十三石山/早刈谷〜氷室//北山


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満樹峠への道はササが枯れているものの、雑木が続き心地よい



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2008.9.15 (月:祝) 曇りのち小雨  哲、道



駅 行き:北大路バス停 8:43 − 市ノ瀬バス停
(京都バス 出町柳 8:30 始発「岩屋橋」行)
駅 帰り:鷹峯源光庵前バス停 14:13 − 北大路バス停


コース:
市ノ瀬バス停〜早刈谷林道取付〜小さな林道ゲート〜十三石山尾根コース取付〜(早刈谷)谷を渡り植林地を登る〜十三石山登山道出合〜十三石山〜満樹峠〜氷室/ダラノ坂/山幸橋分岐〜氷室/小峠分岐〜氷室〜氷室神社〜長坂峠〜京見峠〜鷹峯〜鷹峯源光庵前バス停





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 「また 雨や!」という予報、予定した比良をあきらめ近郊の山へ。「ツリフネソウ アキチョウジを見て 帰りにムカゴでも」と出かける。

 北大路バス停でやって来た「岩屋橋」行の小型のバスに乗ると、乗客は少なく登山客だろう、最後尾の座席の二人は、桟敷へ行くのであろうか?。高橋バス停を過ぎ山間部へ入ったバスは、スイスイとスピードを上げ狭い道を走り出すのだが、この道に慣れているのであろう、対向車が近づいてくるとピタリと止まる。道路に沿ってクネクネと流れる鴨川、「水が 少ないな〜」とのぞいているうちに、集落が見えてきて市ノ瀬バス停に着く。

 バス停を数十m戻り、早刈谷の林道入口の坂で準備する。坂を下って橋を渡ると、すぐ山沿いに登って行き、早刈谷に出合った所にお地蔵さんがあり、道もなだらかになる。すぐにゲートを通り過ぎると、左下の谷へ下りて行く十三石山の尾根コース取付を見る。「木にテープがあるので みんな分かるやろ」と、ちょっと谷をのぞき込み、今日は真っ直ぐに林道を進むことにする。

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バス停を数十m戻ると
早刈谷の林道入口
ゲートを通り過ぎる 谷を渡ることにする

 道は谷に沿い南へ伸びていて、日が当たるので谷沿いに野草も多いはずだが、「あれ! 咲いていないな〜」と林道にツリフネソウは全く見当たらない。前回来た時は道端や谷の中までツリフネソウに埋もれ、見飽きるほど咲いていたのに、もう終わったのか?、これからなのか?、分からないが何も咲いていない。おまけにアキチョウジも咲いていなくて、「草刈でも あったんやろか」とちょっと残念。今日は足元に咲くゲンノショウコのピンクが美しく見える。

 やっと、山の斜面のクサアジサイを見つけ「あ〜 やれやれ」と見入る。満樹峠への林道を中間辺りまで来た時、谷に丸太の橋があり、対岸の斜面に作業道を見つける。地形図で確認すると「ここを 登って行けば 十三石山の尾根コースを登り切った所に 出るらしい」と言うことで、「野草も咲いていないし ここを登ろう」と二人は谷を渡ることにする。

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丸太の橋を渡る すぐに作業小屋に出合う 小屋の丸太を渡る

 小さな枯れ谷に沿った作業道を登り始めると、すぐに作業小屋に出合う。ここで谷は二分し作業道も薄くなっているので「さて 左右の谷沿いか 真ん中か」と、結局、中央の植林地を登ることにする。薄いジグザグの踏跡を辿って登って行くが、植林地が続いているので助かる。標高450mを過ぎると上の方に雑木が見えてきて、明るくなってきたので、尾根は近いと感じる。

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薄いジグザグの踏跡を辿って登って行く 雑木の中へ入って行くと踏跡はなくなるが

 雑木の中へ入って行くと踏跡はなくなるが、ヤブを漕ぐこともなく登って行くと、尾根にある登山コースに出合う。標高は490m以上あるので、地形図で現在地を確認できる。

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尾根にある登山コースに出合う ササの枯れた尾根道を 十三石山の取付に着く

 尾根道を右にとり、ササの枯れた尾根道を歩いて行く。道子の携帯にメールが入ったので、この付近は携帯OKのようだ。すぐに十三石山の取付に着き、尾根から遠くに愛宕山を眺める。ついでに分岐から一分の十三石山に寄ってみるが、京都方面はガスがかかって、比叡山も霞んでいる。「雨が 降らないうちに」と氷室に急ぐことにする。

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十三石山 京都方面はガスがかかって 満樹峠

 十三石山から満樹峠への道は、ササが枯れているものの雑木が続き心地よい。「近郊なのに きれいな雑木や」と、この付近の緑は残しておいてもらいたいものだ。満樹峠からは少し登り南へ取る。少し歩いて行くと四辻に出合う。真っ直ぐは「氷室」だが、右へ取ると「ダラノ坂」、左は「山幸橋」と標識がある。ここは標高460m付近で十三石山が495mなので、ここまで余り下っていないようだ。昼には少し早いが、いつものように、ここで昼食となる。

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ここで昼食となる 木道も朽ちて歩けない 京都トレイル道に出合う

 昼食後、氷室に向かって歩き出すが再び四辻に出合う。今度は右は「ダラノ坂」、左は「小峠」とある。ここを真っ直ぐに進むと、道は下りだし植林地の中へと降りて行く。木道も朽ちて歩けなくなり、その横の植林地の中を歩いて行くと、京都トレイル道に出合い(北山 63)すぐに氷室の集落の中へと入って行く。

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道端にはコスモスの花が咲く 氷室神社を過ぎ「さあ ムカゴだ!」

 目の前の田んぼでは、刈入れの機械が動いていて、道端にはコスモスの花が咲く。いつもよりコスモスが綺麗に咲いているので、この付近の野草は遅れているのであろう。ダラノ坂からの道に出合い左に取り、京見峠へと向かう。氷室神社を過ぎ、「さあ ムカゴだ!」と収穫を始めることにする。しかし粒が小さく「どれもこれも 小さいな〜」とあきらめることにする。それでもフェンスの端に来て、ほどよい粒を見つけたので、結局粒の大きいものを探して、やっとムカゴ御飯の具となる。

 田んぼの用水路、いつものイモリは見えないが、咲いているアカバナを見てホッとする。「今日は 雨模様だ」と舗装道を歩くことにし、城山への長い坂を登って行く。城山の取付を過ぎ、アンテナの横を下って行くと、時々「雨や!」と、しずくを感じるようになるが、もう舗装道が続いているので、二人とも安心してゆっくり歩く。長坂峠に出合うと、細い山越えの道なのに、いつものように車が多い。京見峠を過ぎ「今日は 京見峠茶屋によろう」とビールを期待していたが、今日も閉まっていて残念。氷室分岐道へ入らす、又ガードの切れ目から斜面を降りるハイキング道へも入らず、新道を進むことにする。

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アカバナ ここは左へ 長坂道の標識

 雨がきつくなってきたので、二人は傘を取り出しさして歩く。この新道、右に左にクネクネと蛇行しているので、結構時間がかかってしまう。道路沿いのムカゴはまだまだ先のようだ。釈迦谷山取付を過ぎると、やっと家が見えてきて、目の前をバスが通り過ぎる。「えっ! バス! こんな細い道に!」と言っているうちに、バスは停止し、バックのまま、ゆっくり戻ってくる。「姫路ナンバーでは しようがないか」。

 「雨は降るし バス停に屋根はないし」と思っていると、光悦寺の横の家に大きな庇を見つけ、ここを借りてゆっくりと後始末をする。やっと引き返してきたバスを追うように、鷹峯源光庵前バス停へ歩き出す。



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その地が実を結ぶなら、
あなたがたは満ち足りるまで食べ、
安らかにそこに住むことができる。

【レビ記 25−19】
道端にはコスモスの花が咲く


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