親父の山歩き報告 (NO.35) NO.2 8月4日
初心者オヤジ今回は八峰キレット(鹿島槍〜五竜岳)縦走 |
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一夜明けて御来光 礼拝、合唱、 |
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2009年 8月3日(月)〜 5日(水) 洛西オヤジ
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◆ こんにちは、洛西伊達オヤジです。前回は悪天候の中エライ厳しい歩きでした。二度続けて雨の歩きは勘弁してくださいと、フアンのお天気キャスターのお姉さん(関係ないのに)に手を合し、後立山連峰の鹿島槍から五竜岳に縦走してきました。三大キレットの一つ八峰キレットです。キッカケはNHKの日本の名峰で鹿島槍が放映されていて、立山連峰、特に劔岳の雄大な山容を見てみたくなり、1000円割引あてこんで、日曜日の夕方信濃の大町に向かいました、今回のコースです。
◆8月4日
5時前に鹿島槍めざして出発です、朝露に濡れながらエッチラです。でも展望が気分を和ませてくれます、なんとかこのままもってくれー、やがて布引山が近づく稜線、オヤジが求めていた展望が開けます、綺麗やー雄大やー人間はちっぽけやー。 布引山に到着、予定より遅れ気味、ヘタクソ写真ばかり撮っています。前後に結構歩いている人達がいます、冷の小屋で見かけた顔ばかり、みなさん展望に満足そう。しかしいつ変わるか、誰かの心と山の天気、(オヤジがいったのではないです)先を急ぎましょう、やがて、鹿島槍、南峰、まだ良い天気ですが、時々ガスが現れ視界をさえぎります。居合わせた年配のご夫婦にシャッターを頼みます、目指す五竜はまだ遠くガスで見えません。
そんな時、花に詳しい二人連れの女性が到着、布引山でブロッケンを見たとの事、写真にも撮りましたよ、と見せてもらいました。これが又メチャクチャ高級な一眼レフの写真もグー、結構長い時間現れて写真に撮れたとのこと、オヤジはまだ一度も遭遇していないので、残念やったなーでも今日はガスが出て条件が良いので、気をつけているとまだ見られるかもとのことです。 花の先生とは別れて先に北峰に向かいます、結局何処から来られていたのか聞きませんでした、言葉の感じでは関東の方だと思うのですが。北峰までは約30分ぐらいでしょうか、典型的な吊尾根を進みます。このタイミングでガスが出て来ました、ガスは出たり消えたりの一日でしたが、北峰でのガスはラッキーでした、と結うのも展望は利きませんし、山頂も南峰に比べてマイナーな感じで(急ぐ人は来ないみたいです)標識もボロボロ。
でも初めて遭遇したんです、ブロッケン現象、先に来ていた5人ぐらいのグループの人達が「出た出た、そこそこ、ほら」と言われるので、見ると確かに虹の輪が、数秒で消え、又しばらくすると、今度はもう少し大きくしかも上部に現れました。(このタイミングが、一番良かったのですが)オヤジは初めてなので、手など振って輪の中の影を確認していましたが「あかん、写真や、写真や」と慌ててカメラ構えた時にはすでに消えた後でした。 残念、虹のごとくとは正にこのことやなあー、とリュックを背負い歩き出した。時又現れてくれたんです。今度はさっきより小さく位置も悪かったんですが、とりあえず撮りました。ほんの数秒でしたので残念ながらイマイチの写真に(全部そうやろー)なりました。 気を取り直して八峰キレットに進みます、今までとは違って俄然厳しいコースに変貌してきます。ぎゃーしんどい、こわいーいややーつらいー、コースの中ほどにあるキレット小屋の手前になると、クサリ、ハシゴが出てきます。写真撮ってる余裕はなく、歩きも当然ペースダウン、北峰から1時間半でキレット小屋に到着、よくぞこの位置に建ててくれたと思わす小屋です。
朝買ったお茶がなくなりそうだったので、小屋に寄って買いました。1L\300充分値打ちがあります。小屋も綺麗でしっかりした建物、キレットの丁度中ほどと結うこともあり、五竜山荘を今朝出発してきた人とすれ違う事が多くなります。お互い情報の交換、「小屋は込んでましたか、この先どうです、キツイですか」聞きたいことは皆同じみたいです。休んでいるオヤジに挨拶して単独の女性が先に行かれました。 冷池の山荘で見かけた女性で東京からだそうですが、お年はオヤジより少し上かなあ〜と思われますが、この女性がまーパワフルなんです、ガンガンキレットを進んで行きます。後を追いかけるオヤジ、とてもついていけません。緊張の続く中、先の女性が休んで食事中です。オヤジは先に進みましたが、ものの30分ほどで女性が追いつきました、先に行ってもらいます。丁度12時オヤジも昼食です、キレットの斜面で予定どうりラーメンを炊いて昼飯、昼飯、がんばって水持ってきたもんねー、天気がなんとかもちそうな感じ、少し時間をかけて食事、よーし行くぞー。 北尾根の頭、G5−G4ーキレットが続きます、一番きつかったのは五竜岳への登りです、これは、きつかったです。バテが足に全部きたーと結う感じです。息絶え絶えに五竜山荘への分岐、リュックを置いて五竜岳山頂へ3分ぐらいで到着、残念360度ガスッています。山頂には4〜5人の人達がガスの消えるのを待っている様子です。東京の人達でご他聞にもれずいろんな山を歩いておられます。
オヤジももう小屋は近いので、やれやれ、と同じくガスの晴れるのを待ち、いろんな話を聞かしてもらいました。特に面白かったのは高尾山の話で、外人さんに大人気だそうです。なんと30分以上話を聞かせてもらっていましたが、結局ガスは晴れずに諦めて小屋に向かいます。あと少しと結う気の緩みを引き締めて、小屋を目指します。やっと到着なんと冷池山荘を出発してから、10時間が経過、まあー聞きしにまさるコースです。
さすがに小屋は満員でも昨晩よりはまだマシとの事、上段部屋でなんとか布団一枚に一人まだ余裕はあります、全部で6人です。後の5人はグループで若い礼儀正しい若者たちです。リーダの人も明るい人で楽しい時間をすごせました。夕食は名物のカレーライス、確かにおいしいです。オヤジお代わりして、満足、お腹ポンポン、まだ明るいので外に出て缶ビール片手に夕景をみんな楽しんでいます。オヤジは飲めないので、おつまみいただきながら、山の話の聞き役です。やがて暗くなります、ぼちぼち部屋に帰って寝ることにしましょう。それにしても今日はよー歩いたなあー。 【 記: 洛西オヤジ 】 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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