親父の山歩き報告 (NO.37) NO.1 9月25日

初心者親父、白馬岳から唐松岳への稜線歩き
三大キレットの最後、不帰ずキレットに挑戦


何とか山頂です、出会った親子連れの方にシャッター依頼



2009年 9月25日(金)〜 27日(日) 洛西オヤジ






◆ 今日は、洛西オヤジです。今年はこれで最後かな〜(いやもう1〜2度行きたいな〜無理かな〜)又奥の山行きの報告させてもらいます。三大キレット最後になった不帰ず(帰らずと読むらしいです、ふがえり、とか、戻れず、とかゆう人もいるみたいです)どっちにしてもエライ物騒なコースみたいです。又ヘタクソ写真、師匠にご面倒かけてなるべく沢山載せてもらい、報告させてもらいます。毎度の事ながらオヤジと一緒に歩いて疲れてもらい、チョッピリ感動してもらえたら幸いです。


(コース)
▼(一日目)9月25日(金) ⇒ 9月25日(金)へ
JR松本駅(大糸線、南小谷行き)7時01分−南小谷9時15分着−タクシー栂池高原ゴンドラ乗り場−栂池自然園(登山口)10時20分スタート天狗原11時20分−乗鞍岳山頂12時15分−白馬大池山荘12時45分−小蓮華山頂14時20分−三国境15時−白馬岳山頂15時50分−(宿泊)白馬山荘16時20分

▼(二日目)9月26日(土) ⇒ 9月26日(土)へ
白馬山荘出発5時−杓子岳6時40分−鑓ヶ岳(白馬)7時45分−鑓温泉分岐8時15分−天狗山荘8時40分−天狗の頭9時20分−天狗大下り10時−不帰ず一峰11時17分−二峰北峰12時30分−二峰南峰13時10分−唐松岳山頂14時−唐松岳頂上山荘14時30分(宿泊)

▼(三日目)9月27日(日) ⇒ 9月27日(日)へ
唐松頂上山荘6時45分出発−八方尾根丸山7時25分−八方池8時20分−八方山荘(リフト乗り場)8時55分−リフト乗り場着9時25分−バスターミナル−JR白馬松本、名古屋、新幹線で京都、帰宅



◆(一日目)9月25日(金)
 今回はいつもより時間が無く、前日の夜に松本入りで駅前のビジネスホテルに宿泊しました。実は今回のプランニング(そんなカッコつけるほどのもんとちゃうやろ)で、オヤジは又えらい勘違いしまして(いつものこっちゃ)JR大糸線、南小谷行きの列車がもっと早い時間にあると思い、朝早くホテルを出て駅に向いました。

 コンビニで朝食昼食のおにぎり買い込み、駅に着いたのですが、目的の南小谷の電車はズーと後の7時01分発、それまでの電車は、信濃大町や有明止まり、あちゃーオヤジのやることはこんなもんや。結局、南小谷の駅に着いたのは予定より大幅に遅れた9時20分ごろ。幸い1台だけ停まっていたタクシーに飛び乗り、栂池公園ケーブル乗り場に。上の栂池自然公園(登山口に)着いたのは、もう10時半ごろ、えらいこっちゃで、目的の白馬山荘まで7時間ぐらいかかるのちゃうやろか、オヤジの歩きやったら8時間、わー6時回るがな。

 いつもやったら、さーエッチラオッチラいきますかーなどと、のんきな事ゆうて登り出すのやけど、そんな悠長な事ゆうてられへん、ドタドタ、シンドイ、えらい、息が切れる(そんな事ゆうても、オヤジの歩きではしれてます)

栂池自然公園ビジターセンター
裏側に登山口があります
予想外の紅葉にビックリ

 それにしても、思いがけないほど綺麗な紅葉が、オヤジの目に飛び込んできます。後で聞いた話だと、例年より10日ほど早い紅葉の状態だそうです。(ラッキー)アカン見とれている場合かいな、急がなアカン、ヨタヨタ、何とかたどり着いた、天狗原、綺麗やーええ感じやー

天狗原 乗鞍岳への分岐

 此処から栂池コース名物大岩銀座、こんな石何処から涌いてきたんや、ヨタヨタ、岩の上をヘッピリ腰で何とか通過、乗鞍岳の広い山頂に。どこか、鈴鹿の山を思い起こさす風景です(そういえば、鈴鹿もごぶさたやなあー)

大岩銀座、歩き難いなー急いでるのに 白馬大池です

 時間は12時を過ぎています、おにぎりを食べながら落ち着かないオヤジ。前方大池の方から来た親子さんにシャッターを頼みました。「白馬大池までは、まだ大分掛かりますか」と失礼な、おにぎり食べながら聞くオヤジ、「いえもうすぐですよ、すぐに池が見えてきます」と教えてくださり、そのまま風のごとく降りて行かれました。広い広い、山頂の草原での出会い一期一会の世界です。

 なに気取ってるのや、はよいかんとアカン、お茶を歩きながら飲んで先を急ぐオヤジです。すぐに前方に青い山上湖としては大きな池が現れました、白馬大池です、小屋も見えています。時間があればもう少し池の周りを巡ってと、行きたいところですが先を急ぎます。次は小蓮華岳を目指します、リュックを下ろすことも無く先へ進むオヤジ。

同じく、白馬大池です
綺麗ですー日本画の世界です
足の痛みに耐えているオヤジの前に
秋真っ盛りの風景

 そんなオヤジに突然アクシデントが、小屋から少し上りだした所で左の大腿部に激痛、最近時々睡眠中や、ウオーキング途中にもなるこむら返り、よりにもよって、こんなところで。やはり能力以上にスピード上げたからかなあー。大きな石に腰掛けて、左足をピーンと伸ばして激痛に耐える事2〜3分。もういいかなあと立ち上がって屈伸した途端、先ほどより強烈な痛みがきて、その場に横たわり「いたあー、カーチャン足引っ張ってくれー」たすけてー師匠ー痛いー、今度は5分以上ジーと耐えて、少し痛みが和らいだので恐る恐る立ち上がり歩きました。何とか痛みは治まったようで、まだ違和感がありますが、ストック頼みの歩きでボチボチ進みます。ヨタヨタが、これまで以上にヨレヨレになり仕方ありません。

 15分以上変な歩き方をしていましたが、何とか収まったみたいで、ホットしました一時はどうなんのやーとゆう感じでしたが、何とか進めそうです。それにしてもこんなに起きるこむら返り、なにか原因あるのやろな〜と思いつつヨタヨタ。たどり着いた小蓮華岳は、立ち入り禁止のロープが張られ通過、それにしてもお天気は嬉しい状態が続いています。前回行った五竜、鹿島槍、立山方面、景観がなんとかオヤジを激励、三国境を過ぎて白馬山頂まで最後の登り、ぎゃーシンドイ、いやや、とヨタヨタと登るオヤジです。

足に不安抱えてヨタヨタと稜線を行きます エライ事になってます、小蓮華岳

 やっとたどり着いた山頂、沢山の人が景観を楽しんでいます。シャッターを頼んでやれやれ、途中アクシデントがありましたが、何とか予想していたより早く到着、痛みも治まってくれています。景観を楽しむのもそこそこに小屋に向かいます。混み具合心配しましたが、さすが日本一デカイ小屋、一部屋二人でした。地元松本の人で最近山歩きを始められたとか、例に拠って山の話いろいろ聞きながら小屋の時間が過ぎていきます。さー明日はいよいよ強烈8〜9時間の歩きです、早く寝ましょう。

前回歩いた五竜、鹿島方面 白馬山頂です
まだチョット左足気にしています
山荘の前から毛勝三山とゆうそうです お馴染みの劔岳



               【 記: 洛西オヤジ 】