という、軌道上に土砂が積もった所で「今日は ここまで」と引き返すことにする。

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黄葉の軌道を歩く Ikomochiさんが、道子に「大丈夫やで」と

 時々山や川を散策し楽しみながら引き返して歩いていると、まだまだやってくる大勢の人に出会う。「たくさんの人や!」と言っているうちに再び傾いたハシゴに出合い、一人ずつゆっくりと渡る。哲郎が最後を渡ると、目の前で待っていてくれたカップルが渡り始める。この男性は傾いたハシゴをスイスイと渡って行き、女性も同じように渡って行くが途中で立往生、男性が「あ〜だ こ〜だ」と色々言っている風景は「哲郎と道子と同じだ!」と哲郎。「滑るから 危ないしな〜」「見られると 余計に渡りにくいやろ」と、気になるが我々は先を進むことになる。

 もうお昼過ぎ「昼食は 小ヨモギでしよう」とOさん、5人はテクテクと小ヨモギに進む。由良川の北側にある山々は南からの日差しを受け、朝よりも紅葉が鮮やかに見え快適な歩きが続く。次から次へと出会う人々、「ここは 観光地や!」と哲郎。前方にメタセコイヤが見えてきて、小ヨモギに着くが前方から団体さんがやってきて「お昼にしましょう」と言っている。「えらい人数や」と我々は由良川へ下りて行き河原で昼食とする。

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由良川へ下りて行き河原で昼食とする 赤崎東谷/西谷分岐の迂回路の橋を渡る

 小ヨモギを後にして赤崎谷へ近づいて行くと、この付近の由良川の広い河原では、たくさんの人が昼食をとっている。先頭を歩くOさんが「ここに ”の”の字の木がある!」と軌道を降りて行き、「どこへ行くのやら」と思っていると、朝出合った赤崎東谷/西谷分岐の迂回路の橋を渡る。ここから灰野までは少々時間がかかるところであるが、周囲の紅葉を見ながら歩くと苦にならない。でもね〜「人が 多過ぎる」と哲郎。灰野谷の橋を渡りながら、昔この谷の遡行で時間がかかり、二軒茶屋の御夫婦に国際会館駅まで送って頂いたことを思い出す。

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灰野谷の橋を渡りながら 由良川の橋を渡って終わりとなる

 いつまでもあきない森林軌道の散策も、由良川の橋を渡って終わりとなる。すでに満杯となった駐車場に着き、小てつさんが用意してくれたビールで喉を潤す。運転手の小てつさんは、アクエリアスと気の毒なことだ。途中休憩し、山談義で大いに盛り上がり「満足いく1日やった」と広河原を後にする。



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主の木々は満ち足りています。
主の植えたレバノンの杉の木も。

詩篇 【 104:16 】
小てつ製新兵器で渡渉を楽しむ


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