大文字山/JR山科駅〜火床〜鹿ケ谷//北山


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火床に立つといつもは市街地に吸い込まれそうだが、
モヤがかかっていては・・・



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2008.12.30 (火) 晴れ  哲、道

駅 行き:JR京都駅 − JR山科駅
駅 (参考)帰り:東天王町バス停 − JR京都駅


コース:
JR山科駅〜毘沙門堂〜大文字山登山口〜分岐〜尾根出合〜トレイル出合(44-2)〜トレイル(45)〜大文字山三角点〜大文字火床〜静かな森〜哲学の道出合





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 今年最後の山行きは哲郎が風邪を引いているので、「愛宕さんでも・・・」、結局寒くない大文字山となる。ゆっくり来たつもりだが、それでもJR山科駅に9時に着き、早速東側にある地下のトンネルを潜り北側の住宅地に出る。

 毘沙門堂への道に出合い住宅地を北へと進む。周囲の家々は大きく立派な家が続き、10年前と余り変わっていないような気がする。門前に「ご自由にどうぞ」と剪定した松の立派な枝が置いてあり、それを門松にと持ち帰る人・・・、「ちょっとこの付近は 別世界のような感じがするな〜」と二人は疎水の橋を渡って行く。しばらくすると毘沙門堂に突き当たるので、左手の川沿いの車道を取る。

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毘沙門堂に突き当たるので
左手の川沿いの車道を
「大文字山→」の標識に従い右にとる

 すぐに山科聖天さんの下を通ると「確かこの付近に フキが・・」と食べ物の記憶はよく残っているもので、二人は道端のフキの葉を見る。毘沙門奥橋を渡ると、すぐにたくさんの標識がある分岐に出合い「大文字山→」の標識に従い右に取る。道はすぐに山道に変わり、右手に野外教育施設を見ながら川沿いを歩いて行く。このコースは久し振りなのだが、JR山科駅から何も変わっていないので、久し振りという感じがしない。一人の青年がジョギングしながら追い越して行く。このコースはジョギングも出来るハイキングコースのようだ。

 道の左右には植林地が広がり、以外に静かなので市街地の山とは思えない。しばらくは川沿いの道をゆっくり歩くのだが、勾配がゆるく疲れを感じさせない。それでも汗をかいてきたので、二人は上着を脱ぐことになる。斜面にはアオキの木が目に止まり、足元にはフユイチゴが実って「10年前と一緒や!」と実を口に入れ味わう。

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しばらくは川沿いの道をゆっくり歩く 2回木橋を渡ると植林地の中
広々とした谷分岐に出合う

 谷分岐に来ると林道は終わり、笹の小道と変わる。分岐と言っても右はヤブで進めそうもないが、ちょっと覗いてみて「何処へ行くのやろ?」。今日は地図も地形図も持参していないので、ヤブの探索はなしとしよう。このコース「フユイチゴとワラビだけ覚えてる」と言っているうちに、川沿いに群生するワラビの横を通って行く。

 谷も細くなり、2回木橋を渡ると植林地の中、広々とした谷分岐に出合う。右にも進めそうだが、ここは左のハッキリした道を取り、しばらく植林地を登って行くと、最後は尾根に突き当たり、少し登ると尾根道に出合う。この尾根道と出合い、逆コースで山科へ下る場合、分岐に標識がないので注意が必要だ。尾根に乗ると道幅が広くなり歩きやすくなる。後から又ジョギング中の男性が追い抜いて行く。

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最後は尾根に突き当たり
少し登ると尾根道に出合う
トレイル「東山 45」の分岐

 少し歩くと、トレイル道に出合い「東山 44-2」の標識に出合う。ここまで来るとハイカーも多くなり、大文字山で必ず人に出合うだろう。雑木の尾根を心地よく進んで行くと、トレイル「東山 45」に出合う。左手を下りて行けば、桜門の滝がある静かな森を下り鹿ケ谷に出る。大文字山へは、前方の坂を登り切った所を左に取ればすぐに山頂に着く。山頂から京都市内の南部や遠く西山が見渡せるのだが、あいにくカスミがかかって遠くまで見渡せない。小休止後、火床への道を取る。

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山頂から京都市内の南部や遠く西山が 大文字山火床を降りる

 途中にある溝状の道は、滑りやすいので注意して下ると、すぐに火床の上に出る。少し下って行くと、段々と京都市街地が大きく見えて来るが、「今日は モヤモヤしているな〜」と、ちょっと残念。少し下りて行き「大」の字の中央の所に来て小休止する。まだお昼前だが、「オニギリを食べよう」と場所を探すが、今日は風があり冷たいので、火床を下りてから食べることにする。右手に進んで行けば銀閣寺への道に通ずるが、「大」の字の二画目を下りて、鹿ケ谷へ下山することにする。

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小鳥がさえずる静かな森なのだが 何ともあっけなく鹿ケ谷の車道に降り立つ

 火床を抜けると、鈴かな木立が広がる森へ出るので、ここで昼食とする。小鳥がさえずる静かな森なのだが、時々、救急車のサイレンが遠くで聞こえる。「近郊の山 だからな〜」。昼食後はゆっくりと鹿ケ谷へのハイキングコースを取る。すぐの岩場にあるロープにはびっくりするが、「より安全に」と付けられたのだろう。この道は谷道で、左右の斜面を一度見たきりで、先方に建物の屋根を見ることになる。何ともあっけなく鹿ケ谷の車道に降り立つ。

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橋を渡り、「哲学の道」に出合う 観光客に混じって疎水沿いを南禅寺へ

 急な車道を下りて橋を渡り、「哲学の道」に出合う。「今日は歩き足りないので 四条まで歩こうか」と二人は観光客に混じって疎水沿いを南禅寺へ歩き出す。



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木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記【14−7】
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